マルセロ・メロ

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マルセロ・メロ
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マルセロ・メロ
基本情報
ラテン文字名 Marcelo Melo
フルネーム Marcelo Pinheiro
Davi de Melo
愛称 Girafa (ジラファ)
国籍 ブラジルの旗 ブラジル
出身地 同・ベロオリゾンテ
生年月日 1983年9月23日(30歳)
身長 203cm
体重 87kg
利き手
バックハンド 両手打ち
ツアー経歴
デビュー年 1998年
ツアー通算 12勝
シングルス 0勝
ダブルス 12勝
4大大会最高成績・ダブルス
全豪 2回戦(2009)
全仏 ベスト8(2010・12)
全英 準優勝(2013)
全米 ベスト4(2013)
4大大会最高成績・混合ダブルス
全仏 準優勝(2009)
キャリア自己最高ランキング
シングルス 273位(2005年11月21日)
ダブルス 5位(2013年11月4日)
2013年11月16日現在

マルセロ・ピンヘイロ・ダビ・デ・メロMarcelo Pinheiro Davi de Melo, 1983年9月23日 - )は、ブラジルベロオリゾンテ出身の男子プロテニス選手。ダブルスのスペシャリストとして活動し、2009年全仏オープン混合ダブルスと2013年ウィンブルドン選手権男子ダブルスで準優勝した。これまでにATPツアーでダブルス12勝を挙げる。自己最高ランキングはシングルス273位、ダブルス5位。身長203cmの長身からついた“Girafa”(ジラファ、「キリン」の意味)というニックネームがある。

来歴[編集]

メロは7歳の時から、家族揃ってテニスを始めた。15歳まではサッカーもプレーしたが、テニスに専念する決心をして1998年にプロ入りする。彼は男子ツアー下部大会(フューチャーズ、チャレンジャー)での長い下積み時代を経て、2007年からATPツアー大会に本格参戦を始め、4月末のポルトガルエストリル大会でアンドレ・サと組んでツアー初優勝を果たした。同年のウィンブルドン男子ダブルスで、メロとサはベスト4に進出した。ブラジルペアの2人は、準決勝でフランスペアのアルノー・クレマン&ミカエル・ロドラ組に 6-7, 3-6, 3-6 のストレートで敗れた。ところが、メロがウィンブルドン直前の6月10日、イギリスのトーナメントで「イソメテプテン」(興奮剤、抗片頭痛薬)に陽性反応を示したことが発覚する。軽微な違反として、彼は国際テニス連盟から2007年9月10日-11月9日まで2ヶ月間の出場停止処分を受けた[1]

2008年、マルセロ・メロとアンドレ・サは男子ツアー大会でダブルス年間4勝を挙げ、北京五輪の男子ダブルスにも出場した。ブラジルペアは2回戦で、ドイツ代表のライナー・シュットラー&ミヒャエル・コールマン組に 6-7, 3-6 で敗れた。2009年は5月中旬のオーストリアキッツビュール大会で優勝があった。

メロは2006年まで、フューチャーズやチャレンジャー大会でシングルス戦にも出場したが、ATPツアーでは1度しかシングルスへのエントリーがない。男子テニス国別対抗戦・デビスカップのブラジル代表選手としても、すべてダブルス戦のみに出場している。

2009年全仏オープンで、マルセロ・メロはアメリカバニア・キングと混合ダブルスのペアを組み、決勝戦まで勝ち進んだ。決勝戦で2人は第1シードペアのボブ・ブライアン&リーゼル・フーバー組と対戦し、7-5, 6-7 で1セット・オールになった。全仏オープンのダブルスでは、混合のみ10ポイント・タイブレーク決戦方式(通称:スーパータイブレーク方式)で勝敗を決定する。この方式では、1セット・オールになった時は10点制のタイブレークを行い、先に10ポイント取った方が勝者になる。メロとキングはタイブレークを 7-10 で落とし、全仏混合ダブルス準優勝者になった。

2010年からはブルーノ・ソアレスとペアを組むようになった。2010年全仏オープンダブルスでベスト8に進出している。2012年7月のロンドン五輪で2度目のオリンピックに出場し2回戦でチェコのトマーシュ・ベルディハ&ラデク・ステパネク組を 1-6, 6-4, 24-22 で破りベスト8に進出した。準々決勝ではフランスのジョー=ウィルフリード・ツォンガ&ミカエル・ロドラ組に 4-6, 2-6 で敗れた。9月のデビスカッププレーオフではロシアアレックス・ボゴモロフ・ジュニア&ティムラズ・ガバシュビリ組を 7-5, 6-2, 7-6(7) で破りブラジルの10年ぶりワールドグループ復帰に貢献した[2]

2013年ウィンブルドン選手権ではイワン・ドディグと組み初めて4大大会男子ダブルスの決勝に進出した。決勝でボブ・ブライアン&マイク・ブライアン組に 6–3, 3–6, 4–6, 4–6 で敗れ準優勝となった。全米オープンATPワールドツアー・ファイナルでもベスト4に進出し、ダブルスランキングを5位まで上げている。

ATPツアー決勝進出結果[編集]

ダブルス: 24回 (12勝12敗)[編集]

結果 No. 決勝日 大会 サーフェス パートナー 対戦相手 スコア
優勝 1. 2007年4月29日 ポルトガルの旗 エストリル クレー ブラジルの旗 アンドレ・サ アルゼンチンの旗 マルティン・ガルシア
アルゼンチンの旗 セバスチャン・プリエト
3–6, 6–2, [10–6]
優勝 2. 2008年1月6日 オーストラリアの旗 アデレード ハード アルゼンチンの旗 マルティン・ガルシア オーストラリアの旗 クリス・グッチョーネ
オーストラリアの旗 ロバート・スミーツ
6–3, 3–6, [10–7]
優勝 3. 2008年2月11日 ブラジルの旗 コスタ・ド・サイペ クレー ブラジルの旗 アンドレ・サ スペインの旗 アルベルト・モンタニェス
スペインの旗 サンティアゴ・ベントゥーラ
4–6, 6–2, [10–7]
優勝 4. 2008年5月19日 オーストリアの旗 ペルチャッハ クレー ブラジルの旗 アンドレ・サ オーストリアの旗 ユリアン・ノール
オーストリアの旗 ユルゲン・メルツァー
7–5, 6–7(3–7), [13–11]
準優勝 1. 2008年6月15日 イギリスの旗 ロンドン ブラジルの旗 アンドレ・サ カナダの旗 ダニエル・ネスター
セルビアの旗 ネナド・ジモニッチ
4–6, 6–7(3–7)
優勝 5. 2008年8月23日 アメリカ合衆国の旗 ニューヘイブン ハード ブラジルの旗 アンドレ・サ インドの旗 マヘシュ・ブパシ
バハマの旗 マーク・ノールズ
7–5, 6–2
準優勝 2. 2009年3月1日 アメリカ合衆国の旗 デルレイビーチ ハード ブラジルの旗 アンドレ・サ アメリカ合衆国の旗 ボブ・ブライアン
アメリカ合衆国の旗 マイク・ブライアン
4–6, 4–6
優勝 6. 2009年5月23日 オーストリアの旗 キッツビュール クレー ブラジルの旗 アンドレ・サ ルーマニアの旗 アンドレイ・パベル
ルーマニアの旗 ホリア・テカウ
6–7(9–11), 6–2, [10–7]
準優勝 3. 2009年6月14日 イギリスの旗 ロンドン ブラジルの旗 アンドレ・サ 南アフリカ共和国の旗 ウェスリー・ムーディ
ロシアの旗 ミハイル・ユージニー
4–6, 6–4, [6–10]
準優勝 4. 2009年7月26日 ドイツの旗 ハンブルク クレー スロバキアの旗 フィリップ・ポラセク スウェーデンの旗 シーモン・アスペリン
オーストラリアの旗 ポール・ハンリー
3–6, 3–6
準優勝 5. 2010年1月16日 ニュージーランドの旗 オークランド ハード ブラジルの旗 ブルーノ・ソアレス ニュージーランドの旗 マーカス・ダニエル
ルーマニアの旗 ホリア・テカウ
5–7, 4–6
優勝 7. 2010年5月22日 フランスの旗 ニース クレー ブラジルの旗 ブルーノ・ソアレス インドの旗 ロハン・ボパンナ
パキスタンの旗 アイサム=ウル=ハク・クレシ
1–6, 6–3, [10–5]
準優勝 6. 2010年8月1日 スイスの旗 グシュタード クレー ブラジルの旗 ブルーノ・ソアレス スウェーデンの旗 ヨハン・ブランシュトロム
フィンランドの旗 ヤルコ・ニエミネン
3–6, 7–6(7–4), [9–11]
準優勝 7. 2010年9月26日 フランスの旗 メス ハード
(室内)
ブラジルの旗 ブルーノ・ソアレス ジャマイカの旗 ダスティン・ブラウン
オランダの旗 ロジャー・ワッセン
3–6, 3–6
優勝 8. 2011年2月5日 チリの旗 サンティアゴ クレー ブラジルの旗 ブルーノ・ソアレス ポーランドの旗 ルカシュ・クボット
オーストリアの旗 オリバー・マラチ
6–3, 7–6(7–3)
優勝 9. 2011年2月12日 ブラジルの旗 コスタ・ド・サイペ クレー ブラジルの旗 ブルーノ・ソアレス スペインの旗 パブロ・アンドゥハル
スペインの旗 ダニエル・ヒメノ=トラバー
7–6(7–4), 6–3
準優勝 8. 2011年2月26日 メキシコの旗 アカプルコ クレー ブラジルの旗 ブルーノ・ソアレス ルーマニアの旗 ビクトル・ハネスク
ルーマニアの旗 ホリア・テカウ
1–6, 3–6
準優勝 9. 2011年9月25日 フランスの旗 メス ハード
(室内)
チェコの旗 ルーカス・ドロウヒー イギリスの旗 ジェイミー・マレー
ブラジルの旗 アンドレ・サ
4–6, 6–7(7–9)
準優勝 10. 2011年10月23日 スウェーデンの旗 ストックホルム ハード
(室内)
ブラジルの旗 ブルーノ・ソアレス インドの旗 ロハン・ボパンナ
パキスタンの旗 アイサム=ウル=ハク・クレシ
1–6, 3–6
準優勝 11. 2012年2月26日 アメリカ合衆国の旗 メンフィス ハード
(室内)
クロアチアの旗 イワン・ドディグ ベラルーシの旗 マックス・ミルヌイ
カナダの旗 ダニエル・ネスター
6–4, 5–7, [7–10]
優勝 10. 2012年10月21日 スウェーデンの旗 ストックホルム ハード
(室内)
ブラジルの旗 ブルーノ・ソアレス スウェーデンの旗 ロベルト・リンドステット
セルビアの旗 ネナド・ジモニッチ
6–7(4–7), 7–5, [10–6]
優勝 11. 2013年1月6日 オーストラリアの旗 ブリスベン ハード スペインの旗 トミー・ロブレド アメリカ合衆国の旗 エリック・ブトラック
オーストラリアの旗 ポール・ハンリー
4–6, 6–1, [10–5]
準優勝 12. 2013年7月6日 イギリスの旗 ウィンブルドン クロアチアの旗 イワン・ドディグ アメリカ合衆国の旗 ボブ・ブライアン
アメリカ合衆国の旗 マイク・ブライアン
6–3, 3–6, 4–6, 4–6
優勝 12. 2013年10月13日 中華人民共和国の旗 上海 ハード クロアチアの旗 イワン・ドディグ スペインの旗 ダビド・マレーロ
スペインの旗 フェルナンド・ベルダスコ
7–6(2), 6–7(6), [10–2]

脚注[編集]

外部リンク[編集]