地中海人種

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Meyers Blitz-Lexikon (1932年) に「地中海人種の例」として挙げられたコルシカ島の住人。
人種ヨーロッパ(年1916)
  地中海人種

地中海人種(ちちゅうかいじんしゅ)はかつての自然人類学におけるコーカソイドの下位区分の一つ。1899年ウィリアム・Z・リプリーにより北方人種アルプス人種と共に定義され、主に地中海北西岸(フランス南部、イタリアイベリアギリシャ小アジアパレスチナコーカサス北アフリカ(ホワイト・アフリカ)、地中海の島々など)に住む。ただし、フランス南部やイタリア半島の人々はアルプス人種との混交である事が多い。東欧やアジアの地中海人種も、東方の人種集団の影響を受けている。

この人種に属する人々は一般に濃い褐色の髪を持ち、瞳の色もそれに伴う。彫りの深い顔立ちをしており、頭蓋は細く長い(長頭)。彼らが築き上げた古代ギリシャローマ時代をヨーロッパ人の父祖とする憧れも相まって、その時代に残された彫刻の顔立ちは美の典型とされた。現在でも美しい顔をした人に対する例え文句として「ギリシャ彫刻のような」という慣用句が存在する。

かつて精神病理学者のエルンスト・クレッチマーは、この人種に属する人々はその小柄で細身な体型的特長から分裂気質であるとしていたが現在は支持されていない。

参考文献[編集]

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