1934 FIFAワールドカップ・予選
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(1934 FIFAワールドカップ 地区予選から転送)
1934 FIFAワールドカップ 地区予選は、32のナショナルチームがエントリーした。本大会に出場できるのは16チームで、初出場したのはオーストリア、チェコスロバキア、エジプト、ドイツ、ハンガリー、イタリア、オランダ、スペイン、スウェーデン、スイスである。
出場枠
[編集]欧州 (UEFA) |
南米 (CONMEBOL) |
北中米カリブ海 (CONCACAF) |
アフリカ (CAF) |
アジア (AFC) |
オセアニア (OFC) |
合計 | |
本大会 出場枠 |
12 | 2 | 1 | 0.5 | 0.5 | 0 | 16 |
開催国のイタリアも本大会に出場するには予選を勝ち抜く必要があった。また、前回優勝国のウルグアイは予選にエントリーしなかった[1]。
予選の方式
[編集]大陸別(アフリカとアジアは一緒に組む)にグループを組んで、限られた上位のチームが本大会へ出場できる。それぞれグループの予選方法は以下の通りである。
- グループ1~8 - UEFA
- グループ1 - 3チームで、3試合行われる。上位1チームが出場する。
- グループ2 - 2チームで、2試合行われる。合計の得点で多かったチームが出場する。
- グループ3 - 2チームで、2試合行われる。合計の得点で多かったチームが出場する。
- グループ4 - 3チームで、6試合行われる。上位2チームが出場する。
- グループ5 - 2チームで、2試合行われる。合計の得点で多かったチームが出場する。
- グループ6 - 3チームで、3試合行われる。上位2チームが出場する。
- グループ7 - 3チームで、3試合行われる。上位2チームが出場する。
- グループ8 - 3チームで、3試合行われる。上位2チームが出場する。
- グループ9・10 - CONMEBOL
- グループ9 - 2チームで試合を行う。
- グループ10 - 2チームで試合を行う。
- グループ11 - CONCACAF
- グループ11 - 4チームで、パラマストーナメント方式で行う(準々決勝・準決勝・決勝)。準々決勝と準決勝は3回ずつ、決勝は1回対戦し、決勝戦の勝者が出場する。
- グループ12 - AFC・CAF
- グループ12 - 3チームで試合を行う。
各グループ予選
[編集]グループ1
[編集]チーム | 勝ち点 | 試合数 | 勝 | 分 | 敗 | 得点 | 失点 | 得失点差 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
スウェーデン | 4 | 2 | 2 | 0 | 0 | 8 | 2 | +4 |
リトアニア | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 2 | -2 |
エストニア | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 2 | 6 | -4 |
スウェーデンが2試合目で出場権を得たので、エストニア対リトアニアの試合は行わず[2]。
グループ2
[編集]チーム | 勝ち点 | 試合数 | 勝 | 分 | 敗 | 得点 | 失点 | 得失点差 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
スペイン | 4 | 2 | 2 | 0 | 0 | 11 | 1 | +10 |
ポルトガル | 0 | 2 | 0 | 0 | 2 | 1 | 11 | -10 |
グループ3
[編集]チーム | 勝ち点 | 試合数 | 勝 | 分 | 敗 | 得点 | 失点 | 得失点差 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
イタリア | 2 | 1 | 1 | 0 | 0 | 4 | 0 | +4 |
ギリシャ | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 | 4 | -4 |
ギリシャは途中棄権したため、2試合目は行われずイタリアの出場が決定した[2]。
グループ4
[編集]チーム | 勝ち点 | 試合数 | 勝 | 分 | 敗 | 得点 | 失点 | 得失点差 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ハンガリー | 4 | 2 | 2 | 0 | 0 | 8 | 2 | +6 |
オーストリア | 2 | 1 | 1 | 0 | 0 | 6 | 1 | +5 |
ブルガリア | 0 | 3 | 0 | 0 | 3 | 3 | 14 | -11 |
ブルガリアは途中棄権したため、残りの試合は行われずハンガリーとオーストリアの出場が決定した[2]。
グループ5
[編集]チーム | 勝ち点 | 試合数 | 勝 | 分 | 敗 | 得点 | 失点 | 得失点差 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
チェコスロバキア | 4 | 2 | 2 | 0 | 0 | 4 | 1 | +3 |
ポーランド | 0 | 2 | 0 | 0 | 2 | 1 | 4 | -3 |
グループ6
[編集]チーム | 勝ち点 | 試合数 | 勝 | 分 | 敗 | 得点 | 失点 | 得失点差 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
スイス | 3 | 2 | 1 | 1 | 0 | 4 | 2 | +2 |
ルーマニア | 2 | 2 | 1 | 0 | 1 | 2 | 3 | -1 |
ユーゴスラビア | 1 | 2 | 0 | 1 | 1 | 3 | 4 | -1 |
グループ7
[編集]チーム | 勝ち点 | 試合数 | 勝 | 分 | 敗 | 得点 | 失点 | 得失点差 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
オランダ | 4 | 2 | 2 | 0 | 0 | 9 | 4 | +5 |
ベルギー | 1 | 2 | 0 | 1 | 1 | 6 | 8 | -2 |
アイルランド | 1 | 2 | 0 | 1 | 1 | 6 | 9 | -3 |
グループ8
[編集]チーム | 勝ち点 | 試合数 | 勝 | 分 | 敗 | 得点 | 失点 | 得失点差 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ドイツ | 2 | 1 | 1 | 0 | 0 | 9 | 1 | +8 |
フランス | 2 | 1 | 1 | 0 | 0 | 6 | 1 | +5 |
ルクセンブルク | 0 | 2 | 0 | 0 | 2 | 2 | 15 | -13 |
ドイツとフランスが2試合目で出場権を得たので、ドイツ対フランスの試合は行わず[2]。
グループ9
[編集]グループ10
[編集]グループ11
[編集]第1ラウンド
[編集]第2ラウンド
[編集]最終ラウンド
[編集]アメリカ合衆国の出場が決定した。
グループ12
[編集]チーム | 勝ち点 | 試合数 | 勝 | 分 | 敗 | 得点 | 失点 | 得失点差 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
エジプト | 4 | 2 | 2 | 0 | 0 | 11 | 2 | +9 |
パレスチナ(エレツ・イスラエル) | 0 | 2 | 0 | 0 | 2 | 2 | 11 | -9 |
トルコが棄権したため、2チームが出場権を争った。
本大会出場チーム
[編集]チーム | 出場回数 | 連続出場回数 | 前回出場年 |
---|---|---|---|
アルゼンチン | 2 | 2 | 1930 |
オーストリア | 1 | 1 | - |
ベルギー | 2 | 2 | 1930 |
ブラジル | 2 | 2 | 1930 |
チェコスロバキア | 1 | 1 | - |
エジプト | 1 | 1 | - |
フランス | 2 | 2 | 1930 |
ドイツ | 1 | 1 | - |
ハンガリー | 1 | 1 | - |
イタリア | 1 | 1 | - |
オランダ | 1 | 1 | - |
ルーマニア | 2 | 2 | 1930 |
スペイン | 1 | 1 | - |
スウェーデン | 1 | 1 | - |
スイス | 1 | 1 | - |
アメリカ合衆国 | 2 | 2 | 1930 |
脚注
[編集]- ^ Hart, Jim (2016年7月27日). “When the World Cup rolled into fascist Italy in 1934” (英語). These Football Times. 2022年6月25日閲覧。
- ^ a b c d “FIFA World Cup 1934 - qualifying”. www.11v11.com. 2022年6月25日閲覧。