おふくろ先生の診療日記

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月曜ゴールデン特別企画 おふくろ先生のゆうばり診療日記(げつようゴールデンとくべつきかく おふくろせんせいのゆうばりしんりょうにっき)は、毎日放送MBS)とTBSの共同制作[1]により2008年2月25日の21:00 - 22:54(JST)にTBS系列の月曜ゴールデン枠で放送されたテレビドラマ。夕張が舞台であることから地元局の北海道放送(HBC)も制作協力の形で製作に関わった。

本項では2009年6月8日に放送された当作の続編である『おふくろ先生の診療日記2』、2010年9月20日に放送されたシリーズ第3作『おふくろ先生の診療日記3』及び2012年3月12日に放送されたシリーズ第4作『おふくろ先生の診療日記4』についても記述する。

目次

[編集] 概要

財政破綻後の北海道夕張市がドラマの舞台。東京から夕張にやって来た53歳の新米女性医師の奮闘を描く人情味あふれる内容。夕張市民もエキストラとして参加している。

ドラマでは1981年に発生した北炭夕張新炭鉱ガス突出事故や財政破綻後の夕張市の成人式の模様も取り入れるなど、ドキュメンタリー仕立ての内容であった。

当初は2008年2月18日に放送予定であったが、当日は市川崑監督の追悼企画として映画犬神家の一族』を急遽放送した為、1週ずれて2月25日に変更になった。

平均視聴率は12.1%(ビデオリサーチ関東地区)。

2008年2月期「月間ギャラクシー賞受賞」

[編集] キャスト

「ゆうばり南診療所」の医師。亡き夫の遺志を継ぎ、地域医療をするために医大を経て53歳の新米医師として赴任。看護師としては20年のキャリアを持つ。
夕張市地域再生課の再生対策委員。独身で、父と同居中。財政破綻後の市の経費削減に頭を悩ます。
「ゆうばり南診療所」の看護師。看護師になるも、市立病院の縮小によって行き場を無くし、現在に至る。酔うと、悲観的に本音が出てしまう。家族は父を炭鉱事故で、母をガンでいずれも亡くしている。
花世の息子。大学に進学するも、孤独感を抱いて中退する。歩美と知り合った事をきっかけに、夕張市の応援ブログを開設する。
京子の娘。東京で美容師になる事を決意するも、妊娠した事を機に地元に残ることを決意する。地元の成人式イベントである「成人祭」の開催危機に直面し、自らが中心となって募金活動を行うことに。泰造の葬儀中に産気づき、花世の手助けもあって出産する。
理容師。父を炭鉱事故で亡くし、理容院「はまなす」を夫と共同経営していたが、離婚後は娘と二人で営む。
夕張市地域再生課職員。信介の部下。自らの住む街を現実的な見方をしていて、希望退職を決意し、民間企業に再就職が決まる。
  • 大田原章一…平田満(友情出演)
花世の亡き夫。お金のない人などを見捨てない医療を目指し、地域医療を夢見ていた。
信介の父。かつては炭鉱作業員であったが、炭鉱閉鎖後は小さな映画館を開き、映写技師に転身。映画館閉鎖後は年一回の映画祭での仕事をしていたが、映画祭の中止と妻が亡くなった事で絶望を感じ、長生きしたくないと思う。りえ子の父とは最後まで一緒だった事から、助けられなかった事を今でも後悔している。心臓の病が悪化し、成人祭を前にして亡くなってしまう。

[編集] 主題歌

[編集] スタッフ

  • プロデューサー…登坂琢磨(毎日放送)・亀井弘明(毎日放送)
  • 脚本…関根俊夫
  • 技術プロデューサー…高木久之
  • TD…川田万里
  • 撮影…関照夫、桂将太
  • 実景撮影…三上幸男
  • 撮影助手…濱野良太
  • 映像…塩津亮児、栗林信幸
  • 照明…米川史朗
  • 照明助手…東海林旗、田中岳、土居健太郎、原孝之
  • 音声…矢川祐介
  • 音声助手…佐藤公章、杉村賢太郎、逢田雄大、中越真司
  • 選曲効果…岸端賢一
  • MA…田中聖二
  • 編集…大塚民生、村松智美
  • CG…紀野伸子、村田英樹
  • タイトル…中原賢二
  • 美術プロデューサー…石田道昭
  • 美術デザイン…岡嶋宏明
  • 美術制作…高田圭三
  • 装飾…今野輝明、増田豊
  • 衣裳…高橋京子、武内修
  • 化粧…山下幸子、伊駒舞
  • 持道具…村石幸二
  • 建具…樋口一夫
  • 植木…金子利治
  • 電飾…井上昇
  • 美術車輌…本宮尚志
  • 医療監修…武本憲重(武本ホームドクタークリニック)
  • 撮影協力…夕張市JR北海道夕張リゾート岩見沢市立総合病院ほか
  • 協力…AIRDOフォーチュンアックス、HBCフレックス、HBCメディアクリエート ほか
  • スタジオ…緑山スタジオ・シティ
  • 制作協力…北海道放送MBS企画
  • 監督…竹園元(毎日放送)
  • 製作…毎日放送TBS

[編集] おふくろ先生の診療日記2

『おふくろ先生のゆうばり診療日記』の続編として2009年6月8日の月曜ゴールデンで放送。“JNN50周年特別企画”の一環として制作され、こちらもMBSとTBSの共同制作。夕張で診療所を営んでいた大田原花世(泉ピン子)が徳島県上勝町の診療所に赴任したという設定であった。

[編集] キャスト

「ゆうばり南診療所」を地元の医師に託し、2008年4月に「上勝西町診療所」に医師として赴任。自身の経験から「絶対無理だと思う先にも道は開ける」と信じている。上勝の現状に「夢と希望を与えるための新しい種が必要」と考える。たまたま食べた料理のつまである葉っぱに再生のヒントを見付ける。
「上勝西町診療所」の看護師。上勝の事情に詳しいが、愚痴をこぼす一面も。
上勝にある「たけいち笑店」の店主。香里の兄。
花世の息子。21歳。カメラマン助手。最近では機材の選定を任されている。母とはインターネットや携帯電話でのやり取りが主である。
美馬の姑。嫁の冰冰に対し、厳しい一面を見せている。一年前に入院歴があり、体調面で不安を抱える。
美馬家の嫁。中国人。夫の浮気が発覚し、母国への帰国を一瞬決意した事も。一方で姑の久子の体調を気遣っている。
上勝で一人暮らしの老女。町の嫌われ者。夫の明夫が他界して13回忌を迎える。息子の名を騙った振り込め詐欺に引っかかり、2度目の振り込め詐欺に引っかかりそうになるも、当事者である北島と知り合い、突然彼と結婚すると息子の前で言い出してしまうも、この町から離れたくない思いから。花や木の知識に詳しい事から葉っぱ事業のリーダー格としての指名を横川から受け、周辺住民を引っ張る事に。葉っぱ事業が軌道に乗った地点で上勝で一生を過ごすことを決意する。
八重の息子。大学進学から上京し、東京の証券会社で働いている。世田谷在住で妻のけい子と息子がいる。八重に24時間介護付のマンションへの移住を求めているが、町にしばられている彼女を自分のように自由にしてやりたいとの思いからである。再三の説得に当たる中、突然倒れ、診療所に入院してしまう。
振り込め詐欺の当事者。四流大学の大学生。親は「大卒となれば何とかなる」と信じて仕送りを続けているという現状に呆れている。しかし、被害者であった八重と知り合い、彼女の家に住み着く事に。当初は罪滅ぼしのためだったのだが、東京から離れた上勝の心地よさから、葉っぱ事業を手伝うことに。事業が軌道に乗り、東京で出直す事を決意する。
「JA東とくしま上勝支所」営農購買課の営農指導員。本来は作物の選定や農業経営の相談に乗るというのが業務だが、最近は離農の生活相談が中心。上勝出身で地元を思う気持ちが強過ぎて、自らの離婚や農水省の視察、みかん農家からの転換失敗により、周囲の住民の怒りを買っている。辞職を決意するも、周囲により思いとどまっている。八重のわがままを素直に聞く数少ない人物なのだが、それも過去の失敗により八重の夫に負担をかけさせた事から。花世からヒントを得て葉っぱ事業に上勝の再生を託す。子供の頃から血が苦手。
徳島青果卸市場勤務。横川らの葉っぱ事業の仲介をする人物。
「JA東とくしま上勝支所」営農購買課長。横川の退職願を受け取るも、嘆願書などの理由から撤回する。
上勝の住民。元々はみかん農家だったが、不作などに伴い葉物野菜を作っていたが、ついに離農を決断する。

ほか  

[編集] サブタイトル・その他の出演者

放送日 サブタイトル その他の出演者
2009年6月8日 〜1枚の葉っぱが生んだ奇跡の物語〜 茂中瑛子芝本正隈本晃俊柳川清勝野賢三服部明美新海なつ村上かず谷口知輝旭屋光太郎山藤貴子乃一裕近藤佑衣後藤聡北村実優

[編集] スタッフ

  • 脚本…李正姫
  • プロデューサー…登坂琢磨(毎日放送)
  • 技術プロデューサー…高木久之
  • TD…関照男
  • 撮影…川田万里
  • 映像…平田泰一
  • 照明…田村廣人
  • 音声…佐々木孝
  • 選曲効果…岸端賢一
  • MA…田中聖二
  • 編集…寺下智
  • CG…紀野伸子、村田英樹
  • タイトル…中原賢二
  • 美術プロデューサー…木川晋雄
  • 美術ディレクター…冨田潤
  • 美術進行…坂内豊
  • 装飾…横田浩之
  • 衣裳…新田裕美子、盛安敏子
  • 化粧…濱かずこ、高村明日見、小泉尚子
  • 参考文献…横石知二「そうだ、葉っぱを売ろう!」(ソフトバンククリエイティブ
  • ロケ協力…徳島県ロケーションオフィス、徳島県上勝町、株式会社いろどり、JA東とくしま、月ヶ谷温泉阿波銀行 ほか
  • エキストラ…ビッグワンウエスト
  • 技術協力…放送映画製作所
  • 制作協力…MBS企画
  • 演出…竹園元(毎日放送)
  • 製作…毎日放送・TBS

[編集] おふくろ先生の診療日記3

2010年9月20日の月曜ゴールデンで放送された。第3弾は夕張、徳島で診療所の医師として勤務していた大田原花世が香川県小豆島に赴任。老老介護や農家の嫁探し問題、農家の後継者問題などにスポットを当てる。

[編集] キャスト

アメリカ研修に行った前任の大山医師に代わって「小豆島みなと町診療所」の医師として2009年10月に期間限定で赴任[2]。美弥子の認知症に早い段階で気付き、診断と治療をする事に。 
美弥子の夫。昭和25年5月8日生まれの59歳[3]。昔はフェリーの船長だったが、美弥子との間にできた息子が肺炎のため幼くして病死。そのショックで声が出なくなった妻に責任を感じ、オリーブ栽培に転身する。腰痛持ちだが、「自分の体は自分で治す」という頑固な面があって病院嫌い。さらにギックリ腰を患って以降から気難しくなっていたが、認知症によって、亡くなった息子の存在を忘れ始めた美弥子の事を思い、診療所で花世の診断を受けさせた。美弥子の症状悪化により、亡き息子の夢であった豪華客船の旅を断念しようとするが、花世らの後押しもあり、出発する事に。
正三の妻。昭和26年8月20日生まれの58歳[3]「島の肝っ玉母さん」と呼ばれるも、自分の息子を亡くした悲しさを振り払うかのように近所の子供たちにお祝い事がある度の差し入れや、気難しくなった夫に代わって農業の寄り合いに顔を出すなどの姿勢からである。元フェリーの売り子で、船長だった正三とプロポーズし結婚。近年、物忘れがひどく、診察の結果、「アルツハイマー型認知症の初期症状」と判明する。認知症によって、家族の記憶を無くす不安と症状による夫の大負担を思い、自覚症状のあるうちにグループホームへの入所を決意する。
婚活を兼ねた農業体験で東京から小豆島に来た女性。しかし、本来の婚活が目的ではなく農業目的での表向きだったが、実は益子焼の修行で5年間住み込みをしていた過去があり、既婚者である陶芸の師匠に恋をしてしまったために逃れるための来訪であった。農業体験で知り合った和博から交際を申し込まれるも、つらい過去から逃げるための交際に疑問を感じ、農業体験終了後に正三宅に居候して夫婦の生活を見た事で、自分の将来を見つめ直し、小豆島に当面の間住むことを決意する。正三夫婦の豪華客船の旅に同行して、美弥子の様子を見守る事に。
正三の弟。オリーブ農園の主。珠代との間に受験生の息子がいる。認知症の美弥子を見て、介護する兄の体調の気遣いと義姉の変わりゆく姿を案じ、グループホームへの入所を薦める。
正三の妻。夫の義姉に対する見方に当初は反発するも、一緒になってグループホームへの入所を薦める。
花世の勤務する「小豆島みなと町診療所」の看護師。
花世の息子。新米カメラマンだが、カメラマンの助手をしている。農業婚活の取材で小豆島を訪れる。雑誌の特集ページを任されるなど仕事は順調で、取材で出会った唯に交際を申し込む。

[編集] サブタイトル・その他の出演者

放送日 サブタイトル その他の出演者
2010年9月20日 心は生きている!
認知症と闘う夫婦とのふれあい
瀬戸内・小豆島編
杉村暁田中たぬ紀有薗芳記 他

[編集] スタッフ

[編集] おふくろ先生の診療日記4

2012年3月12日に月曜ゴールデンで放送された。今回の大田原花世の赴任先は伊豆稲取である。今回のテーマは「孤独感」である。

[編集] キャスト

  • 大田原花世…泉ピン子
前作で徳島に戻ったあと東日本大震災が発生し、被災地での医療支援活動に参加。その後稲取診療所に招かれた。
漁師。不漁、持ち船「栄進丸」の不調、脳溢血による妻の急逝と不幸が重なり、愛想が悪くなり仲間や息子も寄り付かない存在に。妻が倒れた際、救急受け入れを拒否され病院をたらい回しにされて亡くなったことで、病院に不信感を持っている。
克利の息子。周囲は「栄ちゃん」と呼んでいる。荒れた父親に愛想を尽かし、漁師を継がずに伊東のホテル「サンハトヤ」の契約社員として働いていて、寮住まい。漁師は継がないと決意していたが、急転して克利の後を継ごうと決断するも…
稲取診療所の看護婦。かつて岩手で暮らしていたが、東日本大震災で自分と祖母を避難させた父が加工場勤務の母を迎えに行く途中に2人とも命を落とし、家を失い、唯一生き残った祖母と共に、祖母の妹が居る稲取に移住してきた。父が漁師だった事から克利と重ねる形で心配する。
麻衣の祖母。麻衣と一緒に稲取に移住してきた。夫の形見である御守りを肌身離さず身に付けている。
稲取の食堂「魚恵」を営む夫婦。克利の酒癖に辟易しているが心配もしている。子供はいない。
花世の息子。新米カメラマン。岩手に支援ボランティアに向かった際に、麻衣と知り合う。
伊豆中央市立病院の医師。1年前に大学病院より移るも、克利の妻が脳溢血で救急搬送されたとき受け入れを拒否している。
1年前に脳溢血で亡くなった克利の妻。生前、不漁や持ち船の不調で荒れていた克利に気を遣い、体調不良を隠してパートに出ていた。銀婚式の際に夫に言われた10の願いを信じ、ノートに書き残す。

[編集] サブタイトル・その他の出演者

放送日 サブタイトル その他の出演者
2012年3月12日 人はひとりじゃない!
伊豆・稲取編
遠山俊也南周平大木イチロー須田邦裕澤口夏奈子結城さなえ
石田竜輝 他

[編集] スタッフ

[編集] 脚注

  1. ^ 番組制作はMBSであるが、番組配信及びスポンサードセールスはTBSが行った。
  2. ^ 劇中ラストで、徳島・上勝に戻るシーンがある。
  3. ^ a b 劇中、花世が診断書を見るシーンにて

[編集] 外部リンク

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