新モンゴロイド
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
新モンゴロイド(しんモンゴロイド)とは、モンゴロイドを形質的特長から新・旧に分けた表現方法である。ただし、進化の程度が新・古という意味ではなく寒冷地適応を経ているか否かの違いを表した分類であることに注意が必要である。
古モンゴロイドに比べると一般に一重まぶたで目頭に蒙古襞が見られ、彫りが浅く、体毛が少ない、唇が薄い、耳垢が乾いており、背が高くガッチリした体型などの特徴を持っているとされる。
古モンゴロイドと比較して、身体的特徴に寒冷適応が多く見られる。たとえば、一重まぶた・蒙古襞は目を凍傷から守るため、乾いた耳垢も耳の凍結を守るため、大柄でガッチリした体型や凹凸の少ない顔などもなるべく体熱を逃さないための適応だと考えられる(ベルグマンの法則)。体毛の少なさも身体に付着した水滴が凍結しないための適応に由来するとみられる。
新モンゴロイドは、おもに現在のモンゴル・カザフスタン・キルギス・シベリア・朝鮮半島・華北地方に多く居住するとされる。日本には、紀元前3世紀(弥生時代)以降に渡来し、日本列島在来の人々と混血して現在の日本人が形成されたとする説がある。