アルプス人種
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
| Meyers Blitz-Lexikon (1932年) に「アルプス人種の例」として挙げられたドイツの地理学者ハインリッヒ・キエペルト |
アルプス人種
|
アルプス人種(あるぷすじんしゅ)は、かつての自然人類学におけるコーカソイドの下位区分の一つ。
1899年ウィリアム・Z・リプリーにより北方人種、地中海人種と共に定義され、主にヨーロッパ中部(フランス中東部やスイス、ドイツ南部(アレマン、バイエルン)、オーストリア、イタリア北部など)や旧フランス植民地の一部(カナダのケベック州など)に住んでいるとされた。
アルプス人種は代表的な短頭人種として近代以降知られていたが、20世紀初めにドイツの人類学の大御所であったオイゲン・フィッシャー(Eugen Fischer)らにより、古代のアルプス人種に属する人々は長頭であり、時代が進むと共に短頭に変化した事が明らかにされた。
精神医学者のクレッチマーはその著書「天才の心理学」で、「この人種に属する人々は躁鬱気質の傾向が強い」と述べているが恣意的なものも強い。