指原の乱

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指原の乱
ジャンル バラエティ番組
企画 秋元康
ディレクター 中野貴博、天野雄太
演出 福田雄一(構成兼務)
監修 窪田康志(スーパーバイザー)
出演者 指原莉乃HKT48
福田雄一
製作
プロデューサー 阿比留一彦、佐久間大介
武藤大司波多野健
製作 テレビ東京EAST
放送
音声形式ステレオ放送
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間2013年10月9日 - 2014年3月26日(24回)
放送時間水曜26:05 - 26:35[注 1]
(木曜2:05 - 2:35)
放送分30分
指原の乱
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指原の乱』(さしはらのらん)は、テレビ東京関東ローカル)で2013年10月9日から2014年3月26日まで放送されていたバラエティ番組である。女性アイドルグループ・HKT48に所属する指原莉乃冠番組

概要[編集]

指原莉乃が多くの大人を巻き込み翻弄しながら様々な企画を立案・挑戦していく番組である。指原個人の冠番組としては、2011年1月11日 - 9月27日に放送された『さしこのくせに〜この番組はAKBとは全く関係ありません〜』(TBS)以来、約2年ぶりの冠番組であり、2013年6月に開催された「AKB48 32ndシングル選抜総選挙」にて第1位を取ってからは初、テレビ東京系でも個人としては初の冠番組となる。指原が出演したドラマ『ミューズの鏡』でタッグを組んだ、福田雄一が本番組の構成・演出を手掛け、出演者としても名を連ねる。

番組開始時の題字「指原の乱」は、指原自身が書いた[注 2]。乱という名から、番組中に足軽兵が「ふきだし」で、コーナーのまとめ・これから行う企画・訪問先・面会人など簡潔に事前・事後説明が入る。

指原が考案したゆるキャラ「炎上ちゃん」「消化くん」[1]が第22回放送分より、足軽兵に変わって番組キャラクターとして登場した。ただし、握手会でファンから「クビにしないで」と言われたり[2]視聴者からも好評だったという事で、足軽兵の出演は継続させていく[3]

撮影は、番組製作会社の会議室、移動車の中、訪問先のオフィスなどを使用しており、指原もHKT48の衣装ではなく、私服風の衣装を着用している。

番組内で、挿入歌やBGM、オープニングまたはエンディングとしてHKT48並びにAKB48グループ、指原のソロ曲などが使用されることはない[要出典]

企画協力者と交渉する際、相手を呼ぶのではなく指原と福田が相手側に赴くのが基本であり[4]、どこで交渉するかは赴いた先でなければ解らないため、訪問先のオフィスだったり、事前に待ち合わせを取り付けた喫茶店などを利用しているが[5]、移動中に相手との交渉有無を確認したり、場合によっては先に訪問した協力者が連絡をして会ってくれる事もある[6]

指原と福田曰く、「面白いトーク」を意識しているが、2人のみでのトークは「使えない」黒いトークになってしまい、8割がカットされたり[7][8]、放送されても早送りされ、視聴者には解らないようにしている[9]。スタッフの間でも「使う・使わない」という論争が起きている[8]

企画内容によって、それらに関わるお金の話になる事が非常に多く[注 3]、福田曰く「不浄なお金の流れを暴いていく番組」[10]

最終回にて、第18回放送分の視聴率が0.1%を記録するなど、視聴率が悪いこともさることながら、次クール(2014年4月期)から、福田が自身が監督するテレビドラマ[注 4]、カメラマンが「月9」、イーストのディレクターがフジテレビ日曜21時台の番組と、それぞれ別の仕事を担当するため多忙となることが番組終了の主な理由であることが福田により明かされた[11]

2017年12月26日発売のHKT48の1stシングル『092』に収録されている短編映画DVD『東映 presents HKT48×48人の映画監督たち』の作品の一つとして『指原の乱 冬の陣』が製作・発売された[12]

出演者[編集]

AKB48グループからのゲスト出演[編集]

※所属グループおよび所属チームは出演当時

立案企画による出演者[編集]

放送日・企画[編集]

DVD[編集]

  • 発売元は「指原の乱」製作委員会、販売元は東宝
リリース日 タイトル 品番 販売形態 封入特典 収録内容
2014年7月23日 指原の乱 Vol.1 DVD(2枚組) TDV-24294D DVD2枚 炎上ちゃんシール 収録分数120分
映像特典「幻の企画『シソンヌじろう宅に押しかけサバイバルゲーム!!』前編」
2014年9月3日
指原の乱 Vol.2 DVD(2枚組) TDV-24295D DVD2枚 足軽シール 収録分数120分
映像特典「幻の企画『シソンヌじろう宅に押しかけサバイバルゲーム!!』後編」

スタッフ[編集]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 最終回は26:25-55(木曜2:25-55)。
  2. ^ オープニング時に「題字・指原莉乃」との明記が表示されている。
  3. ^ 第1回-写真集の製作費や売り上げ、第6回-映画制作費と興行収入、第13、14回-ラーメン店の開店必要経費、売り上げ、第20、21回-ゆるキャラビジネスによる売り上げなど。
  4. ^ 番組上では詳細は非公表だが、福田から主演女優の名前を聞かされた指原が抗うことを諦めた。
  5. ^ 指原がスマートフォンで録画した動画のみ。
  6. ^ 製作費用と監督の山崎のスケジュールが3年先まで空きがないということで第二弾企画はここで終了。
  7. ^ タモリからの助言により、収録前から馬主になることはやめると決めていた(同日放送分より指原談)。
  8. ^ 福田雄一・演出・翻訳・訳詞による舞台「フル・モンティ」主演。山田にとっては舞台となる初主演作品となる。

出典[編集]

  1. ^ 指原の乱 vol.1 DVD(2枚組)”. amazon. 2017年12月30日閲覧。
  2. ^ 第24回(2014年03月26日)放送分、指原談[出典無効]
  3. ^ 第22回(2014年03月12日)放送分、テロップより[出典無効]
  4. ^ 第1回(2013年10月9日)放送分、福田発言[出典無効]
  5. ^ 第2回(2013年10月16日)放送分、桑島カメラマンとの交渉[出典無効]
  6. ^ 第7回(2013年11月20日)放送分、阿部プロデューサーが指原・福田の訪問後に、山埼監督に連絡を入れ会ってくれると言う段取りをしてくれた[出典無効]
  7. ^ 第6回(2013年11月13日)放送分、福田談[出典無効]
  8. ^ a b 第8回(2013年11月27日)放送分、指原・福田・スタッフ談[出典無効]
  9. ^ 第13回(2014年1月8日)放送分[出典無効]
  10. ^ 第20回(2014年2月26日)放送分、福田談[出典無効]
  11. ^ 第24回(2014年03月26日)放送分、福田談[出典無効]
  12. ^ HKT48 | アルバム特典映像 短編映画企画「東映 presents HKT48×48人の映画監督たち」特設サイト
  13. ^ 錦糸町Ryuduki

外部リンク[編集]

テレビ東京 水曜26:05 - 26:35枠
前番組 番組名 次番組
水曜深夜はPSパチとも!いいじゃんか!
(2013年5月1日 - 9月25日)
指原の乱
(2013年10月9日 - 2014年3月26日)
美の国のお茶会
(2014年4月2日 - 9月24日)