レイシ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
| レイシ | |||||||||||||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
レイシ
|
|||||||||||||||||||||
| 分類 | |||||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||||
| 学名 | |||||||||||||||||||||
| Litchi chinensis | |||||||||||||||||||||
| 和名 | |||||||||||||||||||||
| レイシ(茘枝) ライチ |
|||||||||||||||||||||
| 英名 | |||||||||||||||||||||
| Lychee |
レイシ(茘枝、学名:Litchi chinensis)ムクロジ科の常緑高木の果樹。ライチ(広東語 lai6ji1)とも呼ばれる。
中国南部原産で熱帯・亜熱帯地方で栽培される。中国語ではリーチー(拼音: Lìzhī 、注音:ㄌㄧˋ ㄓ)で、属名もこれに由来する。「ライチ(ー)」は、広東語での茘枝の読みを片仮名表記したものである。英語のlycheeは、広東語風にライチーとも、北京語風にリーチーとも発音する。ちなみに中国語で使われている漢字では3つの「刀」ではなく、3つの「力」である。
目次 |
[編集] 概要
常緑高木で、葉は偶数羽状複葉(2 - 4対の小葉からなる)で互生する。花は黄緑色で春に咲く。果実は夏に熟し、表面は赤くうろこ状(新鮮な物ほどトゲが鋭い)、果皮をむくと食用になる白色半透明で多汁の果肉(正確には仮種皮)があり、その中に大きい種子が1個ある。
上品な甘さと香りから中国では古代より珍重され、楊貴妃が華南から都長安まで早馬で運ばせた話が有名である。現在は中国南部、台湾、東南アジア、日本国内では沖縄など、そのほかオーストラリア、フロリダやハワイでも栽培されている。
[編集] 栽培と流通
日本では初夏を中心に、主に台湾から生で輸入したものがスーパーマーケットなどで入手できる。また、最近では沖縄産のものも出回っている。
生では鮮度が落ちやすく、鮮やかな赤色の果皮が赤褐色に変色し、表皮のイガがなくなってしまうため、冷凍品あるいは缶詰として出回っているものが多い。
中国産の生ライチは果実の大きさは冷凍物と変わらないが、種が小さくその分果肉が多い。新鮮な生ライチは中国の現地でも特定の時期にしか入手できないが、冷凍物とは比べ物にならないくらいに芳香が強く、味に深みがある。
また近年、中国における流通網や衛生処理が発達し、日本へ生の状態での輸入が増えてきた。日本が認可した蒸気による殺虫処理のコストや鮮度維持のため空路を使用しているため、冷凍物に比べ価格は割高であるが、品質の差から価格が高くとも需要が見込まれている。 しかし、中国産の果物は野菜と同様に安全性(基準外農薬等)の問題を残している[1]。