ファイアーエムブレム 聖戦の系譜

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ファイアーエムブレム 聖戦の系譜
ジャンル シミュレーションRPG
対応機種 スーパーファミコン[SFC]
Wiiバーチャルコンソール
Wii U・バーチャルコンソール
開発元 インテリジェントシステムズ
発売元 任天堂
シリーズ ファイアーエムブレム
人数 1人
メディア [SFC] ロムカセット
[Wii・VC] ダウンロード
発売日 日本の旗[SFC] 1996年5月14日
[Wii VC] 2007年1月30日
[Wii U VC] 2013年4月27日
対象年齢 CERO:A(全年齢対象)
売上本数 49万8216万本[1]
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ファイアーエムブレム 聖戦の系譜』(ファイアーエムブレム せいせんのけいふ)は、ファイアーエムブレムシリーズの4作目に当たる作品で、1996年5月14日任天堂よりスーパーファミコン用ソフトとして発売された。また、バーチャルコンソールでも2007年1月30日よりWii向けに、2013年4月27日よりWii U向けに配信されている。

概要[編集]

シリーズ第4作目にして世界観を完全に一新し、シリーズの新たな境地を見せた意欲作。「聖戦」と呼ばれる戦争によって平和がもたらされたという伝説の残るユグドラル大陸が物語の舞台。前作『ファイアーエムブレム 紋章の謎』と同じ二部構成だが、自国の平和や他国への侵攻を望むさまざまな国家(宗教組織を含む)が密接に関わり合い、国同士の間で起こる戦争が物語の中心となっている。悲劇的な展開も特徴で、開発者は本作の製作における趣旨について「戦争の悲惨さを伝えること」を挙げている[2]

また、ファイアーエムブレムやマムクートなど、それまでのシリーズに欠かせない存在だったキーファクターはほとんど登場しない。炎の紋章は、話の根幹に関わる公家の家紋としてのみ設定され、本作全体に及ぶ題名との関連性は前作に比べ薄まっている。

ゲームシステムも前作から大きな変更がされており、スキルシステムや三すくみに騎馬ユニットの再移動など、後のシリーズにも受け継がれているシステムも多い。一方、広大なマップの中の各地を転々とする戦闘マップや、プレイヤーの操るユニットの少数精鋭で偏った構成、代替わりによる能力の継承、癖のある確率計算、恋愛システム、武器ごとの熟練度など、本作ならではの要素も多く含まれている。

主要な登場人物や伝説のアイテムの多くは、北欧神話ケルト神話をはじめとする各地の伝承に由来している。また、マップ上においては十数人で戦っている印象を受けるが、開発陣によるとそれなりの勢力に見合った兵力同士が戦っているとのこと。序章にキュアンが援軍として登場する際も数百の兵を従えており、フィンも大勢いるレンスターの騎士の1人に過ぎないという。

ストーリー・世界背景[編集]

あらすじ[編集]

グラン歴440年、暗黒神ロプトウスが大司教ガレに降臨した。彼は暗黒神ロプトウスを崇拝するロプト教団を作り上げ、447年の十二魔将の乱により大国グラン共和国を滅ぼし、ロプト帝国を成立させる。 ロプト帝国は子供狩りや人々の虐殺によって、恐怖の限りを尽くした支配を行い続ける。だが、535年にロプト皇帝の弟・皇族マイラが反旗を翻し、各地に自由解放軍が興った。反乱は長く続くも解放軍は次第に追い詰められ、最後に立て籠もったダーナ砦にて解放軍戦士12人に神が降臨し、632年、十二聖戦士が誕生した。聖戦士の力を得た解放軍は、翌年打倒帝国を掲げて聖戦を開始、それから15年後の648年にロプト帝国を滅ぼすことに成功した。 英雄となった十二聖戦士たちは各地に散り、グランベル七公国と周辺五王国を建国、グランベル七公国には、聖者ヘイムはバーハラ公国、魔法戦士ファラはヴェルトマー公国、聖戦士バルドはシアルフィ公国、弓使いウルはユングヴィ公国、魔法騎士トードはフリージ公国、斧戦士ネールはドズル公国、大司祭ブラギはエッダ公国、七名がおさまり、周辺五王国には、黒騎士へズルはアグストリア諸公連合、風使いセティはシレジア王国、剣聖オードはイザーク王国、槍騎士ノヴァはマンスター地方(レンスター王国)、竜騎士ダインはトラキア王国、五名が王座についた、それからいくつもの昼と夜がめぐり100年の月日が流れた。

シグルド編

そして757年、東方より危急の知らせが届く、イードの友好都市ダーナが東の蛮族イザークに住人が虐殺されたという。そして、蛮族、罰すべし、との声が国中に満ち、やがてイザーク討伐が決定した、イザーク動乱沈静のためにグランベル諸侯の軍が遠征に向かう。その間、同盟関係にあった隣国、ヴェルダン王国と、アグストリア諸公連合が守り、後顧のうれいはない筈だった。しかし、ヴェルダン王国の、王子ガンドルフが突如としてグランベル王国との国境を越え、ユングヴィ城を制圧する。その後、矛先をシアルフィ城へと向け更に侵攻を続けてきた。イザーク遠征に出征した父・バイロン卿の留守を任されていたシアルフィ家の公子シグルドは、友好国ユングヴィを救うため少数の部下と共に迎撃に出る。それがやがて起こる恐ろしい出来事の前触れであることを、このときは誰一人として知る由もなかったのだった。


伝説の武器[編集]

グラン歴632年、ダーナ砦に立て篭もっていた12人の戦士達に神(その正体は竜)が降臨し、血の契約とともに与えた武器。その武器には竜の力が宿っているため絶大な威力を誇り、さらには装備している者の能力を底上げする効果を持つ(上がる能力は武器ごとに異なる)。この武器を使いこなす12人の戦士達はこれ以後、十二聖戦士とよばれ、ロプト帝国との戦いに大きく貢献した。

十二聖戦士は戦後、王国を建てる者、王国内の地方領主の地位に就く者、などさまざまだが、共通することは、地位と武器を世襲により子孫代々に受け継がせていったことである。武器の継承者は例外なく聖痕を持っており、これが継承者の証となる。聖痕を持たない者は十二聖戦士の子孫であっても武器を扱うことはできない。

伝説の武器の一覧は次のとおり。「継承者」の( )表記した人物は継承者としての設定のみで、作中において当該武器を使用あるいは所持している模写のない継承者。なお、闇の魔法ロプトウスも伝説の武器の一種といえるため、ここに記すこととする。

神聖魔法ナーガ
継承家系:グランベル王国バーハラ王家
継承者:聖者ヘイム→…→(アズムール)→(クルト)→ディアドラ→ユリア
聖剣ティルフィング
継承家系:グランベル王国シアルフィ家
継承者:聖戦士バルド→…→バイロン→シグルド→セリス
聖弓イチイバル
継承家系:グランベル王国ユングヴィ家
継承者:弓使いウル→…→(リング)→ブリギッド→ファバル
聖斧スワンチカ
継承家系:グランベル王国ドズル家
継承者:斧戦士ネール→…→ランゴバルト→ダナン→ブリアン
聖杖バルキリー
継承家系:グランベル王国エッダ家
継承者:大司祭ブラギ→…→クロード→クロードの子
炎魔法ファラフレイム
継承家系:グランベル王国ヴェルトマー家
継承者:魔法戦士ファラ→…→(ヴィクトル)→アルヴィス→(サイアス[注 1]
雷魔法トールハンマー
継承家系:グランベル王国フリージ家
継承者:魔法騎士トード→…→レプトール→ブルーム→イシュタル
魔剣ミストルティン
継承家系:アグストリア諸公連合ノディオン王家
継承者:黒騎士ヘズル→…→エルトシャン→アレス
本来はアグスティ王家が受け継いでいたが、
ノディオン王家に嫁いだアグスティの王女に聖痕が現れたっため、魔剣ミストルティンはノディオン王家に受け継がれることとなった。
神剣バルムンク
継承家系:イザーク王国イザーク王家
継承者:剣聖オード→…→(マナナン)→(マリクル)→シャナン
天槍グングニル
継承家系:トラキア王国トラキア王家
継承者:竜騎士ダイン→…→トラバント→アリオーン
地槍ゲイボルグ
継承家系:マンスター地方レンスター王家
継承者:槍騎士ノヴァ→…→キュアン→アルテナ
天槍グングニルとは対になっている。この槍を受け継ぐ者は悲劇に見舞われるという言い伝えがある。
風魔法フォルセティ
継承家系:シレジア王国シレジア王家
継承者:風使いセティ→…レヴィン→レヴィンの子
暗黒魔法ロプトウス
継承家系:ロプト帝国
継承者:大司教ガレ→…→ユリウス

ゲームシステム[編集]

戦闘マップの長大化[編集]

ステージ数は全12面と少ないが、前作までと異なり屋内戦がなく、広大な1ステージのマップで何個もの敵軍隊と戦う章が多いため、1つのステージクリアまで30ターン以上かかるほど長くなった。自軍ユニットは全員が出撃できるが、出撃したくないキャラは本城内部で待機させておけば敵から攻撃は受けない。また、ステージの途中での通常のセーブが可能になった(ターンの始めのみ)。

勝利条件は前作までと同様「敵の拠点の制圧」である。最初からマップの全ては移動できず、1つの拠点を制圧すると、橋が掛かったり新たな道が出現するなど、行動できる範囲が広がる。同時に次の拠点から敵軍隊が出撃を開始するため、今度はその拠点へ向かう、というのが主な流れである。そのため、1つの拠点の制圧がこれまでのシリーズの1ステージに該当する。

スキルシステム[編集]

「ちから」や「はやさ」などの数値以外でキャラごとに設定された能力。クラスごとの「兵種スキル」とキャラごとの「個人スキル」とアイテム所持による「武器スキル」に分かれる。子供に継承できるのは個人スキルのみだが、両親それぞれのスキルが子供両方に受け継がれる。この「スキルシステム」により、今までは味方キャラが戦闘の際敵より素早さが一定以上あれば再攻撃できていたのが、「追撃」のスキル(もしくは指輪)がなければできないなど、戦局を有利に進める重要な要素となった。なお、本作の「必殺の一撃」は前作と違い「必殺」のスキルがないと発動しない。発動時の効果は前作までのダメージ3倍から攻撃力2倍に変更され、守備力の高い敵でも大ダメージを与えられるようになったが、自分側も敵の必殺で大ダメージを受けることがある。また、「必殺」は兄弟・姉妹や恋人同士を隣接させる、もしくは武器熟練度(特定の武器での撃破数)を一定まで上げるとランダムで発動する。

また、個人スキルの派生となる本作独自のシステムとして「血統」がある。聖戦士の血を引くキャラはレベルアップ時のパラメータの成長率において恩恵を得られ、直系の血統を持つキャラは専用の装備の所持が可能となる。なお、直系でなくとも聖戦士の血を引いていれば、その聖戦士の神器に該当する装備のレベルが向上する。血統を持つキャラはあらかじめ決定されているが、子世代の場合はある程度血統を制御することができる。

3すくみ[編集]

武器や魔法における3すくみによる強弱関係は本作から追加された。本作では武器については「剣は斧に強く、斧は槍に強く、槍は剣に強い」という関係にあり、また魔法については「炎は風に強く、風は雷に強く、雷は炎に強く、光と闇は炎と風と雷に強い」という関係にある。これは聖戦士の武器においても同様である。ただし、斧だけ非常に重くなっており、回避率が大きく下がってしまう。そこへ3すくみの影響が加味されるため、剣を相手にすると非常に不利になる。この傾向は終盤に向かうほど強くなる。 武器においてはバランスの問題こそあれ3種類の武器は重さと攻撃力のトレードオフであったのに対し、魔法はその代償が無い。武器は一般に斧が最も打撃力があり剣が最も打撃力が無いのに対し、魔法は炎・雷・風が全て同じ攻撃力であるため、炎は単純に一般に不利な魔法である。炎と風が戦った場合は相性の関係で炎の方が命中率がよくなるが、重さのせいで素早さが低くなるために様々な弊害(追撃などのスキルの発動や闘技場における先制攻撃など)を受ける。これは属性ごとに性格付けがされたといえるが、初めて追加されたシステムのため、うまく機能していなかった。なお、本作における強弱関係で変化するのは命中率で、与えるダメージには影響しない。属性の強いほうが命中率が20%上がり、弱いほうが20%下がる仕組みである。斧は攻撃力が高いが命中率が低く、また剣は軽く攻撃速度が少ししか低下しないため、最悪の場合命中率0%にまで下がる。これらの点は、次作『ファイアーエムブレム トラキア776』以降より少しずつ改善されている。

クラス[編集]

本作でクラスチェンジする味方ユニットの下級と上級を併記。同一クラスでも、人物によってチェンジ後の名称が分岐する。ソードファイターなどはクラスチェンジ後のクラスが2種類あるが、キャラクターごとに固定されているため選ぶことはできない。メリットは能力値や使用可能な武器のレベル上昇、扱える種類や機動力の増加など。シリーズ共通の特性についてはファイアーエムブレム#ユニットを参照。前作まではクラスチェンジできるユニットが限られていたが、本作ではダンサー以外の全ユニットが可能となり、それまで使いづらかったユニットも強化できるようになった。シリーズの他作品と異なり、クラスチェンジ後もレベルはそのままで、上限は30となっている。また、本作においては武器レベルがクラスごとに固定となっており、クラスチェンジ以外で武器レベルが上がることはない。血統により武器レベルが高くなっているキャラクターもおり、直系ならば対応した武器レベルは必ず☆となる。傍系の場合はクラス固有の武器レベルに1段階プラスとなるが、Aが☆になることはない。ただし、もともと使用不可なクラスの場合、直系も傍系も使用不可のままで武器レベルは変化しない。

  • ジュニアロード → ロードナイト
  • ソードアーマー → ジェネラル
  • ソシアルナイト/トルバドール → パラディン
  • ランスナイト → デュークナイト
  • アクスナイト → グレートナイト
  • アーチナイト → ボウナイト
  • フリーナイト → フォレストナイト
  • ペガサスナイト → ファルコンナイト
  • ドラゴンナイト → ドラゴンマスター
  • プリンス/プリンセス → マスターナイト
  • マージ/サンダーマージ/ウインドマージ → マージナイト/マージファイター
  • ボウファイター → スナイパー
  • ソードファイター → ソードマスター/フォーレスト
  • アクスファイター → ウォーリア
  • シーフ → シーフファイター
  • プリースト → ハイプリースト
  • バード/シャーマン → セイジ
  • ダンサー

親子2代のストーリー[編集]

本作の特徴として、親子2代にわたってストーリーが展開されるというものがある。前半で登場するキャラを操作できるのは5章まで(ただしキュアン、エスリン、フィンは3章終了後に離脱)で、6章以降は、7章で再加入するフィンを除く全ての前半キャラがパーティから離脱してしまい、代わってその子供達がプレイヤーのユニットとなる。

マップ中に異性のキャラ同士が隣接してターンを重ねると、恋愛関係が発生し、やがては恋人となる。恋人関係が成立すると、恋人同士が隣接した場合に攻撃力が上がる支援攻撃と「あげる」コマンドにより恋人同士で資金の受け渡しが可能となる。

後半(6章以降)に前半(5章まで)の女性キャラと恋人同士だった男性キャラの子供が登場する。両親の個人スキルやパラメータ成長率を継承するため、どのキャラを父親にするかで子供の能力が大きく変わる。また、武器や所持金も継承され、特に後半開始直後は難易度を左右する要因となっている。

母親の婚姻が成立しない(母親の恋人がいない、もしくは死亡)場合は、生まれるはずの子供の代理となるキャラが登場。聖戦士の血筋を持たないキャラが多いため、「平民キャラ」と呼ばれることが多い(EDの会話より)。そのほとんどは、戦闘力や成長率が前半キャラを親に持つ子供に比べ劣る(一部上回るキャラもいる)ものの、能力アップの会話および地点待機イベントが豊富に用意されている。

子供世代でも自由にカップリングを組み合わせることができるが、親世代に比べれば戦略上は組み合わせはそこまで重要ではなく、エンディングが多少変化する程度であり、戦略上金欠になりやすいキャラと金が余るキャラを組み合わせるなどして良い。

また、恋人同士が共に本城に帰ると、帰還イベントが発生する(そのカップル2人で1回きり)。帰還イベントはどちらが先に帰ったかで変化する。

擬似乱数[編集]

本作において、あらゆる行動は擬似乱数を用いた確率で制御されており、同じセーブデータから始めた場合、リセットしても全く同じ操作をすれば全く同じ結果が現れるという特徴がある。一般のシミュレーションRPGで多用しがちな「勝てるまでリセット」という手段は利用できないものの、行動する順番を入れ替えることで不利な状況の回避も可能となる。

その他[編集]

他の作品とは違い、装備品や所持金は個人単位で所有し、自由に仲間に渡すことができない(中古屋を介した売買は可能)。また、装備品が壊れた場合は修理屋で直すことになるため、装備できる武器のレベルは兵種、もしくは両親によって決まるというシステムと相まって、武器に恵まれない者は資金を稼ぎにくい。所持金不足を解消する方法として、前述した恋人同士(もしくはシーフ)が資金を渡す「あげる」コマンドが存在する。どちらも全額手渡しで金額の指定はできないため、必要な買い物や修理を事前に済ます、資金入手の機会を残しておくなどの工夫が必要となった。

なお、死亡者を蘇生させるバルキリーの杖も修理できるため、杖の修理資金の工面と使用者(継承者)の生存さえ確保できれば、何度でも生き返らせることが可能である(本城でのみ使用可能)。ユニットの復活手段が用意されている作品は、リメイク作品を除けば本作が最後である。

道具屋などの店はステージ上に散在しておらず、本城をはじめとする自軍の拠点でのみ、コマンド選択で使用できる。闘技場の仕様も変化し、掛け金なしで参加できるうえに、HPが0になったとしても死亡することはなく、HP1を残して追い返されるようになった。また、闘技場で闘う相手の順番およびパラメータは決められており、全7人を撃破したキャラはその章の闘技場を利用できなくなる。

敗北条件として、「主人公死亡(HPが0になる)」に加え、「敵ユニットが本城に進入する(守備の味方ユニットがいる場合は倒される)」が追加された。

他の作品と違い、敵部隊のリーダーを倒さずに部下を全滅させると敵の本拠地まで増援を呼んでくる。このため、部下のみを全滅させることを繰り返せば、無尽蔵に経験値・資金(盗賊や盗賊の剣が必要だが)を稼ぐことが可能である。また、増援を呼びに戻る際に敵リーダーを囲んでおくと、増援を呼びにいく行為を優先するため、安全に回復や武器の修理、クラスチェンジなども可能である。時間さえかければ全員レベルを最大まで上げる、武器の星を全て最大にするなども可能である。


仲間キャラクター[編集]

以下この節における「血統」の太字は、直系かつ継承者であることを意味する。直系であっても、継承者でない者は通常表記(例:エスリン、エーディン、アイラ、ラケシス、リーフ達は男系直系ではあるが、兄姉が継承者のため、聖武具は使えない)。

シグルド軍[編集]

太字のキャラはストーリーの進行上、死ぬことが無いキャラ。HPが0になると戦線を離脱する(ただし、イベント死亡はあり)。

名前 クラス 国籍 参戦 血統 備考
シグルド ロードナイト シアルフィ 序章 バルド 前半の主人公。シアルフィ家公子。聖剣ティルフィング継承。
ノイッシュ ソシアルナイト シアルフィ 序章   シアルフィ家に仕える家臣。
アレク ソシアルナイト シアルフィ 序章   シアルフィ家に仕える家臣。
アーダン ソードアーマー シアルフィ 序章   シアルフィ家に仕える家臣。
アゼル マージ ヴェルトマー 序章 ファラ ヴェルトマー家第2公子。アルヴィスの異母弟。
レックス アクスナイト ドズル 序章 ネール ドズル家第2公子。
キュアン デュークナイト レンスター 序章 ノヴァ レンスター王子。地槍ゲイボルグ継承。
エスリン トルバドール レンスター 序章 バルド レンスター王家のキュアンに嫁いだシグルドの妹。
フィン ランスナイト レンスター 序章   レンスター王家に仕える若き家臣。
ミデェール アーチナイト ユングヴィ 序章   ユングヴィ家に仕える家臣。
エーディン プリースト ユングヴィ 第1章 ウル ユングヴィ家公女。
デュー シーフ --- 第1章   マーファ城に盗みに入って捕まった少年。
アイラ ソードファイター イザーク 第1章 オード イザーク王国の王女。
ディアドラ シャーマン シアルフィ 第1章 ヘイム
マイラ
精霊の森でシグルドが出会った少女。暗黒神の血統を受け継ぐ。
ジャムカ ボウファイター ヴェルダン 第1章   ヴェルダン王の三男(養子)。『聖戦の系譜 TREASURE』によれば、バトゥ王の亡き長男の息子。
ラケシス プリンセス ノディオン 第2章 ヘズル ノディオン王国の王女でエルトシャンの異母妹。
ホリン ソードファイター イザーク 第2章 オード 闘技場で生計を立てる剣闘士。
レヴィン バード シレジア 第2章 セティ シレジア王子。風の魔法フォルセティ継承。
シルヴィア ダンサー --- 第2章 ブラギ レヴィンに好意を抱く踊り子。
ベオウルフ フリーナイト --- 第2章   ヴォルツと共にマクベスに雇われた傭兵騎士。
フュリー ペガサスナイト シレジア 第2章   国を離れたレヴィンを探すシレジアの天馬騎士。
ブリギッド スナイパー ユングヴィ 第3章 ウル 幼少からオーガヒルの海賊に育てられていたユングヴィ家の公女で、エーディンの双子の姉。聖弓イチイバル継承。
クロード ハイプリースト エッダ 第3章 ブラギ エッダ家当主。聖杖バルキリー継承。
ティルテュ サンダーマージ フリージ 第3章 トード レプトールの娘。

NPC[編集]

NPCとは、シグルド軍を「同盟」もしくは「中立」という立場から援護してくれるキャラのこと(自動行動)。

名前 クラス 国籍 参戦 血統 備考
アルヴィス セイジ ヴェルトマー 序章 ファラ
マイラ
ヴェルトマー家の若き当主。国王を守る近衛軍指揮官。炎の魔法ファラフレイム継承。
エルトシャン パラディン ノディオン 第1章 ヘズル ノディオン国王。魔剣ミストルティン継承。
イーヴ パラディン ノディオン 第2章   ノディオン王家に仕え、エルトシャンから特に信頼される3つ子の騎士の長男。ラケシスの護衛を任される。
エヴァ パラディン ノディオン 第2章   3つ子の1人。
アルヴァ パラディン ノディオン 第2章   3つ子の1人。
マーニャ ファルコンナイト シレジア 第4章   シレジア天馬騎士団のリーダーでフュリーの姉。
バイロン マスターナイト シアルフィ 第5章 バルド シアルフィ家当主。シグルド、エスリンの父。聖剣ティルフィング継承。
アイーダ マージファイター ヴェルトマー 第5章   アルヴィスに忠実な側近。

セリス軍[編集]

太字はシグルド軍のユニットの生死に関係なく登場するキャラ。

名前 クラス 国籍 参戦 血統 備考
セリス ジュニアロード --- 第6章 シグルド
ディアドラ
バルド
ヘイム
後半の主人公。シグルドの息子。聖剣ティルフィング継承。
スカサハ ソードファイター --- 第6章 アイラ オード セリスと共に出陣。
ラクチェ ソードファイター --- 第6章 アイラ オード セリスと共に出陣。
ラナ プリースト --- 第6章 エーディン ウル セリスと共に出陣。
オイフェ パラディン シアルフィ 第6章   バルド 名軍師と名高いスサール卿の孫。
レスター アーチナイト --- 第6章 エーディン ウル 解放軍として活動。
デルムッド フリーナイト --- 第6章 ラケシス ヘズル 解放軍として活動。
ユリア シャーマン --- 第6章 アルヴィス
ディアドラ
ヘイム
ファラ
レヴィンが連れて来た記憶喪失の娘。神聖魔法ナーガ継承。
フィー ペガサスナイト シレジア 第6章 フュリー   セリス軍の挙兵を聞き、イザークを訪れたシレジアの天馬騎士。
アーサー マージ フリージ 第6章 ティルテュ トード フィーのペガサスに同乗した魔道士。
ヨハン アクスナイト ドズル 第6章 ダナン ネール ドズル家の次男。仲間加入は弟のヨハルヴァと二者択一。
ヨハルヴァ アクスファイター ドズル 第6章 ダナン ネール ドズル家の三男。仲間加入は兄のヨハンと二者択一。
シャナン ソードマスター イザーク 第7章 マリクル オード イザークを救うため解放軍を興したリーダー。神剣バルムンク継承。
パティ シーフ --- 第7章 ブリギッド ウル イード砂漠で盗みを働く最中にシャナンと出会った盗賊。
リーフ プリンス レンスター 第7章 キュアン
エスリン
バルド
ノヴァ
トラキアを解放するために挙兵したレンスター王子。
フィン ランスナイト レンスター 第7章     リーフを見守り続けるレンスター王家の忠臣。
ナンナ トルバドール --- 第7章 ラケシス ヘズル リーフと共に育てられた少女。
アレス ソシアルナイト --- 第7章 エルトシャン ヘズル 傭兵ジャバローに拾われて孤児から傭兵となっていたノディオン王子。魔剣ミストルティン継承。
ティニー マージ フリージ 第7章 ティルテュ トード フリージ家の魔道士。
リーン ダンサー --- 第7章 シルヴィア ブラギ ダーナの領主ブラムセルに雇われていた踊り子。
ファバル ボウファイター --- 第8章 ブリギッド ウル コノートで孤児を救うため敵軍に加担した。聖弓イチイバル継承。
セティ セイジ シレジア 第8章 フュリー   トラキアからマンスターを守るため抵抗を続けていた英雄。
コープル プリースト トラキア 第9章 シルヴィア ブラギ 将軍ハンニバルの養子として迎えられた少年。
アルテナ ドラゴンナイト トラキア 第9章 キュアン
エスリン
ノヴァ
バルド
トラキア国王トラバントに娘として育てられた、レンスター王国王女。地槍ゲイボルグ継承。
ハンニバル ジェネラル トラキア 第9章 ---   トラキア王国の将軍を務める老騎士。

代理キャラクター[編集]

名前 クラス 国籍 参戦 血統 備考
ロドルバン ソードファイター イザーク 第6章 ---   スカサハの代理キャラ。
ラドネイ ソードファイター イザーク 第6章 ---   ラクチェの代理キャラ。
マナ プリースト イザーク 第6章 ---   ラナの代理キャラ。イザーク出身で、ディムナの妹。
ディムナ アーチナイト イザーク 第6章 ---   レスターの代理キャラ。イザーク出身で、マナの兄。
トリスタン フリーナイト イザーク 第6章 イーヴ   デルムッドの代理キャラ。解放軍に所属するジャンヌの兄。父は前半に登場したノディオンの3つ子騎士の長男・イーヴ。
フェミナ ペガサスナイト イザーク 第6章 ---   フィーの代理キャラ。シレジア出身で、ホークの妹。
アミッド ウインドマージ フリージ 第6章 エスニャ トード アーサーの代理キャラ。シレジア出身で、リンダの兄。母はレプトールの次女エスニャ。
デイジー シーフ --- 第7章 ---   パティの代理キャラ。
ジャンヌ トルバドール --- 第7章 イーヴ   ナンナの代理キャラ。トリスタンの妹。
リンダ サンダーマージ フリージ 第7章 エスニャ トード ティニーの代理キャラ。
レイリア ダンサー --- 第7章 ---   リーンの代理キャラ。シャルローの生き別れの姉。
アサエロ ボウファイター コノート 第8章 ---   ファバルの代理キャラ。デイジーの兄。コノートのヒットマンとして近隣住民に恐れられる。
ホーク セイジ --- 第8章 ---   セティの代理キャラ。フェミナの兄。行方不明の父を探している。
シャルロー プリースト トラキア 第9章 ---   コープルの代理キャラ。レイリアの生き別れの弟。

NPC[編集]

名前 クラス 国籍 参戦 血統 備考
パルマーク ビショップ シアルフィ 第10章   シアルフィ家の宮廷司祭。救出対象専用キャラ。
アリオーン ドラゴンマスター トラキア 終章 トラバント ダイン トラキア王子。天槍グングニル継承(9章では敵として登場)。

国家・登場人物[編集]

グランベル王国[編集]

バーハラ王家[編集]

グランベル王国を統率する王家。聖者ヘイムの血筋で、神聖魔法ナーガを継承。騎士団はセイジやフォーレストが中心のヴァイスリッター。

アズムール
グランベル国王。老齢のため息子クルトに実権を与えていたが、彼の暗殺の報に落胆する。クルトとシギュンの娘ディアドラが現われたことを喜び、孫の彼女をアルヴィスに託して息を引き取る。
クルト
グランベル王子。生真面目な性格と溢れる才知により父王に代わって大陸を統べていたが、イザーク遠征中にレプトールらの策略により暗殺される。ヴェルトマー公爵ヴィクトルの妻シギュンと関係を持ったことが、結果として大陸に悲劇をもたらした。
ディアドラ
クルトとシギュンの娘。ヘイム直系の聖痕を持ち、さらに皇族マイラの末裔であるシギュンから暗黒神の血統も受け継いでいる。
精霊の森に隠れ住んでいたが、マーファでシグルドと出会い互いに一目惚れをし結婚する。しかし戦時中であったため、結婚の事実は諸侯に知らされなかった。やがてセリスを産むが、自身はマンフロイに記憶を奪われ拉致される。その後、バーハラでシグルドに再会するものの引き離される。異父兄アルヴィスに娶られたのち、ユリウスとユリアを産んだ。
数年後、ユリアをロプトの血に目覚めたユリウスから逃がした後、息子の手にかかり死亡。死後はセリスを見守り、ユリアを介して彼に語りかける。
ユリウス
アルヴィスとディアドラの息子で、皇太子。ダークプリンス。ユリアの双子の兄でセリスの異父弟。
生来は虫も殺せないほど優しい性格だったが、グラン暦771年ごろマンフロイによりもたらされたロプトウスの書を手にしたことで暗黒神に乗っ取られ、虐殺や子供狩りを平気で行う残忍な性格に変貌した。以降、精神的に幼児性を強く残したまま成人し、闇の皇子ともよばれるようになる。闇魔法ロプトウスの唯一対抗できるナーガ継承者である母と妹の抹殺を企てるが、妹には逃げられる。
また、フリージ家のイシュタルと仲がいい(『トラキア776』では彼女の側近に嫉妬したりしている)。
ユリア
ユリウスの双子の妹で、セリスの異父妹。ナーガ直系の聖痕を持つ。
ユリウスに殺されかけた際に記憶を失い、レヴィンにより匿われて育てられ、成長後セリスと引き合わされる。

シアルフィ家[編集]

グランベル王国に従属する6公爵家の一つ。聖戦士バルドの血筋で、聖剣ティルフィングを継承。騎士団はグリューンリッター。

以下に挙げる他に登場する人物では、シグルドの妹エスリン、その娘アルテナ、息子リーフもバルドの血統を継いでいる。

バイロン
シグルド、エスリンの父。クルト王子から最も信頼を置かれていた名将だったが、レプトール達の策略によりクルト暗殺の犯人に仕立て上げられる。瀕死の重傷を負いながら単身脱出してシグルドと再会、ティルフィングを息子に渡して絶命する。
シグルド
前半部の主人公。シアルフィ公子。レンスター王子キュアン、アグストリアのノディオン領主エルトシャンとは士官学校の同級生であり、固い絆で結ばれている。
エーディン拉致から始まったユングヴィ奪還とヴェルダン遠征の後、精霊の森で出会ったディアドラと恋愛結婚し、彼女との間にセリスを授かる。親友エルトシャンの妹であるラケシスを助けるためにアグストリアに遠征後、駐留中に起こった反乱も平定する。だが、ランゴバルトらによってバイロンと共に反逆者の汚名を着せられ、シレジアに亡命したものの、そこでも反乱に巻き込まれ、無実を証明しようと向かったバーハラにてアルヴィスに謀殺される。彼ら親子の潔白を信じている者も少なくない。
直属の部下にノイッシュ、アレク、アーダンがいる。
セリス
後半部の主人公。シグルドとディアドラの息子。年齢は2部開始時で17-18歳。父に似て、真摯で温厚な性格。マイラの血統も継いでいるため、グランベル王家の皇位継承権を持つ。
シグルドの死後、イザークにて父の戦友レヴィンと、まだ子供だったために逃がされたオイフェとシャナンによって育てられる。ティルナノグ城に隠れていたが、オイフェとシャナンの留守中に発見されたため、自ら撃って出る。ガネーシャ城制圧後、レヴィンの導きで出会ったユリアと出会い惹かれ合うが、後に彼女とは兄妹であることを知ることになる。
クラスチェンジすると騎馬に乗るが、全キャラクターで唯一「降りる」コマンドで歩兵・騎兵を切り替えることが可能である。
オイフェ
名軍師と呼ばれたスサール卿の孫にあたり、バルドの血統を汲んでいる。前後編通じて登場するが、シグルド編では序章開始時点で14歳と幼いため、戦闘には参加せず軍師として帯同している。
ノイッシュ
シアルフィ家に仕える騎士。シリーズ恒例の「赤緑騎士」の赤。後述のアレクやアーダン同様、グリューンリッターの一員かは不明だが、序章から3人ともシグルドに従軍し、各地を転戦する。生真面目な性格で、忠義に厚い。アレクとは正反対の性格だが仲が良く、親友であり良きライバルでもある。
アレク
シアルフィ家に仕える騎士。軽い性格のお調子者で女好きだが、忠誠心は厚い。シリーズ恒例の「赤緑騎士」の緑。
アーダン
シアルフィ家に仕える重騎士。アレクに「固い、強い、おそい」と評されたが、その守備力をシグルドに買われ、城の守備を任される。性格は少し抜けているものの、忠義に厚く、職務にも忠実で頼りになる。本人は、周囲の「おそい」という評価や出撃の出番が少ないことにやや不満を感じている。意外と涙もろい一面もある。

ヴェルトマー家[編集]

グランベル王国6公爵家の一つ。魔法戦士ファラの血筋で、炎魔法ファラフレイムを継承。騎士団はバロンやファイアマージが中心のロートリッター。シリーズタイトルの「ファイアーエムブレム」を継ぐ家系である。

以下に挙げる他に登場する人物では、アルヴィスの息子ユリウス、娘ユリア、アゼルの子ども(恋人がいる場合)、ヴェルトマー家の貴族ヒルダ、その息子イシュトー、娘イシュタル、十二魔将ズィーベンもファラの血統を継いでいる。その他、アルヴィスの前当主ヴィクトルにはアルヴィス以外の子どもの存在が示唆されている[3]。また、『トラキア776』に登場するアルヴィスの息子サイアスにもファラの聖痕が現れている。

アルヴィス
ヴェルトマー家当主で、王国の近衛軍指揮官。
母シギュンは、暗黒神ロプトウスを復活させる危険のある呪われた皇族マイラの血を引く女性だった。父ヴィクトルは、妻とクルトの不倫関係を苦に自殺し(本人もほかの女性と浮気していたにもかかわらず)、アルヴィスは若くして当主を継承した。
呪われた血の素性を暗黒教団に知られたアルヴィスは、マンフロイに唆されてクルトの娘で異父妹でもあるディアドラと結婚し、自分が国を統べる際に暗黒教団との共存を図ることを約束する。その後、シグルドを反逆者として謀殺し、敵対するシレジアとレンスター両王国を滅亡させて大陸の大半を統一。国民の圧倒的な支持によってグランベル帝国初代皇帝となる。だが、約束通りに暗黒教団との共存を図ったことが、マンフロイを増長させる結果となった。
彼によってロプトウスの力に目覚めた息子ユリウスに妻のディアドラを殺され、表向きには皇帝の立場を保ったまま実権を奪われ、シアルフィに左遷される。ようやく自分の愚行に気づいた彼は、娘のユリアにディアドラの形見のサークレットを託した後、全ての罪滅ぼしとして、シグルドの子であるセリスに討たれることを決意する。
マンフロイが影で糸を引いていたとはいえ、結果としてロプトウスを復活させ、世界を混乱の極みに陥れた張本人であり、自らの体を流れる忌まわしき血に死の間際まで翻弄され続けた。ディアドラが異父妹だということを本人は知らない。
また、ディアドラと出会う10年以上も前に、側近の女性で伯爵令嬢であるアイーダとの間に子供を儲けているが、彼女とは正式な夫婦関係にはならなかった。
アゼル
アルヴィスの異母弟。レックスとは親友で、ティルテュとは幼馴染。
ヴェルトマー家の者がアルヴィスによって追放され臣下に落とされるなか、シギュンの下女で心優しくアルヴィスに尽くしたアゼルの母親への恩により、アルヴィスは彼を母親と共に追放せず、家族のように育てた。兄に対しては親愛と同時に、恐怖にも似た感情を持つ。
ユングヴィのエーディンに憧れており、彼女の危機にシアルフィに駆けつけた際、シグルドの人格に感銘を受け、そのままシグルド軍に参加。兄を裏切りシグルドに最後まで付き従い、バーハラの悲劇後の生死は不明。
アイーダ
アルヴィスの腹心の女性。アルヴィスに代わってヴェルトマー城をレプトール軍と共に死守していたが、機を見てシグルド軍に協力してレプトールを裏切り葬り去った後、シグルドをバーハラへ招待した。
『聖戦の系譜』本編では語られないが、アルヴィスとの間に既に子ども(サイアス)を授かっている(『トラキア776』に登場)。

フリージ家[編集]

グランベル王国6公爵家の一つ。魔法騎士トードの血筋で、雷魔法トールハンマーを継承。騎士団はバロンが中心のゲルプリッター。

以下に挙げる他に登場する人物では、ティルテュの妹エスニャ[4]、その息子アミッド、娘リンダ、十二魔将ゼクスもトードの血統を継いでいる。

レプトール
フリージ家当主で、王国の宰相。バロン。
クルトのバイロンやリングに対する信任の厚さが自分の地位を脅かすと感じ、ランゴバルトと共謀、反王子勢力を結成。後にアルヴィスと共謀してクルトを殺害するが、アルヴィスに裏切られ、シグルド軍との戦闘で最期を迎える。
ティルテュ
レプトールの娘で、サンダーマージ。明るい性格で皆から好かれている。
エッダの神父クロードを慕っており、彼を護衛するためにブラギの塔へと向かう。アゼルとは幼馴染み。反逆者となったクロードについてシレジアまで同行し、父親と敵対する。バーハラの悲劇後も生き延びたが、落ち延びたシレジアでブルームによって娘と共に誘拐され、ヒルダに苛め殺された。
ブルーム
レプトールの息子で、ティルテュとエスニャの兄。バロン。
フリージ家の占領下である北トラキア王国の国王として、リーフ率いる解放軍の討伐に当たる。姪のティニーに対してはよく世話をしていたようだったが、育ての親である自分への恩返しを口実に解放軍討伐を強いる。アーサー曰く、元々は善人だったが、ヒルダの影響で残忍な性格となった。
ヒルダ
アルヴィスと遠縁に当たるヴェルトマー家の貴族。クィーン。
フリージ家のブルームに嫁ぎ、イシュトーとイシュタルを産む。残忍な性格で、夫の妹であるティルテュを苛めて死に追いやり、生きたまま子供を火の中に放り込む非道も平然と行う。
イシュタル
ブルームの長女。セイジ。トールハンマーの継承者で、「雷神」の異名を持つ。
親の政略目的でユリウスに近づけられるが、彼女自身は周囲の思惑に関係なく彼に好意を抱いており、ユリウスのロプトウスとしての残虐な悪政に心を痛めていた。心優しい女性で、処刑される子供をこっそり匿い、ティニー(リンダ)に対しても思いやりのある態度で接していた。だが愛するユリウスを裏切れず、ヒルダが討たれた後、自分の配下であるヴァイスリッターを率いて出撃する。
イシュトー
ブルームの息子で、イシュタルの兄。マージファイター。
兄妹とも両親に似ず優しい性格で、戦いに疑問を持ち、また従妹のティニー(リンダ)にも優しかった。将軍のライザと恋仲。
ライザ
イシュトーの最も信頼する部下であり、また恋人でもある将軍。部隊を率いてセリス達を迎え撃つ。
アーサー
ティルテュに恋人がいる場合に登場する息子。飄々とした性格だが、根は真面目。
かつてはシレジアにいたが、生き別れの妹(ティニー)に会いに行くためにフィーに頼んで天馬に乗せてもらっていた途中のイザークで解放軍に出会い、加勢する。
ティニー
ティルテュに恋人がいる場合に登場する娘で、アーサーの妹。
バーハラの戦いの後ティルテュと共に連れ去られ、ブルームに育てられた。後にマンスター防衛のため出撃するも、解放軍に所属していた兄アーサーの説得により解放軍に加入する。母親と比べるとおとなしい性格だが、母親の仇であるヒルダを前にすると感情的になる。

エッダ家[編集]

グランベル王国6公爵家の一つ。大司祭ブラギの血筋で、聖杖バルキリーを継承。騎士団を持たず、ブラギ神を崇拝するエッダ教団が活動している。

以下に挙げる他に登場する人物では、クロードの子ども(恋人がいる場合)もブラギの血統を継いでいる。

クロード
エッダ教の神父であり、聖杖バルキリーを受け継ぐブラギの血筋。俗世に疎い一面もある。
各地が動乱の渦に呑まれ始めたなか、シグルドの無実を確かめるべくブラギの塔を訪れ、バルキリーの杖を継承。同時に受けた神託でシグルドの無実を知るが、暗黒教団の陰謀により反乱軍の一員とみなされる。シグルド軍に加わりシレジアへと逃亡し、その後もシグルドと運命を共にする。
シルヴィア
ブラギの血を引く旅の踊り子。血統や会話イベントにより、クロードの生き別れの妹である可能性が示唆されている。
無邪気な性格。アンフォニーでレヴィンと知り合い好意を寄せ、強引に仲間に加わる。バーハラの悲劇後も生き延びるが、子どものリーンとコープルを残し失踪する。
リーン
シルヴィアに恋人がいる場合に登場する娘。幼い頃にダーナの修道院に預けられ、踊り子として生活していた。世の中を知ってるため非常にしっかりとしてる。アレスと仲が良かったが、ブラムセルの罠にかかり、ダーナ城に幽閉される。
コープル
シルヴィアに恋人がいる場合に登場する息子で、リーンの弟。
幼いころトラキアのハンニバルに拾われ、実子同然に愛情を注いで育てられた。解放軍とトラキア軍の決戦の際、ハンニバルが裏切らないようにルテキア城に幽閉される。

ユングヴィ家[編集]

グランベル王国6公爵家の一つ。弓使いウルの血筋で、聖弓イチイバルを継承。騎士団はバイゲリッター。

リング
ユングヴィ家当主。バイロンと共にイザーク遠征に赴くが、息子アンドレイに殺される。ゲームでは顔グラフィックのみ。
ブリギッド
リングの長女。神弓イチイバルの継承者。
幼少期にオーガヒルでも有力な海賊の頭に拾われて育ち、妹・エーディンと再会するまでは亡き養父の遺志を継いで海賊を率いていた。荒くれ者の中で育ったため、強気で弓の実力を誇る女傑に成長した。
バーハラの悲劇後は生死不明となっているが、『トラキア776』に素性を隠して登場している。
エーディン
リングの次女。その気品ある美貌で男性からの人気が高い。
ヴェルダン王国の王子ガンドルフによりさらわれたものの、ジャムカとシグルドにより救出される。生き別れの姉・ブリギッドに聖弓イチイバルを託すため、シグルド軍に参加。バーハラの悲劇後はイザークに落ち延び、教会で働いている。
アンドレイ
リングの長男で、ブリギッド・エーディンの弟。ボウナイト。
狡猾な野心家で、レプトール達と共謀して父を殺害する。その後、シレジアでバイゲリッターを率いてシレジアの天馬騎士団を殲滅、シグルド軍に所属する姉2人をランゴバルトと共に迎え撃つ。
ミデェール
ユングヴィ家に仕える弓騎士。エーディンに想いを寄せている。
ヴェルダン軍からユングヴィ城を守っていたが、ガンドルフの攻撃で負傷。シグルド軍に発見された後、軍に加わる。
スコピオ
アンドレイの息子。神器の継承者を失ったユングヴィ家を継いだマスターナイト。
終章で、父の恨みを晴らそうとヒルダと共に挟撃作戦を決行する。
ファバル
ブリギッドに恋人がいる場合に登場する息子。イチイバルの継承者。
貧しい子供たちを養っており、彼らのために傭兵をやっている。ブルームに雇われ解放軍と対峙するが、妹パティの説得で仲間に加わる。褒められると照れやすい。
パティ
ブリギッドに恋人がいる場合に登場する娘で、ファバルの妹。兄と同じ理由で盗賊をやっている。
イード神殿からバルムンクを盗み出したところをシャナンに見つかり、そのまま彼に同行することになる。詳細は不明だが、母親が海賊をやっていたことは知っている模様。弁当作りが得意。
レスター
エーディンに恋人がいる場合に登場する息子。解放軍決起時から前線に立つ弓騎士。
クールな性格で、アジトがドズル軍に襲われたと知っても平然としていた。
ラナ
エーディンに恋人がいる場合に登場する娘で、レスターの妹。スカサハやラクチェと共に幼少時からセリスと共に育った。大人しめだが芯は強い。

ドズル家[編集]

グランベル王国6公爵家の一つ。斧戦士(斧使い)ネールの血筋で、聖斧スワンチカを継承。騎士団はグラオリッター。

以下に挙げる他に登場する人物では、レックスの子ども(恋人がいる場合)もネールの血統を継いでいる。

ランゴバルト
強欲なドズル家の当主。バロン。
レプトールと共謀し、クルトを殺害。また、遠征軍を壊滅させ、バイロンを瀕死に追い込んだ。その荒っぽくあくどい性格は長男に受け継がれている。
ダナン
ランゴバルトの長男。バロン。
父の死後ドズル家を継承し、その占領下に置いたイザーク地方で酒池肉林の限りを尽くす。スワンチカの継承者だが、登場前に長男のブリアンに譲っている。息子のヨハン・ヨハルヴァとは戦闘会話イベントがある。
レックス
ランゴバルトの次男。口数の少ない善良な性格。
アゼルの親友で、アゼルを守るためにシグルド軍に参加。アルヴィスには世話になっていた。
ブリアン
ダナンの長男。マスターナイト。父からスワンチカを譲り受け、本国で待機している。
弟が加わったセリス軍を斧騎士団グラオリッターを率いて迎え撃つ。スワンチカの能力により、作中では最大の守備力を誇る敵ユニット。弟と戦闘になると会話イベントがある。撃破時の台詞より、彼も現在のグランベル帝国のあり方には疑問を持っていた節が伺える。
ヨハン、ヨハルヴァ
ダナンの次男、三男。
ともにラクチェ(ラドネイ)が好きで、彼女の説得次第で父を裏切り仲間になる(どちらか二者択一)。
性格は異なるが、ともに物事を力で解決することを嫌う温厚な性格。父の非道なやり方を嫌っており、子供狩りなどグランベル本国からの圧政の要求は頑として突っぱねていた。そのためグランベル支配下の諸国の中で、彼らの支配エリアは比較的平穏を保っていたと言われる。

アグストリア諸公連合[編集]

ユグドラル大陸西方の騎士の国。アグスティ王家を盟主に、5つの諸公がそれぞれの国家を持っている。北にはロプト教団マイラ派の隠れ里跡地へ建立されたエッダ教団の聖地ブラギの塔がそびえる。

アグスティ王国[編集]

アグストリア諸国の盟主。血統的には黒騎士ヘズルの直系となるが、血を継ぐ多くの子供達の中でノディオンに嫁がせた末娘に聖痕が現れ、以降はノディオン王家がアグスティ王家に深い忠誠を誓うことを条件として魔剣ミストルティンと聖戦士としてのヘズルの血は譲渡された。

イムカ
アグストリアを統治する国王。
賢王とよばれていたが、グランベルとの同盟に反対していた嫡子シャガールに暗殺され、王位を奪われる。作中では登場しない。
シャガール
聡明だった先代の父に似ない暴君。
ユグドラル大陸の統一という野心に付け込んだマンフロイに扇動され、父王イムカを暗殺し王位を奪取。その後、グランベル侵攻の挙兵に異を唱え、思い留まるように諌めた忠臣エルトシャンを幽閉する。
シグルド軍に敗れ、エルトシャンの調停により助命されマディノへ遷都するが、自分の過ちを省みず、シグルド軍に再び反旗を翻す。その際、トラキアの竜騎士を傭兵として雇ったものの、トラキア王トラバントに見限られ、シグルド軍に討たれる。
ザイン
アグスティの騎士。自国の敗北を感じていたものの、主君の命令に逆らえず大群を率いて出撃する。

ノディオン王国[編集]

アグストリア諸公連合の一つであるノディオン王家は、聖戦士の血を引きながらもアグスティ王家に忠誠を捧げた黒騎士ヘズルの血筋。魔剣ミストルティンを継承。騎士団はクロスナイツ。

エルトシャン
ノディオン国王で、アグストリア諸侯の1人。「獅子王」の異名に恥じない実力と器量を兼ね備えた英傑。シグルド、キュアンとは士官学校時代からの親友。異母妹ラケシスを大切に想っている。
今回の戦争でもシグルドに協力するが、主家のアグスティ家がシグルド軍を攻撃したため、シグルドと敵対関係に陥り、忠誠と友情の間で苦悩する。
諸侯の中でグランベルへの侵攻に唯一反対の立場であったためにアグストリアのほかの諸侯に疎まれており、新たに即位したシャガールのグランベル侵攻のための挙兵に異を唱えて幽閉されるが、アグスティ陥落後はシグルド軍との間の調停役を買って出る。数ヵ月後、シャガールが再びシグルド軍に宣戦布告をし、マディノ陥落後、彼の檄で最後の砦であるシルベールを守るべく、クロスナイツを率いてシグルド軍と戦う。
グラーニェ[5][注 2]
エルトシャンの妻。茶色の髪で病弱。
レンスターの貴族出身だったことから、エルトシャンと政略結婚で結ばれた。後にアグストリアの戦乱を予期したエルトシャンによって、幼いアレスと共にレンスターの地へ帰郷したものの、後のレンスターへの帝国軍の侵略によって命を落とす。最期の瞬間まで、シグルドを夫エルトシャンの仇と信じて恨み続けていた。
ラケシス
エルトシャンの異母妹。ブラコンで、兄を一途に慕い「エルト兄さま」と呼ぶ。金髪の優雅な外見とは裏腹に強気で媚びない性格だが、兄をはじめ、心を許した相手には持ち前の気品で接する。
バーハラの悲劇後、幼いデルムッドをシャナン達に預けて自らはナンナを連れてレンスターへと落ち延びる。後にデルムッドを迎えにイザークに向かう途中のイード砂漠で行方不明となる。
イーヴ、エヴァ、アルヴァ
エルトシャンが最も信頼する3つ子の騎士。イーヴが長男、エヴァが次男、アルヴァが三男。
2章でラケシスを守るために3人で奮闘する。イーヴはセリス編におけるデルムッドの代替キャラであるトリスタンの父親。
アレス
エルトシャンの息子。父譲りの容姿と気概と実力を持つ。魔剣ミストルティンの継承者。
両親の死後、傭兵のジャバローに拾われ育てられる。セリス軍によって陥落したメルゲン城への攻撃に参加するが、踊り子のリーン(レイリア)を助けるため、雇い主ブラムセルとジャバローに反旗を翻す。
父の仇シグルドの子であるセリスを憎んでいたが、彼の真摯な説得を受け、わだかまりを残しながらもセリス軍に参入。後に父からの手紙を目にし、シグルド親子への恨みが過ちだったと気付く。
デルムッド
ラケシスに恋人がいる場合に登場する息子。セリス達と共にイザークのティルナノグで育つ。誠実な性格。『トラキア776』にも登場する。
ナンナ
ラケシスに恋人がいる場合に登場する娘で、デルムッドの妹。レンスターでリーフと共に育ち、『トラキア776』ではヒロインとして扱われる。母に生き写しの美貌と淑やかさを併せ持つ。

その他のアグストリア諸国[編集]

マクベス
アンフォニー王。ジェネラル。ハイラインとシグルド軍の戦闘に乗じて開拓村を襲わせる、強欲で卑劣な男。
ヴォルツ
マクベスに雇われた傭兵。連続のスキルを持つフォレストナイト。自分の腕に絶対的な自信を持っている。
ベオウルフ
ヴォルツの傭兵団の1人。フリーナイト。マクベスのことが気に入らず、シグルド軍の交渉によってはヴォルツを裏切って味方となる。エルトシャンとは古くからの友人。
クレメント
マッキリー王。当初は中立の立場を取っていたが、ハイラインやアンフォニーが制圧されたことを知り、シグルド軍がアグストリア征服を狙っていると思い込み、敵対する。スリープの杖を操る。
ボルドー
ハイライン王。嫡子エリオットをノディオンに進撃させ、自身はハイライン城を守る。
エリオット
ハイライン王子。
かねてからノディオンを快く思っておらず、人望のあるエルトシャンに嫉妬心を抱く。ノディオンの姫ラケシスを娶りたがっており、自分に従順にならない彼女にも苛立ちを募らせていた。
1章では手薄のエバンス襲撃を試みるものの、エルトシャン率いるクロスナイツに返り討ちに遭い、2章では主不在のノディオンを狙うなど、騎士としての精神や実力に欠けている。
フィリップ
ボルドーに仕える将軍。ハイライン城への道を塞ぐ。有能で忠誠心に厚いジェネラル。
ジャコバン
マディノ城を守護する、シャガールに雇われた傭兵。間接攻撃も可能な「いかずちの剣」を操る。

レンスター王国[編集]

ユグドラル大陸南東に位置するトラキア半島を二分する北トラキアの、マンスター地方にある王国。槍騎士ノヴァの血筋で、地槍ゲイボルグを継承。過去、側近より傀儡とされ民衆を抑圧する恐怖政治を行ったダインの息子に対し、ノヴァの息子が諸侯の先頭に立って反乱を決行。北の豊かな大地を勝ち取った後、グランベル王国の仲介の下にトラキア王国より正式に独立し、北の小国家群の盟主として成立した。100年前のトラキア王国との戦争後、盟約によってトラキアとの交易を絶つ。以降、両者の関係は平行線を辿り続ける。この関係は、カルフ王やキュアンの代になっても全く改善されぬまま、いまに至る。騎士団はランスリッター。

キュアン
レンスター王子で、シグルドの義弟。シグルドやエルトシャンとは親友。
イザーク遠征で手薄となったユングヴィへのヴェルダン侵攻を阻止するため、シグルド軍に参加。
3章終了後、トラキア王国との牽制の関係で母国に帰還する。5章にてシグルドとの合流を目指しイード砂漠を北上するが、トラバント率いる竜騎士団に背後を突かれ、娘を人質に取られてゲイボルグを手放し、殺害される。
エスリン
シグルドの妹で、キュアンの妻。
3章終了後、キュアンやフィンと共にシグルド軍を離れる。5章で娘アルテナを連れて夫に同伴するも、砂漠半ばでトラバント隊の襲撃を受け殺害される。
アルテナ
キュアンとエスリンの娘。ノヴァの直系であると同時に、バルドの血統も継いでいる。父譲りの武芸と母譲りの母性を併せ持つ。
グランベルに赴く途中、砂漠でトラバントに誘拐され、トラキア王国の王女として育つ。後に弟のリーフから真実を告げられ、セリス軍に参加する。
リーフ
キュアンとエスリンの息子。ノヴァのバルドの両方の血統を継いでいる。
両親の死後、従者のフィンに育てられる。フィンとナンナ(ジャンヌ)に補佐されレンスターで挙兵するが苦戦し、セリスに救われる。『トラキア776』の主人公。
フィン
キュアンがシグルドを助けに来た際、従軍した騎士。
バーハラの悲劇後、キュアンの遺児リーフが十分な騎士に成長するまでを育てた(経緯は『トラキア776』で語られている)。
前後半通じて戦闘ユニットとして登場する唯一のキャラクターで、前半で恋人ができている場合は、後半で娘と会話イベントが発生する場合がある。

トラキア王国[編集]

トラキア半島の南に位置する王国。竜騎士ダイン(ディーン)の血筋で、天槍グングニルを継承。国土の大部分は険しい山岳地帯で土地が貧しいことから、竜騎士団などの傭兵業による資金で国を支えている。また、100年前の戦争以降、北トラキア諸国との交易を断たれたせいで常に食糧難に見舞われている。

トラバント
トラキア王国の国王。ドラゴンマスター。
国家の厳しさから傭兵業で国を営むことに対しての世間の批判を物ともせず、数々の汚れ仕事をこなしてきた、まさに蛮勇と呼ぶに相応しい男。戦いに於いては手段を選ばないが、彼の行う非道な行為も国民を思っての事であり、民衆の信頼は厚い。
北の豊穣な土地、マンスターを我が物にできないかと侵攻の機会を常々伺っており、遂にイード砂漠において北トラキアの盟主、レンスター国王夫妻の殺害に成功する。
その際、キュアンの子アルテナを奪い、以降娘として育てる。当初は利用目的ゆえに育てるつもりだったが、日頃より非道な力をもって物事を制することに対する呵責や臣下に対する怯え、子供たちに対する思いなどの様々な感情の蓄積が長い年月をかけて彼を変えさせたようである。
最後は家宝ともいえるグングニルの槍をアリオーンに託し、自ら死地に赴く。
アリオーン
トラキア王国の王子で、アルテナの義兄。
苦悩する父の良き理解者で、いつも父の心情を察している。
父トラバントが最後に彼に喋った言葉から、竜騎士の意地として、トラキアの解放戦争では国の統一のためにセリス軍と戦う決意を固める。
終章でもユリウスに雇われて祖国奪回の足がかりを得るために参戦するが、アルテナとの会話により心を改し、(NPCとして)解放軍に協力する。
ハンニバル
将軍。国の前線であるカパトギア城を堅固に守ることから「トラキアの盾」の異名を持つ。
正義は解放軍にあると知りつつも養子コープル(シャルロー)を人質に取られ、解放軍と対峙する。
コルータ
トラキアの竜騎士。
マンスター城を制圧するためにアルテナと共にミーズ城から出撃するが、アルテナの命令を無視し、一般の市民まで皆殺しにしようとした。『トラキア776』にも登場する。
ディスラー
ルテキア城を守るトラバントの腹心。民衆から「腰巾着」と評される無力で傲慢な性格。トラバント王の命令でハンニバルの養子を人質に取る。
パピヨン
シャガールに雇われ、アグストリアに援軍に駆け付けたトラキアの竜騎士。
マゴーネ
トラバント共々、イード砂漠を北上するキュアン・エスリンを討ったトラキアの竜騎士。
マイコフ
将軍。国境の城であるミーズ城を守護する。
カナッツ
将軍。重装兵を率い出撃したハンニバルの代わりにカパトギア城を守る。

シレジア王国[編集]

北方の王国。十二聖戦士による聖戦後、風使いセティが建国。風の魔法フォルセティを継承。以来、100年間完全な中立を保っていた。他国では産まれないペガサス(天馬)を活用して、天空を駆る天馬騎士団を擁している。地上部隊では、風の魔道書を使う魔道士も多い。

以下に挙げる他に登場する人物では、レヴィンの子ども(恋人がいる場合)、ペガサス三姉妹メング、ブレグ、メイベル、十二魔将アハトもセティの血統を継いでいる。

ラーナ
シレジア王妃。登場時、夫である国王は既に他界。グランベルを追われたシグルド軍を同国へ匿う。セリス編ではレヴィンが母の死を語っており、既に死去したことがわかる。
レヴィン
シレジア王子。
父である前国王の死去に伴い発生した王位継承争いに嫌気が差して、故国を出奔。吟遊詩人に身分を擬して村々を回る最中、アグストリアの動乱に巻き込まれる。道中でシグルドの性格に同調し、シグルド軍に参加。後に彼を捜しに来たフュリーにより、シレジアの王子と判明する。その姿は風使いセティと酷似している[6]
バーハラの悲劇後は、若き竜族のフォルセティに体の一部を預けることで生存[7]。記憶喪失でさまよっていたユリアを救い、セリスの参謀を務める。なお、シグルド編で戦死していてもセリス編に登場する。なお、フュリー・シルヴィア・ティルテュと恋人になっていた場合、フィー・リーン・ティニーと会話イベントが発生する。
フュリー
シレジア四天馬騎士の1人で、レヴィンに好意を抱いている。
レヴィンを探してアグストリアを訪れた際、シャガールに騙されエバンス城を襲撃するが、レヴィンに諭され仲間に加わる。後にセティとフィーを産み、病死する。
マーニャ
シレジア四天馬騎士の筆頭で、ラーナに付き従うフュリーの姉。高潔で気品があり、ラーナをはじめシレジア城の皆に好かれていた。
シグルド軍のトーヴェ城制圧後、シレジアを襲撃したパメラ隊と交戦するが、敵に加担したパメラ・アンドレイ混成軍によって戦死する。彼女の死後その名前はフィーの騎乗するペガサスに継承される。
ダッカー
王弟で、ザクソン城主。強欲な性格。王家の血脈にあるが、セティの血統は表面化していない。
レヴィンの王位継承に異を唱えた人物の1人で、マイオスが兵を挙げシグルド軍がトーヴェへ向かった際、パメラやアンドレイを使ってシレジアを奪取する。後にザクソン城でシグルド軍を迎え撃つ。
マイオス
王弟で、トーヴェ城主。王家の血脈にあるが、セティの血統は表面化していない。
以前からシグルド軍が滞在するセイレーン城を狙っており、司祭クブリや天馬騎士ディートバと共にセイレーンを襲撃する。
パメラ
シレジア四天馬騎士の1人。ダッカーの部下で、アンドレイと共にシレジアを襲撃する。非情な性格。
ディートバ
シレジア四天馬騎士の1人。マイオスの部下で、セイレーン城を攻略するため戦う。容姿はパメラと似ている。
『トラキア776』に娘が味方ユニットとして登場する。
クブリ
マイオスに仕える司祭で、セイレーン城攻略に参加。スリープの杖でシグルド軍を苦しめる。
ドノバン
ダッカーに仕える粗暴なジェネラル。
シレジア城が制圧されると、斧戦士たちを伴い守備に就く。逃げ出した一般市民を皆殺しにする命令を出すなど残忍な性格。
レイミア
ダッカーに雇われた女剣士。クラスはソードマスター。かなりの腕利きで、金のためなら誰であろうと殺す冷酷さから、「地獄のレイミア」とよばれる。
セティ
フュリーに恋人がいる場合に登場する息子。『トラキア776』にも登場するが、その場合の父親はレヴィンである。
レンスター王国のマンスター領を救った英雄であり、指導者としてマンスターを守る(『トラキア776』にて語られる)。
フィー
フュリーに恋人がいる場合に登場する娘で、セティの妹。ペガサスに乗っているが、まだ正式な天馬騎士ではない。元々兄を探すために国を出たが、解放軍の存在を知り、セリス達の仲間に加わる。
ムーサー
聖戦士セティの血を継ぐ帝国騎士。父親はかつてシグルドに殺されたダッカー。

イザーク王国[編集]

大陸北東の王国。剣聖オードの血筋で、神剣バルムンクを継承。国民の多くは草原で家畜を飼う遊牧民とされる。地方では部族の力が大きく、それぞれが独自の動きを見せる。そのため東の蛮族と呼ばれることもある。

以下に挙げる他に登場する人物では、ホリンの子ども(恋人がいる場合)もオードの血統を継いでいる。なお、『トラキア776』にはリボー族の人間も登場する。

マナナン
イザーク国王。
領家リボーの族長によるグランベル王国の友好都市ダーナ侵略に対し、族長の首を持ってグランベル王国に謝罪に向かうものの、道中謀殺される。この件が、後のグランベルにおけるイザーク遠征のきっかけとなった。劇中には登場しない。
マリクル
マナナンの息子。シャナンの父。
父王訃報の不条理を受け入れられず、グランベルとの戦争を決意するが、戦死。開戦直前、息子のシャナンを妹アイラに預ける。劇中には登場しない。
アイラ
マナナンの娘。甥のシャナンを戦禍から守るため、ヴェルダンに逃れる。義に忠実で、芯の強い性格。「流星剣」の使い手。
バルムンクの継承者ではないが、ホリンと結婚した場合、近親婚が神血を強めるという設定により血統が強化され、子どもには濃い血統が表れる。
シャナン
イザーク王子。神剣バルムンクの継承者。叔母のアイラ同様、「流星剣」の使い手。
アイラとともにヴェルダンに逃れた後、キンボイスに捕まり人質となるが、シグルドに保護される。ディアドラ失踪の際に、強く引き止めなかった己の責任を感じ、オイフェと共に彼の嫡子セリスを大切に守り育てる。
ホリン
ソファラ領主の息子。諸般の理由により生家を出て大陸を放浪していた。「月光剣」の使い手。
2章の闘技場で最後の対戦相手として登場し、倒すと相手の意志に感銘を受けて仲間になる。ホリンの出自はアイラと結ばれた後の会話によってのみ判明する。
スカサハ
アイラに恋人がいる場合に登場する息子で、ラクチェとは双子。解放軍でセリスと共に戦う。オイフェや仲間達の訓練の中で戦士として自覚し、自らの熱い感情を抑えての行動につとめる。
ラクチェ
アイラに恋人がいる場合に登場する娘。スカサハとは対照的に子供っぽさが抜けきらず、感情的になりやすい。多くの友人を殺害した帝国に対して強い憎しみを抱いている。ヨハンとヨハルヴァに好意を寄せられている。

ヴェルダン王国[編集]

地方の豪族が築いた、大陸の南西に位置する森と湖に囲まれる自然豊かな王国。ヴェルダン王家は聖戦士の血が流れておらず、また過去にたびたび国境を荒らしたことから、諸外国からは蛮族と見下されている。騎士団はなく、軍は蛮族を中心に構成されている。国王のバトゥは賢王と名高かったが、ロプト教団のサンディマの暗躍が彼の判断を誤らせた。

バトゥ
国王。
蛮族と罵られるヴェルダンの発展のために、長きにわたりグランベルとの友好関係を築いてきたが、暗黒魔道士サンディマに操られ、グランベル侵攻を決意する。後にサンディマの手により死亡。
ガンドルフ
王家の長男。ウォーリア。
自ら率先してグランベルに侵攻し、ユングヴィ城を落とした際、居合わせたユングヴィ公女エーディンを自城に連れ去る。
キンボイス
王家の次男。ウォーリア。
イザークの王子シャナンを人質に取り、剣豪であるアイラを利用して、自国へ侵攻してきたシグルド軍を倒そうと企む。
ジャムカ
王家の三男。公式設定本では、バトゥの夭折した本当の長男の息子、という説が記されている。
ヴェルダンのグランベル侵攻には批判的な立場を取っており、捕虜として兄ガンドルフが連行してきたエーディンを密かに逃す。後のエーディンの説得がヴェルダン離反のきっかけとなった。エーディンと一緒に牢から逃した盗賊のデューとは腐れ縁の仲。
デュー
盗賊の少年。マーファ城で盗みに入って捕まっていたが、ジャムカがエーディンを逃がす際、一緒に逃がすよう頼まれた。子供扱いされるのは好きではないらしい。
デマジオ
ガンドルフの部下で、制圧されたユングヴィ城を守る。シグルド軍が最初に戦うボス敵。
ゲラルド
ガンドルフの部下で、エバンス城主。デマジオの上官でもある。ユングヴィを制圧された後、シグルド軍を迎え撃つ。

闇の血族[編集]

ロプト帝国[編集]

数百年前、大司教ガレに暗黒神が降臨したのを契機に、その力をもって世界を支配した帝国。この帝国は皇族マイラの反乱と十二聖戦士の活躍により崩壊する。だが、ロプトの血は皇族マイラの子孫に受け継がれていた。マイラの子孫の一族は精霊の森に隠れ住み、掟により外部との接触を断ち切っていたが、末裔のシギュンが禁を破って2人の子供を産んだ事実が、暗黒教団(ロプト教団)の活動に拍車をかける事態を招いた。闇の魔法ロプトウスを継承する血筋の中で、ロプトウスの完全なる継承者はユリウスのみである。

大司教ガレ
かつて大陸に多くの悲劇をもたらした存在。闇の魔法ロプトウスの使い手。
野心家で、若い頃に古代竜族の伝説を信じて海を旅し、念願の古代竜族の力を得ることに成功する。帰国後にロプト教団を創設、当時大陸には存在していなかった魔道と作り上げられた十二魔将の力を用い、共和国グランを滅し帝位を得て、ロプト帝国を興した。
その後、暗黒神の血を受け継いだ子孫が治め続けた帝国は、聖戦士達との戦いにより滅亡する。
マンフロイ
暗黒教団の大司祭。ダークビショップ。ロプトウス復活のためにアルヴィスに近づき、全ての陰謀を裏で操っていた、一連の騒乱の元凶ともいえる人物。
崇拝する暗黒神が支配する世界に導くべく、どのような手も策も使う冷酷で狡猾な男。暗黒魔法の力で生命を維持しているため、ユリウスが倒されると消滅する。
シギュン[注 3]
マイラの末裔。故人であり、作中では登場しない。
予言で結婚によって災いの子をなすと言われ、精霊の森の隠れ里から一歩も外に出ずに育つが、掟を破り脱走する。後にヴェルトマー家当主ヴィクトルに見初められて結婚し、アルヴィスを産むが、クルトと出会って求愛され関係を持つ。この事実を知ったヴィクトルは自殺。シギュンは故郷に帰り、クルトとの間に儲けたディアドラを産み、亡くなった。
サンディマ
暗黒教団の司祭。
ヴェルダン王バトゥの側近として取り入り、バトゥをそそのかしてグランベルへ侵攻させた。精霊の森に隠れ住むディアドラを探す任も任されていた。
クトゥーゾフ
暗黒教団の司祭。
バルムンクを奪い逃げたパティ(デイジー)を殺そうとするも、フェンリルの書を無くしているため部下に探させていた。
ジュダ
暗黒教団の司祭。トラキアに援軍兼監視役として派遣され、グルティア城を守備する。
モリガン
暗黒教団の司祭。ラドス城を支配しており、刃向かう者を次々火あぶりにかけていた。そのため、ラドスはゴーストタウンのようなありさまとなる。
ザガム
ユフィール
バラン
ダゴン
十二魔将
新たにユリウスに蘇らせられた、ガレの代からいる謎の集団。
『ファイアーエムブレム 聖戦の系譜 TREASURE』によれば、聖戦士の血を継ぐ者は、物語後半のレヴィンの様な竜族混合の状態。顔グラフィックは用意されておらず、全員が歩兵系で構成されている。彼ら12人の名前はドイツ語で1から12までの数字を意味する単語で構成されている。
『トラキア776』や『覚醒』、『新暗黒竜』にも同名キャラが登場している(前二作では死人から造られているようだが、詳細は不明)。小説では、かつてガレが集めた大陸で有数の血の気が多い若者という設定。

十二聖戦士[編集]

かつての聖戦でロプト帝国に抗い、活躍した12人の戦士。直系の長子に神秘の力を受け継ぐ聖痕が現れると伝えられる。だが、ヘイムやトード、ヘズルの家系のように、例外も存在する。ゲーム中には登場しないが、公式設定本である『聖戦の系譜 TREASURE』に彼らのイラストが描き下ろされている。

聖者ヘイム
光の魔法ナーガの使い手。解放軍の指導者だった老人。戦後にグランベル王国を興した。
聖戦士バルド
聖剣ティルフィングの使い手。シアルフィ家初代当主。マントを羽織った男性。
魔法戦士ファラ
炎の魔法ファラフレイムの使い手。ヴェルトマー家初代当主。耳にイヤリングをした女性。
魔法騎士トード
雷の魔法トールハンマーの使い手。フリージ家初代当主の男性。
大司祭ブラギ
聖杖バルキリーの使い手。エッダ家初代当主。『トラキア776』に登場するスルーフによく似た男性。
弓使いウル(ウリル)
神弓イチイバルの使い手。ユングヴィ家初代当主。耳にイヤリングをした女性。
斧戦士(斧使い)ネール
聖斧スワンチカの使い手。ドズル家初代当主の男性。
黒騎士ヘズル
魔剣ミストルティンの使い手。額に布を巻いた男性。戦後にアグスティ王家を興した。
竜騎士ダイン(ディーン)
天槍グングニルの使い手。『トラキア776』に登場するディーンによく似た男性。戦後にトラキア王国を興した。
槍騎士ノヴァ
地槍ゲイボルグの使い手。『トラキア776』に登場するエダによく似た女性で、竜騎士ダインの妹にあたる。
風使いセティ
風の魔法フォルセティの使い手。レヴィンによく似た男性。戦後にシレジア王国を興した。
剣聖オード
神剣バルムンクの使い手。シャナンと同じく長髪の男性。戦後にイザーク王国を興した。

神々[編集]

古代竜族[編集]

遙か昔、前作の舞台となったアカネイア大陸に住み着いていた竜族。神竜族、地竜族、火竜族などが存在する。人智を超える恐るべき文明を築き上げた。血の契約を交わした暗黒神や十二聖戦士に、自分達の力を封じた竜玉を付与した聖遺物とその力を解き放つ鍵として自分達の血を与える。

ロプトウス
アカネイアで栄えた高度な竜族の文明の終末期、神竜王ナーガによって、古代竜族の種の終わりを告げる「滅び行くさだめ」が説かれ、次の時代の主は人類だと語られた。だが、自分達の文明に匹敵する文化さえ存在しない人類が次代を担う事実を、古代竜族の一派であるロプトウスら地竜族は受け入れられなかった。
元々人類を虫けら同然に考える地竜族が理性の消失を伴い感情的に人類殲滅を試みるなか、竜族の伝説を信じて旅をしていたガレ司教がアカネイアに辿り着き、ロプトウスは彼と血の契約を交わす。
その際、ガレ司教に手渡された闇の魔法ロプトウスの黒い聖書には、自身の力と人類に対する凶悪な思念が封じられており、触れて力を解放した者は精神を支配され、同等の力と意志を持った第二のロプトウスと化した。
ガレを利用することで、ロプトウスは死後も人間に災いをもたらすことに成功したのである(制作者側の発言におけるロプトウスの扱いは何度か変わっており、ここでの記述はその1つ)。
ロプトの血統はステータス画面の系譜表で中心に位置し、12の血統が立ち向かうべき敵であることを示している。
ナーガ
古代竜族の頂点に君臨する神竜族の王。
「滅び行くさだめ」を説いて以降、人類を巡って神竜族と地竜族の対立が続き、ロプトウスが他の大陸にまで魔手を伸ばしていることに気付くのが遅れた。
やがてロプト帝国の存在がナーガの耳に入り、人類への関与を恐れつつも、苦肉の策としてミストルティンやフォルセティ、サラマンドなどの11の竜達を率い、ダーナ砦に篭もった壊滅間近の解放軍の者達の前に降臨し、血の契約を交わした。
その際、ナーガは闇の魔法ロプトウスの力に対抗する術として、解放軍の指導者だったヘイムへと自身の力に加えて意志を込めた光の聖書を託したが、ナーガの恐れたとおり、ダーナ砦での古代竜族と聖戦士達との血の契約は、後のユグドラル大陸に大きな影響を与えることになる。
フォルセティ
ナーガと共に血の契約を交わした竜族の1人で、若き竜であるがため人間に対して理解を示す。そのためアカネイア大陸へ帰還した他の竜族と違い、自ら進んでユグドラル大陸に残ることを志願した。
オープニングデモの1つで、マンフロイに敗れ死の淵を彷徨っていたレヴィンを助け、それゆえ彼に心の一部を預けたレヴィンはセリスの元に向かい、解放軍を支えることになる。

その他の神々[編集]

ユグドラル大陸において崇拝されている存在。十二聖戦士と暗黒神の戦いが始まる以前から信仰される神々も存在する。生前に英雄と呼ばれた者の多くも死後に神格化され、下級神として新たに神々へ加えられる。

ユードゥ(グラン)
国造りの神々の中でも最高神とされる天空神。なお、この神の名前が、ユグドラル大陸最初の国家であるグラン王国の由来となった。
12使徒
数多くの神々の中で最も新しい神々。守護神や武神などとも呼ばれ、かつての戦いで神格化された英雄達がこの神々に含まれる。十二聖戦士のブラギも運命と生命を司る神として12使徒に数えられているが、12使徒が十二聖戦士と同一かは不明。

主なスタッフ[編集]

関連の話題[編集]

  • スタート画面で操作せず放置しているとデモ映像が流れる。この中での戦闘デモは周回プレイの度に変わり(最大16周目まで)、いくつかは本編の語られざる経緯を推察できる内容になっている。
  • クラスの1つであるデュークナイトの「デューク」とはヨーロッパにおける貴族の爵位(称号)であり、日本でいう「公爵」に相当する。
  • 作中の闘技場に任天堂の『マリオシリーズ』の「マリオ」とインテリジェントシステムズの『パネルでポン』の「リップ」(4章では性別不明、5章では男性)が登場する(共通点は名前のみ)。
  • 闘技場の受付曲に『暗黒竜と光の剣』と『紋章の謎』の味方マップ曲のアレンジが収録されている(最初はざわめきのみだが、しばらくすると曲が流れる)。
  • 後のシリーズ作品である『封印の剣』では、仲間入りの曲および聖戦の系譜での戦闘曲が、封印の剣の闘技場の戦闘曲として採用された。また、『聖魔の光石』の闘技場の受け付け曲で、聖戦の系譜の最初の味方マップのアレンジ曲が用いられている(最初はざわめきのみだがしばらくすると流れる)。
  • 後のシリーズ作品である『蒼炎の軌跡』では、クリア後にプレイできるトライアルマップのBGMとして、本作の第10章BGM「光と闇と」のアレンジバージョンが起用された。
  • CM
    • 敵に囲まれたシグルドとブリギッドをイメージした日本国外の俳優達が手をつなぎ、ラストにセリスをイメージした海外の子役俳優がティルフィングを持って空を見上げる実写版。キャッチフレーズは「愛の絆が武器になる。[注 6]」。ラストに「Ah〜Ah♪」の歌声で「ファイアーエムブレムのテーマ」が流れる。
  • 製作者の加賀昭三へのインタビューにおいて、『聖戦の系譜』は元々3部作で、ユリウスの死後の内容もゲームにされる予定だったことが『聖戦の系譜 TREASURE』で語られている。

各種メディア関連商品[編集]

公式ガイド[編集]

  • ファイアーエムブレム 聖戦の系譜 TREASURE(NTT出版
1999年1月27日発行 ISBN 4757180144
インテリジェントシステムズ公式監修ガイド。広田麻由美描き下ろしの設定画集(十二聖戦士やヴィクトル王、その他の未公開キャラのイラスト)、スタッフインタビュー、データ集などを掲載。
  • ファイアーエムブレム 聖戦の系譜 任天堂公式ガイドブック(小学館

攻略本[編集]

  • ファイアーエムブレム 聖戦の系譜 完全攻略ガイド(メディアワークス
  • ファイアーエムブレム 聖戦の系譜 攻略ガイドブック(T2出版
  • ファイアーエムブレム 聖戦の系譜 聖なる書(アスペクト
  • ファイアーエムブレム 聖戦の系譜 データブック(アスペクト)
  • ファイアーエムブレム 聖戦の系譜 必勝攻略法(双葉社
  • ファイアーエムブレム 聖戦の系譜必勝法スペシャル(ケイブンシャ
  • ファイアーエムブレム 聖戦の系譜 100パーセント遊ぶ(芸文社
  • 鈴木一弘、ファイアーエムブレム 聖戦の系譜 最終攻略読本(ジャパンミックス、1996年6月、111ページ)
  • 中村誠富永民紀、ファイアーエムブレム 聖戦の系譜 スーパーガイド(ソフトバンククリエイティブ、1996年8月、159ページ)
  • ファイアーエムブレム 聖戦の系譜 完全攻略ガイド 奥義伝承(メディアワークス、1996年8月)
  • ファイアーエムブレム 聖戦の系譜 完全攻略ガイドブック(NTT出版、1996年9月)
  • ファイアーエムブレム〜聖戦の系譜〜を遊びつくす本(キルタイムコミュニケーション、1996月10月)
  • 裏ワザ大全集 ファイアーエムブレム 聖戦の系譜(二見書房、1996年11月)
  • 九慈慎之介、ファイアーエムブレム 聖戦の系譜 メモリアルファイル(光栄、1996年11月、143ページ)
  • ファイアーエムブレム 聖戦の系譜 超戦術BOOK(学研、1996年12月、164ページ)
  • ファイアーエムブレム 聖戦の系譜を100倍楽しく遊ぶ本(ティーツー出版、1999年12月)

漫画[編集]

大沢美月
ファイアーエムブレム 聖戦の系譜(メディアファクトリー)全16巻
  1. 1999年10月23日発行 ISBN 4840110778
  2. 1999年10月23日発行 ISBN 4889917330
  3. 1999年10月23日発行 ISBN 4889917349
  4. 1999年10月23日発行 ISBN 4889917357
  5. 1999年10月23日発行 ISBN 4889917365
  6. 1999年10月23日発行 ISBN 4889917373
  7. 1999年10月23日発行 ISBN 4889917381
  8. 2000年1月24日発行 ISBN 4889917462
  9. 2000年4月24日発行 ISBN 4889917489
  10. 2000年7月23日発行 ISBN 4889917543
  11. 2000年10月23日発行 ISBN 4889917640
  12. 2001年2月23日発行 ISBN 4889917748
  13. 2001年4月23日発行 ISBN 4889917837
  14. 2001年7月23日発行 ISBN 4889917896
  15. 2001年9月23日発行 ISBN 4889917977
  16. 2001年10月31日発行 ISBN 4840104050
画集「月下吟遊」 2000年8月23日発行 ISBN 4840101310
全編描き下ろしの大作。当初はスコラから刊行されており、同社の倒産に伴い打ち切りが危ぶまれたものの、メディアファクトリーがスコラ版の1〜11巻を6巻に再編集して刊行を継続した。同社よりコミック文庫版(全11巻)も刊行されている。ゲームとは性格描写や言動の異なるキャラが複数おり、独自の展開も多岐にわたる(トラバントのエスリンへの片思い、セリスとユリアの恋愛、セティがイシュタルに示す理解など)。参戦可能の主要キャラの中で、ベオウルフとホリンは登場しない。本作の終幕までは描かれずに完結を迎えている。「トラキア776」からマリータが出演している。
藤森ナッツ
ファイアーエムブレム 聖戦の系譜(エニックス)全6巻
  1. 1997年11月12日発行 ISBN 4870256568
  2. 1998年7月12日発行 ISBN 4870253178
  3. 1999年2月12日発行 ISBN 4870254468
  4. 2000年1月27日発行 ISBN 4870256568
  5. 2001年7月27日発行 ISBN 4870256568
  6. 2001年12月27日発行 ISBN 4870256568
シグルド編を独特のコメディ調を交えながら描く。当初は『月刊少年ギャグ王』で連載され、同誌の休刊後は『月刊ステンシル』へ移動したが、エニックスお家騒動の影響で連載打ち切りとなった。
冬季ねあ
ファイアーエムブレム 光をつぐもの(エニックス)全5巻
  1. 1999年3月27日発行 ISBN 4870254727
  2. 1999年12月27日発行 ISBN 4757501315
  3. 2000年8月27日発行 ISBN 4757502672
  4. 2001年4月27日発行 ISBN 4757504276
  5. 2001年10月27日発行 ISBN 4757505396
セリス編。副題の「光をつぐもの」は本編第6章のタイトルであると同時に、ゲーム開発時の仮称でもある。『月刊ガンガンWING』に1998年7月号から2001年8月号まで連載されたが、藤森聖戦と同様にエニックスお家騒動の影響で連載を打ち切られた。
有坂須美
ファイアーエムブレム 光をつぐものたち(講談社・KCデラックス)全1巻
1997年2月21日発行 ISBN 4063197751
描き下ろし。反乱軍の決起からリボー制圧までのオリジナルストーリー。戦争は大人数で行われるとして、子世代キャラと代替キャラが一緒に戦っている。ヒロインはラクチェ。彼女のライバルとして登場するラドネイや、ゲームでは片方しか仲間にできないヨハンとヨハルヴァも同時に仲間となる。

小説・ゲームブック[編集]

鈴木銀一郎
1996年8月22日発行 ISBN 4893665650
  • ファイアーエムブレム 聖戦の系譜・シグルド編(同)
  • ファイアーエムブレム 聖戦の系譜・最後の地竜族(同)
1997年12月29日発行 ISBN 4893668897
  • ファイアーエムブレム 聖戦の系譜・森と湖の国(同)
1998年1月30日発行 ISBN 4893669222
いずれも鈴木理華・画。「最後の地竜族」と「森と湖の国」は短編集。
竹田裕一郎
  • 小説ファイアーエムブレム 聖戦の系譜(エニックス)
  • 上巻 聖戦士シグルド-運命の扉 1996年11月11日発行 ISBN 4870259168
  • 下巻 聖戦士セリス-光をつぐもの 1996年12月30日発行 ISBN 4870259362
森下直親・画。
ゲームブック
  • ファイアーエムブレム 聖戦の系譜(エニックス)

CD[編集]

1996年6月24日発売 TKCA-70929
  • ファイアーエムブレム 聖戦の系譜 オリジナル・サウンド・ヴァージョン(NTT出版 / ポリスター
1996年8月25日発売 PSCN-5054〜6(3枚組)
  • FIRE EMBLEM THE BEST2(ポリスター)
1997年4月25日発売 PSCN-5060/1(2枚組CDで、『紋章の謎』の曲とセット)

楽譜[編集]

1997年6月発行 ISBN 4-8108-2715-1
作曲:辻横由佳、採譜アレンジ:丹羽あさ子

グッズ[編集]

詳細は上記リンク先を参照。
  • ファイアーエムブレム〜聖戦の系譜〜EXCEED A GENERATION Vol.1(プレッサント・エンジェルズ)
2006年11月14日発売のブラインドボックスフィギュア。キャラは、シグルド、エルトシャン、レヴィン、シルヴィア、フュリー、ティルテュ+シークレットのアイラの計7種類。2008年以降、Vol.2の発売予定はない。全キャラのポーズはTCGより使用。

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 『トラキア776』に登場
  2. ^ 大沢美月による漫画版では「イリア」
  3. ^ 『ファイアーエムブレム 聖戦の系譜 TREASURE』にイラスト掲載。
  4. ^ 正確な担当は「Game Designer」「Scenarist」「Director」である。
  5. ^ 『聖戦の系譜』のオープニングスタッフロールに英語で全員記載。
  6. ^ CMに記述されている文章をそのまま記載。

出典[編集]

  1. ^ 日本ユニ著作権センター/判例全文・2002/11/14d”. 虎ノ門総合法律事務所 (2002年11月14日). 2013年7月1日閲覧。
  2. ^ アスキー『ファイアーエムブレム聖戦の系譜ファンSpecial』
  3. ^ 『ファイアーエムブレム 聖戦の系譜 TREASURE』
  4. ^ 『ファイアーエムブレム 聖戦の系譜 TREASURE』P36。茶髪の女性で内気で内向的な性格というプロフィールも記載されている。
  5. ^ 『ファイアーエムブレム 聖戦の系譜 TREASURE』
  6. ^ 『ファイアーエムブレム 聖戦の系譜 TREASURE』限定に描き下ろされたイラストより。
  7. ^ 任天堂インテリジェントシステムズ 『20th Anniversary ファイアーエムブレム大全』 小学館2010年6月30日ISBN 978-4-09-106467-7

外部リンク[編集]