セブンアップ (飲料)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。リリエル (会話 | 投稿記録) による 2012年6月3日 (日) 08:51個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (→‎日本における展開)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

7 Up
販売会社 ドクターペッパー・スナップル・グループ(ブランドを所有)
種類 炭酸飲料
販売開始年 1929年
日本での製造 あり
完成国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
外部リンク http://www.7up.com/
テンプレートを表示

7 Up(セブンアップ)とは、レモンの風味がするソフトドリンクブランドである。

7 Up のブランドは、現在はドクターペッパー・スナップル・グループ (Dr Pepper Snapple Group Inc.)によって所有されている。販売手はアメリカイギリスではブリトヴィックアイルランドではC&C、その他の国ではペプシコーラである。

日本では現在サントリーフーズ及びチェリオ沖縄(沖縄地方のみ)が販売しており、業務用(料飲店等向け)のガラス瓶詰め製品の製造も継続している。

モットーは「100%、自然」であり、炭酸糖分のほかは、なるべくフルーツなどの材料を使うようにしている。

名前の由来

7 Upの名前の由来については、詳らかではない。「Up」は新発売された1920年代から成分が変更される1950年代まで、精神昂揚作用のあるクエン酸リチウムが添加されていたためであるが、「7」については、販売時のボトルが7オンスだった、創造者がさいころを振っていたときに名前を思いついた、レモンを含む飲料を製造している会社としては7番目に規模が大きいからなど、諸説ある。

日本における展開

ペットボトルで販売されているセブンアップのクリアドライ。
  • 1957年 日本セブンアップ飲料設立。セブンアップの販売開始。
  • 1961年 セブンアップ飲料関西(現・チェリオコーポレーション)設立。以後セブンアップ飲料中部、セブンアップ飲料北部九州、セブンアップ飲料沖縄等全国にボトラーが設立される。
  • 1963年 ファンタの成功を見て、アメリカで販売されていたハウディを日本市場向けに改名したチェリオ発売。
  • 1976年 ペプシボトラーの伊藤忠飲料の会社解散に伴い、セブンアップ飲料関西が関西地区でのペプシコーラボトラーとなる。これに伴いライバル製品であったミリンダとチェリオが同じ会社で販売されるが、ミリンダが果汁入りに変更されたため製品の住み分けができた。
  • 1976年 セブンアップ飲料北部九州が経営難で和議申請。再建できず会社清算へ。
  • 1986年 セブンアップの海外における販売権を親会社であるフィリップモリスペプシコへ売却。これに伴い日本国内でのセブンアップの販売がペプシに移ることになり、国内のセブンアップボトラーはチェリオメインの会社に衣替えを迫られることになった。ただし沖縄だけはセブンアップ飲料沖縄が継続して販売をすることとなり、沖縄県内にはセブンアップとチェリオのロゴをあしらった自動販売機が設置されていた。
  • 1993年 セブンアップの販路拡大のため、味のリニューアル及び大規模な宣伝活動を展開。イメージキャラクターにはファイド・デイドを起用。
  • 1994年以降 レモンライム風味以外に様々な味のセブンアップを販売開始。
  • 1998年 サントリー(現・サントリーホールディングス)が日本国内でのペプシコーラ製品の販売権を取得。セブンアップもサントリーの自販機で販売されることに。
  • 2007年7月 パッケージを今までのグリーンから白を基調にしたものへ変更し、中身もよりすっきりとした味に変更。合わせて500mlPETボトルの販売開始。
  • 2010年7月 カロリーゼロでカフェインを配合した「セブンアップ クリアドライ」を発売(490mlPETボトルは8月に発売)。
  • 2011年7月 「セブンアップ クリアドライ」をリニューアル。パッケージを変更するとともに、ドライでキレのある刺激的な味わいを強化。容器展開も一部見直され、350ml缶を廃止する替わりに、1.5LPETボトルを追加(発売時は490mlPETのみ、1.5LPETボトルは3週間後に発売)。
  • 2012年2月 一旦販売を終了していた「セブンアップ」のPETボトル入りの販売を再開。今回は「セブンアップ クリアドライ」と同じスリム形状の490mlPETボトルで、パッケージも350ml缶と異なり、従来からのグリーンを基調としたものとなる。
  • 2012年5月 カロリーゼロ・カフェイン配合の「セブンアップ ストロングドライ」を発売。本品は「セブンアップ クリアドライ」の実質的な後継商品である。

関連項目

7upカラーのジョーダン・191

外部リンク