「相原駅」の版間の差分

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2020年2月14日 (金) 23:20時点における版

相原駅
西口(2017年3月)
あいはら
Aihara
JH 28 *橋本 (1.9 km)
(2.9 km) 八王子みなみ野 JH 30
地図
所在地 東京都町田市相原町1218-4
北緯35度36分25秒 東経139度19分54秒 / 北緯35.60694度 東経139.33167度 / 35.60694; 139.33167座標: 北緯35度36分25秒 東経139度19分54秒 / 北緯35.60694度 東経139.33167度 / 35.60694; 139.33167
駅番号 JH 29
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
所属路線 横浜線**
キロ程 35.7 km(東神奈川起点)
電報略号 アイ
駅構造 地上駅橋上駅
ホーム 2面2線
乗車人員
-統計年度-
10,617人/日(降車客含まず)
-2018年-
開業年月日 1908年明治41年)9月23日
備考 業務委託駅
* この間に横浜支社八王子支社境界あり(当駅から八王子みなみ野寄りは八王子支社管内)
** この他、相模線一部列車(朝夕のみ)も乗り入れ。
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東口(2017年3月)
改札口(2017年9月)
ホーム(2008年8月)
駅前広場整備前の西口(2005年11月)
駅前広場整備後の西口(2016年3月)
相原駅(1972年)

相原駅(あいはらえき)は、東京都町田市相原町にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)横浜線である。駅番号JH 29

朝夕ラッシュ時間帯に運転される八王子駅発着で橋本駅から乗り入れる相模線の列車も停車する。

歴史

「相原」は、境川を挟んで東京都町田市側と神奈川県相模原市側に跨る地名である。「相原」という駅名は、開設当時にこの駅周辺が東京府南多摩郡堺村相原に属していたことによる。

橋本のある神奈川県側の高座郡相原村も相原駅の駅勢圏に含まれると想定されたため、橋本駅の設置は当初計画にはなかった。しかし橋本地区の人々が駅の設置運動を起こし、用地を寄付したため駅が設けられた。橋本駅はこの相原駅とわずか1.9kmしか離れておらず、当時としては近接した駅間距離となったのはそのような経緯があるためである。

開業当時は、車両の留置線や乗務員の宿泊設備があったことから、深夜と早朝に当駅を終着、始発とする列車が運転されていた。留置線の跡地は西口広場や駐輪場等になっているものの、一部の箇所に空き地が残り、当時の様子を垣間見ることができる。

大正末期には南津電気鉄道(間島-相模川尻)の途中駅として乗り入れが計画され、接続駅となる予定だった。鉄道免許も交付されていたが、昭和初期に起こった世界恐慌の影響で事業者が倒産し、計画は現在に至るまで進展していない[1]。そのため現在でも単独駅であり、隣の橋本駅が横浜線と相模線、そして京王相模原線との接続駅として賑わいを見せているのに対し、当駅はひっそりとしている。

年表

駅構造

相対式ホーム2面2線を有する地上駅で、橋上駅舎を有している。

八王子駅管理のJR東日本ステーションサービスが駅業務を行う業務委託駅で、駅舎には自動券売機自動改札機指定席券売機などが設置されている。みどりの窓口2010年2月28日に営業を終了した。

現在の駅舎は2003年(平成15年)に竣工したもので、自由通路の使用開始は同年の5月31日、駅舎部分は6月1日に使用を開始した。以前は1934年(昭和9年)に建設された木造平屋の駅舎があり、2003年時点では横浜線内で最も古い駅舎だった。当時は1番線に東口が直結し、1番線は階段を利用せずに乗降が可能だった。2番線には西口が直結していたが、数段の階段があり営業時間は朝夕の一部時間帯に限られていた。両ホームの間は駅舎の八王子寄りにある跨線橋(上下の移動は階段のみ)で連絡していた。

横浜線の列車編成が全線7両に増強される際にこの(前)跨線橋が建設されたが、それ以前は上下ホーム間は構内踏切で連絡していた。この上に有効長7両編成分の増設ホームが造られたため、ホームの基礎構造が異なる部分が見られる。

早朝等(始発から午前6時まで)、駅係員が不在時のために乗車駅証明書発行機が設置されている(自動券売機は午前6時から稼働)。この時間帯は客からの問い合わせに応じられなかったが、2014年(平成26年)2月2日より駅遠隔操作システムが導入され、インターホンを通じて案内をすることが可能となった[2]

のりば

のりばは東口側を1番線として、下表のように割り当てられている。

番線 路線 方向 行先
1 JH 横浜線 上り 東神奈川大船方面
相模線 - 厚木茅ケ崎方面
2 JH 横浜線 下り 八王子方面

(出典:JR東日本:駅構内図

利用状況

2018年(平成30年)度の1日平均乗車人員10,617人であり、横浜線全20駅中18位。近年、複数の大学が当駅の付近に移転し、大学生の利用も多くなっている。

近年の推移は下表の通り。

年度別1日平均乗車人員[統計 1][統計 2]
年度 1日平均
乗車人員
出典
1978年(昭和53年) 3,510 [* 1]
1979年(昭和54年) 3,683 [* 2]
1980年(昭和55年) 3,560 [* 3]
1981年(昭和56年) 4,048 [* 4]
1982年(昭和57年) 4,365 [* 5]
1983年(昭和58年) 4,894 [* 6]
1984年(昭和59年) 5,251 [* 7]
1985年(昭和60年) 5,674 [* 8]
1986年(昭和61年) 6,151 [* 9]
1987年(昭和62年) 6,322 [* 10]
1988年(昭和63年) 7,238 [* 11]
1989年(平成元年) 7,745 [* 12]
1990年(平成02年) 9,704 [* 13]
1991年(平成03年) 8,604 [* 14]
1992年(平成04年) 9,088 [* 15]
1993年(平成05年) 10,266 [* 16]
1994年(平成06年) 10,764 [* 17]
1995年(平成07年) 11,049 [* 18]
1996年(平成08年) 11,189 [* 19]
1997年(平成09年) 11,060 [* 20]
1998年(平成10年) 11,088 [* 21]
1999年(平成11年) 11,033 [* 22]
2000年(平成12年) [JR 1]10,711 [* 23]
2001年(平成13年) [JR 2]10,730 [* 24]
2002年(平成14年) [JR 3]10,716 [* 25]
2003年(平成15年) [JR 4]10,667 [* 26]
2004年(平成16年) [JR 5]10,527 [* 27]
2005年(平成17年) [JR 6]10,412 [* 28]
2006年(平成18年) [JR 7]10,277 [* 29]
2007年(平成19年) [JR 8]10,304 [* 30]
2008年(平成20年) [JR 9]10,165 [* 31]
2009年(平成21年) [JR 10]10,097 [* 32]
2010年(平成22年) [JR 11]10,211 [* 33]
2011年(平成23年) [JR 12]10,099 [* 34]
2012年(平成24年) [JR 13]10,196 [* 35]
2013年(平成25年) [JR 14]10,421 [* 36]
2014年(平成26年) [JR 15]10,143 [* 37]
2015年(平成27年) [JR 16]10,320 [* 38]
2016年(平成28年) [JR 17]10,610 [* 39]
2017年(平成29年) [JR 18]10,647 [* 40]
2018年(平成30年) [JR 19]10,617

駅周辺

町田駅付近からの横浜線は、東京都および神奈川県都県境附近を縫うように走っており、また東京都町田市の市域は南東から北西に細長く延びているため、駅の所在地でいうと東京都町田市の町田駅を出ると古淵駅淵野辺駅矢部駅相模原駅、橋本駅と神奈川県相模原市内の駅が続いてから当駅で再び町田市の駅となる。神奈川県との都県境は直線距離でこの駅から南に300m未満である。

当駅の周辺には大学の進出があり、また駅周辺の宅地化も進んでいる。駅南側には都道47号線町田街道)が、駅東側には都道171号線が通る。駅から東へ600mほど行くと八王子バイパス相原インターチェンジがある。

2018年現在、駅南側にある大戸踏切[3]を撤去すべく、東京都が事業主体となり、単独立体交差事業(アンダーパス工事)を実施している[4]。2020年度に事業完了予定[4]

バス路線

西口の「相原駅西口」停留所と駅近くの都道町田街道)の「相原」停留所が最寄りとなる。以下の路線が神奈川中央交通西・神奈川中央交通により運行されている。

相原駅西口(西口バスロータリー)

  • 1番乗り場(法政大学・大戸方面)
    • 原21 - 大戸行
    • 原25 - 法政大学経由大戸行
    • 原19 - 法政大学行、(急行)法政大学行、(急行)法政大学体育館行
  • 2番乗り場(東京家政学院方面)
    • 原23 - 真米経由東京家政学院行

相原(町田街道沿い)

  • 法政大学・大戸方面(相原医院前)
    • 橋16 - 大戸行
    • 橋20 - 法政大学行
    • 橋25 - 法政大学経由大戸行
    • 町28 - (町田市民バス・まちっこ)青少年センター入口行(休日を除く平日のみ運行)
  • 橋本・町田方面(旧相原折返場前)
    • 橋16・橋20・橋25 - 橋本駅北口行
    • 町28 - (町田市民バス・まちっこ)町田ターミナル行(休日を除く平日のみ運行)

これまでバス乗り場は相原停留所のみだったが、町田市が相原駅西口広場の整備工事を進め、2016年3月28日から一部路線の乗り入れが開始された[5]

また同時に相原停留所は折返場が閉鎖され、町田街道の路上に停留所が移設された。

隣の駅

東日本旅客鉄道(JR東日本)
JH 横浜線
快速・各駅停車
橋本駅 (JH 28) - 相原駅 (JH 29) - 八王子みなみ野駅 (JH 30)

脚注

記事本文

出典

  1. ^ 南津オーバーレイマップ -南津電鉄の光と影
  2. ^ a b 首都圏の一部の駅に駅遠隔操作システムを導入します” (PDF). 東日本旅客鉄道株式会社. 2013年12月22日閲覧。
  3. ^ 踏切安全通行カルテ 大戸 (PDF) - 国土交通省 関東地方整備局、2018年12月26日閲覧。
  4. ^ a b "町田3・3・36号相原鶴間線(相原)の事業に着手します" (Press release). 東京都建設局. 1 December 2014. 2017年2月13日閲覧
  5. ^ 相原駅西口バスターミナル開設に伴う乗り入れ運用の開始について(3/28改正)神奈川中央交通
広報資料・プレスリリースなど一次資料

利用状況

  1. ^ 東京都統計年鑑 - 東京都
  2. ^ 町田市統計書 - 町田市
JR東日本の2000年度以降の乗車人員
東京都統計年鑑

関連項目

外部リンク