李娜
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![]() 李娜 | ||||
基本情報 | ||||
国籍 |
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出身地 | 同・湖北省武漢 | |||
生年月日 | 1982年2月26日(42歳) | |||
身長 | 172cm | |||
体重 | 62kg | |||
利き手 | 右 | |||
バックハンド | 両手打ち | |||
ツアー経歴 | ||||
デビュー年 | 1999年 | |||
ツアー通算 | 7勝 | |||
シングルス | 5勝 | |||
ダブルス | 2勝 | |||
生涯獲得賞金 | 16,709,074 アメリカ合衆国ドル | |||
4大大会最高成績・シングルス | ||||
全豪 | 準優勝(2011) | |||
全仏 | 優勝(2011) | |||
全英 | ベスト8(2006・10) | |||
全米 | ベスト8(2009) | |||
4大大会最高成績・ダブルス | ||||
全豪 | 2回戦(2006・07) | |||
全仏 | 2回戦(2006・07) | |||
全英 | 2回戦(2006) | |||
全米 | 3回戦(2005) | |||
キャリア自己最高ランキング | ||||
シングルス | 4位(2011年6月6日) | |||
ダブルス | 54位(2006年8月28日) | |||
2011年7月4日現在 |
李 娜(リー・ナ、ピン音表記: Li Na, 1982年2月26日 - )は、中華人民共和国・湖北省武漢 出身の女子プロテニス選手。2011年の全仏オープン女子シングルス優勝者。自己最高ランキングはシングルス4位、ダブルス54位。これまでにWTAツアーでシングルス5勝、ダブルス2勝を挙げている。右利き、バックハンド・ストロークは両手打ち。身長172cm、体重62kg。
来歴
8歳からテニスを始める。1999年にプロ入りし、その年から女子テニス国別対抗戦・フェドカップの中国代表選手となったが、2002年7月に「ワールドグループ・プレーオフ」でロシアに5戦全敗で敗れた後、しばらくテニスから遠ざかった時期があった。2003年は全くプレーしなかったが、2004年5月に復帰してから急成長を始める。李娜は2005年の全豪オープンで4大大会にデビューし、第4シードのマリア・シャラポワとの3回戦まで進出した。2度目の4大大会出場だった全米オープンでは、1回戦で第2シードのリンゼイ・ダベンポートに敗れる。
2006年に入ると、李娜はさらに目覚ましい躍進を遂げ、WTAツアー大会でも上位に進出するトーナメントが増えた。全仏オープンでは初出場で3回戦に進出し、準優勝者となったスベトラーナ・クズネツォワに敗れたが、ウィンブルドンでは3回戦でそのクズネツォワを 3-6, 6-2, 6-3 の逆転で破り、続く4回戦では全仏でベスト4入りしたチェコの17歳、ニコル・バイディソバに 4-6, 6-1, 6-3 で勝ち、中国選手として史上初のウィンブルドン8強進出を果たした。それまでの中国選手の4大大会シングルス成績は、鄭潔が2年前の2004年全仏オープンで4回戦進出を記録したが、李娜は鄭潔を上回る「ベスト8」を“テニスの聖地”ウィンブルドンで実現させた。初舞台となった準々決勝では、センター・コートでキム・クライシュテルス(ベルギー)に 4-6, 5-7 で敗れた。
ウィンブルドン選手権の後、7月15日-16日にかけて女子テニス国別対抗戦・フェドカップの「ワールドグループ・プレーオフ」が中国の首都北京で開かれ、中国はドイツを「4勝1敗」で下して2007年度のワールドグループ出場権を獲得した。李娜はシングルス2試合に勝利を収め、中国にとって初めてのワールドグループ進出に大きく貢献した[1]。全米オープンでも李娜は4回戦まで勝ち進んだが、第3シードのシャラポワに 4-6, 2-6 で敗れた。
2007年全豪オープンでは、李娜は4回戦で第6シードのマルチナ・ヒンギスに 6-4, 3-6, 0-6 で逆転負けした。その後胃腸の病気や、右肋骨の疲労骨折を患い、6月以後の試合に出場できなくなる。2008年1月、彼女は半年ぶりの復帰戦となるオーストラリア・ゴールドコースト大会の決勝でビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)を 4-6, 6-3, 6-4 で破り、4年ぶりのツアー2勝目を挙げた。
8月の北京五輪で、李娜は女子シングルスのベスト4に進出する。準決勝でディナラ・サフィナ(ロシア)に敗れた彼女は、準決勝敗退選手2名による「銅メダル決定戦」でもベラ・ズボナレワ(ロシア)に 0-6, 5-7 で敗れ、地元選手としての銅メダルを逃した。この後全米オープンでも2年ぶり2度目の4回戦に進み、第5シードのエレーナ・デメンチェワに 4-6, 1-6 で敗れた。2009年は全米オープンで初のベスト8進出があり、中国人選手としての全米オープンシングルス最高成績を出した。2006年ウィンブルドン以来となる準々決勝の舞台では(その時と同じ)キム・クライシュテルスに 2-6, 4-6 で敗れ、ベスト4入りを逃した。
2010年の全豪オープンでは、李娜と鄭潔の2人が女子シングルスのベスト4に入った。シングルスでのベスト4は中国では史上初、アジア全体でも伊達公子(現・クルム伊達公子)以来史上2人目だった。李娜は4回戦で第4シードのキャロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)、準々決勝で第6シードのビーナス・ウィリアムズ(アメリカ)を連破して勝ち進み、初進出の準決勝で第1シードのセリーナ・ウィリアムズに 6-7(4-7), 6-7(1-7) で敗れた。鄭潔も準決勝でジュスティーヌ・エナン(ベルギー)に敗れたため、中国勢初の4大大会女子シングルス決勝進出はならなかった。
2011年のメディバンク国際でキム・クライシュテルスに 7–6(3), 6–3 で勝利してツアー4勝目を挙げた。2011年全豪オープンでは、準決勝で世界ランキング1位のキャロライン・ウォズニアッキを 3–6, 7–5, 6–3 で破り、アジア全体でも史上初となる女子シングルス決勝進出を果たしたが、クライシュテルスに 6-3, 3-6, 3-6 で敗れ優勝はならなかった。
2011年全仏オープンで李娜は全豪に引き続き決勝に進出する。決勝では前年優勝者のフランチェスカ・スキアボーネに 6–4, 7–6(0) で勝利し、4大大会初優勝を果たした。アジア人としても男女を通して初優勝になる。大会後のランキングでは自己最高の4位に上がった。
2012年はシドニー大会で2年連続の決勝に進出したがビクトリア・アザレンカに 2–6, 6–1, 3–6 で敗れ連覇を逃した。全豪オープンでは4回戦で昨年の決勝で敗れたキム・クライシュテルスに第2セットで4本あったマッチポイントを逃し 6–4, 6–7(6), 4–6で敗れた。
人物
2006年1月に中国のデビスカップ代表だった姜山[2]と結婚している。左胸にバラのハートのタトゥーを入れている[3]。夫はコーチを務めていたが、2011年前半の成績不振を理由に解任したが[4]、2012年シーズンからは再びコーチを務めている。
WTAツアー決勝進出結果
シングルス: 11回 (5勝6敗)
大会グレード |
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グランドスラム (1–1) |
ツアー選手権 (0–0) |
ティア I (0–0) |
ティア II (0–0) |
ティア III (2–0) |
ティア IV & V (0–2) |
プレミア (1–1) |
インターナショナル (1–2) |
結果 | No. | 決勝日 | 大会 | サーフェス | 対戦相手 | スコア |
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優勝 | 1. | 2004年10月3日 | ![]() |
ハード | ![]() |
6–3, 6–4 |
準優勝 | 1. | 2005年5月1日 | ![]() |
クレー | ![]() |
7–6(4), 4–6, 3–6 |
準優勝 | 2. | 2006年5月7日 | ![]() |
クレー | ![]() |
7–6(4), 5–7 途中棄権 |
優勝 | 2. | 2008年1月5日 | ![]() |
ハード | ![]() |
4–6, 6–3, 6–4 |
準優勝 | 3. | 2009年3月8日 | ![]() |
ハード | ![]() |
4–6, 3–6 |
準優勝 | 4. | 2009年6月14日 | ![]() |
芝 | ![]() |
0–6, 6–7(2) |
優勝 | 3. | 2010年6月13日 | ![]() |
芝 | ![]() |
7–5, 6–1 |
優勝 | 4. | 2011年1月14日 | ![]() |
ハード | ![]() |
7–6(3), 6–3 |
準優勝 | 5. | 2011年1月29日 | ![]() |
ハード | ![]() |
6–3, 3–6, 3–6 |
優勝 | 5. | 2011年6月4日 | ![]() |
クレー | ![]() |
6–4, 7–6(0) |
準優勝 | 6. | 2012年1月13日 | ![]() |
ハード | ![]() |
2–6, 6–1, 3–6 |
ダブルス: 2回 (2勝0敗)
結果 | No. | 決勝日 | 大会 | サーフェス | パートナー | 対戦相手 | スコア |
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優勝 | 1. | 2000年6月18日 | ![]() |
ハード | ![]() |
![]() ![]() |
3–6, 6–2, 6–4 |
優勝 | 2. | 2006年6月18日 | ![]() |
芝 | ![]() |
![]() ![]() |
6–2, 6–4 |
4大大会優勝
- 全仏オープン 女子シングルス:1勝(2011年)
年 | 大会 | 対戦相手 | 試合結果 |
---|---|---|---|
2011年 | 全仏オープン | ![]() |
6-4, 7-6 |
4大大会シングルス成績
- 略語の説明
W | F | SF | QF | #R | RR | Q# | LQ | A | Z# | PO | G | S | B | NMS | P | NH |
W=優勝, F=準優勝, SF=ベスト4, QF=ベスト8, #R=#回戦敗退, RR=ラウンドロビン敗退, Q#=予選#回戦敗退, LQ=予選敗退, A=大会不参加, Z#=デビスカップ/BJKカップ地域ゾーン, PO=デビスカップ/BJKカッププレーオフ, G=オリンピック金メダル, S=オリンピック銀メダル, B=オリンピック銅メダル, NMS=マスターズシリーズから降格, P=開催延期, NH=開催なし.
大会 | 2000 | 2001 | 2002 | 2003 | 2004 | 2005 | 2006 | 2007 | 2008 | 2009 | 2010 | 2011 | 2012 | 通算成績 |
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全豪オープン | A | LQ | A | A | A | 3R | 1R | 4R | 3R | A | SF | F | 4R | 21–7 |
全仏オープン | A | A | A | A | A | A | 3R | 3R | A | 4R | 3R | W | 16–4 | |
ウィンブルドン | A | LQ | A | A | A | A | QF | A | 2R | 3R | QF | 2R | 12–5 | |
全米オープン | LQ | A | A | A | A | 1R | 4R | A | 4R | QF | 1R | 1R | 10–6 |