OSV-96

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KBP OSV-96
OSV-96 MAKS-2009.jpg
概要
種類 対物ライフル
製造国 ロシアの旗 ロシア
設計・製造 KBPトゥーラ器械製造設計局
性能
口径 12.7mm
銃身長 1,000mm
ライフリング 6条 / 右回り
使用弾薬 12.7x108mm弾
装弾数 5発
作動方式 ガス圧作動方式
全長 1,746mm(収納時1,154mm)
重量 12.9kg
有効射程 2,000m

KBP OSV-96 (ロシア語: ОСВ-96)は、1990年代初頭に、ロシア連邦KBPトゥーラ器械製造設計局が開発したセミオート対物ライフルである。試作名称はV-94

設計[編集]

最大の特徴は、東側諸国で広く用いられている12.7x108mm弾を用いることである。これは、西側諸国で対物ライフル用に広く用いられている12.7x99mm NATO弾と口径は同じだが、装薬量が多いため弾丸が高初速で飛び、より長射程になり貫通力も高くなる。専用のB-32装甲貫通弾を用いれば、1,200~1,800m先の軽装甲車両を破壊することが可能である[1]。作動機構はガス圧作動の回転式ボルト。銃弾は5発入りの箱型弾倉に収められている。

外見は対物ライフルとしては一般的で、銃身下に短い二脚があり、把手を有する。マズルブレーキは、正方形のもの[1]と多孔式のものがある[2]。銃身と機関部はヒンジで連結されており、運搬時には折り畳むことができる。

大形の狙撃鏡をはじめ、各種暗視装置を装備することが可能である。コンバットライターの笹川英夫が試射した際には、1,500m先のT-34戦車のフェンダーに命中し貫通していたという[1]

運用[編集]

ごく少数がロシア陸軍に採用され、チェチェン紛争に投入されたという。また、インド海軍の特殊部隊「MARCOS」にも配備されている[3]ほか、キルギス陸軍の特殊部隊である第25独立特殊任務旅団も採用している。

参考資料[編集]

  1. ^ a b c 笹川英夫『最新・最強GUNカタログ』竹書房 2010年 ISBN 978-4-8124-4305-7
  2. ^ OSV-96
  3. ^ Post 26/11, India turns to Russia for small weapons

外部リンク[編集]