グリーンランド

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グリーンランド
Grønland (デンマーク語)
Kalaallit Nunaat (グリーンランド語)
グリーンランドの旗
地域の標語 : なし
地域の歌 : 祖国よ、汝はいと星霜重ねり
グリーンランドの位置
公用語 デンマーク語グリーンランド語
主都 ヌーク (旧称: ゴットホープ)
最大の都市 ヌーク
元首
女王 マルグレーテ2世
自治政府首相 ハンス・エノクセン
面積
総計 2,166,086km²13位
水面積率 不明
人口
総計(2003年 56,385人(209位
人口密度 0.2人/km²
GDP(自国通貨表示)
合計(2005年 102億デンマーク・クローネ
GDPMER
合計(2005年 17億ドル(?位
GDPPPP
合計(2001年 11億ドル(190位
1人当り 20,000ドル
独立 なし(デンマーク領。自治開始は1979年
通貨 デンマーク・クローネDKK
時間帯 UTC 0~-4(DST: 0~-3)
ccTLD gl
国際電話番号 299
地図
地図

グリーンランドGreenland, デンマーク語: Grønland, グリーンランド語: Kalaallit Nunaat -「人の島」の意) は北極海と北大西洋の間にある世界最大の。大部分が北極圏に属し、全島の約80%以上は氷床と万年雪に覆われる。居住区は海岸部のみ。巨大なフィヨルドが多く、氷の厚さは3,000m以上に達する所もある。デンマーク領だが、自治政府がおかれている。

なお、カナダとの国境線上にあるハンス島の領有をめぐっては、カナダとデンマークの間で係争中である。

目次

[編集] 民族

カラーリットが85 - 90%。その他、カラーリットと北欧系の混血デンマーク人など。

[編集] 政治

一院制議会(31議席、議員任期4年)が存在し、自治政府首相が政権を担当。主要政党は進歩党、連帯党、イヌイット友愛党など。

[編集] 地理

グリーンランドは北アメリカ大陸の北、北極海と北大西洋の間、カナダの北東に位置する。世界最大の島で、領域は北緯59度50分から83度37分の範囲に広がる。経度では西経10度から70度の範囲を占め、島の大半が北極圏に位置する。北西部では約30km離れたカナダのエルズミーア島ネアズ海峡をはさんで隣接し、南東約300kmにはデンマーク海峡をはさんでアイスランドがある。気候区分は北極圏から準北極圏に属し、涼しいと寒いを特徴とする。地形はほぼ平坦だが、沿岸部以外は氷床に覆われる。最北部は空気が乾燥しているためが降らず、に覆われていない。もしグリーンランドの氷床が全て融けたならば、現在よりも7.2mほど海面が上昇するという。[1] 最も高い場所は ギュンビョルン山(Gunnbjørn)(3,694m)。資源は亜鉛石炭モリブデンプラチナウランなどの鉱物と、魚介類アザラシクジラなどの海産物。

なお、メルカトル図法地図では、極地に近いほど実際の面積比率より拡大表示されるため、グリーンランドとオーストラリア大陸の見た目の面積が逆転しており、「大陸」と「島」の違いに錯覚を覚えるが、実際の面積では500万平方kmもの差があり、双方の違いは歴然としている(オーストラリア大陸の約29%の面積しかない)。面積2,166,086平方kmの81%である1,755,637平方kmを氷床が覆う。氷の重さで島の中央部の地面は海面より300mも低い。氷は中央部から周囲の海岸へゆっくり流れている。海岸線は39,330kmに及び赤道の長さに相当する。

町や居住地は氷の無いところに存在する。島の西海岸に人口が集中。北東部は世界最大の国立公園である北東グリーンランド国立公園となっている。

[編集] 経済

主要産業は漁業とその加工業で、輸出の87%を占める。特にエビはその半分以上を占め、日本にもロイヤル・グリーンランド社を通じて多くのエビが輸出されている。観光業は更なる成長が期待されるが、季節が限られることと費用がかさむことが難点。鉱物資源探査も進行中である。炭化水素開発のために国営石油NUNAOILを設立したが、生産開始にはまだ当分時間がかかる。鉱物資源開発の国営Nunamineralは新たに始まった金鉱開発への投資を募るためコペンハーゲン株式市場に上場した。金属価格が上昇しているため、ウラン、アルミ、ニッケル、プラチナ、タングステン、チタン、銅などに関心が高まっている。

デンマーク本国からの多額の助成金もグリーンランド経済を支えており、2005年には約31億クローネに上っている。

  • GDP成長率 2.0%(05年)
  • インフレ率(CPI) 2.3%(06/1-07/1)
  • 輸出24億クローネ(f.o.b/05年)
    • 魚介類とその加工品など。
  • 輸入36億クローネ(c.i.f/05年)
    • 機械類,食料,石油製品など。

[編集] 歴史

詳細はグリーンランドの歴史を参照

現在の先住民族カラーリットだが、彼らの入植はグリーンランドの歴史の中では比較的最近である。アメリカ先住民(インディアン)に近縁と思われる入植者の波が数度にわたってあり、その後、アイスランドヴァイキングが、最後にカラーリットが入植した。

ヨーロッパ人としてはヴァイキングが初めて発見した。982年赤毛のエイリークがグリーンランドと命名し、入植が始まった。しかし、15世紀ごろにヴァイキングの入植地は全滅し、住民はカラーリットのみとなり、西洋の歴史から一時姿を消した。

16世紀半ばに再発見され、18世紀ゴットホープ植民地がつくられた。同時に布教も行われた。1917年以降はデンマークの支配が全島に及び、1953年本国の県と同様の自治権を得た。1973年デンマークのヨーロッパ共同体 (EC) 加盟とともに、ECの漁船操業と漁獲高に関する規定がデンマーク本国とその領土に適用されたが、グリーンランド住民は反発し自治を要求。1979年5月に自治政府が発足し、グリーンランドはデンマークの自治領となった。1985年グリーンランド政府はECを離脱した。主な居住区は海岸部にあたり、内陸部のほとんどは厚いで覆われている。

[編集] 「グリーンランド」の由来

エイリークはグリーンランド上陸より前、アイスランドを発見していた。アイスランドの命名者も彼なのだが、その名称故に入植希望者が現れなかった。そこで彼はグリーンランドに入植希望者が多数現れることを願い、この地を「緑の島」と名付けたのである。

その他にもGruntland(グラウンドランド)が訛ったという説、あるいは氷河に覆われていない南部海岸地帯がエイリークの頃の中世の温暖期には緑にあふれていたという説もある。

[編集] 赤毛のエイリーク

赤毛のエイリーク(Erik the Red; 950-1003)はグリーンランドのヨーロッパ人入植者の先駆けとなった人物。ノルウェー生まれ。960年頃エイリークの父が殺人の罪でノルウェーを追放される。982年ごろエイリークもまた殺人を犯し、3年間国外追放される。「赤毛のエイリークのサガ」によると、彼はこの3年間でグリーンランドの海岸を探索する。アイスランドに戻ってからはグリーンランドについて吹聴する。985年には西海岸に二つの植民地が作られる。その一方が現在の首都ヌークである。なおこのエイリークの長男、レイフ・エリクソンユリウス暦1000年アメリカに到達しているが、ネイティブ・アメリカン(「スクレーリング」と呼んでいる)といざこざを起こし、殺害されている。この事は15世紀クリストファー・コロンブスがアイスランドへ赴き、大西洋の果てにある大陸を目指す為、「アイスランド・サガ」を閲覧した事でも知られている。

[編集] グリーンランドの都市の一覧

氷山とグリーンランド
氷山とグリーンランド
西グリーンランド
東グリーンランド
北グリーンランド
南グリーンランド

[編集] 参考文献

  • ジャレド・ダイアモンド著『文明崩壊 —滅亡と存続の命運を分けるもの—』草思社、2005/12/21、ISBN 4794214642

[編集] 脚注

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  1. ^ IPCC Third Assessment Report: Climate Change 2001 , The Scientific Basis, Table 11.3

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

ウィクショナリー
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