悪魔の掟

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悪魔の掟
ブラック・サバススタジオ・アルバム
リリース
録音 カリフォルニア州ロサンゼルス ザ・レコード・プラント
ジャンル ヘヴィメタルハードロック
時間
レーベル イギリスの旗ヴァーティゴ
アメリカ合衆国の旗カナダの旗ワーナー・ブラザース・レコード
プロデュース マーティン・バーチ
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
  • 12位(イギリス[1]
  • 29位(アメリカ[2]
  • 30位(スウェーデン[3]
  • 45位(ニュージーランド[4]
  • 47位(オランダ[5]
  • 63位(日本[6]
  • ブラック・サバス アルバム 年表
    ライヴ・アット・ラスト!
    (1980年)
    悪魔の掟
    (1981年)
    ライヴ・イーヴル
    (1982年)
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    悪魔の掟』(原題:Mob Rules)は、ブラック・サバス1981年に発表した10作目のスタジオ・アルバムロニー・ジェイムス・ディオ加入後としては2作目のアルバムで、また、本作よりヴィニー・アピスが加入した。

    背景[編集]

    前スタジオ・アルバム『ヘヴン&ヘル』(1980年)に伴うツアーの途中でビル・ワードがバンドを脱退し、1980年8月31日の公演よりヴィニー・アピスが加入[7]。アピスはそのまま正式メンバーとなり、本作のレコーディングにも参加した。

    本作に先行して公開された映画『ヘヴィ・メタル』のサウンドトラックでは「悪魔の掟」と「E5150」が使用されており[8]、「悪魔の掟」のサウンドトラック用のヴァージョンは、2010年に発売された本作のデラックス・エディション盤に収録された[9]

    反響[編集]

    本作は全英アルバムチャートで12位に達し[1]、本作からの第1弾シングル「悪魔の掟」は全英シングルチャートで46位、第2弾シングル「ターン・アップ・ザ・ナイト」は37位に達した[10]

    アメリカでは本作がBillboard 200で29位に達し、リリースから約4年半後の1986年5月には、RIAAによってゴールドディスクに認定された[11]。また、『ビルボード』のメインストリーム・ロック・チャートでは「ターン・アップ・ザ・ナイト」が24位、「ヴードゥーの呪い」が46位に達した[2]

    収録曲[編集]

    全曲ともトニー・アイオミロニー・ジェイムス・ディオギーザー・バトラーの共作。4.はインストゥルメンタル

    1. ターン・アップ・ザ・ナイト - "Turn Up the Night" – 3:43
    2. ヴードゥーの呪い - "Voodoo" – 4:33
    3. 南十字星 - "The Sign of the Southern Cross" – 7:50
    4. E5150 - "E5150" – 2:50
    5. 悪魔の掟 - "The Mob Rules" – 3:15
    6. カントリー・ガール - "Country Girl" – 4:03
    7. スリッピン・アウェイ - "Slipping Away" – 3:46
    8. 失楽園 - "Falling Off the Edge of the World" – 5:04
    9. オーヴァー・アンド・オーヴァー - "Over and Over" – 5:30

    カヴァー[編集]

    • ターン・アップ・ザ・ナイト
      • 柴田直人 - カヴァー・アルバム『STAND PROUD! II』(1999年)
    • 南十字星
    • カントリー・ガール

    参加ミュージシャン[編集]

    アディショナル・ミュージシャン

    脚注[編集]

    外部リンク[編集]