戦う司書シリーズ

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戦う司書シリーズ
ジャンル ファンタジー
小説
著者 山形石雄
イラスト 前嶋重機
出版社 集英社
レーベル スーパーダッシュ文庫
発表期間 2005.9.22 - 以下続刊
巻数 8巻(以下続刊)
漫画: 戦う司書と恋する爆弾
原作・原案など 山形石雄
作画 篠原九
出版社 集英社
掲載誌 ウルトラジャンプエッグ
発表期間 2008年3月 - 連載中
巻数 既刊1巻(2009年1月現在)
アニメ: 戦う司書 The Book of Bantorra
監督 篠原俊哉
シリーズ構成 岡田麿里
キャラクターデザイン 山田正樹
音楽 平野義久
アニメーション制作 david production
製作 バントーラ図書館
放送局 放送局参照
放送期間 2009年10月 - 予定
コピーライト表記 ©山形石雄・前嶋重機/
集英社・バントーラ図書館
テンプレート使用方法 ノート
ウィキプロジェクト ライトノベルPJ ライトノベル
ポータル 文学

戦う司書』(たたかうししょ)シリーズ山形石雄・著、前嶋重機・画のライトノベル作品。第1巻『戦う司書と恋する爆弾』は、第4回スーパーダッシュ小説新人賞・大賞受賞作品で、スーパーダッシュ文庫集英社)においてシリーズ化されている。

2008年3月よりウェブコミック誌ウルトラジャンプエッグ』において、篠原九の作画で漫画化。第1巻『戦う司書と恋する爆弾』の表題で連載されている。

2009年10月より、テレビアニメが放送開始予定。

目次

[編集] 概要

蟻を生み出す力、未来を読む力、時を止める力などの特殊な能力を持つ武装司書らに対して、同様に特殊能力を持つが、人を人と思わず戦う道具を生み出していく神溺教団との戦いを軸にしてストーリーは展開していく。

[編集] ストーリー

図書館の『本』に死者の全てが収められる世界。その世界に生きる、記憶を、思考することを奪われ、胸に爆弾を埋め込まれた少年コリオ=トニスら3人は本の鉱山町であるトアットを訪れる。彼は、世界最強の武装司書であるハミュッツ=メセタを殺すことだけを目的に生きていた。しかし彼は、美しい姫の『本』に一目惚れをしてしまう。ハミュッツ=メセタを殺すために潜む暗殺者達とハミュッツ=メセタとの戦いが始まり、恋に落ちてしまったコリオもその最中へと巻き込まれていく……。


注意以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。


[編集] 登場人物

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[編集] 武装司書

ハミュッツ=メセタ
- 朴璐美
世界最強の武装司書にして、バントーラ図書館の館長代行者の女性。普段は穏やかそうにも見えるが、本来の性格は極めて冷酷であり、戦闘を好む。また死闘の果てに殺されることを渇望する。
主な武器は投石で、神々の制作した『追憶の戦器』ですら破壊することは難しいとされる投石器を用いる。また投げる物は石に限らず、戦車のパーツや飛行機さえも放り投げる事が可能。触覚糸と呼ばれる見えない糸を放出する能力を持ち、これで周囲をさぐり投石を行う。触覚糸は空気の振動を感知することができるため、盗聴を行うことができる。
ミレポック=ファインデル
声 - 沢城みゆき
ハミュッツの部下。ノロティ=マルチェの指導役でもある武装司書の少女。休暇を取っただけで驚かれるほど、まじめな仕事人間。魔法権利はテレパシーによる思考共有。顔と名前がわかれば一度に多数の人間に、距離に関係なく使える。思考共有としては最上級レベルであるらしい。通常は送信しかできないが、相手も魔法が使えれば(思考共有中に限られるが)対話可能である(ハミュッツのようにそれができない人もいる)。グインベクス帝国の仕官候補生だったところ、ハミュッツに引き抜かれた。通称「ミレポ」。
マットアラスト=バロリー
声 - 大川透
ハミュッツの部下である、武装司書の青年。魔法権利は未来予知。常時2秒後を予知し続けることが可能。「斬られてから避ける、命中してから銃を撃つ」ことができる。普通では撃てないレベル反動がある銃を使いこなす。サボり魔。通称「マット」。
イレイア=キティ
武装司書の指導教官をしている、古参の武装司書の女性。魔法権利は、目に見える範囲の時間を操作すること。人のいいお婆さんといった印象を受けるが、視界に映る敵全員を固定してみせる、など屈指の実力者でもある。
また戦闘能力も高く、若いころはかなりの武等派だったようだ。武装司書の中でもかなり上位の戦闘力をもつマットアラストをして「若いころのあなたにはかなわない」と言わしめるほど。
ノロティ=マルチェ
声 - 戸松遥
武装司書見習いの少女。両膝、両肘、拳には荒縄が巻きつけており、素手での戦闘を得意とする。絶対に人を殺さないという信念を持っているため、殺さずに戦える方法を選択する。
モッカニア=フルール
声 - 石田彰
ハミュッツと並んで最強の武装司書と言われる実力者の青年。魔法権利はアリの召喚。召喚したアリで敵を圧死させるほど大量に召喚することも可能。動けない敵なら30秒ほどで白骨化できるほど。反面、優しすぎる性格の持ち主であり、慰問に訪れていた少年楽団を巻き込んで皆殺しにしてしまったことを悔いている。以来一般人と触れ合うことを避け、図書館の迷宮内部に部屋を作り、そこで生活している。
ルイモン=マハトン
ヴォルケン=マクマーニ
声 - 中村悠一
武装司書。正義感あふれる青年であり、分身を作り出すという魔法権利を生まれながらに持つ。成長すれば館長代行まで上り詰めることが可能だと目されていた。
しかし彼の正義感がその道を閉ざす。彼が知ったハミュッツの秘密とは…。
ビザク=ジーグラス
鎧を着た老人。ヴォルケン=マクマーニとは親しい仲。
ミンス=チェザイン
声 - 三宅健太
武装司書。20代後半の屈強な肉体を持つ男性。魔法権利は、人の心を観ること。どのような性格か、今怒っているのか悲しんでいるのか、嘘や隠し事があるか、などをすべて見抜く。見た目に反して、前線で戦うよりもスパイの発見や尋問など後方支援に向いた人物。
もとはイスモとよばれる街の盗賊だった。
ボンボ=タータマル
クジラ使いの男性。彼が操るクジラは空を飛ぶことができる(もともと飛べるクジラを操っているのか、魔法権利で飛ばせているのかは不明)。使用する魔法権利の性質上、屋外、特に海上での戦いを得意とする。1人で海軍を撃破したことがある。食べることに異常な執着を持っており、かなり太っている。
ヤンクゥ=クイン
武装司書見習いの15歳の少年。ノロティ=マルチェとは同村出身で、彼女への憧れから司書を目指すようになった。また、ノロティが武装司書を目指して村を離れてからは彼が村を支えている。
泥を操る魔法権利を持っている。血は繋がっていないが、マニという9歳の妹がいる。
フィーキー=クイン
迷宮の最速踏破記録を持っている武装司書の青年。魔法権利は地面や壁を水のように潜り、泳ぐこと。単純な格闘でいえば見習い程度しかない。
ユキゾナ=ハムロー
次期館長代行と目される武装司書。各国とバントーラ図書館との調停のため、あまり図書館にはいない。腐壊波動と呼ばれる黒い波動を放ち、触れた生き物は老化し、生き物でないものはすべて腐敗させる魔法権利を持っている。治療不可能な病気にかかっている。
ユーリ=ハムロー
ユキゾナ=ハムローの実妹である一級武装司書。魔法権利は兄の病気を治療すること。ただし根本的な治療はできず、一時的なものである。そのため兄と離れて行動することはあまりない。

[編集] 神溺教団

ガンバルゼル=グロフ
神溺教団の「真人」の一人。「最強の怪物」を作ることに執着する。
シガル=クルケッサ
声 - 置鮎龍太郎
神溺教団の「真人」の一人。
ウインケニー=ビゼ
神溺教団の擬人。子供のころ、母親に従って入信した。強力な武装司書になると予知されたモッカニアの天敵となるべく修行をした。しかし結果得られた魔法権利は自分の体を石油に変える魔法のみだった。現在は表の顔として新聞記者を勤めつつ、神溺教団の連絡員として活動している。
アルメ=ノートン
シガル=クルケッサを慕う少女。ハミュッツ=メセタほどではないが、触覚糸が使える。ヴァイオリンを弾くのが上手い。錆びた剣を打撃武器として使う。
ベンド=ルガー
神溺教団につくられた兵器。鉛の体を持つ。

[編集] 人間爆弾

コリオ=トニス
声 - 入野自由
武装司書ハミュッツ=メセタを殺すために派遣された人間爆弾の少年。ハミュッツ殺害以外の事柄には関心が無く、ひどく無愛想な性格。しかしハミュッツを探す途中、『猫色の姫の本』を見つけたことで、彼の運命や考え方は大きく変わる。15歳前後で、猫背。
レーリア=ブックワット
武装司書ハミュッツ=メセタを殺すために派遣された人間爆弾の少年。人間爆弾でありながら、記憶や人格を残している。そのためか、人間爆弾の中でリーダー的な位置づけにある。20歳前後。
ヒョウエ=ジャンフス
武装司書ハミュッツ=メセタを殺すために派遣された人間爆弾の少年。常に顔色が悪い。17歳前後。

[編集] その他

エンリケ=ビスハイル
声 - 野島裕史
クモラ
レナス=フルール
モッカニア=フルールの母を名乗る謎の女性。
オリビア=リットレット
シロン=ブーヤコーニッシュ
声 - 川澄綾子
神溺教団の真人。
コリオ=トニスが見つけた『本』の少女。通称「常笑いの魔女」。三毛猫のようなまだら色の髪を持つ。コリオからは「三毛猫色の姫様」、略して「猫色の姫」と呼ばれている。
ザトウ=ロンドホーン
身長185cmほどの透明な頭髪の男性。
ボラモット=メイフ
ロコロ=ボバッツ
アーキット=クロマ
武装司書嫌いの少年。ノロティ=マルチェと出会ったことを機に変わり始める。
パーニィ=パールマンタ
かつて人気を博した女優。本名リサ=パニス。故人。

[編集] 用語

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『本』(ほん)
死んだ人のすべてが結晶となったもの。その人の『本』に素手で触れることによって、『本』の人物の生涯を追体験できる。通常、人の手のひらにちょうど乗るくらいの大きさで、たいていは半透明。落としたりしたために、割れて欠片になってしまっているものもある。欠片の場合は、追体験ができるのは一部分のみ。『本』はバントーラ図書館に収めることが基本であるが、個人で所有されているものも多数存在する。特に有名人や美人の『本』を売買する組織もある。人が紙に書いた書籍も同じように本と呼ぶ。
武装司書(ぶそうししょ)
バントーラ図書館で『本』の配架と貸与の管理をする人。盗まれた『本』の捜索、凶悪犯罪の捜査、戦争の調停なども行う。仕事の内容上強くなければ務まらず、逆に強ければ人格、出自、経歴などは問われない。武装司書専門の養成学校も存在する。
神溺教団(しんでききょうだん)
「人が幸福であれば、神も幸福である。ゆえに人が幸福であるためには何をしてもよい」これを教義とする、宗教。この場合の人とは教義における真人だけを意味する。真人の『本』は天国へ行き、永遠の幸福を味わうことができる。真人を助けたと認められた者の『本』も天国へ行く。神溺教団の信者たちはそう信じている。自分の幸福を追求した結果、大勢の死者をだす事件を起こすこともあり、そのたびに武装司書によって壊滅させられるが、なぜか存続し、活動している。その性質のため、神溺教団の名を許可なく知っているだけで死刑に相当する罪となる。
真人(しんじん)
神溺教団における階級。本当の人間、ということ。真人の条件は、自分の幸福の形を明確に持ちそれの実現に対して一切躊躇しないこと。これを「全なるもの」と呼ぶこともある。真人でない人間は「擬人」、人間の格好をしているだけの人間ではないもの、となる。擬人はすべて真人の望みをかなえ、真人のために尽くすことが存在意義である、とされる。
魔法(まほう)
この世界の人間が使う物理法則を無視した力。魔法を習得するには魔術審議と呼ばれる儀式を反復し、世界の法則から外れる力を獲得する。魔法を行使する力を魔法権利と呼び、雷を生み出す、未来を予知する、特定の動物を操る、など人それぞれに違った魔法権利を獲得している。魔術審議は13歳になる前に始めると精神に異常をきたす可能性が高く、20代前半を過ぎてしまうと常識や諦観が邪魔をして魔法権利を獲得できない。魔法権利を獲得した後も、より強力に、精密に、長時間使えるように強化していくのが普通であり、何種類もの魔法権利を獲得している人間はほとんどない。まれに生まれつき魔法権利を獲得している人もいるが、そういった人は皆髪の毛の色が普通と異なる。
魔法は世界の理をゆがめることで習得するため魔術審議には常に精神が混沌に触れる危険が伴う。そのため魔術審議を行う場合には混沌に触れたときに引き戻す役目を持つ監視人が立ち会う。
追憶の戦器
神々が作り出したとされる兵器。7つあるとされる。
どのような構造でそれが可能になっているのかは解明されていない。例外は自転人形ユックユックで、レプリカがいくつか作られている。
現在まで明らかにされているのは、自転人形ユックユック、常笑いの魔剣シュラムッフェン、常泣の魔剣アッハライ、記憶抹消杯アーガックスなど。

[編集] 既刊一覧

  1. 戦う司書と恋する爆弾 2005年9月30日発行 ISBN 4086302578
  2. 戦う司書と雷の愚者 2006年1月30日発行 ISBN 4086302764
  3. 戦う司書と黒蟻の迷宮 2006年4月30日発行 ISBN 4086302942
  4. 戦う司書と神の石剣 2006年7月30日発行 ISBN 408630306X
  5. 戦う司書と追想の魔女 2006年12月30日発行 ISBN 4086303337
  6. 戦う司書と荒縄の姫君 2007年4月30日発行 ISBN 4086303523
  7. 戦う司書と虚言者の宴 2007年8月30日発行 ISBN 9784086303728
  8. 戦う司書と終章の獣 2008年4月30日発行 ISBN 9784086304177
  9. 戦う司書と絶望の魔王 2009年7月24日発売予定

[編集] コミック版

  1. 2009年1月19日発行 ISBN 4088775899
  2. 2009年7月19日発売予定

[編集] テレビアニメ

戦う司書 The Book of Bantorra』のタイトルで2009年10月より、アニマックスバンダイチャンネルBS11にて放送開始予定。

[編集] スタッフ

  • 監督:篠原俊哉
  • シリーズ構成:岡田麿里
  • キャラクターデザイン:山田正樹
  • プロップデザイン:橋本英樹
  • 美術監督:池田繁美
  • 色彩設計:大西峰代
  • 撮影監督:北村直樹
  • 音楽:平野義久
  • 音響監督:本山哲
  • アニメーション制作:david production
  • 製作:バントーラ図書館

[編集] 放送局

放送地域 放送局 放送期間 放送日時 放送系列
日本全域 アニマックス 2009年10月2日 - 金曜 22時00分 - 22時30分 CS放送
BS11 2009年10月3日 - 土曜 24時00分 - 24時30分 BSデジタル放送
バンダイチャンネル 2009年10月5日 - 月曜 ネット配信

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

第4回スーパーダッシュ小説新人賞・大賞受賞作品
第3回 戦う司書と恋する爆弾
山形石雄
第5回
該当作なし 黄色い花の紅
アサウラ

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