ダッシュ・レンダー

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ダッシュ・レンダー(Dash Rendar)は映画『スター・ウォーズ・シリーズ』のスピンオフ作品『スター・ウォーズ シャドウズ・オブ・ジ・エンパイア 帝国の影』に登場する架空の人物。『帝国の影』はメディアミックス作品として製作され、NINTENDO64用ソフト『スター・ウォーズ 帝国の影』、及び同名の小説、コミックに登場する。

人物概要

ダッシュ・レンダーは惑星コレリア出身であり、彼の一家はコルサント等の銀河系中心部において運送業を営んでいた。そして同郷のハン・ソロと同じように帝国アカデミーに所属し、優秀な成績を残していた。

ある時、コルサント(帝国支配時はインペリアル・センターと呼ばれていた)でダッシュの兄が貨物の積み卸し作業をしていた際に起きた事故で死亡し、この事故に皇帝パルパティーンが所有していた博物館が巻き込まれてしまうという事態が発生する。博物館に収蔵されていたシスジェダイの貴重な工芸品が数多く失われたことに激怒したパルパティーンはダッシュの一家が経営していた輸送会社を解体し、その資産を商売敵であるプリンス・シゾールが経営する会社のものとした。この出来事によりダッシュは帝国への強い憎しみを抱くようになる。

そして密輸業者になったダッシュは「アウトライダー」という専用の宇宙船と、相棒のドロイド「リーボ」を所有し、ハン・ソロやランド・カルリシアンとも密輸を通し、その腕を認め合う仲となった。 反乱同盟軍のエコー基地に物資を輸送した直後帝国軍の攻撃が始まってしまったが、無人だったスノースピーダーに乗り込み、敵のAT-ATウォーカーを数体撃破。そのため同基地に足止めを食らってしまったが何とか生還する。 ソロが帝国軍に捕まった直後に反乱軍と合流。反乱軍の指導者の一人レイア・オーガナの依頼で、独自にハン・ソロを捜索する。その過程で、暗殺ドロイドのIG-88や、賞金稼ぎボバ・フェットと死闘を繰り広げた。そして帝国軍の貨物船「スプローサ」に潜入し、第2デス・スターの機密情報を掴む。 その後も反乱軍のルーク・スカイウォーカーやランドたちを援助し、“帝国の影”として勢力を拡大する犯罪組織「ブラック・サン」の首領プリンス・シゾールのコルサントにある宮殿に潜入。その直後も反乱軍と共に、シゾールらブラック・サンとの戦いに参加し、シゾールがいたスカイフックの爆破に大きく貢献した。だが、崩壊するスカイフックから脱出する際にその爆発に巻き込まれ姿を消した。ダッシュが反乱軍に協力していた期間はごく僅かではあったがその貢献度は大きく、もし反乱軍に残っていればソロやランドと肩を並べる英雄になっていたかもしれないと語り継がれている。

このように、スカイフックの爆発に巻き込まれた際に死亡したと思われているダッシュであるが、ゲーム『スター・ウォーズ 帝国の影』ではハードモード以上でクリアする事で通常とは異なるエンディングを見る事ができ、ダッシュが迎えた「真の結末」を知る事ができる。

また、『スター・ウォーズ 帝国の影』が、「エピソード4~6」の《特別篇》の公開を記念して制作された作品ということもあり、『エピソード4/新たなる希望』の《特別篇》には、惑星タトゥイーンのモス・アイズリー宇宙港の上空を飛ぶダッシュの愛機「アウトライダー」が追加されている。