「ゼロ・グラヴィティ」の版間の差分
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'''ゼロ・グラヴィティ'''は[[マイケル・ジャクソン]]の[[ダンス]][[パフォーマンス]]である。 |
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⚫ | '''アンチ・グラヴィティ・リーン'''({{lang-en-short|Anti-gravity lean}}{{patent|US|5255452|Method and means for creating anti-gravity.|[[マイケル・ジャクソン]]、[[マイケル・ブッシュ]]、[[ダニエル・トンプキンス]]}})として特許を取得している<ref name="patent">{{Cite web|url=http://www.google.com/patents/US5255452|title=Method and means for creating anti-gravity illusion|publisher=[[Google]]|accessdate=2014-7-16}}</ref>。 |
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[[日本]]においては''ゼロ・グラビティ''の[[俗称]]が使われる場合がある。 |
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ただし、この時はワイヤーを使って吊り上げる形でおこなわれている。これがもともとのダンスパフォーマンスとしてのゼロ・グラヴィティである。 |
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ただし、この時はワイヤーを使って吊り上げる形でおこなわれている。これがもともとのダンスパフォーマンスとしてのアンチ・グラヴィティである。<br /> |
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後年(1992年)になって、このパフォーマンスをライブで再現するために考え出された技術が、上述の'''アンチ・グラヴィティ・リーン'''である。 |
後年(1992年)になって、このパフォーマンスをライブで再現するために考え出された技術が、上述の'''アンチ・グラヴィティ・リーン'''である。 |
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この技術を使うことで、[[Dangerous World Tour]], [[HIStory World Tour]]ではダンスパフォーマンスとしてのアンチ・グラヴィティをライブのステージ上でも再現できるようになった。 |
この技術を使うことで、[[Dangerous World Tour]], [[HIStory World Tour]]ではダンスパフォーマンスとしてのアンチ・グラヴィティをライブのステージ上でも再現できるようになった。 |
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なお、マイケルはこの技術をマイケル・ブッシュ, デニス・トンプキンス(いずれもマイケルの衣装担当)との連名で[[国際特許]]を出願・取得している<ref>{{Cite web|url=http://www.google.com/patents/US5255452|title=Method and means for creating anti-gravity illusion|accessdate=2014-7-16}}</ref> |
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== 仕組み == |
== 仕組み == |
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# そのまま、足を軸にして上半身を倒し、斜めに傾く姿勢を作る。 |
# そのまま、足を軸にして上半身を倒し、斜めに傾く姿勢を作る。 |
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# その後、自力で(腹筋、背筋、腓腹筋などを使って)もとの直立の姿勢までも引き上げる。 |
# その後、自力で(腹筋、背筋、腓腹筋などを使って)もとの直立の姿勢までも引き上げる。 |
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# フックから靴をはずす。( |
# フックから靴をはずす。(実際のステージ上では引っかけるためのフックは即座にステージ上から引っ込む)<ref name="patent"/> |
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この技術を用いたとしても、このダンスパフォーマンスを行うことは決して容易ではなく、練習も必要で、そのためマイケルは[[トイレ]]でこの練習をしていたと言われている<ref name = マイケル・ジャクソン THIS IS IT>2010年12月24日放送『[[マイケル・ジャクソン THIS IS IT]]』</ref>。 |
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また、マイケル自身を含めそれぞれのパフォーマーによっても、あるいはその都度に、必ずしも同じだけ倒れることができるのではなく<ref>よって、その力量はバックダンサーのオーディションでは重要な審査対象になるとされる。</ref>、また、固定されるのはあくまで足元のみであるために、バランスを崩すと転倒もしてしまう。<ref>History World tourの東京公演においては、マイケルが転倒している。</ref> |
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== その他 == |
== その他 == |
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* 1939年版の[[オズの魔法使|オズの魔法使い]]におけるブリキ男が登場するシーンのダンスにも、両足をそろえたまま斜めに倒れる動きが出てくる |
* {{要出典範囲|1939年版の[[オズの魔法使|オズの魔法使い]]におけるブリキ男が登場するシーンのダンスにも、両足をそろえたまま斜めに倒れる動きが出てくる|date=2015年3月}}またマイケルは複数回にわたり同作品を鑑賞している<ref>『Moonwalker』より{{要ページ番号|date=2015年3月}}</ref>。 |
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== 脚注 == |
== 脚注 == |
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=== 出典 === |
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2015年3月7日 (土) 11:56時点における版
ゼロ・グラヴィティはマイケル・ジャクソンのダンスパフォーマンスである。
アンチ・グラヴィティ・リーン(英: Anti-gravity leanUS 5255452 Method and means for creating anti-gravity.)として特許を取得している[1]。
概要
このダンスパフォーマンスが最初に行われたのは1988年の長編作品『ムーンウォーカー』内における、楽曲Smooth Criminalのパフォーマンスにおいてである。
ただし、この時はワイヤーを使って吊り上げる形でおこなわれている。これがもともとのダンスパフォーマンスとしてのゼロ・グラヴィティである。
しかし、この仕掛けは即時の脱着が困難であるようで、映像の中でもダンスパフォーマンスの終了後即座にカットが切り替わり、また、この仕掛けをそのまま用いてライブ上でこのダンスパフォーマンスを再現することはできず、同年のバッド・ツアーでSmooth Criminalを披露する際にも、そのパートは省かれている。[注 1]
後年(1992年)になって、このパフォーマンスをライブで再現するために考え出された技術が、上述のアンチ・グラヴィティ・リーンである。 この技術を使うことで、Dangerous World Tour, HIStory World Tourではダンスパフォーマンスとしてのアンチ・グラヴィティをライブのステージ上でも再現できるようになった。
このように映像作品におけるそれと、ライブのステージ上におけるそれは、厳密にはその仕組み・仕掛けが異なっている。また、時系列的には、映像におけるダンスパフォーマンスをライブのステージ上で再現するために考え出されたのが、技術としてのゼロ・グラヴィティである。
仕組み
主に出願された特許に基づくアンチ・グラヴィティ・リーンの仕組みは
- まず、靴は足首までを覆う形で、なおかつ、かかと部分にフックをひっかけるためのV字の金属のパーツのついた特殊なものをつかう。
- 床から出たT字型のフックに、靴のかかとを引っかける。
- そのまま、足を軸にして上半身を倒し、斜めに傾く姿勢を作る。
- その後、自力で(腹筋、背筋、腓腹筋などを使って)もとの直立の姿勢までも引き上げる。
- フックから靴をはずす。(実際のステージ上では引っかけるためのフックは即座にステージ上から引っ込む)[1]
その他
脚注
注釈
- ^ 公式に映像ソフト化されている1988年の公演の様子で確認できる。