進藤拓也

進藤拓也
EKC BaseballClub 習志野SEALS コーチ兼投手 #43
	横浜DeNAベイスターズ時代; 横浜スタジアムにて（2017年6月16日）
基本情報
国籍	日本
出身地	秋田県大仙市
生年月日	1992年7月16日（31歳）
身長; 体重	186 cm; 90 kg
選手情報
投球・打席	右投右打
ポジション	投手
プロ入り	2016年ドラフト8位
初出場	2017年3月31日
最終出場	2021年8月31日
経歴（括弧内はプロチーム在籍年度）
	選手歴
	秋田県立西仙北高等学校; 横浜商科大学; JR東日本; 横浜DeNAベイスターズ (2017 - 2021); EKC BaseballClub 習志野SEALS;
	コーチ歴
	EKC BaseballClub 習志野SEALS;
	この表について

進藤拓也（しんどうたくや、1992年 7月16日 - ）は、秋田県大仙市出身の元プロ野球選手（投手）。右投右打。

経歴[編集]

プロ入り前[編集]

秋田・西仙北高等学校時代は無名だったが、3年夏の県大会で40イニング連続無失点の大会タイ記録を樹立するなど快投し^[1]、同校最高のベスト4に進出。

横浜商科大学へ進学した後、入部してすぐに肩を痛めたこともあり^[2]、在学中は3勝に留まったが、150 km/h超えの球速が注目された。

プロ志望届は提出せず、2015年にJR東日本に入社。1年目から主力として登板し、都市対抗野球では自己最速の153km/hを記録^[3]。しかしその後は課題である制球難に苦しみ、翌2016年5月にサイドスローに転向^[4]。球速こそは最速148km/hと下がったが^[5]、変わらぬ威力のあるストレートを武器に、2年目は救援を中心に登板した。

2016年10月20日に行われた2016年のプロ野球ドラフト会議で、横浜DeNAベイスターズから8位で指名。その後年俸750万円、契約金2700万円で契約した（金額は推定）^[6]。

DeNA時代[編集]

2017年、春季キャンプから一軍に帯同し、オープン戦では7試合防御率4.32の成績を残し、佐野恵太とともに開幕一軍登録された。3月31日の開幕戦となる対東京ヤクルトスワローズ戦（明治神宮野球場）では7回裏一死満塁という状況で須田幸太の後を受け3番手でプロ初登板を果たしたが、中村悠平に2点適時打、西浦直亨に犠牲フライを打たれた。この年は主に敗戦処理として12試合に登板。

2018年は、二軍で33試合に登板するも、一軍での出場は無かった。

2019年は、4月24日に初昇格を果たし、4月30日の対ヤクルト戦にてプロ入り後初の先発投手として起用されたものの^[7]、3回6失点と結果を残せなかった^[8]。一軍では敗戦処理や中継ぎとしても登板し、4試合投げて1失点と好投した。

2020年は、二軍でチーム最多の10セーブを挙げるが、一軍では5試合のみの登板に留まった。11月2日には右肘のクリーニング手術を受けた^[9]。

2021年、一軍登板は2試合にとどまり、10月5日に球団から戦力外通告を受けた^[10]。11月16日に現役引退を表明。

現役引退後[編集]

2022年1月、マブチモーターの営業部員として会社員に転身した^[11]。

また、千葉県習志野市を中心に活動する社会人野球のクラブチーム「EKC BaseballClub 習志野SEALS」にコーチ兼任で所属している^[12]。

選手としての特徴[編集]

ドラフト指名時には、解説者から完成度はとても低いが、めちゃくちゃ速い球を投げると評価された通り、コントロールは荒く速球^[8]が中心の投球をする。^[要出典]

ダイナミックなフォームから繰り出す最速152km/hの速球^[8]とフォークを主な武器とし、カーブ、スライダーも投げる右サイドハンド^[3]。

また登板の際は、乱視がひどいためメガネをかけている^[13]。

詳細情報[編集]

年度別投手成績[編集]

年度	球団	登板	先発	勝率	打者	投球回	被安打	被本塁打	与四球	敬遠	与死球	奪三振	失点	自責点	防御率	W H I P
2017	DeNA	12	0	----	73	15.0	18	0	10	0	2	10	7	7	4.20	1.87
2019		5	1	----	39	7.0	10	2	6	1	2	5	7	7	9.00	2.29
2020		5	0	----	24	5.1	5	1	3	0	0	8	3	3	5.06	1.50
2021		2	0	----	6	1.0	0	0	1	0	2	1	0	0	0.00	1.00
通算：4年		24	1	----	142	28.1	33	3	20	1	6	24	17	17	5.40	1.87

年度別守備成績[編集]

年度	球団	投手
年度	球団	試合	刺殺	補殺	失策	併殺	守備率
2017	DeNA	12	1	1	0	0	1.000
2019		5	2	1	0	0	1.000
2020		5	0	1	0	0	1.000
2021		2	0	0	0	0	----
通算		24	3	3	0	0	1.000

記録[編集]

初記録

投手記録

初登板：2017年3月31日、対東京ヤクルトスワローズ1回戦（明治神宮野球場）、7回裏に3番手で救援登板、2/3回無失点
初奪三振：2017年4月5日、対読売ジャイアンツ2回戦（横浜スタジアム）、9回表に亀井善行から空振り三振
初先発登板：2019年4月30日、対東京ヤクルトスワローズ4回戦（横浜スタジアム）、3回6失点で勝敗つかず^[8]

打撃記録

初打席：2020年10月10日、対阪神タイガース19回戦（阪神甲子園球場）、4回表にジョー・ガンケルから見逃し三振

背番号[編集]

43（2017年 - 2021年）

登場曲[編集]

「ブルーバード」いきものがかり（2017年 - ）

脚注[編集]

[脚注の使い方]

^ “得点されても「真っ向勝負」　西仙北・進藤投手　秋田”. バーチャル高校野球 (朝日新聞社). (2010年7月24日). オリジナルの2017年8月11日時点におけるアーカイブ。 2017年5月16日閲覧。
^ “第189回　横浜商科大学　進藤拓也投手（西仙北高出身）”. インタビュー. 高校野球ドットコム (2014年5月22日). 2017年5月16日閲覧。
^ ^a ^b 楊, 順行 (2016年10月10日). “2016　ドラフト候補の群像／その3　進藤拓也[JR東日本]”. Yahoo!ニュース. 2017年5月16日閲覧。
^ 日比野, 恭三 (2017年4月12日). “打者を“ビビらせる”豪快フォーム。 DeNAドラ8進藤拓也に威圧感あり。”. Number Web 2017年5月16日閲覧。
^ “DeNA8位進藤、幸運アイテム抱き枕持参で入寮”. 日刊スポーツ. (2017年1月6日) 2017年5月16日閲覧。
^ “DeNAドラ8、JR東日本・進藤「ここぞという時に抑えられる選手に」”. デイリースポーツ. (2016年11月7日) 2017年5月16日閲覧。
^ “連敗脱出のDeNA　平成最後の日は進藤が「ショートスターター」でプロ初先発”. サンケイスポーツ. (2019年4月29日) 2021年4月6日閲覧。
^ ^a ^b ^c ^d “「ショートスターター」でプロ初先発のDeNA・進藤は3回6失点で降板”. サンケイスポーツ. (2019年4月30日) 2021年4月6日閲覧。
^ “DeNA進藤拓也が右肘クリーニング手術、無事終了”. (2020年11月2日) 2021年4月6日閲覧。
^ “DeNAが大量10選手に戦力外通告　生え抜き10年目の乙坂智や、中井大介ら実績ある選手も”. Full-Count (2021年10月5日). 2021年11月4日閲覧。
^ “【野球選手のセカンドキャリア】元DeNA進藤拓也氏は世界2万人企業へ”. 日刊スポーツ. 2022年1月25日閲覧。
^ “2023年千葉県習志野市に新しいクラブチームが発足します！チーム名は、NARASHINO SEALS EKCの飲食店舗で働きながら本気の野球ができる新しいクラブチームの発足です。”. NARASHINO SEALS. 2023年1月29日閲覧。
^ 小貫, 正貴 (2019年4月1日). “【とびだせ!!　ハマの一番星】vol.14 進藤拓也投手”. 横浜ウォーカー (KADOKAWA) 2019年8月16日閲覧。

外部リンク[編集]

個人年度別成績進藤拓也 - NPB.jp 日本野球機構
選手の各国通算成績 Baseball-Reference (Japan)、The Baseball Cube
進藤拓也 (@takuya_s1) - X（旧Twitter）

[1] “得点されても「真っ向勝負」　西仙北・進藤投手　秋田”. バーチャル高校野球 (朝日新聞社). (2010年7月24日). オリジナルの2017年8月11日時点におけるアーカイブ。 2017年5月16日閲覧。

[2] “第189回　横浜商科大学　進藤拓也投手（西仙北高出身）”. インタビュー. 高校野球ドットコム (2014年5月22日). 2017年5月16日閲覧。

[2016_draft-3] 楊, 順行 (2016年10月10日). “2016　ドラフト候補の群像／その3　進藤拓也[JR東日本]”. Yahoo!ニュース. 2017年5月16日閲覧。

[4] 日比野, 恭三 (2017年4月12日). “打者を“ビビらせる”豪快フォーム。 DeNAドラ8進藤拓也に威圧感あり。”. Number Web 2017年5月16日閲覧。

[5] “DeNA8位進藤、幸運アイテム抱き枕持参で入寮”. 日刊スポーツ. (2017年1月6日) 2017年5月16日閲覧。

[6] “DeNAドラ8、JR東日本・進藤「ここぞという時に抑えられる選手に」”. デイリースポーツ. (2016年11月7日) 2017年5月16日閲覧。

[7] “連敗脱出のDeNA　平成最後の日は進藤が「ショートスターター」でプロ初先発”. サンケイスポーツ. (2019年4月29日) 2021年4月6日閲覧。

[sanspo20190430-8] “「ショートスターター」でプロ初先発のDeNA・進藤は3回6失点で降板”. サンケイスポーツ. (2019年4月30日) 2021年4月6日閲覧。

[9] “DeNA進藤拓也が右肘クリーニング手術、無事終了”. (2020年11月2日) 2021年4月6日閲覧。

[10] “DeNAが大量10選手に戦力外通告　生え抜き10年目の乙坂智や、中井大介ら実績ある選手も”. Full-Count (2021年10月5日). 2021年11月4日閲覧。

[11] “【野球選手のセカンドキャリア】元DeNA進藤拓也氏は世界2万人企業へ”. 日刊スポーツ. 2022年1月25日閲覧。

[12] “2023年千葉県習志野市に新しいクラブチームが発足します！チーム名は、NARASHINO SEALS EKCの飲食店舗で働きながら本気の野球ができる新しいクラブチームの発足です。”. NARASHINO SEALS. 2023年1月29日閲覧。

[13] 小貫, 正貴 (2019年4月1日). “【とびだせ!!　ハマの一番星】vol.14 進藤拓也投手”. 横浜ウォーカー (KADOKAWA) 2019年8月16日閲覧。

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表話編歴横浜DeNAベイスターズ - 2016年ドラフト指名選手
支配下選手	1位：濱口遥大 2位：水野滉也 3位：松尾大河 4位：京山将弥 5位：細川成也 6位：尾仲祐哉 7位：狩野行寿 8位：進藤拓也 9位：佐野恵太
育成選手	1位：笠井崇正