アレーヌ・シャルトラン

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アレーヌ・シャルトラン
Alaine Chartrand
フィギュアスケート選手
2015年四大陸選手権でのシャルトラン
生誕 (1996-03-26) 1996年3月26日(28歳)
オンタリオ州の旗 オンタリオ州ブロックビル
身長 156 cm
選手情報
代表国 カナダの旗 カナダ
コーチ トレイシー・ワイマン
グジェゴシュ・フィリポフスキ
所属クラブ YRSA Winter Club
ISUパーソナルベストスコア
総合186.112016 CSオータムクラシック
SP67.382015 GPロステレコム杯
FS129.502016 CSオータムクラシック

アレーヌ・シャルトランフランス語: Alaine Chartrand1996年3月26日 - )は、カナダ出身のフィギュアスケート選手(女子シングル)。

2013年、2017年カナダ選手権3位。2014年世界ジュニア選手権5位。2015年カナダ選手権2位。2016年・2019年カナダ選手権優勝。

経歴

2012-2013シーズンよりジュニアグランプリシリーズに参戦。2013年のカナダ選手権では銅メダルを獲得した。翌年の同大会では5位となり表彰台を逃した。2014年四大陸選手権にてシニアの国際大会にデビューし7位となった。

2014-2015シーズン、シニアクラスに移行。グランプリシリーズロステレコム杯のSPで1位に立った。FSで順位を落として3位となるも、シニアの国際大会で初めてのメダルを獲得した。カナダ選手権では銀メダルを獲得し、初の世界選手権の代表に選出された。

2015-2016シーズン、スケートアメリカで3回転アクセルに初挑戦するも、アクセルを含めて3度の転倒をして最下位。ロステレコム杯ではSP2位となったが、FSでは転倒が相次ぎ総合6位。カナダ選手権ではISU非公認ながら自身初200点を超え初優勝を果たした。

2016-2017シーズン、シーズン初戦のlSUチャレンジャーシリーズオータムクラシックで、SP6位と出遅れたが、FSで自己ベストを大きく更新する129.50点を叩き出しFS1位のスコアでトータルも186.11点と自己ベストを大きく更新し長洲未来に次ぐ2位に入った。GPシリーズではスケートカナダで、SP6位からFS4位の得点でトータルスコアも185.56点自己ベストに迫るスコアで5位に入った。続く札幌で行われたNHK杯ではSP、FS共にジャンプが乱れ10位と終わった。カナダ選手権では182.07で3位銅メダルで、世界選手権出場を逃した。四大陸選手権では、SP、FS共にジャンプにミスが多くあり11位に終わった。

2017-2018シーズン、初戦のケベックサマー杯では188点で優勝。好調なシーズンスタートとなった。国際大会初戦、lSUチャレンジャーシリーズオータムクラシックでは、SPでは転倒や回転不足があり点数は伸びず6位。FSはジャンプの転倒など乱れ6位、トータル162.42点で5位となった。自己ベストを20点以上も下回り、悔しさの残る結果となった。GPシリーズ2戦に出場した。代表が確実とされていたがバンクーバーで開催されたカナダ選手権ではまさかのSPで出遅れ、FSで巻き返したが、ラーキン・オーストマンに届かずオリンピック代表を逃した。 カナダ選手権から1週間後のシーズンの集大成4年後の北京オリンピックに向けての再スタートの大会となった4大陸選手権ではSBを更新して8位となった。もしこの演技がカナダ選手権でできていればラーキンオースタマンを上回り3位となりオリンピックに出場できていたかもしれない。

技術・演技

アクセルをのぞく5種類の3回転ジャンプを成功できるコンビネーションでは、3T+3T,3Lz+3T、2A+1Lo+3S,2A+2Loを飛べる。また、2015-2016シーズンからはトリプルアクセルにも挑戦している。

主な戦績

大会/年 2009-10 2010-11 2011-12 2012-13 2013-14 2014-15 2015-16 2016-17 2017-18 2018-19
世界選手権 11 17 23
四大陸選手権 7 10 11 11 8 16
カナダ選手権 13 N 10 J 9 3 5 2 1 3 4 1
GP NHK杯 10 11
GPスケートカナダ 7 5 11 8
GPロステレコム杯 3 6
GPスケートアメリカ 12 9
CSオータムクラシック 2 5
CSネーベルホルン杯 4 8
CS USクラシック 4
世界Jr.選手権 8 5
JGPミンスク 7
JGPリガ杯 4
JGPクロアチア杯 6
JGPレークプラシッド 7
  • N - ノービスクラス
  • J - ジュニアクラス

詳細

2018-2019 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2019年3月18日 - 24日 2019年世界フィギュアスケート選手権さいたま 22
55.89
23
93.08
23
148.97
2019年2月5日 - 10日 2019年四大陸選手権アナハイム 21
45.89
13
101.65
16
147.54
2019年1月18日 - 20日 カナダ選手権セントジョン 5
59.22
1
126.69
1
185.91
2018年10月26日 - 28日 2018年スケートカナダラヴァル 8
60.47
8
111.70
8
172.17
2018年10月19日 - 21日 2018年スケートアメリカエバレット 11
46.99
7
108.50
9
155.49
2018年9月26日 - 29日 ISUチャレンジャーシリーズ2018年ネーベルホルン杯オーベルストドルフ 8
53.60
8
96.42
8
150.02
2017-2018 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2018年1月22日 - 27日 2018年四大陸フィギュアスケート選手権台北 8
59.86
6
112.55
8
172.41
2018年1月9日 - 15日 カナダフィギュアスケート選手権バンクーバー 9
52.19
4
112.02
4
164.21
2017年11月10日 - 12日 ISUグランプリシリーズNHK杯大阪 12
49.60
9
109.76
11
159.36
2017年10月27日 - 29日 ISUグランプリシリーズスケートカナダレジャイナ 11
46.51
11
87.66
11
134.17
2017年9月20日 - 23日 ISUチャレンジャーシリーズオータムクラシックピエールフォン 6
55.21
6
107.21
5
162.42
2016-2017 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2017年4月20日 - 23日 2017年世界フィギュアスケート国別対抗戦東京 10
59.13
11
107.15
4
団体
(166.28)
2017年2月14日 - 19日 2017年四大陸フィギュアスケート選手権江陵 14
53.64
8
113.48
11
167.12
2017年1月16日 - 22日 カナダフィギュアスケート選手権オタワ 3
67.41
3
114.66
3
182.07
2016年11月25日 - 27日 ISUグランプリシリーズ NHK杯札幌 8
58.72
11
101.50
10
160.22
2016年10月27日 - 30日 ISUグランプリシリーズ スケートカナダミシサガ 6
62.15
4
123.41
5
185.56
2016年9月29日 - 10月1日 ISUチャレンジャーシリーズ オータムクラシックピエールフォン 6
56.61
1
129.50
2
186.11
2015-2016 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2016年3月26日 - 4月3日 2016年世界フィギュアスケート選手権ボストン 17
55.67
17
102.15
17
157.82
2016年2月16日 - 21日 2016年四大陸フィギュアスケート選手権台北 7
59.71
14
106.02
11
165.73
2016年1月18日 - 24日 カナダフィギュアスケート選手権ハリファックス 2
68.81
2
133.18
1
201.99
2015年11月20日 - 22日 ISUグランプリシリーズ ロステレコム杯モスクワ 2
67.38
7
106.04
6
173.42
2015年10月23日 - 25日 ISUグランプリシリーズ スケートアメリカミルウォーキー 6
59.40
12
88.80
12
148.20
2015年9月23日 - 26日 ISUチャレンジャーシリーズ ネーベルホルン杯オーベルストドルフ 2
58.73
5
102.62
4
161.35
2014-2015 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2015年4月16日 - 19日 2015年世界フィギュアスケート国別対抗戦東京 9
54.64
11
81.90
4
団体
2015年3月23日 - 29日 2015年世界フィギュアスケート選手権上海 10
60.24
12
100.94
11
161.18
2015年2月9日 - 15日 2015年四大陸フィギュアスケート選手権ソウル 6
58.50
10
102.72
10
161.22
2015年1月19日 - 25日 カナダフィギュアスケート選手権キングストン 3
60.25
1
123.99
2
184.24
2014年11月14日 - 16日 ISUグランプリシリーズ ロステレコム杯モスクワ 1
61.18
3
110.82
3
172.00
2014年10月31日 - 11月2日 ISUグランプリシリーズ スケートカナダケロウナ 7
57.06
7
99.16
7
156.22
2014年9月10日 - 14日 ISUチャレンジャーシリーズ USインターナショナルクラシックソルトレイクシティ 4
58.35
4
103.30
4
161.65
2013-2014 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2014年3月10日 - 16日 2014年世界ジュニアフィギュアスケート選手権ソフィア 7
54.68
5
109.67
5
164.35
2014年1月20日 - 25日 2014年四大陸フィギュアスケート選手権台北 15
52.14
5
113.05
7
165.19
2014年1月9日 - 15日 カナダフィギュアスケート選手権オタワ 5
53.89
4
107.57
5
161.46
2013年9月25日 - 29日 ISUジュニアグランプリ ミンスクミンスク 6
49.60
6
91.49
7
141.09
2013年8月27日 - 9月1日 ISUジュニアグランプリ リガ杯リガ 6
49.60
3
97.35
4
146.95
2012-2013 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2013年2月25日 - 3月3日 2013年世界ジュニアフィギュアスケート選手権ミラノ 12
48.14
7
96.24
8
144.38
2013年1月13日 - 20日 カナダフィギュアスケート選手権ミシサガ 6
50.76
3
106.46
3
157.22
2012年10月3日 - 6日 ISUジュニアグランプリ クロアチア杯ザグレブ 4
47.62
6
90.10
6
137.72
2012年8月29日 - 9月1日 ISUジュニアグランプリ レークプラシッドレークプラシッド 9
43.42
6
90.01
7
133.43
2011-2012 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2012年1月16日 - 22日 カナダフィギュアスケート選手権モンクトン 15
39.45
7
89.32
9
128.77
2010-2011 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2011年1月17日 - 23日 カナダフィギュアスケート選手権 ジュニアクラス(ビクトリア 7
37.85
12
64.25
10
102.10
2009-2010 シーズン
開催日 大会名 SP FS 結果
2010年1月11日 - 17日 カナダフィギュアスケート選手権 ノービスクラス(ロンドン 11
29.37
11
50.92
13
80.29

プログラム使用曲

シーズン SP FS EX
2018-2019 黒くぬれ!(テレビドラマ『ウエストワールド』より)
曲:ラミン・ジャヴァディ
振付:デヴィッド・ウィルソン
Sunset Bouleavrd
(ミュージカル『サンセット大通り』より)
作曲:アンドルー・ロイド・ウェバー
振付:デヴィッド・ウィルソン
2017-2018 リベルタンゴ
作曲:アストル・ピアソラ
振付:シェイ=リーン・ボーン
2016-2017 スウェイ
ボーカル:プッシーキャット・ドールズ
振付:シェイ=リーン・ボーン

映画『Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち』サウンドトラックより
作曲:トム・ハンレイシュ
振付:シェイ=リーン・ボーン
テレビドラマ『ROME[ローマ]』サウンドトラックより
作曲:ジェフ・ビール
振付:デヴィッド・ウィルソン
These Boots Are Made for Walkin'
ボーカル:ナンシー・シナトラ
2015-2016[1] 映画『Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち』サウンドトラックより
作曲:トム・ハンレイシュ
振付:シェイ=リーン・ボーン
映画『風と共に去りぬ』サウンドトラックより
作曲:マックス・スタイナー
振付:デヴィッド・ウィルソン
A Little Party Never Killed Nobody
(All We Got)
ボーカル:ファーギー
2014-2015[2] ファンキータウン
曲:リップス
振付:デヴィッド・ウィルソン

La Leyenda del Beso
作曲:ラウル・ディ・ブラシオ
振付:ジェフリー・バトル
映画『ドクトル・ジバゴ』より
作曲:モーリス・ジャール
振付:デヴィッド・ウィルソン
2013-2014[3] Torn - Resolve Compilation
作曲:ネイサン・ラニエ
ファンキータウン
曲:リップス
2012-2013 ファースト・ダンス
演奏:エドウィン・マートン
Compilation Misa Tango
by Luis Bacalov

参考文献

  1. ^ Chartrand eyes Grand Prix podiums for 2015-16
  2. ^ Glenn impresses in Detroit, but skater not satisfied
  3. ^ スケートカナダのプロフィール

外部リンク