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小野不由美

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小野 不由美
(おの ふゆみ)
誕生 (1960-12-24) 1960年12月24日(63歳)
大分県中津市
職業 小説家
国籍 日本の旗 日本
活動期間 1988年 -
ジャンル 少女小説ミステリーファンタジー
代表作悪霊シリーズ
十二国記
屍鬼
デビュー作 『バースデイ・イブは眠れない』
配偶者 綾辻行人 (1986 - )
ウィキポータル 文学
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小野 不由美(おの ふゆみ、1960年12月24日 - )は日本の女性小説家大分県中津市出身、京都市在住。血液型はO型。夫は推理作家綾辻行人で、誕生日が1日違い。

ホラー的な要素を強めた本格ミステリーや、重厚な世界観を構築するハイ・ファンタジーなど、その他、多様な作風を持つ。

代表作はテレビアニメ化された『悪霊シリーズ』、『十二国記』、『屍鬼』など。

基本的に顔出しはしないようで、雑誌のインタビューで着物を着た後姿が掲載されたことがある。

年譜

著作

小説

  • バースデー・イブは眠れない (1988年、講談社刊)
    • メフィストとワルツ! (1988年、講談社刊、『バースデー・イブは眠れない』の続編。)
      • 雑誌『メフィスト』の誌名はこの『メフィストとワルツ!』にちなむ。『メフィストとワルツ!』は当時の担当編集者・宇山日出臣(『メフィスト』創刊者)が取り組んだ野心作だったのだが不発に終わり、そのリベンジの意を込めた。
  • 悪霊なんかこわくない (1989年、講談社刊)
  • 悪霊シリーズ
    • 悪霊がいっぱい!? (1989年、講談社刊)
    • 悪霊がホントにいっぱい! (1989年、講談社刊)
    • 悪霊がいっぱいで眠れない (1990年、講談社刊)
    • 悪霊はひとりぼっち (1990年、講談社刊)
    • 悪霊になりたくない! (1991年、講談社刊)
    • 悪霊と呼ばないで (1991年、講談社刊)
    • 悪霊だってヘイキ! (1992年、講談社刊)
    • 悪夢の棲む家 (1994年、講談社刊)
  • 呪われた17歳 (1990年、朝日ソノラマ刊)
    • 過ぎる十七の春 (1995年、講談社刊、『呪われた17歳』を改作)
  • グリーンホームの亡霊たち (1990年、朝日ソノラマ刊)
    • 緑の我が家 Home、Green Home (1997年、講談社刊、『グリーンホームの亡霊たち』を改作)
  • 魔性の子 (1991年、新潮社刊、『十二国記』の番外編でもある)
  • 十二国記
    • 月の影 影の海 (1992年、講談社刊)
    • 風の海 迷宮の岸 (1993年、講談社刊)
    • 東の海神 西の滄海 (1994年、講談社刊)
    • 風の万里 黎明の空 (1994年、講談社刊)
    • 図南の翼 (1996年、講談社刊)
    • 漂舶 (1997年、講談社)
    • 黄昏の岸 暁の天 (2001年、講談社刊)
    • 冬栄 (2001年、『IN☆POCKET』4月号)
    • 華胥 (2001年、『メフィスト』5月増刊号)
    • 乗月 (同人誌掲載作品『函丈』を改稿、2001年、講談社)
    • 書簡 (同人誌掲載作品を改稿、2001年、講談社)
    • 帰山 (同人誌掲載作品を改稿、2001年、講談社)
    • 丕緒の鳥 (2008年、『yom yom』vol.6)
    • 落照の獄 (2009年、『yom yom』vol.12)
  • 倫敦、1888 (1993年、『ログアウト』10月号)
  • 東亰異聞 (1994年、新潮社刊)
  • ゴースト・ハントシリーズ (別名:GHシリーズ。『悪霊シリーズ』の続編だが諸事情により中断。)
    • 悪夢の棲む家 (1994年、講談社刊)
  • 屍鬼 (1998年、新潮社刊)
  • 黒祠の島 (2001年、祥伝社刊)
  • くらのかみ (2003年、講談社刊)
    • 講談社のハードカバーのミステリー叢書『ミステリーランド』の第1回配本。『ミステリーランド』の企画・編集担当者は小野不由美のデビュー時の担当者である宇山日出臣。『くらのかみ』の装丁は文部科学大臣賞を受賞した。
  • 鬼談草紙 (2004年、『』創刊号 - 14号)完結。

エッセイ

  • ゲームマシンはデイジーデイジーの歌をうたうか (1992年 - 1996年、『Theスーパーファミコン』)
  • 小野不由美&菅浩江スペシャル・メールエッセイ (1994年、『小説あすか』)
    • 小野不由美と菅浩江は非常に親しい友人である。
  • 小野家の家訓 (1994年、『小説現代』11月号)
  • 陰謀かもしれない (2000年、『IN☆POCKET』1月号)
  • 隅っこの人 (2002年、角川書店刊、『綾辻行人 ミステリ作家徹底解剖』に収録)
  • 鮎川哲也」を偲んで (2002年、東京創元社刊、山前謙編『本格一筋六十年、 思い出の鮎川哲也』に収録)
  • すべての本を一列に並べよ (2006年、『yom yom』vol.1)

作品解説

その他

  • 装画
    • 綾辻行人 霧越邸殺人事件 (1990年、新潮社)
  • 図面作成
    • 綾辻行人 霧越邸殺人事件 暗黒館の殺人
    • 竹本健治 眠れる森の惨劇
    • 笠井潔 オイディプス症候群
  • 漫画原作
  • 竹本健治『ウロボロスの基礎論』に割り込み (1994年、『メフィスト』8月増刊号)
    • 小野不由美は同作品の登場人物の一人。

同人誌

  • 小野不由美ファンクラブ
    • 『悪霊になりたくない!』のあとがきでファンクラブができたと記載されたが、初期に問い合わせた読者しか入会できなかった。オフィシャルファンクラブと認定をしない代わりに小野不由美自身もファンクラブに参加。作品やキャラクター作成の裏話等をファンクラブ代表がインタビュー形式や設問形式で会報に掲載していた。1991年1月 - 1992年9月に創設号 - NO.15、解散時に記念として同人誌が1冊、便箋2種、テレホンカードが発行された。
  • 京都私設情報局
    • 小野不由美のファンクラブを創設するも落選者が多数生じてしまったため、代わりに情報ペーパーを発行することになった。1992年 - 1997年、に0号 - 15号が発行された。悪霊シリーズや十二国記の短編が掲載され、同人誌『中庭同盟』にまとめられている。
  • 中庭同盟
    • 国会図書館収蔵が確認されている。
    • いちばん見えない横顔 (悪霊シリーズ)
    • 白いカラスのための告悔 (悪霊シリーズ)
    • GENKI (悪霊シリーズ)
    • 千年の王国 (悪霊シリーズ)
    • 彼の現実 (悪霊シリーズ)
    • 衛星の軌道 (悪霊シリーズ)
    • The Green Home (悪霊シリーズ)
    • Eugene (悪霊シリーズ)
    • 書簡 (十二国記)
    • 函丈 (十二国記)
  • 麒麟都市
    • 小野不由美オンリーイベントを記念して発行された同人誌に寄稿したもの。
      • 帰山 (十二国記)

作品提供

漫画

テレビアニメ

舞台

ラジオドラマ

CD

ゲーム

外部リンク