嵐の使者
『嵐の使者』 | ||||
---|---|---|---|---|
ディープ・パープル の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | 1974年8月 | |||
ジャンル | ハードロック | |||
時間 | ||||
レーベル |
パープル・レコード(オリジナル盤) EMI(リイシュー盤) ワーナー・ブラザース・レコード | |||
プロデュース | ディープ・パープル、マーティン・バーチ | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
チャート最高順位 | ||||
| ||||
ディープ・パープル アルバム 年表 | ||||
|
嵐の使者(あらしのししゃ、原題:Stormbringer) は、イギリスのロック・バンド、ディープ・パープルが1974年に発表したアルバム。
解説
第3期最後のスタジオ・アルバムであり、ギタリストのリッチー・ブラックモアは本作の発表後にディープ・パープルを脱退した。
前作『紫の炎』から加入したデイヴィッド・カヴァデールとグレン・ヒューズが持つ音楽性の比重がさらに増えて、ブラックモアが理想とする音楽との乖離が強まったため、様々な問題を抱えながらの製作となった。
レコーディングは1974年8月、ドイツのミュージックランド・スタジオで行われた。プロデュースはディープ・パープルとマーティン・バーチ、ミックスダウンはバーチとドラマーのイアン・ペイスが行った。その後、ロサンゼルスのレコード・プラント・スタジオで最終的な仕上げが行われた。
本作は1974年12月に世界同時発売され、日本では「嵐の女」がシングルカットされた。本国イギリスでは最高6位、アメリカでは20位まで上昇しゴールドディスクを獲得した。
評価
一般の評価はあまり芳しいものではなく、ブラックモアも「最低のアルバムだ」と零している。しかし従来のハードで直線的な曲よりも多彩な音楽性を加味した曲が増え、新しい試みも感じられる。前作『紫の炎』で見せた新たな方向性をさらに押し広げた作品に仕上がっている。
収録曲
- 嵐の使者 - Stormbringer 4分03秒
- 愛は何よりも強く - Love Don't Mean a Thing 4分23秒
- 聖人 - Holy Man 4分28秒
- ホールド・オン - Hold on 5分05秒
- 嵐の女 - Lady Double Dealer 3分19秒
- ユー・キャント・ドゥー・イット・ライト - You Can't Do It Right(With The One You Love) 3分24秒
- ハイ・ボール・シューター - High Ball Shooter 4分26秒
- ジブシー - The Gypsy 4分04秒
- 幸運な兵士 - Soldier of Fortune 3分14秒
メンバー
- リッチー・ブラックモア - ギター
- デイヴィッド・カヴァデール - ボーカル
- グレン・ヒューズ - ベース、ボーカル
- ジョン・ロード - キーボード
- イアン・ペイス - ドラムス
脚注
出典
- ^ ChartArchive - Deep Purple
- ^ Deep Purple - Awards : AllMusic
- ^ 『オリコンチャート・ブックLP編(昭和45年‐平成1年)』(オリジナルコンフィデンス/1990年/ISBN 4-87131-025-6)p.205
注釈
外部リンク
- Stormbringer - Discogs (発売一覧)