ビルマ族

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ビルマ族(ビルマぞく)は、ミャンマー人口の約7割を占める民族。自称はバマービルマ文字BamaLumyo.pngBamar)。

概要[編集]

ビルマ族の女性(1920年代撮影)

人種モンゴロイドに属す。チベット・ビルマ語族に属するビルマ語を話し、おおよそ9割が上座部仏教を信仰する。主にイラワジ川中流以南、シッタン川流域、ミャンマー海岸部に居住し、農業を営んでいる。

先祖はヒマラヤ山脈以北に住んでいた族と見られ、9世紀頃にイラワジ平野へと進出・定住した。王朝が存在した19世紀以前の伝統社会では、アフムダンという王権を支える階層(官僚軍人など)と、アティーという農民層に分かれていた。ただし、伝統的な身分制度イギリス植民地下で廃止され、今日では存在していない。伝統生活様式という基盤はあるが、都市と地方の住民間には意識・行動・価値観などで相当な差異がある。ビルマ族の社会は、夫婦とその子供による核家族が中心である。ただし、複合家族も沢山見られ、結婚した子供達が親と一緒に暮らしたり、結婚した兄弟姉妹が同居したりする場合もある。 弱兵として知られ、1940年代から続くカチン族やカレン族との戦いでは敗戦続きで、カチン族やカレン族の反政府地へ攻め込んでは撃退されている。2004年に起きたワ州連合軍との戦いで大敗を喫し、2011年におきたカチン独立軍との戦いではカチン側の戦死者が700名であったのに対し、ミャンマー軍は1万の戦死者を出し、2009年のコーカン事件ではコーカン族側の死者8名に対し、ミャンマー側は70名の死者を出し、2010年の民主カレン仏教徒軍との戦いではミャンマー軍は100名の死者を出してマナプロウを奪回されているなど弱体ぶりが目立つ。[

伝統的なビルマ族の社会には、という血縁集団は無く名前のみである。そのため、先祖のを祭る祖霊信仰は無く、遺産は子たちに均等に相続される。