ドン・ネルソン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
ドン・ネルソン
Don Nelson
Don Nelson at Suns at Warriors 3-15-09 1.jpg
名前
本名 ドナルド・アーヴィド・ネルソン
愛称 ドン
ラテン文字 Don Nelson
英語 Donald Arvid Nelson
基本情報
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
誕生日 1940年5月15日
出身地 ミシガン州 マスケガン
身長 198cm
体重 95kg
選手情報
ポジション フォワード
背番号 19 (永久欠番)
経歴
1962-1963
1963-1965
1965-1976
シカゴ・ゼファーズ
ロサンゼルス・レイカーズ
ボストン・セルティックス
監督歴
1976-1987
1988-1995
1995-1996
1997-2005
2006-2010
ミルウォーキー・バックス
ゴールデンステート・ウォリアーズ
ニューヨーク・ニックス
ダラス・マーベリックス
ゴールデンステート・ウォリアーズ

ドナルド・アーヴィド・ネルソン(Donald Arvid Nelson, 1940年5月15日 - ) 通称ドン・ネルソン (Don Nelson)はアメリカ合衆国の元バスケットボール選手であり、NBAゴールデンステート・ウォリアーズのヘッドコーチである。選手時代はボストン・セルティックスの1960年代後半から70年代前半の優勝時のメンバーの一人であり、コーチとしてはミルウォーキー・バックスの80年代の黄金期を創りだすなど実績を残している。また、最初にポイントフォワードの概念を導入したことでも有名である。アメリカ合衆国ミシガン州マスケガン出身。バスケットボール指導者ドニー・ネルソン(現ダラス・マーベリックスGM)の父親である。

経歴[編集]

選手経歴[編集]

ネルソンはアイオワ大学時代から頭角を現した。カレッジ時代の成績はゲーム平均21.1ポイント、10.9リバウンドをマークしている。

NBAへは1962年NBAドラフトの3巡目でシカゴ・ゼファーズに指名され入団する。1964年にはロサンゼルス・レイカーズに売られて移籍する。レイカーズでは2年間プレーをし、1966年より1976年に引退するまでボストン・セルティックスに在籍した。セルティックスのメンバーとして1965-66、1967-68、1968-69、1973-74、1975-76シーズンの5度のNBAチャンピオンシップ制覇を経験している。

コーチ経歴[編集]

引退後、ネルソンは1976年からミルウォーキー・バックスにゼネラルマネージャー兼ヘッドコーチとして着任する。バックスはネルソン指揮の下、ポイントフォワードのシステムを導入した攻撃的なチームとなりプレーオフの常連となる。1987年に辞任するまでの11シーズンで50勝以上勝利をあげたシーズンは7シーズン、NBA最優秀コーチ賞受賞2度におよぶ。

1年間休養をとった後、ネルソンはゴールデンステート・ウォリアーズのコーチに就任する。1994年にはアメリカ代表チームのヘッドコーチを任され、トロントで行われた世界選手権で優勝まで導いた。1995年からニューヨーク・ニックスのヘッドコーチに就任するが、1年間で辞めている。1997年からはダラス・マーベリックスのゼネラルマネージャー兼ヘッドコーチに就任する。スティーブ・ナッシュダーク・ノビツキーを擁しマーベリックスは2000年代前半プレーオフの常連となるが、NBAチャンピオンシップ優勝までは手が届かなかった。 2005年にマーベリックスのヘッドコーチをエイブリー・ジョンソンに譲り、1年間休養した後の2006年からウォリアーズのヘッドコーチに就任している。

1996年にNBAの史上最も偉大なコーチ10人の1人に選出されている。

指導方針[編集]

ネルソンはラン・アンド・ガンと呼ばれる速攻主体のアップテンポな攻撃的なスタイルを用いる。

そのため所属チームの選手に偏りが見られるが、攻撃的なチームを作る上で彼の右に出るものはいないと言われている。

またNBAに馴染める無名の選手や欧州などの海外出身選手を見つけその才能を開花させる手腕にも長けている。彼が指導した シャルーナス・マルチルリョーニスラトレル・スプリーウェルスティーブ・ナッシュダーク・ノビツキーなどはネルソンの指導によってスター選手になったと言っても過言ではない。

また奇策を用いることでも有名。 対戦相手にフリースローの苦手な選手がいると故意にファウルをしフリースローを与え、その選手が外す可能性に掛ける作戦を用いた。デニス・ロッドマンシャキール・オニール相手にこの戦術を多用した。(ハック・ア・シャック

成績および受賞歴[編集]

プレイヤー部門[編集]

プレイ期間と通算成績[編集]

得点、リバウンド、アシストの成績は下記の通りである。[1]

レギュラーシーズン (14シーズン) ポストシーズン (11シーズン)
1,053試合総計 ゲーム平均 40分平均 150試合総計 ゲーム平均
ポイント数 10,898 10.3 20.1 1,577 10.5
リバウンド数 5,192 4.9 9.6 719 4.8
アシスト数 1,526 1.4 2.8 210 1.4

主な受賞トピックス[編集]

  1. FG成功率リーダー:1回 (1975年;53.9%)


コーチ部門[編集]

在籍チームと通算成績[編集]

10シーズン総計 - 1,190勝 880敗 (勝率.575) [2]

  • 1977年-1987年:ミルウォーキー・バックス 540勝344敗 (勝率.611)
ディヴィジョンプレーオフ進出9回
  • 1989年-1995年:ゴールデンステート・ウォリアーズ 277勝260敗 (勝率.516)
ディヴィジョンプレーオフ進出4回
  • 1995年-1996年:ニューヨーク・ニックス 34勝25敗 (勝率.576)
  • 1998年-2005年:ダラス・マーベリックス 339勝251敗 (勝率.575)
NBAカンファレンスファイナル進出1回、ディヴィジョンプレーオフ進出3回

主な受賞トピックス[編集]

  1. NBA最優秀コーチ賞:3回(1983年、1985年、1992年)
  2. NBAトップ10偉大なコーチ:1996年

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ Basketball-reference.com Don Nelson Statisticsより引用。Feb 27, 2007
  2. ^ Basketball-reference.com Don Nelson coaching recordより引用。Feb 27, 2007

外部リンク[編集]