おとぎストーリー 天使のしっぽ
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おとぎストーリー 天使のしっぽ(おとぎストーリーてんしのしっぽ)はワンダーファーム制作のメディアミックス作品。
元々は学習研究社発行の『メガミマガジン』誌上読者参加企画で、『Otogi Story P.E.T.S』→『おとぎストーリー 天使のしっぽ』→『天使のしっぽChu!』とタイトルが変更された。 ファンの間では「天ぽ」と略されることがある。
目次 |
[編集] 物語設定
1人の青年と12人の守護天使との共同生活を描く。全年齢対象。女性にもファンが多い。
P.E.T.Sでは主人公(=読者)は不幸な青年。だが、動物を愛する心があり、過去に色々な動物を飼っては、ペットたちの死を見届けてきた。そのペットたちが数年を経た今、美少女として転生、めいどの世界から守護天使という存在となって主人公の元に帰ってくる。彼女たちは、前世(=動物時代)に主人公から受けた愛情を覚えており、その恩を返そうと主人公に尽くそうとする。だが、彼女たちには前世で死を迎えたときに経験したトラウマがある。そのトラウマで守護天使が悩んだりする様子を描く場面が多い。
キャラクターとしては、ヘビ・ウサギ・カメ・キンギョ・インコ・ハムスター・キツネ・タヌキ・ネコ・サル・イヌ・カエルから転生した12人の守護天使が設定されている。だが、前世動物と名前を組み合わせれば読者でもキャラクターを創作できることから、ファンは増えていった。読者が提案したキャラクターを公募した例もあるようだ。
2回アニメ化された以外に、長谷川光司によって漫画化された(全3巻)。
女の子に縁の無い青年の所に大勢の女の子が押しかけてきて全員が主人公を慕う、いわゆるハーレム物ストーリーなのだが、12人の守護天使たちが下は小学1年生から上は高校3年生まで幅広く年代が分かれており、それが狭いアパートの中で共同生活しているため個別の守護天使との恋愛要素は薄く、むしろ擬似的な大家族物のテイストが強い。
[編集] 登場キャラクター一覧
ここでは主にアニメ版の設定を紹介する。
- 睦 悟郎(むつみ・ごろう)
- 声:菅沼久義
- 本作の主人公。何をするにもツイていない不幸な青年だったが、12人の守護天使たちと暮らすことになって大変ながらも充実した生活を送ることになる。就職が内定した会社が倒産してフリーターをしていたが、動物たちと人間が幸福に暮らせる世界を作るべく獣医師を目指すことに。前世は動物と人間を司る聖者である。
[編集] 守護天使
守護天使は抱える煩悩の数で等級分けされ、1~3が上級、4~6が中級、7~9が低級と区分されている。「天使のしっぽ」と「天使のしっぽChu!」の間に昇級試験があり、ミカとクルミを除く10名は合格し、ユキは新たなメガミとなった。
- ヘビのユキ
- 声:氷上恭子
- 1級守護天使→メガミ様
- 母性的な守護天使(18歳→19歳)。落ち着いた優しい女性で、年少の守護天使たちのお母さん役を務める。昇級試験で守護天使を卒業し、メガミとなる為にめいどの世界に戻る。最年長で守護天使としての知識も豊富であるゆえに、ミカには「お姑さん」扱い、モモ・ナナ・ルルには「お母さん」扱いされることも。表向きの設定を決める際は、悟郎の姑ということにされてしまった。
- 前世では焼死した為、火がトラウマ。ただし、家事をする程度には耐えられる。また、神社に祭られていたためかその当時から人間の姿に化身できた。
- 「魂の受け皿」(外見のモデル)は、白蛇をご神体とする神社の巫女。ただし神社の火事より前に死亡している。
- ウサギのミカ
- 声:ゆかな
- 3級守護天使
- 積極的な守護天使(17歳→18歳)。我侭でトラブルメーカー的存在。悟郎に好かれるべく様々なお色気を駆使した行動を起こすが、アユミに見つかって失敗することが多い。その割には意外に照れ屋な一面を見せる事もある。一度啖呵を切ったことは最後までやり通す、姉御肌な面もある。昇級試験には「メガミ様になったらご主人様と一緒にいられなくなる」ので、わざと落ちたらしい。『Chu!』最終話・ラストシーンに眼鏡をかけていた(かけた理由は不明)。
- 表向きは悟郎の愛人ということになっており、悟郎の呼び方は「ダーリン」。
- 前世では孤独死だったので、寂しさがトラウマ。
- 「魂の受け皿」はウサギの元の飼い主。
- カメのアユミ
- 声:川澄綾子
- 2級守護天使→1級守護天使
- マイペースな守護天使(16歳→17歳)。12人の中で一番知的。ミカの暴走を抑える天敵的存在(ウサギとカメ)。どちらかと言えば、ユキ同様に悟郎に対しては一歩引いた所から見守る姿勢である(そのためか、後に四聖獣の玄武のシンとは相思相愛に近い感情を抱く事になる)。当初は裸眼だったが、『Chu!』で眼鏡をかけるようになるが、最終話・ラストシーンの時には裸眼に戻っていた(外した理由は不明)。文学や絵の才能がある。即決即断は苦手だが、自分の意見は貫く方。
- 表向きは悟郎の前妻ということになっており、悟郎の呼び方は「旦那様」。
- 前世では圧死したので、閉所がトラウマ。
- 「魂の受け皿」は池の近所に住んでいた少女。
- キンギョのラン
- 声:田中理恵
- 3級守護天使→2級守護天使
- 淑やかな守護天使(15歳→16歳)。家事が得意で悟郎の世話をするのが好き。真面目で奥床しいので、他の守護天使たちが暴走してる時に1人取り残されることが多い。しかし、困った人を助けたり、悟郎や仲間を守る為には自己犠牲も厭わない。お嬢様の様な丁寧な言葉使いで話す。ファンの中でもっとも人気が高かった守護天使である。
- 表向きは悟郎の本妻ということになっており、悟郎の呼び方は「あなた」。
- 前世では水槽のポンプの停止による窒息死だったので、水がトラウマ。ただし簡単な家事や風呂は問題ない。ちなみに品種はランチュウ。
- 「魂の受け皿」は金魚すくいの的屋の娘。
- インコのツバサ
- 声:野川さくら
- 4級守護天使→3級守護天使
- 元気な守護天使(14歳→15歳)。運動が得意で歌も上手く、ダンスも好き。学校でも人望が厚いようである。明るくボーイッシュだが、女性らしさに憧れている。その為、当初は一人称はボクだったが、『Chu!』以降は「アタシ」と改めている。ミカやラン同様に悟郎に恋心を抱いているが、仲間の事を思って複雑な心境を見せる事も。
- 表向きは悟郎の後輩ということになっており、悟郎の呼び方は「キャプテン」。
- 前世では傷ついた翼で飛ぼうとして墜落死した為、高所がトラウマ。
- 「魂の受け皿」は悟郎がインコを拾った際に飼い方を教えた通りすがりの少女。
- ハムスターのクルミ
- 声:仁後真耶子
- 6級守護天使
- 能天気な守護天使(13歳→14歳)。食いしん坊で、睦家の家計は彼女の大食いによる食費のせいで常に赤字だが、天真爛漫で憎めない所がある。本人は気付いていないが、周囲をのほほんと平和な雰囲気にする能力を持っている。口癖は「…なの~」。
- 表向きは悟郎に家庭教師をしてもらっている教え子ということになっており、悟郎の呼び方は「先生」。
- 前世では餓死した為、空腹がトラウマ。このトラウマが原因で、昇級試験に落ちてしまっている。もともとは学校で飼われていた。
- 「魂の受け皿」は悟郎とともに飼育係をしていた同級生、公星くるみ(後述)。
- キツネのアカネ
- 声:千葉紗子
- 5級守護天使→4級守護天使
- クールな守護天使(12歳→13歳)。占いが得意で、悟郎が災厄に遭わないように占っている。ミドリと二人で協力すると色々なものに化けることが出来る(変化コンビ)。「狩猟本能」が目覚めるので、決して彼女を怒らせてはいけない。
- 前世では猟師に射殺された為、鉄砲の音のような破裂音がトラウマ。また、その死因から当初は人間不信であったが、仲間とのふれあいで明るくなっていく。又、前世では猟犬に狙われていたことから、犬が苦手で、ナナの事を避けていた。
- 表向きは悟郎の妹ということになっており、悟郎の呼び方は「アニキ」。
- 「魂の受け皿」は猟師の娘で、子狐を飼ってくれる人を探していた。
- タヌキのミドリ
- 声:小林晃子
- 6級守護天使→5級守護天使
- 天然系の守護天使(11歳→12歳)。おっとりとした性格で、趣味は観察。特にアリや空の雲は1日中見ていても退屈しないらしい。その趣味のせいか、皆が気づかないふとした発見をすることも多い。変化コンビの為、アカネとは特に仲が良い。後期は姉の自覚が出てきたため、ナナやルルの面倒を見たり一緒に遊んだりするようになった。一人称は「ミドリさん」で、妹の名も「さん」付けで呼ぶ。語尾に「れす(ですの意)」をつける。
- 表向きは悟郎の妹ということになっており、悟郎の呼び方は「兄ちゃん」。
- 前世では毒キノコを食べて食中毒死したので、偏食がトラウマ。
- 「魂の受け皿」は悟郎の従姉妹、あき。タヌキをかわいがっていたが、中毒死の遠因を作った本人でもある。
- ネコのタマミ
- 声:大沢千秋
- 4級守護天使→3級守護天使
- おませな守護天使(10歳→11歳)。歳は下だがしっかりしていて、特に金勘定にかけては睦家の中で右に出るものはいない。しかし、少々生意気な態度を取ることも。アユミとは逆に、当初は眼鏡をかけていたが『Chu!』ではおしゃれに目覚めたという理由でコンタクトを着用。
- 表向きは悟郎の妹ということになっており、悟郎の呼び方は「お兄さん」。
- 前世では車に撥ねられて死んだので、車がトラウマ。
- 「魂の受け皿」は悟郎と一緒に捨て猫を世話していた少女。
- サルのモモ
- 声:平野綾
- 7級守護天使→6級守護天使
- 恥ずかしがり屋の守護天使(9歳→10歳)。とても大人しく、いつももじもじしていて、悟郎と話すのも一苦労。しかし、悟郎への愛情は守護天使の中でも特に高い。コミック版では、少女モデルとして活躍したこともある。物語を通して最も成長したキャラクターとも言われる。
- 表向きは悟郎の子供ということになっており、悟郎の呼び方は「お父さん」。
- 前世では感電死した為、電気製品がトラウマ。当時悟郎が働いていたペットショップにいたリスザルだった。
- 「魂の受け皿」は、リスザルを見にペットショップに通っていた小学生。
- イヌのナナ
- 声:長谷川静香
- 8級守護天使→7級守護天使
- おてんばな守護天使(8歳→9歳)。お散歩が大好きでいつも飛び回っている。しかし、散歩中は一緒に散歩している人と手をつないでいないと、すぐに迷子になってしまう。悪戯好きで、喧嘩では同年代の男の子にも負けないが、本人曰く根は「よいわんこ」。「あやや~」が口癖。
- 表向きは悟郎の子供ということになっており、悟郎の呼び方は「パパ」。
- 前世では迷子になって衰弱死した為、方向音痴がトラウマ。悟郎がアパート暮らしを始める際に余所に預けられたが、前の飼い主を追って脱走した。
- 「魂の受け皿」は、悟郎から飼い犬を譲り受けた少女。
- カエルのルル
- 声:清水芽衣
- 8級守護天使→7級守護天使
- 甘えん坊な守護天使(7歳→8歳)。素敵な「れでぃー」になることが夢。モモ、ナナ、ルルの3人は仲が良くいつも一緒に遊んでいることが多い(ちびっこトリオ)。天気予報と雨の日が好き。泣くと雨を降らす。一人称は「ルルたん」、舌足らずで、口癖は「…らお(だよの意)」。
- 表向きは悟郎の子供ということになっており、悟郎の呼び方は「ちゃん」。
- 前世では凍死した為、寒さがトラウマ。
- 「魂の受け皿」は、理科教師の娘。解剖用のカエルを助けて飼っていた。
- ウマのジュン
- メガミマガジン上で、見習い守護天使として登場。アニメでは、『Chu!』最終話・ラストシーンで少し姿を見せるのみである(これは以下のピピ・ネネも同様)。
- 面倒見が良く、純情な性格で、見習いトリオの中ではお姉さん役。力仕事や走ることには自信がある。
- ペンギンのピピ
- 見習い守護天使の1人。芸達者で、前世では水族館の人気者だったらしい。関西弁を使う。
- イルカのネネ
- 見習い守護天使の1人で、トリオでは最年少。人の心を読めるが、本人はこの能力を嫌っている。語尾は「~でちゅ」。
[編集] その他
- 公星 くるみ(きみほし - )※天使のしっぽのみ登場
- 声:仁後真耶子
- 悟郎の中学生時代の同級生で、初恋の人。ハムスター時代のクルミを悟郎に託した。クルミが守護天使に転生するときの容姿モデルとして選んだ「オリジナル」である。同様の「オリジナル」は各守護天使ごとに存在するが、アニメで登場したのは彼女だけである(CDドラマ版では悟郎とオリジナルとなった女性、そしてその動物との物語が描かれている)。ちなみに名字の公星は、ハムスター(ハとム=公、スター=星)から。
- メガミ(ツルのセツナ)
- 声:幸田夏穂
- めいどの世界の一つ(めいどの世界はいくつもあり、男の守護天使のいる世界は「しつじの世界」と呼ばれる)を司り、守護天使たちを導く女神。占い師の姿で悟郎の前に現れ、めいどの世界からの門となる魔法陣を携帯電話の画面に繋ぐ。
- 正体はツルの守護天使で、掟に背くと知りつつも主人である悟郎の父親に愛している事を告白し鶴の姿に変えられてしまった。これによりメガミ不在となった為、自動的にユキがメガミに昇進した。
- トキさん ※アニメ版のみ登場
- 声:氷上恭子
- 蕎麦屋「千石屋」の店員のおばさんだが、正体は朱鷺の守護天使。主人は千石屋の店主で、罠にはまった所を助けられた事から転生した。
- 尚、主人は守護天使の存在を信じようとしないが「肩書きなんて関係無い。あの人の傍にいられればいい」と言っている。睦家の後輩守護天使たちを温かく見守る。アカネ・ミドリ・タマミは、千石屋でアルバイトすることもある。
- ダイスケ ※天使のしっぽのみ登場
- 声:くまいもとこ
- 悟郎の家の近所の小学校に通う男の子。ナナ達が小学校の様子を見ていた時に顔見知りとなる。その生意気そうな顔に違わず、ナナ達に憎まれ口を連発していた。しかし根は優しく、モモに逆上がりを教えてあげたりもした。『Chu!』では登場しなかったが、コミック版21話にて登場している。
- 高尾佳織(たかお かおり)※ゲーム版及び『Chu!』のみ登場
- 声:幡宮かのこ
- 退魔師を兼ねる巫女。正義心から守護天使たちをモノノケと間違えて退治しようとする。しかし、家族愛に劣等感を抱いており、自分の身を挺して必死で守護天使たちを守ろうとした悟郎の姿を見て退治を諦めた。
- 中野加奈(なかの かな)※ゲーム版及びコミック版のみ登場
- 声:川瀬ゆうこ
- スクープを狙うカメラマン。ゲーム版では高尾と共謀し、異常な状況にある睦家の裏に何かあると見て秘密を探ろうとする。コミック版では「2人の弟との生活のために」という理由で単独で睦家の秘密を探るが、正体を明かしてまで自分を助けた守護天使に対する恩から、スクープを狙うことを断念した。
- 立川はるか(たちかわ - )※ゲーム版及び『Chu!』のみ登場
- 声:三五美奈子
- 睦家の入居するアパートの大家さん。旦那を動物のせいで亡くした為、動物が嫌い。やや天然ボケの性格であり、睦家の「前妻と本妻と愛人が同居している」という無理やりな表向きの設定も、疑うことなく受け入れていた。
- アカネの母 ※『Chu!』10話のみ登場
- 声:浅野まゆみ
- 九尾狐の見習い怨霊。娘のアカネを溺愛している。人間を軽蔑しており、アカネも守護天使していることをなかなか切り出せなかったが、守護天使をしていることは当に知っており、悟郎のこともあまり気にしていない。
[編集] 四聖獣
詳細は『セイント・ビースト』を参照。
[編集] 雑誌連載
元々本企画は牧ひろあき(アニメでは「設定」としてクレジットされている)が自身のウェブサイト「big-friends.com」(現在の内容とは異なる)で構想していたものである。これに、目玉企画を探していたメガミマガジン編集部が着目し、読者参加企画として同誌VOL.7(2000年8月発売号)より連載開始。
当初はキャラクターが3名であったため『Otogi Story P.E.T.S.3』というタイトルであったが、以後毎号のようにキャラクターが増え続け、その度にタイトルも変わり、VOL.12(2001年3月発売号)で最終的に12名となった。
さらにVOL.16(2001年7月発売号)にてテレビアニメ化を発表。アニメのタイトルは『おとぎストーリー 天使のしっぽ』となり、キャラクターの名前がひらがなからカタカナになった。また、VOL.25(2002年4月発売号)以降、雑誌連載のタイトルも「天使のしっぽ」に改められた。
| 連載回数 | 雑誌号数 | 発売日 | タイトル | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | VOL.07 | 2000. 8 | P.E.T.S. 3 | らん・つばさ・くるみ登場 |
| 2 | VOL.08 | 2000.10 | P.E.T.S. 3 | たまみ紹介 |
| 3 | スペシャル | 2000.11 | P.E.T.S. 4 | たまみ登場 |
| 4 | VOL.09 | 2000.12 | P.E.T.S. 6 | みか・なな登場 |
| 5 | VOL.10 | 2001. 1 | P.E.T.S. 8 | あゆみ・あかね登場 |
| 6 | VOL.11 | 2001. 2 | P.E.T.S.12 | ゆき・みどり・もも・るる紹介 |
| 7 | VOL.12 | 2001. 3 | P.E.T.S.12 | ゆき・みどり・もも・るる登場 |
| 8 | VOL.13 | 2001. 4 | P.E.T.S. | タイトルが固定に |
本企画は先発のライバル誌『電撃G'sマガジン』の人気企画『シスター・プリンセス』(シスプリ)を強く意識したものとみられる。
連載初回にて「企画を探していた」旨明言されていることに加え、企画の骨子(読者参加企画という形態、12名のヒロインによるハーレム的設定など)が類似しており、『シスプリ』に対抗した企画(ありていにいえば二番煎じ)としての色合いが強い。
また、『シスプリ』は当初アニメ化など全く想定されておらず、連載開始からアニメ放送まで2年強の時間を要しているのに対し、本企画は小林多加志(アニメでキャラクターデザインを担当)が連載初回からアニメ塗りでイラストを担当し、更に連載開始から1年2か月でアニメ放送というスピード展開であり、当初からアニメ化を想定していたことが伺える。
VOL.38(2003年5月発売号)をもって最終話を迎え、読書参加企画(連載)が終了する。VOL.40(2003年7月発売号)より『しっぽえむ』としてピンナップマガジンが開始されたが、VOL.45(2003年12月発売号)をもって終了し、一時期メガミマガジンの看板企画の一つとして展開された本企画がメガミマガジンから姿を消すこととなる。
[編集] テレビアニメ
2001年10月、WOWOW内ノンスクランブル枠で『おとぎストーリー 天使のしっぽ』として30分のアニメが開始。2002年10月からはキッズステーションでも放送された(AT-Xでも後述の『天使のしっぽ Chu!』と合わせて放映)。
アニメ化の際に若干の設定変更が行われ、主人公として睦 悟郎(むつみ ごろう)が設定された。また、四聖獣(しせいじゅう)と言う名の、守護天使たちとは逆に人間に恨みを持つ動物たちの転生したキャラクターも登場し、それが後に女性ファン向けのスピンオフシリーズとして『セイント・ビースト』が誕生する契機にもなった。
DVD版化の際、第1話は追加シーンを含むディレクターズ版に変更されたほか、テレビ未放送エピソードが2話追加され、映像特典として『毒天使のしっぽ』なるデフォルメされた守護天使たちによるショートコント(通称『毒天』。タイトル通り毒の効いたシュールな作品)も追加された。なお、キッズステーションで放映されたのはDVDバージョンである。
本作の主題歌『天使のしっぽ』は、その独特の歌詞が話題となり、電波ソングに分類する者もいる。
2003年3月に続編として『天使のしっぽ Chu!』(-しっぽ ちゅ)がキッズステーション内にて放送が開始されている。1回に付き2本(各12分前後。最終回除く)放映される構成であり、実質全6回であるため、改編時期前での放送となった。
『天使のしっぽ』『天使のしっぽ Chu!』ともに、シリーズ構成は六月十三、キャラクターデザインは小林多加志が担当した。
[編集] ちびっこトリオ
このアニメは年少組(サルのモモ、イヌのナナ、カエルのルル)の声を声優志望の現役小中学生が担当したことでも話題になった。平野綾、長谷川静香、清水芽衣の三人がこのアニメで声優としてデビューし、ラジオやイベントなどで広告塔としてファンの声援を受けた。
他の声優に比較した演技の拙さや、小中学生を見世物にする事への批判、嘲笑も少なからずあったが、『Chu!』の終了した数年後に平野綾がアイドル声優として大ブレイクを果たし、長谷川静香も着々とキャリアを積んで若手女性声優のホープに成長するなど、結果的には先見の明を示したプロジェクトとなった。最年少の清水芽衣は学業専念の為に早々と引退していたが、後にアイドル女優として復帰した。
ちなみにこれとは別に、舞台で活躍していた仁後真耶子も招かれて声優デビューを果しており、その後『THE IDOLM@STER』の高槻やよい役でブレイクすることになる。
[編集] 続編(3期)について
『Chu!』最終話の最後あたりにメガミ(ユキ)が「ご主人様との物語はこれからも続きます」のセリフの後に、右下に[つづく](この[つづく]はあくまで「ファンの心の中では永遠に続く」という意味を込めた演出であり、今後の展開(3期)に繋がるものではない)と表示されていた。
ファンからは続編を製作して欲しいという声があるのは事実であり、『天使のしっぽ Chu!』DVD4巻の解説書に載っているクリエーターインタビューにて六月十三が「いつかその結果を皆様の前に差し出せる日を夢みております」(これは続編を製作する意欲を示していたのか不明)と語っていることから、なんらかの形でいずれは再開されると思われていたが、結局は実現には至らなかった。
また、現在ワンダーファームは当作品のスピンオフ企画である『セイント・ビースト』などBL作品の制作がメインであり、『Chu!』での商業的失敗など様々な事情もあって、今後も実現の可能性は薄いという見方も強まりつつある。
[編集] 放送リスト
- おとぎストーリー 天使のしっぽ
- 1. 忘れえぬ絆
- 2. トラウマなんて、こわくない!
- 3. お世話はおまかせ、ご主人様!
- 4. いやだよ、サヨナラ…
- 5. 思い出して、ご主人様
- 5.5 ご主人様とみんなのおうち(DVD追加エピソード)
- 6. おソバ屋さんのご主人様
- 7. ちっちゃな天使の小学校
- 8. 危険なアルバイト!?
- 9. 芽生えはじめたキモチ
- 10. この身にかえてもお守りします!
- 11. …別れはいつも、突然に
- 12. ご主人様、だ~いすきっ!
- 13. 忘れえぬ…人(DVD追加エピソード)
- 天使のしっぽChu!
- 1. あれから一年…
- 2. おかえりなさい!
- 3. ピンチ!です
- 4. ありがとう!
- 5. はじまり…
- 6. 迷い
- 7. 守護天使の掟
- 8. さようなら…
- 9. I have a dreamって何れすか?
- 10. 再会
- 11. 優しい愛の羽
[編集] 主題歌
- おとぎストーリー 天使のしっぽ
- オープニングテーマ - 「天使のしっぽ」 歌:P.E.T.S.
- エンディングテーマ - 「One Drop」 歌:野川さくら
- 天使のしっぽ Chu!
- オープニングテーマ - 「優しい愛の羽」 歌:伊藤真澄
- エンディングテーマ - 「ねむねむ天使」 歌:伊藤真澄
[編集] ラジオ
- アニメ第1期の放送に併せ、2001年10月から翌年3月まで、文化放送・ラジオ大阪他で『天使のしっぽ ホームパーティ』がオンエアされた。
- パーソナリティーは菅沼と千葉で、コーナーレギュラーでちびっこトリオ(平野・長谷川・清水、但し各自の都合で欠席する場合もあった)、ゲストに他の担当声優や制作関係者を迎えていた。
- 毎回、先着順に入場の公開録音という斬新な形態で好評を博す一方、会場近辺が住宅街な上に終了時刻が夜9時過ぎと言う事もあってか会場での一部ファンのマナーが問題となり、途中でスタジオ収録の回を挟んでアニメイトの一部店舗で関連商品を購入した際に入場整理券を配布する方式に変更された。
[編集] 関連商品
[編集] 書籍
※全て学研発行。
コミック
- ノーラコミックス おとぎストーリー天使のしっぽ 1~3(作:長谷川光司/原作:ワンダーファーム)
- Otogi Story P.E.T.S. Comic版(13人の作家によるアンソロジー)
ビジュアルノベルス
- おとぎストーリー 天使のしっぽ&P.E.T.S. 1~3(原作・文:ワンダーファーム/企画・原案:big-friends.com/作画:小林多加志)
ファンブック
- GAKKEN MOOK ANIMATION SPECIAL おとぎストーリー 天使のしっぽ
- GAKKEN MOOK ANIMATION SPECIAL 天使のしっぽChu!
- おとぎストーリー 天使のしっぽ ゲームオフィシャルファンブック
[編集] CD
- 天使のピクニック(歌:P.E.T.S.) LACM-4028
- 天使のしっぽ/One Drop(歌:P.E.T.S./野川さくら) LACM-4030
- キャラクターシリーズ 天使のしっぽ ラジオ体操~ココロ体操[第一](歌:守護天使・小学生チーム) LACM-4031
- キャラクターシリーズ 天使の夢・かなえてください(歌:守護天使・中学生トリオ) LACM-4035
- キャラクターシリーズ 天使との出会い~そして別れ(歌:守護天使・高校生トリオ) LACM-4036
- キャラクターシリーズ 愛という名の嵐(歌:四聖獣) LACM-4043
- キャラクターソング&サウンドトラック 天使のうたごえVol.1(音楽:伊藤真澄、平岩嘉信、宮島律子) LACM-5082
- キャラクターソング&サウンドトラック 天使のうたごえVol.2(音楽:伊藤真澄、平岩嘉信、宮島律子) LACM-5087
- ベストヴォーカルプラス 天使といつまでも。(歌:睦悟郎ほか) LACM-5104
- 優しい愛の羽(歌:伊藤真澄) LACM-4094
ムービック発売・販売のCD
- ドラマCD 第1巻(担当声優:田中理恵、野川さくら、仁後真耶子、氷上恭子、ゆかな、川澄綾子、河本明子) MACC-1001
- ドラマCD 第2巻(担当声優:千葉紗子、小林晃子、大沢千秋、平野綾、長谷川静香、清水芽衣、菅沼久義) MACC-1002
- ドラマCD 第3巻(担当声優:菅沼久義、森川智之、櫻井孝宏、宮田幸季、吉野裕行、石田彰、緑川光、幸田夏穂) MACC-1003
- DJ☆CD 第1巻 MACJ-1001
- DJ☆CD 第2巻 MACJ-1002
- DJ☆CD 第3巻 MACJ-1003
[編集] ゲーム
バンダイよりプレイステーション用のゲームが2003年2月27日発売された。12人の守護天使たちを新しいメガミさまにするために1年間育成する育成シミュレーションゲーム。なおタイトルは『おとぎストーリー 天使のしっぽ』だが、キャラデザインなどは『天使のしっぽChu!』に準じている。現在、新品での購入は困難である。
CMには野川さくら、平野綾、長谷川静香、清水芽衣が出演し、その内容はミニドラマ仕立てだった。
[編集] デスクトップアクセサリー
「天使のしっぽ・デジタルコレクション」として発売された。イラストやミニゲームなどが収録されている。
[編集] 関連項目
- セイント・ビースト
- アニメ作品一覧
- メガミマガジン
- タモリのグッジョブ!胸張ってこの仕事
- 2003年2月18日放送分で野川さくらを紹介する場面があったが、その際、天使のしっぽのアフレコの様子なども映し出された。
[編集] 外部リンク
| WOWOW 木曜18:30枠 | ||
|---|---|---|
| 前番組 | 番組名 | 次番組 |
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おとぎストーリー 天使のしっぽ
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