3年B組金八先生 伝説の教壇に立て!

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3年B組金八先生 伝説の教壇に立て!
ジャンル ロールプレイドラマ
対応機種 プレイステーション2
開発元 チュンソフト
発売元 チュンソフト
人数 1人
メディア DVD-ROM1枚
発売日 2004年6月24日
完全版2005年7月28日
価格 7140円
完全版:2940円
対象年齢 CERO全年齢対象
完全版はCERO15歳以上対象
デバイス デュアルショック2専用
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3年B組金八先生 伝説の教壇に立て!』(さんねんびーぐみきんぱちせんせい でんせつのきょうだんにたて)は、プレイステーション2用ソフトとして2004年6月24日にチュンソフトより発売されたゲーム声優によるフルボイス、一部アニメーション付き。

これまでチュンソフトが制作した「サウンドノベル」に続く新たなジャンル「RPD(ロールプレイドラマ)」という位置づけである[1]

キャッチコピーは「一度教壇に立ってみろ。先生の気持ちがよ〜く分かるぞ」。

第9回CESA GAME AWARDS優秀賞を受賞。

目次

[編集] 概要

TBSテレビドラマである『3年B組金八先生』のタイトルを冠してはいるが、内容は完全にチュンソフトのオリジナルである。これは元々学園を舞台としたゲームを制作していたチュンソフトが、ドラマ『かまいたちの夜』を放送した縁のあるTBSに、既にある程度出来上がったシナリオを持ち込み『金八』の名前を使うことを申し入れたためである。これにはいわゆる「学園シミュレーション」や「学園ものギャルゲー」などとの差別化を図る狙いがあった。ドラマ『金八』のスタッフは製作にほとんど絡んでいないが、プロデューサー柳井満のシナリオチェックは受けている。
舞台となる中学校もドラマの舞台である「桜中学」ではなく「サクラ中学」という独自の設定(ただし美術的には同じ中学校でのロケ)で、また、「坂本金八」や「大森巡査」などドラマ『金八』からの登場人物もあくまで特別出演といったポジションでありストーリーへの絡みは薄いが、主人公への助言者としての「金八節」はゲームでも健在である。

ゲーム開発途中でドラマ『金八』の第7シリーズ製作が立ち上がり、結果として放映と前後する時期にゲームが発売されることになった。

また、登場人物を使ったテーブルゲームとして『伝説の教壇に立て!~先生!麻雀です~』『CARD104(カードイチマルヨン) ~先生!文化祭です~』『Soritaire(ソリティア) ~先生!文化祭です~』がある。

[編集] あらすじ

2004年のサクラ中学、名物教師の「金八先生」こと坂本金八が1年間入院することになってしまう。そこに、しばらく教壇を離れていた主人公(プレイヤー)は金八の推薦を受け、代理として教職に復帰する。主人公は3年B組を受け持ち、さまざまな問題を解決しながら、卒業式までの1年をサクラ中学で過ごす。

[編集] ゲームシステム

シナリオ系ゲームで標準的な「グラフィック+文章ウィンドウまたはオーバーラップ」というスタイルではなく、フルボイスを生かしたグラフィックのみの表示となっている点が特徴。さらに、いわゆる「セリフ送りボタン」は用いず自動的に会話が送られるため、イベントシーンはアニメやドラマ番組を見ているような感覚で進行する。(ただし、「読み返し」機能で文章を読むことは可能。また、一度聞いたセリフはスキップ可能)

全体の1年は10話(=10期間)に分かれていて、その期間内で1ないし複数シナリオが展開する(ザッピング)。各シナリオの冒頭および要所ではイベントカードを入手することができる。主人公が移動した先にいる登場人物にイベントカードを使用することで、情報を収集したり、行動を起こしたりして、ゲームを進めていく。

各シナリオには、主人公の行動結果によってグッドエンド、ノーマルエンド、バッドエンドが存在する(グッドエンドとバッドエンドのみのシナリオもある)。バッドエンドになると、プレイヤーは金八先生からの叱咤をうけるハメになってしまう。(第9話~第10話は例外で即ゲームオーバーとなる)

連続テレビドラマを強く意識したらしく、各シナリオは順調にプレイした場合にほぼ1時間でクリアとなるよう構成されている(後述のザッピングが絡んだ場合はその分長くなる)。また、各シナリオの前には15秒の「次回予告」が入る。

[編集] イベントカード

このゲームの最大の特長は、イベントカードという概念である。これは、それまでチュンソフトが創り上げてきたアドベンチャーゲームサウンドノベルといったゲームに存在するコマンドフラグ選択肢といった概念を一つにした新たな概念であると言える。あるときは主人公が行動を起こすコマンドであり、あるときはシナリオの進行を把握できる明示的なフラグであり、またあるときは他キャラクターからの問いかけに答える選択肢なのである。もっとも、類似のシステムはカプコン逆転裁判シリーズでかなり以前から採用されており、チュンソフトの独自システムというわけではない。

[編集] ザッピング

ザッピングという概念は、チュンソフトの『街 〜運命の交差点〜』から少し形を変えて引き継がれている。今作では、教師である主人公の身に、同時にいくつかの出来事(シナリオ)が降りかかるといった形で提示されている。ある生徒が抱える問題を解決するのと同時に、他の生徒の問題も解決しなくてはならないのである。また、あるシナリオに関わっている人物に他シナリオのイベントカードを使用してみることで、思いもよらない反応が返ってくるといったことが起こる。

ザッピングを駆使して、1プレイで全シナリオをクリアした状態でエンディングに到達すると、卒業式後のシーンで特別セリフが追加される。また、完全版では、全シナリオでなくとも各生徒の問題(シナリオ)を解決をしていると卒業式での演出が変わる効果も加わっている。

[編集] 才能開花システム

シナリオとは独立に、才能開花システムという一種のミニゲームがある。マップ上にシナリオと関係のない生徒が出現することがあり、その生徒に「才能カード」というカードを使うと才能が伸び、開花していく。一人の生徒には9+1の才能が眠っている。

才能カードは、自動的に入手できるもの、シナリオをグッドエンドでクリアすることで入手できるもの、生徒のある才能が開花すると入手できるものがある。特定の才能カードがないと才能を全て開花できない生徒も多く、カード入手の手順はパズル的に絡み合ってくる。全生徒の才能を全て開花させるには全シナリオを一度グッドエンドでクリアし、何周ものプレイを才能開花のために充てる必要がある。

この才能開花システムで才能が開花した生徒は、卒業式(エンディング)で仰げば尊しを歌ってくれる。才能開花を全て終わらせれば、3年B組の全員と下パートも付いた合唱を聞くことができる。

[編集] 登場人物

ゲーム中のキャラクター総数はゆうに100を超える。

[編集] 3年B組生徒

出席番号順

  • 雨池マミ(声:小暮英麻
    • テニス部所属。おしゃべり好きで、授業はあまり集中せず。夏沢レミ、白駒クミらと一緒にいることが多い。
  • 天城あずさ(声:増田ゆき
    • 演劇部に所属するちょっと天然ボケな女の子。普段はおっとりしているものの、いざとなるとしっかりとした面もあるらしい。
  • 伊吹銀平(声:奥田啓人
    • 少々老け顔だが、これでも立派に中学3年生。曲がったことが嫌いな性格で、男気もある。ケンカ沙汰が多いのも、そんなところに理由があるのかもしれない。過去になにかあったらしく、教師を信用していない。
  • 岩木竜二(声:清水敏孝
    • いわゆる、いじめっ子タイプ。少し、強がっているところがあるようだ。
  • 大山太郎(声:真殿光昭
    • あだ名は「タロP」。夏に鍋焼きうどん、冬にカキ氷を好んで食べる、ちょっと変わった嗜好&性格の持ち主。「まじっスか」「なるほどー」「~なんスよねぇ」が口癖で、彼と会話すると1度は必ず耳にする。成績は良くない。
  • 北健太(声:鶴博幸
    • みんなから「チビ太」と呼ばれる生徒。あだ名の通り背が低く、いじめられがちな少年。またその反動か、ヒーローに憧れる傾向がある。自分をいじめるクラスメイトたちを、「いつか見返してやる!」と思いつつも、今のところまだ果たせてはいない。
  • 櫛形陽子(声:奥島和美
    • ギター部所属。普段は大人しいが、ホームルームなどで時おり反発的な発言をすることがある。
  • 久住あい(声:細野雅世
    • 集団行動を好まず、1人でいることが多いようだ。何度か夜の繁華街を歩いているところを目撃されている。
  • 黒部哲郎(声:加藤将之
    • あだ名は「鉄ちゃん」ただし「鉄郎」からとったものではなく、「鉄道オタク」の鉄ちゃん。その名の通り無類の鉄道マニアで、少し変わった性格も手伝って、クラス内でも孤立気味になっている。
  • 塩見慶一郎(声:加瀬康之
    • 哲学・文学系の本を好んで読む、無口な生徒。成績優秀だが他人にあまり関心ない。唯一、ヒカル、伊吹とは仲が良いらしい。
  • 白石雪也(声:中村俊洋
    • 感受性が強く、純粋でやさしい心の持ち主。動物が大好き。
  • 白駒クミ(声:浅井清己
    • テニス部所属。達筆で本が好き。雨池マミ、夏沢レミらと一緒にいることが多く、1人のときは図書館でよく見かける。
  • 平光夫(声:鈴木正和
    • 大柄な体躯と、それにあった広く心やさしい性格の少年。理由なき暴力や、弱いものイジメを嫌う。収集癖があるわりに飽きっぽく、たいていはコレクションの途中で止めてしまう。女性の好みもよく変わる。  
  • 高千穂誠(声:石田彰
    • おだやかで人当たりのよい性格で、クラス委員を務めている。誰とでも仲良くあろうとする反面、「嫌」とは言えない押しの弱い部分もある。ピアノを弾くのが好きな優等生。
  • 月山美咲(声:谷井あすか
    • 発想・行動に突拍子のないところがあり、度が過ぎるとクラスメイトから嫌われることも。しかし当人に悪気はなく、基本的に明るく人なつこい生徒である。ただ成績がちょっと悪く、明るさの裏では彼女も‥‥
  • 中島ヒカル(声:沢城みゆき
    • こざっぱりした性格で、女子のクラス委員長を務める。世話好きなこともあり、なにかとクラスのまとめ役を買うことが多い。成績も優秀。
  • 夏沢レミ(声:峯香織
    • テニス部所属。雨池マミ、白駒クミら、仲良し3人組のひとり。学校帰りに、駅前で見かけることがある。
  • 聖あやか(声:氷上恭子
    • ギター部所属。(もっとも幽霊部員のようだが・・・)欠席が目立つが、授業態度がよくクラスの男子に人気がある。
  • 桧山太陽(声:小野大輔
    • 成績は抜群だが、無口な性格。同じクラスの月山美咲とは正反対な少年だ。本来はもっと明るい性格なようだが、周囲から抑圧された結果、今は不登校が続いている。
  • 富士美智子(声:浅野るり
    • 躾の厳しい家庭環境に育ったため、「~ですわ」といった、現代ではあまり聞かないような言葉遣いをするのが特徴。しかし性格はおっとりとおだやかで、みんなから「ふーにゃん」としたわれている。
  • 美原京子(声:田上由希子
    • 二学期より、新たに3年B組に入った転入生。ヴァイオリンの才能は天才的で、中学を卒業後は、ヨーロッパへの留学等も予定しているほど。大人しやかな雰囲気だが、自分のできることは自分で行おうという、しっかりした面も持つ。サクラ中学への転入も、なにか目的あってのことのようだが‥‥

[編集] サクラ中学教員

  • 坂本金八(国語)(声:武田鉄矢
    • ご存知「金八先生」。現在は入院中。主人公の恩師で、主人公に教師としてのアドバイスを与えてくれる。
  • 主人公(国語)
    • 3年B組担任。開発中には「松本満天」という名前があったが、ゲーム中では呼ばれず。発売後は公式情報からも削除された。
  • 鈴木夏子(校長)(声:谷育子
    • 寛容で器の広い人格者。常にこの学校のことを考え見守っている。
  • 田沼貴一(教頭)(声:楠見尚己
    • 野心家で横暴な性格。自分に従わない先生たちに対しては厳しく接する。
  • 高峰通(数学)(声:森田順平 なお森田はドラマ『金八』で乾先生を演じている)
    • 3年A組の担任。3学年主任。民間人登用で大手企業からサクラ中学へ赴任してきた、エリート教育主義な教師。成績の良い生徒を中心に授業を行い、成績が悪いと切り捨てるという教育方針を押し進めようとする。
  • 広沢りん子(英語)(声:岡村明美
    • 主人公・松本満天が担任を受け持つ、3年B組の副担任。24歳。学校内でも人気のある彼女だが、コネで採用試験をパスした経緯か、教職に対する情熱は今ひとつの様子。しかし物語が進むにつれ、そんな彼女にも段々と変化が‥‥。松本とは担任・副担任の間柄なので、なにかと接点も多い。
  • 小須田念次(声:納谷六朗
    • 田沼教頭の腰ぎんちゃく的な人物。教科は不明だが、説明書には生活指導と書いている。日ごろから田沼の使い走りが多く、あまり仕事をしている姿は見かけない。
  • 相沢カヲル(理科)(声:樫井笙人
    • ありとあらゆるオタク道に精通しているという、ちょっと危ない34歳。かつて大学では宇宙工学を学んでおり、今でもロケット開発には想いをはせている。自分の居場所はここ(サクラ中学) ではないと感じているようだが‥
  • 関原大介(体育)(声:高瀬右光
    • 3年C組担任。通称『セクハラダイスキ』。無神経で粗野な男だが、悪人ではない。
  • 神崎武則(社会)(声:坂東尚樹
    • 新聞部顧問も勤める55歳。人付き合いが苦手で、唯一仲が良いのが理科教師の相沢。その昔参加していた学生紛争の記憶を今なお引きずっており、訳のわからない理屈をよく口にする。 。
  • 音無静子(音楽)(声:幸田直子 ドラマ『金八』第5、6、7シリーズにケアセンター栄養士・木村トキ江役で出演)
  • 久保真理子(スクールカウンセラー)(声:沢海陽子
  • 水島奈美(校医)(声:小池亜希子
  • 桐谷正輝(美術)(声:大塚明夫

[編集] その他の登場人物

[編集] 第1、2話

[編集] 第3話

[編集] 第3 1/2話

[編集] 第4話

[編集] 第5話

[編集] 第6話

[編集] 第7話

[編集] 番外編

[編集] 第8話

[編集] 第9、10話

[編集] 第0話

[編集] シナリオ

話数 タイトル 脚本 絵コンテ・原画
第0話 Untitled 不明 不明
第1話 ようこそ3年B組へ! 北島行徳
古田剛志
不明
第2話 大人は判ってくれない
第3話 たったひとつの冴えたやり方 古田剛志
長井知佳
不明
勝手にしやがれ 古田剛志 不明
第3 1/2話 人にやさしく 北島行徳 不明
第4話 スタア誕生 古田剛志 不明
鉄ちゃんの恋 檜木田正史 不明
連弾 北島行徳 不明
第5話 星に願いを 長井知佳
檜木田正史
古田剛志
荒川直樹
社会科教師の異常な愛情
(または私は如何にして心配するのをやめて
革命を愛するようになったか)
不明 不明
第6話 足長おじさんの憂鬱 古田剛志 関口淳(原画のみ)
僕と犬の楽園 北島行徳
古田剛志
不明
第7話 決戦! 激戦! 体育祭!! 古田剛志 栗尾昌宏
キネマ狂想曲 檜木田正史
古田剛志
植村淳
番外編 大人たちの長い夜 不明 不明
第8話 汚れつちまつた悲しみに 長井知佳 荒川直樹
第9話 Tod und Mädchen Erster Teil(死と乙女 第1部) 北島行徳
檜木田正史
古田剛志
青山浩之
第10話 Tod und Mädchen Zweiter Teil(死と乙女 第2部)
最終話 卒業 不明 不明

[編集] 補足

  • 物語はおもに「サクラ中学」を中心とした、荒川沿いの「サクラ区」内で展開する。(例外として修学旅行先の沖縄がある)
  • なお、イメージイラストの段階ではサクラ中は足立区立であることになっている。また、ゲーム画像中には「佐倉」という漢字表記がみられ、仮に学校名を漢字で表記しても「桜中学」ではないことがわかる。
  • 斜体は完全版で追加されたシナリオ。
    • 『社会科教師の異常な愛情』は、『鉄ちゃんの恋』をクリアすることで発生。
    • 『人にやさしく』は、他シナリオ(番外編を除く)の全イベントカードの入手によって発生。
  • 第1話~第2話は1シナリオの前後編で、シナリオカードが共通。
  • 第9話~第10話は1シナリオの前後編で、シナリオカードが共通。
  • 第0話は1周目のプレイでは発生しない。
  • 1話中に複数シナリオがあるものは、1周目のプレイでは1番目のシナリオのみ、2周目では2番目のシナリオのみが発生し、3周目以降になると自由に選択でき、ザッピングプレイが可能となる。
  • 番外編は、才能開花システムによって3年B組の全才能が開花しなければ発生しない。オマケシナリオであり、ターン経過が無いなど普通のシナリオとは趣向を変えてある。
  • 最終話は卒業式のみのエンディングイベントで、それまでのシナリオのクリア状況によって各人物のメッセージ(および完全版ではカットイン)が変化する。
  • シナリオ名には小説映画のタイトルから取られているものが多い。

[編集] アニメーション

[編集] 作画

キャラクターデザインには社長兼プロデューサーである中村光一の、「沢山の人物が描き分けられ、目が拳よりも大きいようなデザインではなく一般性があって親しみが持てるものを」という意向にそって森川聡子が起用された。武田鉄矢は常々金八先生が他者によって表現されるとき悪意を感じていたというが、森川のイラストを初めて見たときには誠意を感じたと語り、コピーを自宅に飾るほど喜んだ[2]

森川聡子の画を再現できるアニメプロダクションが見つからなかったため、森川自身がスタッフを集めてくることとなった。スタッフ紹介に際し、「ジブリの『猫の恩返し』のスタッフ」の売り文句が使われたが『世界名作劇場』からの馴染みのメンバーである。

本作ではほとんどのシーンを実際に撮影し、それを元にアニメーションが作成されている。また風景、建物もロケを元に描かれている(サクラ病院は『街 〜運命の交差点〜』に出てきた病院を加工)。

通常アニメーションは映画と同様秒間24コマで絵を動かすが、本作は秒間30コマで作成されている。また、本作はプログレッシブ出力に対応している。

[編集] 音声

絵が出来た後に音声収録するアフレコではなく、先に収録するプレスコ方式が採用された。

ほとんどの場合においてゲームの音声は小さなブースに座り個別に収録されるが、シナリオを読んだ音響監督の佐藤敏夫の提案により、ラジオドラマのようにその話に登場する全員が集まり頭から順取りすることになった(ただし武田鉄矢、鈴木正幸は別収録)。それは卒業証書授与のシーンでも実際に出席番号順に並んで名前を呼ばれたら返事をするという徹底振りである。収録は一ヶ月をかけて行われた。

多くの登場人物がいながらも順取りが可能になったのは武田鉄矢、鈴木正幸を除く声優をマウスプロモーション一社に発注したためである。ドラマ『金八』で乾先生役を演じている森田順平が高峰先生の声をあてているが、マウスプロモーションを意図的に選んだのではなく、実際のところはスタッフがチュンソフト本社から徒歩1分の場所にあったスタジオにアポなしで訪れた際にたまたまドラマ『金八』のビデオがあるのを発見し、森田の所属を知ったという全くの偶然だった。

字幕を出すと音声を聴く前に台詞を目で追ってしまい、掛け合いを楽しめなくなるとの考えから表示をしていない。そのため聞き取りやすいよう台詞回しがゆっくり、はっきりとした発音になっている。
ディレクターのイシイジロウは仮に字幕を出すとしても相当凝った表示の仕方、台詞の後を字幕が追いかける感じにしたかったが本作のシナリオ量では実現できなかったと語っている[3]

[編集] スタッフ

[編集] 主題歌

贈る言葉
作詞:武田鉄矢/作曲:千葉和臣/編曲:Sin/歌:上戸彩
テレビドラマ主題歌のカバー。歌を担当する上戸は、ドラマ第6シリーズで主要生徒の鶴本直を演じていた。

[編集] 移植版

廉価版
週刊ファミ通2005年4月15日号に、全てのセリフを聴いたセーブデータを用意し特定の日にロードをすれば隠しシナリオが遊べるという記事が掲載された。しかし、それはエイプリルフールのジョーク記事であり、お詫びとともにシナリオは実在するが諸般の事情でカットしたので遊べませんとの説明がなされた。その後同誌2005年6月10日号ファミキング内において、ファンからの要望に応え、発売前の告知等で紹介されながらもCEROレイティングの「全年齢」では収録できなかったシナリオ2本を収録した『3年B組金八先生 伝説の教壇に立て! 完全版』(レイティングは「15歳以上推奨」)を発売すると発表した。完全版は2005年7月28日に、セブンイレブン流通専売ソフト(店頭には置かれず6月27日から7月25日の間に予約が必要)として先行発売された。通常のゲーム店では同年の9月29日より発売。
なお、通常版と完全版との間でセーブデータの上位互換性はないため、完全版を新たに購入した場合は、再び0からプレイしなおす必要がある。これは才能開花システムとの兼ね合いで、シナリオ追加に伴って一部才能カードの入手方法が異なっているためである。
携帯電話アプリ版
2006年4月25日から携帯電話アプリで『伝説の教壇に立て!~先生!事件です~』とタイトルを変更して配信されている。ストーリーの内容はほぼ同じだが、金八先生や大森巡査といった原作(TBSによるドラマ版)から借りていたキャラクターは大貫先生、小林巡査などに変更されている。また、ボイスやアニメーションも削除されている。追加要素は、卒業の際にPS2版の才能開花で判明する生徒たちの未来がなぜそうなったのか簡単に補足説明されている。説明は各生徒四種類ずつ。

[編集] 関連グッズ

[編集] 市販品

[編集] 書籍

  • 画集「卒業アルバム 桜」
  • オリジナルノベルズ「死と乙女 Tod und Mädchen」
    ゲームの第九話と第十話を、ゲーム中では描ききれなかった部分を含め単品の小説として書き直した作品。のちに内容の一部が『完全版』での追加ムービーに反映された。
  • オリジナルノベルズ「怪! サクラ中学七不思議」
    弟切草』・『かまいたちの夜』シリーズの反動から、『金八』本編には怪奇系のシナリオを含めない方向で製作をすすめていたため、外郭的作品として出すことになった。
  • オリジナルノベルズ「放課後の方程式」
    製作過程でゲーム未収録になったシナリオなどが含まれるオムニバス作品。
  • 3年B組金八先生 伝説の教壇に立て! 公式ガイドブック チュンソフト編
  • 3年B組金八先生 伝説の教壇に立て! 公式パーフェクトガイド エンターブレイン

[編集] 音楽CD

  • MESSAGE
    上戸彩の2枚目のCDアルバム。2曲目に本作のオープニングで流れる、「贈る言葉」が収録されている。
  • 風/贈る言葉
    上戸彩の8枚目のシングル。2曲目に「贈る言葉~シングルバージョン~」が収録されている。こちらはエンディングで流れるバージョンである。
  • BEST OF UETOAYA -Single Collection-
    上戸彩がそれまでに発表したCDシングルの楽曲を集めたベストアルバム。11曲目にエンディングで流れる「贈る言葉~シングルバージョン~」が収録されている。
  • チュンソフトゲームミュージック グレイテストコレクション
    チュンソフトの設立20周年を記念して発売されたゲーム音楽集。本作からは12曲収録されている。
    収録曲(ディスク2)1. メインテーマ 2. 友達 3. 日々 ~春~ 4. 日々 ~沖縄~ 5. 日々 ~夏~ 6. 日々 ~冬~ 7. 珍妙 8. 集合 9. 有形 10. 硬派 11. 手紙 12. 回想

[編集] その他

  • 特製メモリーカード (株式会社ホリ
    メモリーカードにはサクラ中学の校章がデザインされている。生徒手帳型のカードケースが付属しており、身分証明書型のプロフィールカードが収納されている。カードは月山美咲、桧山太陽、高千穂誠、聖あやか、レアカード扱いの中島ヒカルの5種類がランダムに封入されている。

[編集] 非売品

  • 金八フィギュアストラップ
    通常版のジャケットでも使われている、金八先生を模した全長7cmのフィギュアが付いたストラップブリスターパックの裏には縦書きで金八先生の格言が書かれている。イワヤ株式会社製。
  • オリジナル「サウンドノベル」サントラ集
    コースター状のケースに8センチCDが収納されている。
    収録曲 1.メインテーマ 2.友達 3.日々~春~ 4.キストゥーリップ[4] 5.弟切草タイトル(「弟切草」より) 6.かまいたちの夜(「かまいたちの夜」より) 7.ペンション・シュプール(「かまいたちの夜」より)
  • デザイン画
    PS2のソフトケースのジャケットとして使えるもので、森川聡子書き下ろし画。2種類存在する。
    • 第1、2話(月山美咲&桧山太陽)9、10話(中島ヒカル&桐谷正輝)をテーマにしたイラスト
      「夏のキャンペーン」として2004年8月9日~9月20日の期間中、ゲームに同梱されているアンケートハガキを送ると抽選でプレゼントされた[5]
    • 完全版で追加された2話(北健太&アダモ・富士美智子&神崎武則)をテーマにしたイラスト
      週刊ファミ通2005年7月22日号において完全版発売記念として森川聡子イシイジロウ中村光一の3人のサイン入りで30名にプレゼントされた。
  • 卒業写真
    公式サイトで募集された「贈る言葉」、「旅立ちの言葉」の中から優秀者100名にプレゼントされた。
  • マル秘攻略帳
    完全版の一般販売時の先着特典。
  • プロモーションDVD
  • サクラ区マップ
  • スーパーボール
  • ダメ教師缶バッジ
  • 3B団扇

[編集] その他

  • 完全版パッケージの裏に書かれているキャッチコピー、「購入者の96%が感動!!」はアンケート葉書等の満足度調査の結果によるものである。『街 〜運命の交差点〜』を抜き、当時のチュンソフト歴代一位となる高評価を得た[6]
  • 週刊ファミ通2005年12月16日号のファミキングにおいて、本作の続編をプレイしたいかどうかの葉書を募集する記事が掲載された。その後、結果などは発表されていない。
  • イシイジロウの机には続編の企画書が入っており、そこには高校生になった中島ヒカルが描かれているという[6]
  • 発売前に電撃PS2(D68)の付録DVDにデモムービーが収録されたが、完成品には無い金八トリガーなるシステムが名称のみ紹介されていた。
  • 中島ヒカル役の沢城みゆきは唯一徹夜したゲームであるとして本作をマイベストゲームに選んでいる[7]
  • 生徒名(苗字)は、日本の山岳名を採用している。

[編集] スピンオフ出演

このゲームに登場した一部の人物はチュンソフトの他のゲーム等にも出演している。

[編集] 脚注

  1. ^ 完全版発売に伴い公式サイト、雑誌媒体等ではこの呼称は使われなくなり、ジャンルはアドベンチャーとなっている。
  2. ^ チュンソフト「20周年記念新作発表会」「3Bの生徒をお預けします」と金八さん。
  3. ^ イシイジロウはチュンソフトに来る以前に作成した『Little Lovers SHE SO GAME』で同様の調整をしたが4ヵ月かかった。
  4. ^ 作中では曲名はキスアンドリップになっている。
  5. ^ その他に上戸彩のサイン入りポスター、風/贈る言葉のCDが抽選で、オリジナル「サウンドノベル」サントラ集と金八フィギュアストラップが参加特典として送られた。
  6. ^ a b ファミ通PS2』2005年7月22日号 イシイジロウインタビューより。
  7. ^ ドラマCD P.S.すりーさん 出演者スペシャルQ&Aより。

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

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