ファイアーエムブレム 烈火の剣の登場人物

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ファイアーエムブレム 烈火の剣の登場人物(ファイアーエムブレムれっかのけんのとうじょうじんぶつ)では、任天堂(開発・インテリジェントシステムズ)のコンピュータゲームファイアーエムブレム 烈火の剣』の登場人物について記述する。

前作『ファイアーエムブレム 封印の剣』は本作「烈火の剣」の20年後の世界を舞台としている。前作の登場人物については、ファイアーエムブレム 封印の剣の登場人物を参照。

リキア地方[編集]

「八神将」の1人「勇者ローラン」が建国した、いくつもの領からなる緑豊かな同盟国。その同盟は一枚岩とは言えず、内乱の兆しを見せている。

フェレ侯爵家[編集]

エリウッド(Eliwod)
クラスはロード→ロードナイト。属性は理。フェレ侯爵エルバートとその妻エレノアの一人息子。主人公の1人。専用武器はレイピアと烈火の剣デュランダル。『封印の剣』にも登場する。
シリーズ伝統の「王子様」タイプの主人公。公式年齢は17歳。
正義感が強く何事に対しても礼儀正しく生真面目だが、時には大胆な行動力も持ち合わせる。剣の腕は確かで、無二の親友ヘクトルとの2月に1回の手合わせも戦績はほぼ互角。
失踪した父、エルバート捜索のためわずかな手勢を率いて旅立ち、その後過酷な運命に翻弄されることになる。
エルバートが殺害される原因の大元となったネルガルに対しても、憎しみではなく哀れみの感情を抱くほどに純粋で優しい性格で、ニニアンに恋心を抱かれている。騎士たちや村人たちにも信頼されており、海賊の長ファーガスにも気に入られるなど、多くの人が彼に好意を持って接している。
数々の悲劇に見舞われるが、それを乗り越えていく強さがある。オズインからは王道を往く理想的な君主になる、と讃えられていた。
ヒロイン候補は3名おり、小説版ではニニアンと結ばれている。また、『封印の剣』によれば、妻が好きな「極寒の高地にしか咲かぬ白い花」を取りにいくためしばらく旅に出たという。
なお、クラスチェンジすると騎馬ユニットになるため、弱点になる武器が増えてしまう。
戦後は、エルバートの死後空席となっていたフェレ侯の座に就き、領主となる。
エルバート
エリウッドの父親。名君として知られていたが、本編開始数ヶ月前に行方不明になる。
常人には無い強い「エーギル」(精神力、生命力を素にする生体エネルギー)の持ち主であり、それに目を付けたエフィデルの策略によりラウス候ダーレンの企てた反乱計画に無理やり賛同させられ「竜の門」へと連行されてしまっていた。
竜の門にて、ネルガルに操られたニニアンにエーギルを奪われ、瀕死の重傷を負いながらもネルガルに深手を負わせて一時的に彼の計画を食い止める。その後、息子エリウッドの腕の中で静かに息を引き取る。
エレノア
エリウッドの母。17歳の息子がいるとは思えない若々しい美貌の持ち主。エルバートが17歳の時に婚約した。
豊作を祝う祭りでは必ず夫エルバートと共に一晩中ダンスを踊っている。
夫エルバートの訃報にも涙を流さず、エリウッドの前では悲しみを見せない精神の強さを持つ。息子への愛は人一倍強い。

フェレ騎士団[編集]

勇敢と名高く、ソシアルナイトやパラディンを中心に構築されている。

マーカス(Marcus)
クラスはパラディン。属性は氷。フェレ騎士団の将軍。「封印の剣」にも登場。
エルバートの代からフェレに仕えている古参の将軍。厳格な性格で、主からも部下たちからも信頼されている。どちらの作品でも、彼の支援会話は半分以上が彼が若者達を指導する姿を描いたもの。食にうるさく、甘いものに対しても舌が冴えている。
年若いエリウッドに対して全幅の信頼を置いており、序盤のお助けパラディンとして活躍する。ユニットとしての戦闘能力(初期値、成長率)は20歳若いだけあって『封印の剣』よりも高く、育成結果や装備武器によっては終盤まで運用できる。
戦後は騎士団の団長として新兵の育成に力を注ぐ。『封印の剣』のロイに剣を教えた。
ロウエン(Lowen)
クラスはソシアルナイト→パラディン。属性は炎。マーカスの直属の部下。
まだ騎士の叙勲を受けていない従騎士だが、戦闘技術は優秀。幼い頃に山賊に襲われた村を救ってくれたハーケンに憧れて騎士団に入隊した。
常に巨大な非常食袋を携帯し、エリウッドの朝食は毎食彼が作っている。料理の腕もそこそこ優秀。
マーカス直伝の「腹満たされずして心もまた満たされず」がモットー。祖父がエルバートの前の代のフェレ領主の専属料理人で、その影響を受けて料理を始めた。情熱的な性格。
本編終了後もフェレ騎士として精進に励み、やがてはマーカスに次ぐ実力者とうたわれることになる。
ユニットとしてはHP、守備に特化している防御型のソシアルナイト。
ハーケン(Haken)
クラスは勇者。属性は炎。エルバート直属の騎士。
エルバートがネルガルに拉致された際、直属の騎士団の中でただ1人生き残った。主を守れなかったことに責任を感じ、主君の仇を討とうと「黒い牙」に潜入、ソーニャが黒い牙の黒幕と気付く。その後自らの命を捨て1人でも多くの仇を討とうとするが、かつての仲間達に諭され、エリウッドの下へと戻る。イサドラとは婚約者の間柄。
かつて忠誠を誓った侯爵に裏切られ、使い捨ての駒にされた過去を持つ。
本編終了後はフェレに戻り、マーカスらと共に壊滅した騎士団の建て直しに力を注ぐ。
上級職加入の割りには高い初期値を誇る。
なお、後述のイサドラと婚約関係にあるにもかかわらず、ヴァイダとのペアエンディングがある。
勇者と聖騎士が恋人関係という設定は、かつての「紋章の謎」に出てきたアストリアとミディアのオマージュ。
イサドラ(Isadora)
クラスはパラディン。属性は闇。エレノアの護衛を務める女性聖騎士。地方貴族出身。
マーカスの厳しい訓練に耐え抜き、女性では数少ない聖騎士に達した。道行けば誰もが振り返るほどの美人。消息を絶ったハーケンの身を案じている。エレノアにエルバートの死が伝わったとき、エレノアからの伝言を携えて港町バドンでエリウッドと合流する。
後述のプリシラ同様、ハーケンと結婚を誓った仲であるにもかかわらず、支援対象7人全員が男性でペアED対象も3人。自信と気品に満ちた大人の女性だが、ハーケンに対しては生の恋愛感情を露骨に吐露してしまい、レナートに対しては騎士とエリミ-ヌ教信者の葛藤に揺れる、心の奥底にある不安を覗かせ、ラガルトに対しては張り詰めた緊張を不意に解かれていた。
戦後の身の振りようは、支援次第ではそのまま結婚したり、司祭に転職したりするなど、様々である。

オスティア侯爵家[編集]

リキア同盟最大の領で他国との貿易も盛ん。ローランはオスティアの初代侯爵だった。型破りな君主、ウーゼルがリキア同盟の盟主として他家を率いている。

ウーゼル(Uther)
クラスはジェネラル(グラフィックのみ)。オスティア侯爵兼リキア盟主。
ヘクトルの実兄であり、唯一の肉親。ヘクトルを超える武勇を誇るといわれ、優れた手腕で名高い名君。密偵を従えた隠密行動を得意とする。
リキアの貴族性を強く批判しており、そのため敵も多い。
考えるより手が先に出るタイプのヘクトルには手を焼いており、会うたびに皮肉を浴びせるが、心の中では弟を大切に思っている。
病を患っているが、ヘクトルに対する気遣いからそのことは伏せている。ヘクトルの遠征中に息を引き取り、後のことをオズインに託していた。彼らの親もまたこの病気により亡くなったらしい。
ヘクトル(Hector)
クラスはロード→グレートロード。属性は雷。オスティア侯爵ウーゼルの実弟で、斧を得意とする。主人公の1人。公式年齢は18歳。専用武器はヴォルフバイルと天雷の斧アルマーズ。『封印の剣』にも一部登場。
幼い頃からの親友であるエリウッドを助けるため、周囲の反対を押し切って出奔。黒い牙とその背後に潜むネルガル達との戦いに身を投じる。
貴族とは思えないほどがさつで言葉が悪い乱暴者で、武器の型も我流だが、内にはやさしく繊細な心が秘められている。
鎧を着ていることもあって体がかなり頑丈で、空から降ってきたフロリーナとペガサスが直撃してもまったく無傷であった(フロリーナのほうが気絶した)。
幼い頃は、日常茶飯事のように教師を脅して学問所を抜け出しては、闘技場に通っていた。算術の時間には大いびきで寝ていることも多かったらしく、今でも計算が苦手な様子。
両親は病で他界しており、唯一の肉親のウーゼルを表には出さないが敬愛している。
アーマーナイト系に近いユニット特性も含めて、これまでの作品では珍しいタイプの主人公。後の作品の主人公であるエフラムやアイクは彼のような熱血系の性格となっている。クラスチェンジ後はアーマー系の特効を受けるようになる。
戦後は亡きウーゼルに代わってオスティア侯爵となる。

オスティア重騎士団・家臣[編集]

アーマーナイト、ジェネラルを中心に編成され、実力があれば家系は問わないという風習がある。実力は高く、彼らの守るオスティア城も難攻不落を誇る。

オズイン(Osin)
クラスはアーマーナイト→ジェネラル。属性は理。オスティア侯爵家に仕える重騎士。平民出身。
侯爵ウーゼルの信頼厚い部下で、ヘクトルのお目付け役を命じられる。融通の利かない頑固者で、30代前半という実年齢より老けて見られる。
当初はヘクトルの奔放さに頭を痛めていたが、ネルガルと戦う旅の途中でその器を再評価し、騎士の誓いを立てヘクトルに忠誠を誓う。戦後は、オスティア侯爵となったヘクトルの側近として仕えた。
序盤から登場する下級職ユニットとしてはレベルが高く(レベル9)、序盤ではマーカスに次いで安定した戦闘力を持つ。成長率も高く、クラスチェンジした後には最強クラスのユニットの一人となる。
小説版『封印の剣』では、アラフェンでの戦闘でヘクトルを守り戦死する。
マシュー(Matthew)
クラスは盗賊→アサシン。属性は風。食わせ者の密偵。年は20代。
普段はただのお調子者を装っているが、その内側にはクールで計算高い、ともすれば冷酷とさえ言える面を隠している。
普段は主君ヘクトル同様ざっくばらんで、平気で主君に荷物持ちをさせたりもするが、自由奔放なヘクトルを気に入っており彼なりに忠誠心は高い。
かつて諦めた夢は今でも心に残っており、悩むことなく自身の夢を追い求めるギィには色々とちょっかいをかけている。セーラには振り回されており度々手を焼くが、ヘクトルの命令でやむなく護衛している。
恋人のレイラの命を奪ったとして、黒い牙の面々、とりわけ張本人のジャファルに対しては強い敵意をむき出しにする。
セーラ(Serra)
クラスはシスター→司祭。属性は雷。オスティア家付きのシスター。公式設定上の年齢は16歳。
エリミーヌ教の聖職者。シスターとは思えぬほど、無邪気でわがままかつ自己中心的な毒舌家。その強烈な性格で周りの者を振り回しており、ヘクトルですら彼女には手を焼いている。ただし、支援会話によっては不器用ながらも優しい一面を見せることも。
リン編ではエルクを護衛につけているが、彼女に召使いのようにこき使われた経験は、彼にとって「思い出したくない記憶」となっているほど。
実は孤児院出で、辛い子供時代を過ごした。「自分はエトルリアの伯爵家の娘で、いつか本当の両親が迎えに来てくれる」と信じているのもその時の経験に由来している。
レイラ(Laila)
クラスは盗賊。オスティアの密偵。
オスティア密偵の中で1、2を争う実力者。
ウーゼルの命で「黒い牙」に潜入し組織の中枢に近づくも、ネルガルの計画を調査中に発見され、ジャファルに殺害される。
同僚のマシューとは恋仲であり、黒い牙への調査が終わった後には彼の故郷へ行く約束を交わしていた。
マップ上のグラフィックはアサシンに見えるが、実際は本作で描き下ろされたレイラ専用のグラフィックであり、全くの別物。

キアラン侯爵家[編集]

リン編のストーリーにおいて、ラングレンの陰謀により一度は混乱するが、リン達の活躍で落ち着きを取り戻す。エリウッド・ヘクトル編ではラウス軍により一時は占領される。

ハウゼン
キアラン侯爵で、リンの祖父。
基本的に温厚な性格だが、マデリンとハサルが駆け落ちをした際には烈火のごとく激怒し、ハサルを討っても構わないと命じ、2人を見逃したワレスを半年に渡って幽閉したこともある。
リン編で弟のラングレンに毒を盛られ殺されかけるも、意識の遠のいていく中でリンと再会、彼女の看護で歩けなかった身体が庭を散歩できるまでに回復した。
後にラウス軍に城を占拠され人質となる。劣勢と見て慌てるダーレンにこれ以上罪を重ねぬように降伏を提案するも、エフィデルにより深手を負わされる。が、黒い牙に潜入していたレイラにより事なきを得る。
本編終了後、リンに看取られて息を引き取る。
ラングレン
クラスはジェネラル。キアラン侯爵ハウゼンの弟。リン編における黒幕。
兄の死後自分が侯爵の座に就くつもりでいたが、リンの存在に危機感を覚えた彼は兄ハウゼンの暗殺を決行。同時にリンにも刺客を送り、暗殺を謀る。
権力欲が強く、領民からは嫌われていた様子。
リンは公女を騙る偽者だとキアラン領内で吹聴し、リンとハウゼンをあと一歩のところまで追い詰めるが、エリウッドの協力により期待していた外部諸侯の助力を得られず、最後はリンに討ち取られる。
マデリン
キアラン侯爵ハウゼンの娘。
リン編開始時点の16年前、キアラン家に仕えていたサカの民ハサルと駆け落ちし、サカの草原でリンを産んだ。
半年前、ロルカ族がタラビル山賊団の襲撃を受けた際に殺された。
ハサル
マデリンの夫。元々はサカの遊牧民、ロルカ族の族長。
ワレスの「宿命の好敵手」らしい。彼の「兵士強化マニュアル」に平気で付き合えるなど、実力は確か。弓の達人で、剣の腕前も相当なものだったらしい。
半年前に部族が山賊団の襲撃を受けた際、毒によってまともに歩くこともできない状態ながら、リンを馬に乗せて逃がすが、彼は多くの同族や妻と共に命を落とした。
リン(Lin)
クラスはロード→ブレイドロード。属性は風。サカの血を引くキアラン公女。主人公の1人。専用武器はマーニ・カティソール・カティ
本名はリンディス。サカの民ロルカ族族長ハサルとマデリンの忘れ形見。容姿はマデリンに瓜二つらしく、名前は母親のマデリンから貰ったもので、家族でいるときだけリンディスとよんでいた。
勝気だがさっぱりとした性格で、多くの人から慕われやすい。また、弱い者に対しては優しく接する。
15歳(北米版・ヨーロッパ版では18歳)まで草原で育つが、物語の半年前に両親と部族の仲間を目の前で山賊に殺され、仇討ちを誓う。それゆえに山賊や海賊への憎悪が強く、自分たちを助けてくれたファーガス海賊団に対しても当初はあまりいい感情を抱いていなかった。また家族思いであり、唯一の肉親である祖父を慕う気持ちは非常に強い。性に会わない貴族生活を続けているのも、全て祖父の元を離れたくないためである。
リン編において、軍師見習いのマークが倒れているのを発見し手当てする。そのことがきっかけとなり、お互いに見習い同士として自分を磨くための旅に出ることになった。
旅の支度のために立ち寄ったブルガルの街でケントとセインに出会い、自身の出生のこと、命が狙われていることを知る。長い旅の末にラングレンを討ち、祖父と再会、正式にキアラン公女になった。
その1年後、キアランがダーレンとエフィデルの軍に狙われたことをきっかけにエリウッド達の旅に同行、キアランを取り戻しネルガルを倒す。
戦後は、祖父の死を見届けキアラン領をオスティアに託して草原に帰る。しかし、エリウッド、ヘクトル両者と恋人関係になることが可能なキャラクターであり、彼らと結婚した場合はそのままリキアに留まる。
小説版『封印の剣』ではラスと結婚しスーを産むが、サカがベルンに攻められた後は行方不明になる。
任天堂のWii専用ゲームソフト『大乱闘スマッシュブラザーズX』でアシストフィギュアとしてゲスト出演している(声優は大本眞基子、海外版ではレニ・ミネルラ[1])。

キアラン軍[編集]

ワレス(Wallece)
クラスはアーマーナイト→ジェネラル。属性は雷。キアラン騎士隊の古参者。
スキンヘッドで厳つい外見をしているが、昔は「女みたい」といじめられていたらしい。
リン編の時点で既に引退して畑を耕していたが、ラングレンより偽公女討伐の命を受け、リン一行の前に現れる。目で人を判断する傾向があり、リンの瞳を見たことで彼女を悪人ではないと確信し仲間に加わる。リン編終了後、血が再びたぎってしまったため、戦いの勘を取り戻すためにまた旅に出る。
極度の方向音痴で、ベルンを出てキアランに帰ろうとした際には75回も同じ場所を回っていた。また、戦後もキアランに帰還するつもりが道を大きく間違えてなぜかイリアに辿り着き、そのまま隠居することになった。その一方、かなりの自信家。豪快な性格で、「ふははは」という笑い方が特徴。
豪快な性格とは裏腹に物事を深く考えており、ハサルとマデリンが駆け落ちした際には、強引に連れ戻した場合マデリンが自害をし得る、このまま放置したほうが幸せになるだろう、などの考えからあえて主君の命に背き彼らを見逃した。
新兵の訓練が趣味で、自作の「兵士強化マニュアル」なるものを用意している。そのマニュアル内に書かれている訓練を10日も続ければ「誰もが振り返るような素晴らしい筋肉美になる」と語っているが、「全速力で領地を一周する」など、およそまともではないものも含まれているため、部下からは恐れられている。
新兵時代のセインやケントを鍛え上げたのも彼であり、新しくキアラン騎士隊に入隊したウィルを鍛えようとすることもある。
リン編ではアーマーナイトとして仲間に加わるが、ノーマルモードではすぐにチュートリアル扱いでクラスチェンジしてしまうため、実質ジェネラルとして加入する。
セイン(Sain)
クラスはソシアルナイト→パラディン。属性は風。キアラン侯爵家に仕える若き騎士。
リンをキアランへ迎えるため、ケントと共にサカを訪れる。
明るくお調子者であり、また戦いの最中に味方の女性達にいいところを見せようとしたり、女性に夢中のあまり剣を買い忘れたりするほどの無類の女好きでもある。目に入る女性全てに声をかけるナンパ癖があり、リンのこともそのおかげで発見することができた。本人曰く、それは「自分の宿命」とのこと。また、女性相手に対し自分の不利になるようなことでもウソはつかない。
主に夜這いをかけようとしたりするなど、生真面目なケントとは正反対の性格で一見騎士らしくない男である。しかし、その実力は確かであり、内に秘めた騎士としての誇りや、主君であるリンに対する忠誠心は並々ならぬものがある。また、人妻のルイーズには一歩引き、相棒のケントが密かにリンに好意を寄せていることを知ると応援するなど、人の道に外れたことは決してしない。
相棒のケントには苦労をかけることも多いが非常に仲が良く、二人の信頼関係は絶対的。
リン編終了後、リンの帰還を助けた功績により、キアラン騎士隊副隊長に任命された。
女好きな彼らしく、支援会話の相手はケント以外の6人全員が女性である。
シリーズ恒例の「赤緑騎士」の緑だが、力を中心に成長する一方で技の伸びは低め(従来のシリーズでは赤は力・守備に特化しており、緑は技・速さに特化していた)。
ケント(Kent)
クラスはソシアルナイト→パラディン。属性は理。キアラン侯爵家に仕える若き騎士。
リンをキアランへ迎えるため、セインと共にサカを訪れる。
とにかく生真面目で忠義に厚く、お調子者のセインとはまさに正反対の性格。腕も有能であるため周囲から頼りにされているが、真面目すぎて融通が利かない一面も。リンへの忠誠心は絶大で、彼女を褒め始めると止まらないほど。恋愛には奥手な様子。
相棒のセインの言動に頭を痛めることもあるが非常に仲が良く、二人の信頼関係は絶対的。
リン編終了後、リンの帰還を助けた功績により、キアラン騎士隊隊長に任命された。
エリウッドの軍が規律を欠いていることを苦く思っており、同じように真面目なフィオーラと「男女がみだりに近付く事を禁じる規律」を出そうとしたことすらある。
密かに主君であるリンに恋心を抱いているが、セインとの支援会話ではそのことを彼にあっさり見抜かれてしまう。
シリーズ恒例の「赤緑騎士」の赤だが、技と速さを中心にバランス良く成長する。
イーグラー
クラスはパラディン。ラングレン配下の将軍。
セインとケントが初めて所属した部隊の隊長で、彼らの恩師。
生真面目で優しく心ある性格で、領民からの評判も高かった。
リンの帰還を喜んでいたが、ラングレンに家族や部下を人質に取られ、やむなく死を覚悟でリン達と敵対する。死に際にハウゼンの身を案じる言葉を残す。
レーゼマン
キアラン侯爵家の執事
ハウゼンに仕える執事。ケント達からの報告でラングレンの企みに気付いたが、逆に捕らえられてしまっていた。ラングレンが討ち取られた後は解放され、ハウゼンとリンに仕える。
リンには公女としてのたしなみを身に付けて欲しいと願っている。
ブール、ヨーギ
共にラングレンの腹心の重騎士。リンディス抹殺のため派遣される。ブールはアラフェン城を占領し、ヨーギはアラフェン-キアラン領境でシューターを使ってリンたちを襲った。

旧コンウォル家[編集]

数年前に横領罪で取り潰しとなった侯爵家。オスティア家の陰謀により潰されたという噂も流された。コンウォル家伯爵、婦人は横領発覚後自害している。後の調査により、友人の借金を肩代わりしたことから財政難に陥ったことが原因と判明する。

プリシラ(Priscilla)
クラスはトルバドール→ヴァルキュリア。属性は風。伯爵家の令嬢。
6歳の時、エトルリア王国のカレルオン伯爵家に養女に出された。いわゆる深窓の令嬢で、物腰は優雅。非の打ち所がないが、嫉妬深い所が玉に瑕。普段はおとなしい性格だが、一度思いつめると絶対に意見を曲げないらしい。ラウス領に滞在中、ダーレンに召し出されかけていたところをエリウッドらに救われ、恩返しのために同行する。兄のレイヴァンにはブラコン気味で、恋愛感情にも近い想いを抱いている。
支援会話の相手7人が全て男性という珍しいキャラクター(ペアエンドがあるのはそのうち3人)。
小説版においては、ネルガルとの戦いの後に支援相手の1人であるギィと駆け落ちした。
レイヴァン(Leyvan)
クラスは傭兵勇者。属性は氷。キアランに雇われた影のある剣士。
レイヴァンという名は偽名で、本名はレイモンド。プリシラの兄。
取り潰されたコンウォル侯爵家の嫡男で、公式年齢は19歳。
コンウォル家取り潰しをオスティアの陰謀と考え、オスティアへの復讐の機会を狙っている。キアランを解放する軍勢の中にヘクトルがいると知り、その暗殺のため、敵の懐に忍び込むのが目的で旅の一行に加わった。かつては心優しい少年であったが、復讐を心に誓ってからは他人を遠ざけるようになった。ウィルやバアトルに懐かれて迷惑しているが、それでも付き合うあたりは面倒見がいい性格といえる。
エリウッド編では妹のプリシラには攻撃してこないが、ヘクトル編では仇であるオスティアの候弟のヘクトルが相手のリーダーなためか『暗黒竜と光の剣』のマチスと同じく平気で攻撃する。
エリウッド達との旅を通して見聞を広めたことにより、オスティア家への憎悪は誤解であったと気付く。
ルセア(Ruthea)
クラスは修道士→司祭。属性は光。エリミーヌ教の見習い修道士。
光魔法を行使する血に塗れた聖職者。コンウォル家が取り潰される前から10年余りに渡ってレイモンドに仕えている。
レイヴァンより年上な青年だが、女性のように美しい容貌と丁寧な口調のため、一部のキャラからは女性と間違えられる。とても優しく清らかな心の持ち主で、物腰は柔らか。
エトルリア王国出身で、幼少の頃、傭兵だった父を賊(レナート)に殺され、母はその心労から衰弱死。孤児院に預けられたが、そこでは虐待を受けた。それらの経験から心に深い傷を負っており、時折発作が出る。しかし、その慈愛の心は復讐者レイモンドの殺意を洗い流し、殺人狂カレルに心の安らぎを与えた。
後にアラフェンに孤児院を開くというエピソードから封印の剣に登場する「孤児院の院長先生」が想起されるが、両者が同一人物であるかは明らかになっていない。

ラウス侯爵家[編集]

リキア同盟への反乱を準備していた最中に領内を訪れたエリウッドらを亡き者にしようとするが、反撃を受け城を放棄。起死回生を図って隣のキアラン城を占拠するが、エリウッドらの追撃を受け壊滅。その後はエリウッド達の寛大な処置により取り潰しにはならなかったが、『封印の剣』で再びリキア諸侯を裏切る。

ダーレン
クラスはジェネラル。ラウス侯爵。
強欲な野心家で、かねてからリキアの盟主が自家でないことを快く思っておらず、そのことに付け込んだ黒い牙からの使者エフィデルにそそのかされ反乱を企てる。
領民の暮らしを顧みるどころか領内から美しい娘を城にさらってくるほどの好色家。領民からは「好色なだけのじーさん」と酷評されるなど、全く領民の信頼を得られていない。ラウスでは息子を見捨て、キアランでは配下すべてを見捨てたうえに止めようとしたハウゼンを逆恨みし、敗戦を重ねながらも「リキア王」の野望にしがみつこうとするが、最期は自分がエフィデルに見捨てられ、狂気のままに討ち取られることとなった。
竜の門での戦いで死亡するが、終章でネルガルの手によってモルフとして復活する。HP、守備がずば抜けて高く、最強の槍レークスハスタを使いこなす。
小説版によるとジェネラルの階級を実力で勝ち取らず、金で買い取ったとされている。
エリック
クラスはソシアルナイト。ダーレンの息子でラウス家公子。『封印の剣』では父の跡を継いでラウス侯爵となっている。
幼少の頃からいつも注目されていたエリウッドとヘクトルに嫉妬(逆恨み)している。長いものに巻かれるタイプで、初めてヘクトルに会ったときは盟主の息子である彼に取り入ろうとしたが、戦士の誓いの儀式(自分の掌を切りつけ、互いの傷口を重ね合わせる)を持ちかけられ、それに臆して逃げ出してしまった。
策士を気取っているが、大した実力はない。彼も父同様、領民からは「ボンクラ」と蔑視されている。
『封印の剣』ではクラスチェンジしていないばかりかレベルも下がっており、装備も弱体化している。

ラウス軍[編集]

騎馬隊が主力。エリック達は自慢の精鋭部隊と言っているが、ヘクトルからは侯爵家同様にボンクラどもと言われている。
ベルナルド
クラスはジェネラル。ラウス軍軍団長。
ラウス城陥落後、キアラン城を占領する。ダーレンの行動には疑問を持っている。
撃破された際は、自らの過ちを認めるかのような言葉を発する。
バウカー
クラスはアーマーナイト。ラウス軍近衛隊長。
キアラン城外を死守する。
主君の命を絶対とする忠義の将。確かな実力を持つとラウスで評判の将軍であり、ジェネラルに匹敵する能力を持つ。

その他のリキア出身者[編集]

マリナス(Merlinus)
クラスは輸送隊(クラスチェンジ可能だが、クラス名称は同じ)。属性は闇。『封印の剣』にも登場する。
リキア各地を渡り歩く商人であったが、名門貴族に仕える夢があり、盗賊団に襲われたのをエリウッドたちに助けられた後、身分を聞いてすぐに仲間に加わった。
典型的な小心者で少女のニノには上から当たるが、気の短いヴァイダには機嫌を損ねないように必死に媚びている。
後にオスティアで商売を始めるが失敗し、その後はフェレで財務を任されるようになる。
ゲーム内で入手したアイテムは種類ごとに整頓されて保管されるが、それはマリナス流の絶妙な配置法によるものらしい。
『封印の剣』では他人との支援会話が存在しないが、本作では支援会話が存在する。
ウィル(Will)
クラスはアーチャースナイパー。属性は風。旅の弓使い。世話になった村が山賊に襲われたため、リン達に加勢する。
フェレ領の出身。17歳。明るく人好きのする青年で、支援会話では相当な天然ぶりを披露してくれる。レイヴァン曰く「失言大将」。意外と年功序列を気にしている。
12歳の時、一旗挙げて家族を楽にするべく親友ダンと共に旅に出たが、わずか1か月で別れてしまい、一人になってベルンにまで行っても目的を果たすことができなかった。以来5年間、故郷には何もできなかったということを知られるのを恐れて、連絡すらとっていない。
諦めからか性格からかは不明だが、成り行きで旅をしており、セインのいいかげんな思いつきと金を盗まれて困っていたことからリンの旅に同行、その縁でそのままキアラン騎士隊に迎え入れられた。他人と打ち解けるのが得意で、ラスですら彼には心を開いた。レベッカと支援Aになった場合は彼女と結ばれ、キアラン騎士隊を除隊しフェレに仕官するようになる。
レベッカ(Rebacca)
クラスはアーチャー→スナイパー。属性は炎。フェレ領の村の村長の娘。
ウィルの幼馴染。数え年で15歳。明るく世話好きで、やや夢見がちな純情少女。料理と狩りが得意。仲間になる際に、前作『封印の剣』の開発段階のキャプションで使われていたものと似たセリフを話している。
村が山賊に襲われているところをエリウッドらに救われ、その恩返しのため、また行方不明の兄ダンを捜すために、一行に加わる。好きな男性がいるが、自分に自信が持てないため、告白できずにいる。
後にエリウッド夫妻に仕え、エリウッドの嫡男ロイの乳母となった。『封印の剣』に登場するウォルトの母でもある(ただし、封印の剣で登場する人物およびその親となる人物は撃破されても死なないが、彼女は撃破されると死亡するのでそうならない可能性もある)。
ファーガス
クラスは狂戦士。ファーガス海賊団の統領で、豪快な性格。
歴戦の猛者。キアラン領の港町バドンを拠点とし、リキア南方の海を縄張りとする。
「魔の島」に渡ろうとするエリウッドらの無謀な姿に、かつて夢に挑戦し続けた若き日の自分を重ね合わせ、その後押しをするべく協力者となった。エリウッド曰く「信頼できる人物」。
その際、始めは10万Gもの大金を要求してくるが、その代わりに「海賊団の攻撃を潜り抜けて自分の下まで辿り着けたらタダで船に乗せてやる」という条件をつける。ここでファーガスに攻撃を仕掛けて撃破することも(困難だが)理論上は可能。ただし、ファーガスに攻撃を仕掛けた時点でファーガスは機嫌を損ねてしまうため、それ以降は勝利条件を満たせなくなり、ゲームオーバーが確定する。
ダーツ(Darts)
クラスは海賊狂戦士。属性は炎。ファーガス海賊団の特攻隊長。
ぶっきら棒で乱暴だが、根は善良な人物。
5年前、バドンの町に血まみれで倒れているところをファーガスに救われた。その怪我のため、それ以前の記憶は失っている。
伝説の海賊王ハンガックの遺した秘宝を見つけ出すのが夢。ただし、その金銭自体に興味はなく、その宝を改めて隠し直して「大海賊ダーツの遺した秘宝」として数多の冒険者達に捜させたい、というのが目的。
行方不明になったレベッカの兄・ダンに似ており、ダン本人であると考えられる要素もいくつかあるが、本当にそうであるかは不明。
戦後は再びファーガス海賊団に戻るが、海戦で深手を負って海に転落し、消息不明となる。
ハンナ
クラスはシャーマン(グラフィックのみ)。
占い師の老婆。ラウス領でエリウッドらと遭遇し、彼らが抱える運命に興味を抱き、一行に加わる。
戦闘準備画面において、戦闘のヒントや説得可能な敵ユニットの有無などを格安で教えてくれる。しかし、体力の限界を理由にナバタ砂漠で別れる(それ以降はニルスが無料で同様の助言を務める)こととなる。
ハードモードでは登場しないため、戦闘のヒントをもらうことはできない。
ヘルマン
フェレとラウスの間にあるサンタルス領の侯爵。エルバートの古くからの友人で、子がいなかったこともありエリウッドを息子のように可愛がっていた。
心優しいが気が弱く周りに流されやすい性格で、ラウス侯ダーレンの反乱に心ならずも協力しようとしていた。エフィデルがエリウッドを始末させようとしたことに激怒して手を切ろうとするが、それにより利用価値がなくなったと判断したエフィデルによって致命傷を負わされる。
サンタルス城へ到着したエリウッドに、エルバートの失踪やダーレンの企みについて言い残し、死亡。

ベルン王国[編集]

八神将のリーダー的存在の英雄ハルトムートが倒した竜の大地に建国した、大陸一の軍事国家。「飛竜」という違った進化を遂げた竜が生息しており、それに騎乗して戦う「竜騎士」がいる唯一の国。

ベルン王家[編集]

デズモンド
ベルン王国国王。ゼフィール、ギネヴィアの父親。
武芸も文学もいたって凡庸。権力にしがみつく性格で、民からの信望も薄い。気に入らない家臣を見せしめに処刑し、軍の上層部を国王の機嫌取りがうまい者ばかりで腐敗した状態にしていた。ある女性と恋仲であったが、ヘレーネとの政略結婚を余儀なくされる。そのため、夫婦の仲は冷えに冷え切っている。
ヘレーネとの間に息子ゼフィールをもうけるが、結局恋仲であった女性を側室に迎えた(この女性がギネヴィアの母である)。この経緯と才能ある息子への嫉妬から、息子とヘレーネを離宮へ遠ざける。
どんどん才覚を発揮する息子に対しての嫉妬は増し続け、ついにはゼフィール暗殺計画を「黒い牙」と共謀し遂行。しかし、エリウッド達の妨害に遭い失敗。その後も自分の考えを改めることはなく、単独でゼフィールの暗殺を画策するが、死を装ったゼフィールの手にかかり逆に殺されることが、『封印の剣』で語られる。
ヘレーネ
ベルン王国王妃。デズモンドの正室であり、ゼフィールの母親。エトルリアから嫁ぐ。
結婚前はリグレ公妃ルイーズと親しかったらしく、「良き妻、良き母」になりたいと口にしていたが、夫との関係は冷え切っている。そのため結婚前の気性のよさは消え去り、権力にしがみつくようになった。
ゼフィールの王位継承儀式に必要とされる国宝、ファイアーエムブレムが盗まれてしまったことに心を痛め、エリウッド達にファイアーエムブレムの捜索を依頼する。
ゼフィールの暗殺をエリウッド達が阻止した後、ゼフィールの言葉により「良き妻、良き母」となり、家族がまたひとつになればと願う。なお、ベルンでのストーリーが終了すると、顔のグラフィックが若干ながら穏やかな表情になる。
『封印の剣』ではゼフィールが肉親はギネヴィアだけと語っている一方、ギネヴィアはゼフィールが暗殺されかけた際にヘレーネもまた狙われたことを語っているため、十数年後から二十年後までの期間に死亡したものと思われる(ゼフィールの暗殺失敗と関係があるかは不明)。
ゼフィール(Zefhyr)
クラスはベルン王国王子。『封印の剣』ではベルン国王として登場する。
本作の時点では神童と呼ばれるほど才気溢れ、思いやりがあり周囲の信望も厚く統治者としての素質を備えていた。しかし、それゆえに父親である現国王デズモンドの嫉妬を買い、母も権力に固執するようになったため、親に疎まれる少年時代を送った。家族が仲良く王宮で過ごせるようにという願いがあった。
父に疎まれる原因を「自分が父の期待に添えていないため」と考え、父に認められるべく常に努力を重ねるが、実際は「自分とは比べ物にならないほど才覚に優れる息子を僻んでいたため」、結果的にさらなる嫉妬を買うこととなった。
父親と共謀する「黒い牙」に命を狙われるも、エリウッド達の手によってその野望が阻止されて事なきを得、無事に成人の儀式を終えることになる。
本編後、十数年後の未来で「竜」を自称する男と出会い、謎の笑みを浮かべる。
 ファイアーエムブレム 封印の剣の登場人物#ベルン王家も参照。
ギネヴィア(Guinevere)
ベルン国王・デズモンドの娘で、ゼフィールの異母妹。『封印の剣』にも登場。
まだ幼く純粋な少女。
デズモンドからすれば愛する女性との娘なのでゼフィールとは対照的に非常に可愛がっているが、父よりも兄であるゼフィールによく懐いている。それもまた、ゼフィールが父デズモンドの嫉妬を買う要因になっている。
 ファイアーエムブレム 封印の剣の登場人物#ベルン王家も参照。

ベルン王国軍[編集]

マードック(Mardoc)
クラスはジェネラル。ベルン三竜将の1人。『封印の剣』にも登場。20年後と比べてもまったく容姿が変化していない。
末席とはいえ、ベルン三竜将に名を連ねる実力者。ゼフィールの護衛や養育を勤めており、信頼は厚い。現国王デズモンドより王子であるゼフィールに対する忠誠が強いため、そのことをデズモンドに叱られる場面もある。終盤では、ゼフィールを救ってくれた礼としてワープの杖をくれる。
ヴァイダ(Vaida)
クラスはドラゴンマスター。属性は炎。黒い牙に身を寄せる他者に媚びない姉御肌の女性竜騎士。かなり気が短く、マイペースを崩さないカナスやカアラに一方的に衝突している。
元はベルン軍の指揮官。好戦的な自信家であり、『竜牙将軍』の異名を持つ。三竜将をも凌ぐ実力を持つと言われているが、腐敗したベルン軍による手柄目当てでの民衆虐殺事件を阻止しようとしたため逆に濡れ衣を着せられ、部下共々故国を追われることとなる。顔の傷は部下を逃がすため囮になったときに受けたものである。
ネルガルの魔力による守護を受けてエリウッド達の前に立ちはだかるが、任務に失敗した後はソーニャによって黒い牙から追い出され、後にゼフィールを救った恩返しに仲間に加わる。
現国王デズモンドの体制には見切りをつけているが、王子であるゼフィールには王たる素質を見出し、絶対の忠誠を誓っている。
「シューターに単騎突撃して矢が肩を貫通しても平然と」戦いを続けられるほどのすさまじい人物。戦闘狂で残忍な性格ではあるが、民衆虐殺をする腐敗した同僚達の行いを阻止しようとするなど、筋は通す。また忠誠心も高く、部下に対する面倒見もいいため、信頼は厚い。
シリーズ恒例の「赤い鎧の女竜騎士」。
騎竜の名前は「アンブリエル」。黒い飛竜でカナスの本を美味しそうに食べる。
戦後はベルン軍残党と戦い戦死したとされているが、消息は不明。20年後の『封印の剣』における三竜将に彼女の席は無い。
ヒース(Heath)
クラスはドラゴンナイト→ドラゴンマスター。属性は雷。ユバンズ傭兵団に身を置く竜騎士。
騎士としての誇りを持ち、正義感が強く、卑怯な行為を忌み嫌い、仲間に対する思いやりもあふれる男。しかしそれゆえに、金で成り立つ傭兵団では浮いた存在だった。
トリア・オスティア間の砦での戦いで、己の騎士としての誇りを守るため傭兵団を離脱し、エリウッド達の仲間に加わる。
元はベルンの逃亡兵で、ヴァイダの部隊に所属していた。逃亡した際に上官ヴァイダと彼以外の仲間は皆戦死している。
『烈火の剣』のCM中には「失った仲間には、もう会えない」のフレーズとともに彼が死亡するシーンが挿入されていた。
飛竜の名前は「ハイペリオン」。輸送隊の食糧を一晩でほとんど食べてしまったことがある。
アイザック、ラキアス、ベルミナード
ベルン竜騎士団ヴァイダ隊の構成員。ヒースの同僚。ヒースとヴァイダの支援会話に名前のみ言及される。虐殺事件の後、ベルンから脱出する際に死亡。

その他のベルン王国出身者[編集]

ドルカス(Dorcas)
クラスは戦士→ウォーリア。属性は炎。ベルン出身の木こり
足に病を抱える妻ナタリーの薬代のために山賊に身をやつしていた。リンの説得を受けて足を洗い、恩返しのためそのまま旅に加わる。
リンをキアランに送り届けた後は傭兵に転職。エリウッドの護衛としてロウエンに2000Gで雇われる。
愛妻家で物静かな性格。バアトルには度々冷静なツッコミを入れている。
ヤアン(Jahn)
クラスはマムクート。『封印の剣』にも登場する。
詳細はマムクート#エレブ大陸のマムクートを参照。

エトルリア王国[編集]

「八神将」の1人「聖女エリミーヌ」生誕の地であり、エリミーヌ教の本拠地。西の芸術の国として有名。ベルンと並ぶ大国。今作では足を踏み入れることはない。

パント(Pant)
クラスは賢者。知識の探求に貪欲な魔道士。常にマイペースを崩さない。
エトルリア王国屈指の大貴族リグレ公爵家の当主にして、王国軍の最高指揮官の1人、魔道軍将でもある。天才的な魔道の使い手であり、精霊の声を聞くこともできるという。国を空けて魔道の研究にのめりこむが、不穏な動きを見せるベルンや黒い牙の調査を怠ることはない。身分や素性にこだわることがない優男。しかし、魔道や知識絡みのこととなると、師であるアトスと同じく人が変わる。ナバタ砂漠でならずもの達に襲われているところをエリウッド達に助けられたのが縁で同行することになる。
ユニットとしての能力はかなり高く、同盟軍(NPC)としての登場章では片っぱしから雑魚のならずものを蹴散らしていき、プレイヤーの意図しないタイミングで敵将を撃破して戦闘を終了させてしまうことすらある。しかし逆に反撃を喰らい、仲間になる前に死亡してしまうことも稀にある。
本編終了後、師であるアトスの研究を継ぐため、若くして魔道軍将の地位を返上する。
後に、クレインとクラリーネの2児の父となる。『封印の剣』でも2人が関わる支援会話で、名前だけ登場している。
ルイーズ(Luise)
クラスはスナイパー。リグレ公パントの妻。
「歌やダンスよりも弓が得意」な貴婦人。天然系のおっとりした性格で、その女神とも比喩される美貌は多くの男性を惹きつけるが、彼女の目が夫以外に向くことはない。夫パントとは所構わず2人の世界に入り込む。母性が強く、レベッカやギィの相談役をこなすほか、夫の弟子エルク、友人の娘イグレーヌ、後に夫が家に迎えた奴隷剣闘士ディークらを実の家族のように可愛がった。
ルイーズとパントの出会いは、ルイーズが14歳の頃のパントの許嫁を決める式典。20人の候補者のうち何一つ一番になれるものがなかった中で素直に自分の気持ちを発言し、それがパントの心を動かしたことから許婚に選ばれた。
終章でパントに子供(クレイン)を身籠っていることを告白する。
エルク(Erk)
クラスは魔道士→賢者。エトルリアの少年魔道士。
15歳。孤児だったが3年前にパントに拾われ、弟子となる。勤勉で礼儀正しい少年。女の子と接するのが苦手。リグレ夫妻からは家族同然の扱いを受けているが、彼自身は1歩引いた姿勢を維持しようとしている。パントの厚意に応えようとするあまり、無理をしてしまうこともしばしば。修行の一環として護衛業を営んでおり、リン編での登場時にはセーラ、エリウッド編での登場時にはプリシラを護衛している。基本的には文句を言わず目的のためなら努力を惜しまないが、さすがにセーラの護衛をしていたときはあまりの身勝手さに不満が次々に出ていた。
作中で語られる後日談では「魔道軍将への推薦を辞退して魔道の研究に没頭した」「王宮付きの魔道指南の役に就いた」「行方不明となった」などさまざまな異伝が残されているが、公式設定ではパントの後を継いで魔道軍将になり「封印の剣」に登場するセシリアの師となった、ということになっている。

イリア地方[編集]

エレブ大陸北部に位置する極寒の地。「八神将」の1人、「騎士の中の騎士バリガン」の故郷でもある。今作ではどのルートを選択しても足を踏み入れることはない。

天馬騎士団[編集]

フィオーラ(Fiora)
クラスはペガサスナイト→ファルコンナイト。イリアの天馬騎士団第五部隊長。
ファリナ、フロリーナの姉。リグレ公パントの依頼を受け、不穏な動きをみせる「魔の島」の黒い牙を調査していた。しかし黒い牙に部隊を壊滅させられ、その復讐に玉砕覚悟で赴いた矢先に妹のフロリーナと再会し、彼女の所属している軍に合流する。
妹想いで心配性、生真面目な堅物。フロリーナに対しては過保護気味。任務に忠実だが、見習いだったファリナの命を救うために自身の任務を放棄したことがあり、その時の雇い主であるベルン貴族から多額の違約金を請求されている。二人の妹曰くケントとは非常に似ており、とても気が合う。 シリーズお馴染み天馬騎士3姉妹の長女。
エリウッドの恋人候補の1人。
ファリナ(Farina)
クラスはペガサスナイト→ファルコンナイト。イリア天馬騎士団第三部隊所属。
フィオーラの妹で、フロリーナの姉。自称「すご腕」の傭兵。陽気で思い込みが強く、自信過剰気味の性格。金に対する執着は強く、守銭奴じみた行動や詐欺を働くこともある。一行に加わる際も、自らの実力に応じた雇い金(4000ゴールド)の5倍もの額をヘクトルにふっかけていた。金儲けのコツは、依頼人を金持ちか見極め、さらにふっかけて売りつけることと考えている。しかし、それらは全て姉フィオーラが自分を助けるために作ってしまった借金を返済するための行動に過ぎない。また、ふっかけて雇わせている以上は手を抜かないが、かつての経緯からか雇い主は一切信用していない。
シリーズお馴染み天馬騎士3姉妹の次女だが、ヘクトル編でしか登場しないうえ、高額の雇い金(しかも値切り不可)を請求されるので、3姉妹揃い踏み及びトライアングルアタックを見るには少々手間がかかる。ヘクトルの恋人候補の1人。
愛馬の名前は「マーフィ」。
フロリーナ(Flolina)
クラスはペガサスナイト→ファルコンナイト。イリアの見習い天馬騎士。
フィオーラとファリナの妹。リンの親友。極度の男性恐怖症で、相手が男性の場合、仲間とでもほとんどまともに会話できない(支援会話相手もヘクトルを除いて全員が女性)。そもそも口下手なので他人との会話が苦手。また、泣き虫かつ引っ込み思案かつ臆病な性格でもある。しかしリンを想う気持ちは強く、彼女のためならそれらからの恐怖心を克服することができる。似た者同士のニニアンとは相性が良い。実は酒乱。
シリーズお馴染みのペガサス3姉妹の末妹。
ヘクトルの恋人候補の1人で、小説版『封印の剣』ではヘクトルと結婚、リリーナを生む。
愛馬の名前は「ヒューイ」。

その他のイリア地方出身者[編集]

カナス(Canas)
クラスはシャーマン→ドルイド。柔和な笑顔の駆け出し闇魔道士。
知識の探求のために「魔の島」に渡る手段を探している最中、目的地を同じくするエリウッド一行に出会い、以後行動を共にする。
『封印の剣』に登場するニイメの四男でヒュウの父親。ニイメの後継者には本来兄達の誰かがなるはずだったが、3人とも闇に飲まれてしまい廃人と化してしまったため、学者であったカナスが後を継いだ。
また、確定はしていないがニノの叔父である可能性がある。というのも、彼の妻の姉の名はアイリスといい、これはニノの母のそれと同じであるうえ、両名とも若くして既に命を落としているからである。
後継者として期待されていたが、本編から数年後、大吹雪の災害を食い止めようとして妻と共に命を落としてしまうことになる。このことは『封印の剣』でヒュウの口からも語られているため、本編で生き延びようとも後日談で必ず死亡してしまう。
味方ユニットでは唯一のシャーマンであり、終章限定のお助けユニットであるアトスを除けば、闇魔法を使えるのは彼1人である。
ニニアン(Ninian)
クラスは踊り子。本作におけるメインヒロイン。
詳細はマムクート#エレブ大陸のマムクートを参照。
ニルス(Nils)
クラスはバード。ニニアンの弟。
詳細はマムクート#エレブ大陸のマムクートを参照。

サカ地方[編集]

エレブ大陸中央に広がる草原地帯。「八神将」の1人、「神騎兵ハノン」が生まれた場所でもある。

ラス(Ruth)
クラスは遊牧民→遊牧騎兵。クトラ族族長、ダヤンの息子
リン編ではリキアのアラフェン侯に雇われていたが、サカの血を蔑む雇い主の元を離れてリンに同行する。エリウッド編ではオスティアで傭兵をしており、偶然再会したリンに力を貸す。
自分をさらけ出すことは弱点を見せることだと考えており、滅多に口を開こうとはしないので非常に無口。しかし、同胞意識や仲間意識は強い。
幼い頃に呪い師の預言を受け、災いを止めるためにわずか4歳にも満たないうちに1人旅に出た。ネルガルの野望を食い止めたことにより使命を終え、実に15年ぶりにサカへ戻ることになる。
スーの父親で、小説版ではリンと結ばれたという設定。
カレル(Karel)
クラスはソードマスター剣士の一族で当代最強を誇る達人。『封印の剣』にも登場。
『剣魔』の異名で恐れられており、自らの力を高めるため強者がいると聞くたびに斬って捨てるという凶行を繰り返していた。また、名が世に広まったころには多くの弟子志願者が現れたが、すべて斬り捨てたらしい。
強い相手を求めて黒い牙に乗り込んだところでエリウッド達に出会い、彼らがいずれは自分と戦うに値するほど強くなるだろうと予感し加勢する。
一子相伝の剣を受け継ぐために父を含む一族全てを皆殺しにした過去を持ち、妹カアラが唯一の肉親。
別の大陸から渡ってきたという彼の一族はその容姿や剣の扱いに優れている点で「聖戦の系譜」のイザーク王家を髣髴とさせる。
20年後と違い髪が長く、顔の半分が隠れている。
カアラ(Karla)
クラスはソードマスター。見目麗しい女剣士
兄、カレルを探してオスティアに訪れたときにバアトルと再会し、エリウッド一行が強敵を相手にしていると聞いたことから、共に行けばカレルに出会う機会もあるだろうと考え同行する。
兄の立ち寄りそうな場所として各地の闘技場を回っていたが、その際誰1人触れることすらできないほどの強さで連戦連勝だったため、『剣姫』という異名で噂されるようになった。
兄の情報にしか興味がなかったようで、各地を回っていた割には世事に疎く、少々天然ボケ気味。本編終了後にバアトルとの間にフィルを儲けた後、病に倒れ帰らぬ人となる。
ヘクトル編のみに登場するユニットで、加えて「バアトルを一定レベル以上育てる」という条件を満たさなければ仲間にならない珍しいユニット。
ギィ(Guy)
クラスは剣士→ソードマスター。あどけなさの残る少年剣士。
剣の腕を磨く少年。仕事を選びすぎた結果飢え死にしかけ、マシューに(利用されて)命を救われる。その後金に困った末やむなく山賊に雇われていたところを、マシューに昔の恩とその時の自分の発言を利用されて渋々寝返る。
クトラ族には珍しく弓や馬術が不得手で、ダヤンに褒められたことのある剣の腕に生きる道を見出しており、「サカ一の剣士」を目指している。
ほかのサカの民に比べるとかなり饒舌だが、女性相手には年相応に口ごもってしまう場面も見られる。船が苦手で、すぐに船酔いする。
カレルの剣技に憧れ、支援会話ではいずれカレルに匹敵するほどの剣士になることを約束して弟子入りし、1年後に生死をかけた決闘を行う約束をしている。その勝負の行方については明らかになっておらず、「『剣聖』と並び称された」という後日談のみが残されている。
小説版ではリキア貴族の令嬢、プリシラと駆け落ちする。彼女との邂逅シーンは挿絵に描かれるなど、レギュラーキャラ以外では破格の扱いを受けている。

西方三島[編集]

エレブ大陸の西に浮かぶ群島。地下資源が豊富で、エトルリアからの総督によって統治されている。「八神将」の1人、「狂戦士テュルバン」が最期を迎えた地であり、とある洞窟の奥には彼の遺した神将器が眠っている。今作ではヘクトル編でのみ訪れる。

バアトル(Bartr)
クラスは戦士→ウォーリア。最強を目指す熱血漢。『封印の剣』にも登場する。
本作では武者修行中の身であり、ロウエンに雇われてドルカスと共に序盤からエリウッド一行に加わる。
常に強敵を探し求めており、エリウッドから軍内での私闘を禁じられているにもかかわらず、仲間と腕試しをしようとすることがしばしば。
猪突猛進で義理人情に厚く、難しいことを考えると頭が痛くなってしまうという単純な性格。要するに馬鹿なのだが、ドルカス曰く「良い馬鹿」であるとのこと。
かつて西方三島にて一撃で敗れ去ったカアラとは、オスティアで再会する。初めは一目ぼれだったのだが、一瞬で敗れ去った後は一方的に生涯を懸けて渡り合う強敵と認識し、女性であることすら忘れてしまう。しかし、何度となく手合わせを繰り返すうちに愛情が育まれていき、本編終了後には彼女と結ばれてフィルを授かる。
公式設定では西方の出身とされているが、『封印の剣』の公式設定ではサカ出身とされている。

ミスル半島[編集]

エレブ大陸南西に位置する半島。大半は砂漠に覆われており、人が住んでいるのは限られた地域となる。中央部のナバタ砂漠の奥地の「理想郷」には「八神将」の1人、「大賢者アトス」が今なお隠れ住んでいる。砂漠の地下には謎の遺跡が眠っている。

ホークアイ(Hawkeye)
クラスは狂戦士。ナバタの守護者。彼の戦闘アニメは専用のものが用意されている。
大賢者アトスの従者。人と竜がいつか平和に暮らせる日が来る、という主アトスの理想に共感しており、主命によりエリウッド一行に加わる。
金色の髪、褐色の肌の巨漢。寡黙で思慮深い性格だが、戦場での戦いぶりは「狂戦士」とよぶに相応しい。パント、ルイーズの友人。妻は既に他界。己の死期を予感しており、幼い娘には常にその覚悟をさせている。
イグレーヌは彼の娘で、妻の形見である首環(トルク)を娘に遺す様子が語られている。
ガイツ(Guitz)
クラスはウォーリア。あてもなく放浪するベルガー商会の御曹司。『封印の剣』に登場するギースの兄。
自らの進むべき道を見つけられずに、不自由のない生活を投げ捨てた青年。なんとなく黒い牙に紛れていたところ、旧知の仲であったダーツを見つけてついてくることになる。
元々は海運業を営む父を尊敬していたが、ある日ガレー船の漕ぎ手として酷使される奴隷達を見て自らの立場に疑問を抱き、家を出るに至った。ベルガー商会は弟のギースが継げばいいという考えである。いいかげんな性格だが、他者を思いやる心は強い。
毎朝2時間かけて髪形をセットしているらしい。
ファ(Fa)
ナバタの里で、本人曰く「おするばん」している少女。砂漠の宝のヒントを教えてくれる。『封印の剣』ではユニットとして参戦していたが、今作では会話シーンのみの登場。
 ファイアーエムブレム 封印の剣の登場人物マムクート#エレブ大陸のマムクートも参照。
ソフィーヤ(Sofiya)
魔の島の遺跡でアトスを捜している少女。『封印の剣』ではユニットとして参戦していたが、今作では会話シーンのみの登場。20年後と全く容姿が変化していない。
 ファイアーエムブレム 封印の剣の登場人物も参照。

出身地不明[編集]

レナート(Renato)
クラスは司祭。「魔の島」を放浪する聖職者。
心の平穏を求める男。ネルガルのモルフ研究についてはアトス以上に詳しく、また、モルフについて同情的。司祭とは思えないほど頑強な男。
ネルガルのモルフ開発の協力者。かつて死んだ親友を甦らせるべくその実験に協力、自らの体を実験台に差し出し、望まぬ永遠の若さを得てしまった。
かつては、「不死身のレナート」と恐れられる精強の傭兵だった。その実力は今でも衰えておらず、頑強な戦士であるバアトルを拳一つで気絶させるほど。新兵時代のワレスには手ほどきを授けた。
十数年前、ルセアの父親を殺害した張本人でもある。親友を甦らせるためだったと述懐しているが、詳しい動機は不明。
元が傭兵だったためか、仲間になる時期とレベルから考えても異常に魔力が低く、戦力として活用するのは難しい(その代わり、肉弾戦に必要な能力が司祭とは思えぬ高さを誇る)。

黒い牙[編集]

ベルンを根城とする暗殺集団。

頭領[編集]

ブレンダン・リーダス
クラスはウォーリア。属性は光。「黒い牙」の設立者。
黒い牙を設立し、強きを挫き弱きを助ける義賊集団として活躍していたが、後妻ソーニャを迎えてからは活動が一転し、暗殺なら無差別にどんなものも引き受けるようになった。2人の息子がいるが、ソーニャが妻に来てからは交流は無いに等しい。
後にソーニャがリムステラと密談しているところを目撃し、彼女の企みに気付き一騎打ちとなる。手傷を負わせるも、敗れて死亡し、リムステラにエーギルを奪われた。彼の死によって、「黒い牙」は事実上解散となる。
終章でネルガルの手によりモルフとして再生され、エリウッド達の前に立ちはだかる。HP、力がずば抜けて高く、最強の斧バシリコスを使いこなす。

四牙[編集]

ロイド・リーダス(Lloyd Leadas)
クラスはソードマスター。属性は理。黒い牙首領ブレンダンの長男で「四牙」の筆頭。
『白狼』の異名をとる剣術の達人。冷静に物事を判断し、短気なライナスと反発することもあるが、結局はライナスの方が従うことになる。
「大人で、優しくって頼りになって、かっこよくて自慢のにいちゃん」とニノに言われている。ネルガルが台頭する黒い牙に不信感を抱く。特にソーニャには気を許すことがなく、ソーニャにとっては邪魔な存在だった様子。
ベルンに潜入したエリウッド一行と様子見で交戦する。敗れた後、エリウッド一行がソーニャの言うような人間ではなかったことから、黒い牙の後ろで糸を引く黒幕を探ろうとするが、その矢先にリムステラにエーギルを奪われ死亡する。その後、封印の神殿ではエリウッド一行が彼を殺したと誤解したライナスが敵討ちにくる。
ライナスとロイドの行動が逆になる場合もあり、その場合ベルンの市街で死亡するのはライナスで、封印の神殿ではロイドが敵討ちにくる。このときの回避率は全敵ユニット中最高を誇る。
終章でネルガルの手によりモルフとして再生され、エリウッド達の前に立ちはだかる。技、素早さがずばぬけて高く、最強の剣リガルブレイドを使いこなす。ライナスと支援を組んでおり、ただでさえ高いパラメータがさらに強化されている。
ライナス・リーダス(Linus Leadas)
クラスは勇者。属性は雷。ロイドの実弟で「四牙」の1人。
『狂犬』の異名をとる屈強な戦士。好戦的な性格で、戦場においては我先にと飛び出そうとするが、ロイドに諭され結局は兄に判断を任せることが多い。また、彼からの教えも遵守している。兄と同じく、ネルガル、ソーニャへの不信感は強く、ソーニャにとっては邪魔な存在であった様子。
「すっごくおっきくって、強くて口が悪くて乱暴で、でも本当は優しくって、ヘクトル様にちょっと似てるかもしれない」とニノに言われている。実際ヘクトルと戦闘に入った際も、お互いに似たような台詞を言い、兄のロイドもまたヘクトルを見て弟に通じるものがあると言う。
ベルンに潜入したエリウッド一行に出くわしたが、兄にいいところを見せたい一心で、言いつけを破りエリウッド達と対決。敗北してソーニャに疑念を抱きつつ逃亡するが、リムステラにエーギルを奪われ死亡する。その場合、ロイドが封印の神殿で敵討ちにくる。
ロイドが先にエリウッド達と戦う場合もあり、その場合、封印の神殿では彼が敵討ちの戦いに出る。ロイドと違い、ニノにすら気を許さず、会話イベントも発生しない。
終章でネルガルの手によりモルフとして再生され、勇者の剣とトマホークを携えてエリウッド達の前に立ちはだかる。ロイドと支援を組んだ状態で登場する。
ジャファル(Jaffar)
クラスはアサシン。「四牙」の1人で『死神』の異名を持つ、黒い牙最強の暗殺者。Nintendo DREAMでのインタビューによれば、年齢は17歳とのことである。
赤子の頃、血塗られた戦場にいたところをネルガルに拾われ、暗殺者として育てられた。感情を持つことなく機械のように数多の標的を始末してきたが、ニノの優しさに触れ、人の心を取り戻すに至った。しかしそれと同時に、暗殺者としては致命的な弱点を持つこととなり、ニノと共に生きることを決意する。
エリウッド編中盤にゼフィール暗殺およびニノを暗殺者に仕立てて始末するよう命じられるも、暗殺をためらうニノを助けるため、ニノとともに逃亡する。そのことが発覚してウルスラに殺されそうになっていたところをエリウッド達に救出され、ニノとともにエリウッド一行の仲間に加わる。
レイラを殺害した張本人であることから、仲間に加わった後もマシューには命を狙われているほか、オスティア軍からは嫌悪されている。
戦後は賞金稼ぎなどに追われるようになり、姿を消す。ニノと支援を組めば彼女と結婚し、ルゥとレイを授かるが、それでも彼の境遇は変わらず、一家は離散するという結末を迎える。
ウルスラ(Ursura)
クラスはヴァルキュリア。「四牙」の1人、『蒼鴉』の異名を持つ。
ソーニャに忠誠を誓う蒼髪の美女。冷酷非道な性格。ソーニャの思想に傾倒しており、彼女にとっての「クズ」を排除することには何のためらいも抱くことはない。モルフのことは薄気味悪い人形と考えている。
黒い牙では新参者のヴァイダをよく思っておらず、ヴァイダとエリウッド達が対峙している場面に偶然居合わせた際には、密かにエリウッドらに貴重なアイテムを提供して支援してくれる。
ベルン城内でゼフィール暗殺を中断したジャファルとニノを、裏切り者として粛清しようとするが、間一髪で駆け付けたエリウッド一行に阻まれる。その後、リムステラにエーギルを奪われる。
終章でネルガルの手によりモルフとして再生され、エリウッド達の前に立ちはだかる。魔力、魔防がずばぬけて高く、最強の理魔法ギガスカリバーを使用する。しかし、彼女の体格に対してギガスカリバーは重く、それによって低下した攻速や回避率に隙がある。

幹部[編集]

ウハイ
クラスは遊牧騎兵。サカ出身の遊牧民で、黒い牙の古参。『飛鷹』の異名を持つ。正々堂々と戦うことを好む義に厚い男。
古き良き時代の「黒い牙」を知る人物。ロイドやラガルトなどとも親交が深い。「魔の島」に入島した直後のエリウッド達に襲い掛かる。死闘の末、エリウッドたちに竜の門までの道を教え、死亡。このエピソードが、後にロイドやライナスのエリウッドたちに対する考え方を変えることになる。
終章でネルガルの手によりモルフとして再生され、エリウッド達の前に立ちはだかる。全体的に高い能力を誇り、最強の弓リヤンフレチェを使いこなす。
アイオン
クラスは賢者。『』の異名を持つ男。ヘクトル曰く「見るからに魔道の使い手って格好」。
計算された戦術を好む雷魔法の達人。サカの民を見下している。
エリウッド達を自信の遠距離魔法で迎え撃とうとしていたが、放浪するキシュナに偶然遭遇してしまったことで自身の魔法が封じられてしまったため、何もできずにエリウッド達に敗れることとなる。
ハードモードではシルバーカードを所持している。
ケネス
クラスは司祭。『百舌鳥』の異名を持つ。ネルガルを神と崇める堕ちた聖職者。
ソーニャたちがベルン城の下見に行く間、「黒い牙」本部の留守を任せられるが、乗り込んできたエリウッドらに倒される。
終章でネルガルの手によりモルフとして再生され、エリウッド達の前に立ちはだかる。魔法力、魔防がずば抜けて高く、最強の光魔法ルーチェを使いこなす。
ジュルメ
クラスはアサシン。『凶鳥』の異名を持つ。自称「『黒い牙』最強の暗殺者」。
残忍な性格で、快楽殺人者。「黒い牙」でネルガル側についたのも、好きなだけ人間を斬らせてくれるからとのこと。同じアサシンであるジャファルを見下している。
ソーニャたちがベルン城の下見に行く間、「黒い牙」本部の留守を任せられるが、乗り込んできたエリウッドらに倒される。
終章でネルガルの手によりモルフとして再生され、エリウッド達の前に立ちはだかる。技、速さがずば抜けて高く、闇魔法の剣ルーンソードを使う。敵ユニットの中では唯一のアサシンだが、装備武器に恵まれていないため、「瞬殺」のスキルを発揮できる機会はほとんどない(一度目はひかりの剣を装備)。またルーンソードの特性上、終章では敵の全ユニット中最弱の攻撃力を誇る。
テオドル
クラスはドルイド。『夕影鳥』の異名を持つ闇魔道士。エリウッド編では登場章が出現せず、ヘクトル編でのみ登場する。また、その出現条件もかなり特殊である。
旅人を装ってエリウッド達に近づき闇魔道について語り、建物内におびき寄せ黒い霧を発生させて視界を封じ、奇襲を仕掛けようとする。強大な「闇」の力を求めており、その力に溺れているようでもある。
出会う機会が限定されているためか異名を持つ「黒い牙」の幹部の中では、終章でモルフとして再生されないキャラ。

構成員[編集]

ニノ(Nino)
クラスは魔道士→賢者。ソーニャの連れ子で黒い牙の一員。
ソーニャの連れ子。健気で心優しい少女。年齢は14歳前後。母ソーニャからは邪険に扱われているが、それでもいつかは彼女が心を開いて優しい母になってくれると信じている。
魔法を暗唱のみで覚えるなど、魔道に対しては天性の才能がある。しかしその反面、普通の勉強などは行っていないため、文字はあまり読めない。また、幼いころからソーニャに邪険に扱われていたため、自身のことをとても過小評価している。
物語中盤、ジャファルと同じくゼフィール暗殺を命じられるも、家族のことを想うゼフィールの気持ちに動かされ暗殺を中止する。そしてジャファルに連れられ逃亡し、エリウッド達の仲間に加わる。
実の両親と弟はソーニャの手にかかって亡くなっている。ニノの母親とカナスの妻が姉妹であるという説もあるが、作中では可能性を述べるにとどまっている(カナスとニノには支援関係が成立するが、支援レベルがAになっても後日談は発生しない)。本編終了後にルゥとレイを授かるが、黒い牙に在籍していた過去が原因で一家は散り散りになってしまう。
加入時期の割に初期レベルが低いが、HP、守備を除き非常に高い成長率を誇るため、最終的には強力なユニットに変貌することもある。
公式ホームページのキャラクター投票では、主役のエリウッドとヘクトルを押さえて第1位を獲得した。
ラガルト(Lagarto)
クラスは盗賊→アサシン。『疾風』の異名を持つ、組織の裏切り者を始末する「粛清者」。
「四牙」に次ぐ実力を持つと言われる暗殺者だが、彼自身は小細工を駆使して楽に獲物を仕留める自分を落ちこぼれと称している。アイシャという女性と長い間コンビを組んでいたが、利き腕に傷を負ったアイシャを役立たずと判断した上からの命令でやむなく殺害した過去がある。それを切っ掛けに変わってしまった黒い牙の在り方に見切りを付け、組織を抜けるに至った。行きがけの駄賃とばかりに組織のお宝を盗んでいるところを、エリウッドらにスカウトされる。飄々とした捉え所のない性格をしている。
本人曰く「一応20代」だが、冷めた考えを持つせいかニノからは「ラガルトおじさん」とよばれてしまっている。ロイド、ライナス、ウハイ、ブレンダンなど黒い牙の古参メンバーとは仲が良く、古きよき時代の「黒い牙」を知る人物。終章では、モルフとなって再生した彼らと戦うと自身の心境を語る場面がある。
ハインツ
クラスはシャーマン。一度はニニアンとニルスを捕らえるが、ニルスには逃げられてしまう。
リン達が初めて戦う黒い牙の人間である。
ベアード
クラスは傭兵。ウルスラの部下。ニニアンを拉致しようとするが、その途中でエリウッドによって奪い返されてしまう。
ニニスの守護を取り戻すためにリン達がアジトへ侵入してくるのを読み取り、背水の陣で勝負を挑むが敗北、毒で自ら命を絶つ。
ワイアー
クラスはアーマーナイト。ヘクトルを暗殺するため、オスティア城の離宮に奇襲を仕掛ける。
彼と戦う時点での味方側ユニットはヘクトルとマシューしかいないため、それぞれ戦う前に専用の会話が用意されている。
ヘクトル1人と高を括っていたが、怒りのヘクトルの前に敗れ去る。
ボイズ
クラスはアーマーナイト。禿げ上がった頭と「ゲハハハハ」という独特の笑い方が特徴。
サンタルス城へ向かうエリウッド達の前に立ちふさがる。
ダミアン
クラスはパラディン。港町バドンでエリウッドらがファーガス海賊団相手に乗船許可を賭けたゲームをしているところに乱入してきた。倒置法を多用する口調が特徴的。
ゾルダム
クラスはシャーマン。魔の島から逃れたニニアンを取り戻し、エリウッド達を始末するため派遣された闇魔道士。
ファーガスの海賊船に乗船して航行中のエリウッド達に、3隻の船を用いて包囲網を敷き奇襲を仕掛ける。
本人の能力は特別高くないが、相手の魔防を無視してダメージを与える闇魔法「ルナ」を所持する厄介な敵。
カムラン
クラスはパラディン。黒い牙の1人。
竜の門でダーレンの援護を任される。エリウッドたちを挑発する。
オレグ
クラスはウォーリア。ニニアンとニルスを狙い、港町バドンで夜襲を仕掛ける。
パスカル・グレンツァウ
クラスはパラディン。ブレンダンに幽閉されているかつての「四牙」。『怪物』の異名を持つ。エリウッド編では登場章が出現せず、ヘクトル編でのみ登場する。
かつてはベルン王国のランツクロン伯だったが、領民を城に招いては虐殺していたため爵位を奪われる。
容貌は優男風で、物腰は紳士的。しかしその仮面の裏には、標的一人を消すために街一つを焼き払い、殺人をゲームとして楽しむ残虐な素顔が隠されている。
その行動からブレンダンにより牢に幽閉されていたが、ソーニャによって解放されエリウッド達の始末を命じられる。最後に死を体験できたことに満足して死んでいった。
マクシム
クラスはパラディン。ウルスラの部下。
ウルスラの命で、共にジャファル、ニノを粛清しようとする。ウルスラの命令には忠実に従う。
ヘクトル編ハードでは、幸運を除いた全てのパラメータが大幅に強化されており、上官のウルスラより強くなっている。
ヤン
クラスは山賊(グラフィックのみ)。ブレンダンの側近。黒い牙の古参でもあり、古くからの仲間からはヤンじいと呼ばれている。
ニノとよく遊んであげていた善良な中年男性。ブレンダンと共にニノの出生の秘密を調査、本当の両親のことを突き止める。ソーニャを目にしただけで逃げ出してしまうほどの臆病な人物である。
エリウッド達がソーニャを倒した後、ニノに本当の母親の形見のペンダントを渡して去る。

ネルガル一派[編集]

強力な魔道士ネルガルと、彼が作り出した「モルフ」からなる謎の集団。

ネルガル(Nergal)
クラスは災いを招く者。一連の事件の黒幕。
エーギルを用いて「モルフ」を開発、自らの私設軍団としている。そして腹心の部下、ソーニャをブレンダンの妻として、「黒い牙」を思うがままに操っている。竜の門からニニアン、ニルスの姉弟をよび出し、2人のエーギルを得ようとするが失敗、2人を逃がしてしまう。この件を切っ掛けにエリウッド達と深い関わりを持つことになる。
キアランの相続争いの1年後、部下エフィデルと共にラウス候に反乱を持ちかけ、その過程でエルバートを拉致する。そして、戦乱とエルバートからより多くのエーギルを吸い取り、ニニアンを使って竜の門を開け、竜のエーギルを得ようとするが、ニルスに阻止される。さらにエルバートに深手を負わされ、ベルンで力を蓄えていた。
数百年前に大賢者アトスと出会い、意気投合。共に竜と人が共存する「理想郷」を発見する。理想郷で暮らすうち、竜の知識を得て生物からエーギルを採取する方法を知る。そして、アトスの忠告も無視してエーギルの研究を始めた。その後、神竜のエーギルを狙うが、神竜と結託したアトスによって倒され、瀕死の重傷を負いながら理想郷を去る。この時アトスの手によって傷を負っており、顔の右半分をターバンで覆っている。そして数百年後、前述のとおり「黒い牙」を掌握し、エレブ大陸に戦乱を引き起こそうと暗躍する。
ネルガルの行動の目的は、全て「力を得ること」に集約される。そもそも何のために力を求めるかについてはネルガル自身も闇にその記憶を奪い去られており、詳しい動機は作中で語られていない。異伝でのイベントなどから人竜戦役時代のエイナールという人物と関係しており、そしてネルガルとエイナールがニニアン、ニルスの両親であることを匂わせているが、エイナールの生死、ネルガルとニニアン達との関係などについての詳細は公式にも明らかになっていない。
終章でボスとして登場する際は、グラフィックがターバンで隠していた傷をさらけ出したものに変化する。その強力さゆえに禁じられた古代の闇魔法「エレシュキガル」を操る。
リムステラ(Limstella)
クラスは賢者。グラフィック上は女性ではあるが中性的な顔立ちで、公式設定でも性別は不明となっている。
ネルガルの命令のみに忠実に従い、感情を有しないためどんな非情な任務も遂行する強力な魔道の使い手。主要のモルフの中でも特に感情が乏しい。
本編終盤、ネルガルに古代の魔法を使用され、リムステラ自身の寿命を大幅に削るほどのパワーアップをしてエリウッド達に襲い掛かるが敗北、自分は偽りの存在であると悲しみを抱きながら消滅する。
死の間際やネルガルに古代魔法を使用された際の反応から、物語後半にはいくつかの感情を有していた様子がうかがえ、またネルガルにも敬愛の情を抱いていた節がある。
ソーニャ(Sonia)
クラスは賢者。ネルガルに仕えるモルフ。容姿は絶世の美女の姿をしている。ブレンダン・リーダスの後妻。
ブレンダンの妻だが、それはネルガルの計画のためであり、心底では夫を嫌っている。その逆にネルガルには絶対の忠誠を誓っており、その感情は愛情に近い。
ネルガルの気まぐれで孤児であったニノの仮の母親となるが、ニノを「役立たずのクズ」扱いし、心底嫌っていた。
人を「選ばれた人間」と「それに奉仕するだけのただのクズ」に分ける傾向があり、前者と判断した者を過剰に愛で、後者と判断した者にはとことん陰険に接するなど、極めて差別意識が強い。自分がモルフであることに気が付いておらず、リムステラをはじめとするモルフを「薄気味の悪い人形」と軽蔑していた。結局、死ぬ間際まで自分を人間だと信じていた。
本編のメインイベントには度々登場するが、ある条件を満たして出現する「外伝」のボスキャラであり、戦わずして出番を終えてしまうこともある。その場合は、ブレンダンに負わされた傷を見たネルガルから用済みと見なされ、廃棄される。
エフィデル(Ephdel)
クラスは賢者(グラフィックのみ)。ネルガルの手によって作られたモルフ。
他人には常に丁寧な物腰で接するが、その言葉に温かみはなく、感情もこもっておらず、慇懃無礼である。
ラウス侯ダーレンの元に送り込まれる。巧みな話術でダーレンを陥れ、「リキア同盟を裏切り、自分がリキアを支配する」と言う甘言を使って意のままにダーレンを操り続けた。
物語中盤、不完全な状態で呼び出された竜の力の暴走に巻き込まれて消滅する。
キシュナ
クラスは魔封じの者。ネルガルが初めて感情を与えた、通算252番目のモルフ。
老人のような風貌。空間を変化させる能力を持ち、自分の周囲を広範囲にわたって変化させ、魔力の源を消滅させることができる。
また召喚能力も有しており、エリウッド達の旅の途中で度々現れては、モルフを召喚して逃げていく。
当初ネルガルは成功した研究成果としてキシュナの存在を喜んでいたが、容姿・能力ともに優秀なモルフを作れるようになってからは次第に彼を疎むようになり、最終的には「出来損ない」として放逐されるまでに至った。その後は各地の遺跡を徘徊しているが、目的は不明(一部の章で、ニルスは彼から「悲しみ」の感情を感じ取っている)。
エリウッド達の前に現れては消えていくため倒すのはかなり困難で、そのうえエリウッド編ではキシュナを完全に撃破できるエピソードはなく、その機会はヘクトル編終盤で難しい条件をクリアしたうえでの「外伝」に限られる。
キシュナ自身に戦闘能力は無いが、回避能力が高いため確実に仕留めるのは難しい。
オープニングデモでは立っているだけの戦闘グラフィックが見られるが、ゲーム中で表示されることはない。
デニング
クラスはスナイパー。終盤、オスティア襲撃とともにエリウッド達にネルガルからの伝言を伝えるために送られたモルフ。
自分の意思はまったくなく、「ネルガル様からの伝言を伝えます。私は【魔の島】で、お前たちを待っている…」との言葉を繰り返すだけの存在。
ボスとしては珍しいスナイパー。能力は高いのだが、包囲してしまうと何もできないまま袋叩きにできる。

八神将[編集]

およそ千年前に起こった人と竜との大戦、「人竜戦役」で戦った英雄達。一人ひとりが「神将器」と呼ばれる強力な武器を持つ。ハルトムートとハノン、バリガンは作中で未登場。

「大賢者」アトス(Athos)
クラスは大賢者
その強大な魔力ゆえに既に人の理を超越しており、その年齢は千を数える。数百年前ネルガルと共に人と竜が共存する隠れ里に辿り着き、結界を張って彼らを護り続けていた。ネルガルを倒すため、エリウッド達に力を貸す。
エレブ大陸に起こる出来事の全てを知ることや、未来の予知までも行うことができる。しかしその能力ゆえに、当初はネルガルの暗躍を半ば諦観していた。『業火の理』フォルブレイズの使い手。
終章で出現した竜の動きを止めるため強大な魔力を放出したため力尽き、火竜が倒れた後はエリウッドたちの未来を伝え、自身の意志を継ぐものたちに看取られて大往生を遂げる。
終章でついに参戦する。上級職の最高レベルで、ほとんどのステータスが最大値に達している。
「謎多き者」ブラミモンド
アトス同様、強大な魔力ゆえに人の理を超越した者。
闇魔法は術者の中に闇を取り入れて強い力を得るものであり、ブラミモンドは闇魔法の神将器というとてつもない力の代償として「己」を失ってしまったと伝えられている。普段は己の元来の人格を内に隠して、会話相手の声と口調を模して会話しているため、伝承には男性か女性か、若者か老人か、すらも伝わることはなかった。
ベルンの「封印の神殿」にその姿を隠し、その場にありながら、大陸中に散らばる「神将器」全ての封印を維持している。神将器の強大な力は人の手に余るとして、封印を解くことを拒んでいたが、エリウッドの強固な意志に打たれ、人を信じ神将器の封印を解放する。本作中では一度だけ、彼自身の人格と口調らしきものが現れる場面がある。『黙示の闇』アポカリプスの使い手。
「勇者」ローラン
その身に似合わぬ大剣を振るって戦った小柄な勇者。作中では故人で、意識体のみが登場する。
「人竜戦役」後、『烈火の剣』デュランダルの魔力で荒れ果てたリキアを復興させた。オスティア侯爵家の直系の祖とされる。その身は既に滅びたが、愛剣にその意識を遺し、リキアの地を見守り続けていた。デュランダルの封印を解いた際、残された力を全てデュランダルに注ぎ込んだことによりこの世界から完全に消え去ってしまう。
見た目は小柄。ローランを知る者達によると、エリウッドは彼に似ている、とのこと。
聖戦の系譜』に同名のキャラクターが闘技場の対戦相手として存在している(クラスはフォーレスト)。
「狂戦士」テュルバン
屈強な斧使い。こちらも意識体のみが登場する。
西方三島で最期を遂げたが、ローランと同様に自らの『天雷の斧』アルマーズに意識を遺していた。が、自らをアルマーズと名乗るなど、神将器の強大な力と同化している節もある。
ヘクトルと対面した際、彼のその後の(『封印の剣』での)運命を予言するかのような発言をした。
平穏を望まず、ただ戦いに身を置くことしか考えていない。
「聖女」エリミーヌ
エリミーヌ教の開祖で、世界の理や人としてのあり方、さらには竜の脅威など、様々な教えを遺した人物。『至高の光』アーリアルの使い手。
本編には登場しないが、月刊任天堂の2003年5月号及び6月号と『烈火の剣』を通信させることにより、レアアイテムやBGMのボーナストラックなどをプレゼントしてくれた。集英社刊『ファイアーエムブレムキャラクターズ 封印の剣&烈火の剣』でその姿を見ることができる。
「神騎兵」ハノン
サカ地方出身の女性の八神将で、『疾風の弓』ミュルグレの使い手。故人。詳細は作中ではあまり語られていない。
「騎士の中の騎士」バリガン
イリア地方出身の聖騎士で、『氷雪の槍』マルテの使い手。故人。その名は騎士としての戦いを学ぶ者は必ず教わるらしいが、詳細はハノンと同じく作中ではあまり語られていない。
「英雄」ハルトムート
八神将の長で、ベルン王国の建国者。神将器の一つエッケザックスのほかに、ファイアーエムブレムの力を宿した究極の剣封印の剣を用い、魔竜を倒して人竜戦役を終わらせた人物(その際、彼女に「あわれ」を感じて殺さずに封印した)。故人。漫画『覇者の剣』では主人公アルの父親という設定になっている。

その他[編集]

タラビル山賊団(設定のみ)
ベルン辺境を根城とする山賊団。サカにもしばしば略奪に赴く。ロルカ族を壊滅させたリンの仇敵。略奪対象は老若男女の別なく皆殺しにする。リンが復讐にとらわれることを怖れたワレスにより壊滅させられた。
ガヌロン山賊団
サカ-ベルン国境付近を根城とする山賊団。
リンらに倒された仲間の報復のため、度々襲撃を仕掛けてきた。子供や女性を捕らえては奴隷として売り払っている。作中に登場した山賊団メンバーは、バッタ、ズグ、ミガル、カージガ、バグの5名。
グラス
クラスは傭兵。ならずもの。
サカ族の聖地に納められた宝剣、マーニ・カティを強奪しようと聖殿を占拠するが、直後にリンたちによって成敗される。「この辺りで1番の剣の使い手」を自称する小者。
グロズヌイ
クラスは山賊。フェレ一帯を縄張りとする山賊団の一員。
フェレ騎士が行方不明という報を聞いて麓の村を襲うが、エルバート捜索の旅に出たばかりのエリウッドたちに制圧される。
ザガン
クラスは戦士。ならずもの。
エフィデルに雇われエリウッド一行を襲うが、ヘクトルの援軍もあって敗れる。
プゾン
クラスは傭兵。ならずもの。
マリナスの積み荷を狙って夜襲をかける。
ユバンズ
クラスはパラディン。『荒鷲』の異名を持つ、ユバンズ傭兵騎士団の長。一撃離脱の奇襲作戦を得意とする。
ラウス侯ダーレンに雇われ、エリウッドらが占拠するラウス城奪還作戦を行ったが撃退された。このためリキア同盟から追われることとなる。保身を図るユバンズはエリウッドらの首を手土産に「黒い牙」に身を寄せようとしたが、オスティアの砦でエリウッドらに撃退され、結局その場で傭兵団は解散することとなった。
シレン
クラスは遊牧民。ユバンズ傭兵騎士団の遊牧民。
命令を忠実になすことをすべてと感じており、傭兵に似合わず忠義に厚いヒースを軽蔑している。ラウス城で休息を取っていたエリウッド一行を急襲する。
ポール、ジャスミン
クラスは両者ともウォーリア。ナバタ砂漠の盗賊。
自分達2人のことを「ブラザーズ」と称する。モヒカンマッチョのタラコ唇に耽美系ナルシスト風の口調が特徴。『封印の剣』に登場するマギー、ローズと見た目も役割もそっくりだが、関係は不明。砂漠で魔道アイテムを探索するパントを襲ったが、エリウッドらの助力もあり撃退された。
パント救出マップの敵ボスだが、救出対象の張本人が強すぎるため、経験値およびトレジャー確保のためにむしろパントから彼らを守らなければならないこともしばしば。さりげなく支援を組んでいるが、離れているためあまり有効に働いていない。
ゲオルグ
クラスは狂戦士。守護兵の一人で、勇者ローラン随一の部下。
オスティア郊外の洞窟で、『烈火の剣』デュランダルを守護する。すさまじい攻撃力を誇り、トマホークを操る。
カイム
クラスは勇者。守護兵の一人で、狂戦士テュルバン随一の部下。
西方三島の洞窟で、『天雷の斧』アルマーズを守護する。バランスのとれた能力を誇り、トマホークを操る。
マーク(デフォルト名)
プレイヤーの分身。後に「神軍師」と称えられる若者。名前、性別、誕生月、血液型を自由に設定できる。
専用のグラフィックがあるがユニットとしては登場しない。特性上台詞は無く、一枚絵でもほとんど姿を確認できない[2]
作中ではサカ・リキア・ベルンで1回ずつ、と3回も行き倒れており、その度に親切な人に保護されている。
ちなみに「神軍師」の称号を得られるのはクリア後の評価が高かった場合のみで、標準的な評価なら「名軍師」、低い評価では「迷軍師」になったりもする(その場合、後日談も多少変化する)。

脚注[編集]

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  1. ^ 以下の外部リンク先を参照。 英文インターネットムービーデーターベース
  2. ^ ほんの少しだけ髪の毛が見える程度。