GET WILD (プロレス)

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GET WILD(ゲット・ワイルド)は、大森隆男征矢学により結成されたタッグチーム。略称は「GW」、「ゲワイ」。

概要

2011年8月30日、大森隆男に対し征矢学が「本当にワイルドなのは俺!」と宣戦布告し[1][2]、9月19日の全日本プロレス後楽園ホール大会にて両者の一騎打ち「ワイルド・コントラ・ワイルド」を行った。試合は大森が勝利し征矢は今後ワイルドを名乗ることが出来なくなるものの、大森が征矢の健闘を認め、征矢は真田聖也とのチームesの活動を10月23日のアジアタッグ王座陥落後に休止し、大森に追随しタッグを結成。11月19日から開幕する「世界最強タッグ決定リーグ戦2011」で本格的に始動した[3]

2012年3月4日後楽園大会、TEAM ビチッと!との世界タッグ王座次期挑戦者チーム決定戦に勝利し、3月20日の両国大会で同王座を保持しているダーク・オズ&ダーク・クエルボに挑戦することが決定した[4]

3月20日両国大会、AAAのダーク・オズ、ダーク・クエルボに渡っていた世界タッグ王座を奪取した。その後一旦は世界タッグを手放すがすぐに取り返すなど、内田全日本を象徴する(内田社長は不本意だろうが)タッグチームである。

8月12日「ワイルド ストリートファイト マッチ」と銘打ってコンビ対決をし、なぜか両者ともワイルド芸人スギちゃんの格好で登場。しかし途中でジョー・ドーリングが乱入し、結果は無効試合となった[5]

11月30日後楽園大会、世界最強タッグ決定リーグ戦Aブロックを1位で通過。優勝決定戦でBブロック1位の諏訪魔ジョー・ドーリング組を破り初優勝を果たすと同時に、リーグ戦開幕直前に自ら返上した世界タッグ王座を取り戻した[6]

12月31日の「年越しプロレス」にて高木三四郎DDT)&アブドーラ小林大日本プロレス)がパロディとして「GET MILD」を結成するが、本家がサプライズで登場してパロディを制裁した。

また内田全日本体制に移行後に度々行われるようになった会見において、漫才のようなやり取り(征矢の天然発言→大森の真面目な発言→征矢の更なる珍発言→いつの間にか大森も珍発言)をし、意見の相違や主張の食い違いを見せては周囲の失笑と呆れを買っている。また、試合においても誤爆や連携ミスなどを再三にわたり繰り返すのだが、不思議と成果はきちんと残していた。

全日本プロレスの分裂に際して、大森・征矢、共に全日本に残留を発表したため、ユニットは存続していたが、征矢が2013年12月31日付で全日本プロレスとの契約を終了し退団[7]。さらに2014年8月8日付でWRESTLE-1に入団[8]したため、今後GET WILDが結成される可能性は低くなった。

しかし、大森本人はGET WILDとして全日本プロレスで継続し、征矢は大日本プロレス参戦の際に河上隆一と「ワイルドネットワーク」を結成。大森は秋山準とのタッグチーム「ワイルドバーニング」として世界タッグ王座を再び獲得、征矢はユニット「ニュー・ワイルド・オーダー」を結成し、その一員である葛西純WRESTLE-1タッグチャンピオンシップを獲得するなどチームの名前自体は存在し続けている。

ワイルドな行動例

  • 大森は征矢を「アニキ」と呼び、征矢は大森を「ダンナ」と呼ぶ。
  • 結成わずか1ヶ月でさしたる結果が出ていないにもかかわらず2011年のプロレス大賞最優秀タッグ賞が取れると思い、一晩中電話の前で報告を待つ。
  • 征矢が先輩である大森に対して『Youやっちゃいなよ!』とタメ口で全日本再入団を勧める。
  • TEAM ビチッと! との世界タッグ王座次期挑戦者チーム決定戦に際し、征矢は『大森のGET WILD追放を賭ける』と発言。大森に咎められると今度は『大森の全日本退団を賭ける』と発言して大森の怒りに油を注ぎ、記者とTEAM ビチッと! を失笑させてしまう。[9]
  • 秘密特訓として記者の前で二人三脚や二人羽織をし、これをYouTubeで公開する。
  • 初防衛戦で世界タッグを落とした時、真田・ジョー組にリマッチを迫り、受諾させる。その割に、世界タッグを再奪取した時に、真田・ジョー組の再戦要求は断り、渋々受けた再戦で、もし負けたらリマッチを受けて欲しいと大森が懇願し、征矢が怒る。
  • 自分たちの原点を見せるために勝手にカードを変更し、ワイルドストリートマッチを行い、二人ともワイルド芸人スギちゃんのコスプレで試合をする。なお、試合はジョー・ドーリングの乱入でノーコンテストになり、原点を見せられないまま終了している。
  • 関本大介岡林裕二組を挑戦者に指名したにもかかわらず、会見では関本・岡林組が挑戦表明したと言い張る。
  • 大和ヒロシがいつのまにかGET WILDのチームの一員にされている(本人未承認)。
  • 2012年の最強タッグリーグを前に世界タッグ王座を返上。1989年天龍源一郎スタン・ハンセン組と1994年三沢光晴小橋建太組に続いて3組目となる、「ベルト返上からのリーグ戦優勝・世界タッグ再戴冠」を宣言し、実際に優勝・再戴冠を果たす[10]
  • 大森が船木誠勝との三冠戦に敗北後、征矢が次の三冠戦に挑むことを宣言。船木が「負けたらGET WILDを解散してもらう」と言うと、征矢は独断で「やってやるよ!」と答えた。
  • その後の三冠戦で征矢が敗れるが、船木はGET WILDが依然世界タッグ王座保持者であることを理由に、解散要求を一旦保留。そして迎えた世界タッグ戦でGET WILDは船木・河野真幸組に勝利し、解散要求を正式に撤回させた。

メンバー

共闘メンバー

獲得王座

第61代、第63代、第64代は大森&征矢。第67代、第68代は大森&秋山(ワイルドバーニングとして)。

脚注

  1. ^ どっちがワイルドだ!〜征矢学選手&大森隆男選手記者会見全日本プロレス オフィシャルサイト2011年8月30日
  2. ^ 俺がワイルド!山篭り敢行!征矢学選手“ワイルド十箇条”披露全日本プロレス オフィシャルサイト2011年9月7日
  3. ^ 大森隆男&征矢学組チーム名決定のお知らせ全日本プロレス オフィシャルサイト2011年11月19日
  4. ^ http://sportsnavi.yahoo.co.jp/fight/other/live/2012/2012030402/index.html 3月4日後楽園大会詳報
  5. ^ スポーツナビ|格闘技|速報|全日本プロレス「SUMMER IMPACT 2012」開幕戦
  6. ^ 全日本プロレス「2012 世界最強タッグ決定リーグ戦」優勝決定戦スポーツナビ2012年11月30日
  7. ^ 征矢学が全日退団 今後はフリーに”. 東京スポーツ (2013年12月28日). 2014年5月9日閲覧。
  8. ^ WRESTLE-1新入団選手のお知らせ 2014年8月8日
  9. ^ 他にも征矢は、怒って席を立った大森に『何考えてるんですか大森さん、会見中ですよ!』と自分の失礼な言動を棚に上げて注意したり、『俺が退団した所で大して問題じゃない』『大森さんが居なかったら俺はポンコツみたいなもんじゃないですか!』などの迷言を残した。
  10. ^ GET WILD「これがワイルドの道だろう!」『最強タッグ』に向けて世界タッグ王座を返上!!スポーツナビ2012年10月30日

関連項目

  1. ^ 2013年5月23日OA 今、プロレスが熱い芸人|アメトーーク!【Web限定ムービー】|テレ朝動画