悪魔の落とし子

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悪魔の落とし子
ブラック・サバススタジオ・アルバム
リリース 1983年8月7日
録音 1983年 オックスフォードシャー シプトン=オン=チャーウェル The Manor Studio
ジャンル ヘヴィメタル
時間 41分04秒
レーベル ヴァーティゴイギリスの旗
ワーナー・ブラザーズ・レコードアメリカ合衆国の旗
プロデュース ブラック・サバス、ロビン・ブラック
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
  • 4位(イギリス[1]
  • 7位(スウェーデン[2]
  • 14位(ノルウェー[3]
  • 37位(ドイツ[4]
  • 38位(日本[5]
  • 39位(アメリカ[6][7]
  • 44位(ニュージーランド[8]
ブラック・サバス 年表
ライヴ・イーヴル
(1982年)
悪魔の落とし子
(1983年)
セヴンス・スター
(1986年)
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悪魔の落とし子』(原題:Born Again)は、ブラック・サバス1983年に発表した11作目のスタジオ・アルバム

解説[編集]

ロニー・ジェイムス・ディオヴィニー・アピスの脱退に伴い、バンドはイアン・ギラン(元エピソード・シックスディープ・パープルイアン・ギラン・バンドギラン)を新ヴォーカリストとして迎え、また、オリジナル・ドラマーのビル・ワードが復帰した。収録曲「キープ・イット・ウォーム」は、当時のギランのガールフレンド(後に妻となる)に捧げられている[9]

本作のジャケット・デザインは、デザイナーのスティーヴ・"クラッシャー"・ジョールが、自分の持っていた雑誌『Mind Alive』の表紙に掲載された赤ん坊の写真を加工したものである[10]トニー・アイオミやマネージャーのドン・アーデン等は、このアイディアを気に入ったが、ギランは毛嫌いしたという[10]

本作は評価が分かれ、音楽評論家のEduardo Rivadaivaはallmusic.comにおいて5点満点中1.5点しか付けず、「元ディープ・パープルのイアン・ギランがブラック・サバスに加入することは、机上の空論としては良いアイディアだったが、厳然たる事実としては、ギランのブルージーな歌唱法やしばしばユーモラスになる歌詞は、破滅的で陰鬱な要素に満ちた音と全く合わない」と評している[11]。一方、メタリカラーズ・ウルリッヒは、2008年のインタビューにおいて本作のことを「発表された時は皆が嫌ったけど、今やブラック・サバスのアルバムの中でも特に崇められているものの一つ」と語っている[12]

母国イギリスでは、バンドは本作を最後に全英アルバムチャートのトップ10から遠ざかっていたが[1]、2013年発売の『13』では1位を獲得している。

ビル・ワードは本作に伴うツアーには参加せず、エレクトリック・ライト・オーケストラベヴ・ベヴァンがワードの代役を務めた[9]。本作に伴うツアーでは、ギランが在籍していたディープ・パープルの楽曲「スモーク・オン・ザ・ウォーター」も演奏された。ツアーが終了すると、ギランはバンドを脱退してディープ・パープルの再結成に参加。バンドは後任のヴォーカリストとしてデイヴ・ドナートを迎えるが、ドナートは1984年10月にはバンドを脱退し、この編成でのレコーディングは行われなかった[13]

イアン・ギランは、自身のソロ・アルバム『ギランズ・イン』(2006年/日本発売は2007年)において本作収録曲「トラッシュド」をセルフ・カヴァーしており、トニー・アイオミも同ヴァージョンの演奏に参加した[14]

2011年に発売されたデラックス・エディション盤は、未発表曲「ザ・フォールン」、本作収録曲「ストーンヘンジ」のエクステンデッド・ヴァージョンおよび、1983年8月27日[15]に行われたレディング・フェスティヴァルにおけるライヴ音源9曲を収録したボーナス・ディスクが付属された。

収録曲[編集]

特記なき楽曲はイアン・ギラントニー・アイオミギーザー・バトラービル・ワードの共作。2.と4.はインストゥルメンタル

  1. トラッシュド "Trashed" – 4:15
  2. ストーンヘンジ "Stonehenge" – 1:58
  3. 邪神 "Disturbing the Priest" – 5:48
  4. 暗黒 "The Dark" – 0:45
  5. ゼロ・ザ・ヒーロー "Zero the Hero" – 7:34
  6. デジタル・ビッチ "Digital Bitch" – 3:38
  7. 悪魔の落とし子 "Born Again" – 6:32
  8. ホット・ライン "Hot Line" (Ian Gillan, Tony Iommi, Geezer Butler) – 4:51
  9. キープ・イット・ウォーム "Keep It Warm" (I. Gillan, T. Iommi, G. Butler) – 5:36

デラックス・エディション盤ディスク2[編集]

  1. ザ・フォールン "The Fallen" – 4:27
  2. ストーンヘンジ(エクステンデッド・ヴァージョン) "Stonehenge (extended version)" – 4:43
  3. ホット・ライン "Hot Line" (I. Gillan, T. Iommi, G. Butler) – 4.54
  4. ウォー・ピッグス "War Pigs" (Ozzy Osbourne, T. Iommi, G. Butler, Bill Ward) – 7:25
  5. 黒い安息日 "Black Sabbath" (O. Osbourne, T. Iommi, G. Butler, B. Ward) – 7:10
  6. 暗黒 "The Dark" – 1:05
  7. ゼロ・ザ・ヒーロー "Zero the Hero" – 6:54
  8. デジタル・ビッチ "Digital Bitch" – 3:33
  9. アイアン・マン "Iron Man" (O. Osbourne, T. Iommi, G. Butler, B. Ward) – 7:40
  10. スモーク・オン・ザ・ウォーター "Smoke on the Water" (I. Gillan, Ritchie Blackmore, Roger Glover, Jon Lord, Ian Paice) – 4:56
  11. パラノイド "Paranoid" (O. Osbourne, T. Iommi, G. Butler, B. Ward) – 4:17

カヴァー[編集]

参加ミュージシャン[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b ChartArchive - Black Sabbath
  2. ^ swedishcharts.com - Black Sabbath - Born Again
  3. ^ norwegiancharts.com - Black Sabbath - Born Again
  4. ^ charts.de
  5. ^ 『オリコンチャート・ブックLP編(昭和45年‐平成1年)』(オリジナルコンフィデンス/1990年/ISBN 4-87131-025-6)p.260
  6. ^ Black Sabbath | Awards | AllMusic
  7. ^ 2011年デラックス・エディション盤英文クレジット
  8. ^ charts.org.nz - Black Sabbath - Born Again
  9. ^ a b Black Sabbath Online: Born Again
  10. ^ a b 2011年デラックス・エディション盤ライナーノーツ(スティーヴ・"クラッシャー"・ジョール、訳:丸山京子)
  11. ^ Born Again - Black Sabbath | AllMusic - Review by Eduardo Rivadaiva
  12. ^ METALLICA's LARS ULRICH: 'Metal Is Like Herpes - It Never Goes Away' - Blabbermouth.net - 2014年1月30日閲覧
  13. ^ Black Sabbath | AllMusic - Biography by William Ruhlmann
  14. ^ Ian Gillan - Gillan's Inn (CD, Album) at Discogs
  15. ^ Black Sabbath - Born Again (CD, Album) at Discogs
  16. ^ Psychotic Waltz - Dark Millenium (CD, Album) at Discogs
  17. ^ Hammer Smashed Face - Cannibal Corpse | AllMusic