グレゴリー・マンキュー
| New Keynesian economics | |
|---|---|
| 生誕 | 1958年2月3日(54歳) |
| 国籍 | |
| 学会 | (機関)ハーバード大学 |
| 研究分野 | マクロ経済学 |
| 母校 | プリンストン大学 (学士号) マサチューセッツ工科大学 (Ph.D.) ハーバード大学 |
| 影響を 受けた人物 |
ジョン・メイナード・ケインズ アーサー・ピグー スタンレー・フィッシャー ミルトン・フリードマン |
| 影響を 与えた人物 |
リカード・レイス |
| 受賞 | Wolf Balleisen Memorial Prize (1980) Galbraith Teaching Prize (1991) |
| 情報 - IDEAS/RePEc | |
ニコラス・グレゴリー・マンキュー(Nicholas Gregory Mankiw, 1958年2月3日 - )は、アメリカ合衆国の経済学者。ハーバード大学経済学部教授。
目次 |
[編集] 経歴
ニュージャージー州トレントンでウクライナ系移民の家系に生まれた。1980年、プリンストン大学を卒業。1984年、マサチューセッツ工科大学(MIT)で経済学博士号を取得。20代の若き秀才として注目され、1987年、29歳でハーバード大学教授に就任。さらにジョージ・W・ブッシュ大統領の減税政策に早くから支持を表明し、グレン・ハバードの後任として、2003年、米国大統領経済諮問委員会(CEA)委員長に就任。
現在、ハーバード大学経済学部教授。専攻分野はマクロ経済学で、消費者行動、金融市場、財政・金融政策、経済成長などの多岐にわたるテーマを研究し、その論文は、米国主要ジャーナルに掲載されている。マンキューの論文は、数多くのマクロ経済学のテキスト、または論文などに引用され、その名は広く知られている。特に、価格硬直性というマクロ経済学の問題を「メニュー・コスト」という概念で分析したことは有名である。
[編集] 経済学の教科書の著者
マンキューが一般に広く知られるきっかけとなったのは、「教科書」であるといえる。1992年、主に経済学部の学部生向けに『マクロ経済学』(原題:Macroeconomics)を出版し、マクロ経済学のテキストとして全米でベストセラーとなった。今や、世界各国における何十の国々の何百の大学のマクロ経済学の授業で用いられるようになった。
さらに、1998年、経済学を志す人へ向けて『マンキュー経済学』(原題:Principle of Economics)を執筆し、これも瞬く間に経済学テキストとして、日本を含め世界中でベストセラーとしての地位を築いた。ちなみに、この原稿料で彼は家を購入した。
また、一般大衆向けのコラムを多く書き、注目を集めている。マクロ経済に限らず時事問題に関するみずからの論考を米国経済紙『ウォール・ストリート・ジャーナル』、米雑誌『フォーチュン』などに寄稿している。最近はハーバード大学経済学部の新入生に向けてブログを作成し、さらに砕けたタッチで、幅広いテーマを取り扱ったエッセーを披露している。
[編集] 経済学の10大原理
- 人々はどのように意思決定するか
- 人々はトレードオフに直面している
- あるものの費用はそれを得るために放棄したものの価値である
- 合理的な人々は限界原理に基づいて考える
- 人々はさまざまなインセンティブに反応する
- 人々はどのように影響しあうのか
- 交易はすべての人々をより豊かにできる
- 通常、市場は経済活動を組織する良策である
- 政府は市場のもたらす成果を改善できることもある
- 経済は全体としてどのように動いているか
- 一国の生活水準は、財・サービスの生産能力に依存している
- 政府が紙幣を印刷しすぎると、物価が上昇する
- 社会は、インフレと失業率の短期的なトレードオフに直面している
以上を経済学の10大原理として提唱している(マンキュー経済学ミクロ編)。
[編集] 文献
- 『マクロ経済学 I、II』、東洋経済新報社、1996年
- 『マンキュー経済学』(1.ミクロ編)、足立英之・小川英治・石川城太・地主敏樹共訳、東洋経済新報社、第2版、2005年
- 『マンキュー経済学』(2.マクロ編)、足立英之・小川英治・中馬宏之・石川城太・地主敏樹共訳、東洋経済新報社、第2版、2005年
- 『マンキュー入門経済学』、足立英之・柳川隆・石川城太・小川英治・地主敏樹・中馬宏之共訳、東洋経済新報社、第2版、2005年
