「中央通り (高松市)」の版間の差分
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2010年12月9日 (木) 23:47時点における版
高松市内の通り | |
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中央通り 国道30号・国道11号の愛称 | |
路線延長 | 2.4km |
道路の方角 | 北南 |
起点 | 香川県高松市寿町一丁目 サンポート高松玉藻交差点 |
終点 | 香川県高松市栗林町一丁目 栗林公園前交差点 |
接続する 主な道路 (記法) |
香川県道173号高松停車場栗林公園線 香川県道159号高松港線 香川県道43号中徳三谷高松線 香川県道155号牟礼中新線 香川県道33号高松善通寺線 |
■テンプレート(■ノート ■使い方) ■PJ道路 |
中央通り(ちゅうおうどおり)は、香川県高松市のサンポート高松玉藻交差点から栗林公園前交差点に至る、全長約2.4kmにおける国道30号及び国道11号の愛称である。
文字通り、高松市の中央を南北に貫く同市のメインストリート及びシンボルゾーンであり、そのオアシスロードとして日本の道100選に選定されている。名称の汎用性から、高松中央通りとも呼ばれる。
概要
- 沿道には日本銀行高松支店、高松高等裁判所、高松国税局をはじめとする公的機関や、大手企業の支社・支店、百十四銀行、香川銀行、穴吹工務店などの香川県を代表する企業の本社などが置かれており、四国における経済・行政・司法の一拠点となっている。
- 起点のサンポート高松玉藻交差点から中新町交差点までの幅員は36m、そこから栗林公園前交差点までは33mであり、全区間上下3車線である。うち幅員4mの中央分離帯には8m間隔で214本のクスノキの大木が植えられている。
- 片側3車線ではあるが、北へ行くほど違法駐車が多くなり、特に国道30号の区間である番町交差点以北は常に1車線がふさがっている。
- 毎年8月14日には「さぬき高松まつり」総踊りが開催されるため、中央公園を中心に、寿町交差点から中新町交差点までの区間が歩行者天国となり、交通規制が敷かれる。
- 中央分離帯のクスノキにはムクドリが生息しており、夏秋冬の非繁殖期には約3000羽のムクドリが騒音、糞害などを起こす。ムクドリは有害鳥獣の一種でカラスやヘビなどの天敵のよりつきにくい市街地に巣を作り、日中は周辺に餌を取りに行く。そのことから、高松市周辺ではまだ自然が残されていることや、中央分離帯に生息しているため歩行者への糞害は少ないこと、自然との共存などを考慮し駆除は行われていない。
- 旧丸亀街道である兵庫町商店街との交差点には、高松市道路元標がある。
沿道の主な施設
- 行政機関
- 金融機関
- 日本銀行高松支店
- 日本政策金融公庫高松支店
- 日本政策投資銀行四国支店
- 百十四銀行本店
- トモニホールディングス本店
- 香川銀行本店
- 香川証券本社
- 香川県信用組合本店
- 三菱東京UFJ銀行高松支店
- みずほ銀行高松支店
- みずほコーポレート銀行高松営業部
- 三井住友銀行高松支店
- 中央三井信託銀行高松支店
- あおぞら銀行高松支店
- 伊予銀行高松支店
- 主な企業の本社・本店
- 公園
歴史
1925年(大正14年)に昭和天皇成婚の記念道路として寿町から兵庫町までの区間が整備された。
戦時中には既に中新町交差点までは整備されていたことが確認されており[1]、その後戦災復興都市計画として1954年(昭和29年)に栗林公園までの区間が延伸された。
年表
- 1925年(大正14年):寿町 - 兵庫町間が開通。
- その後終戦までに兵庫町 - 中新町交差点間が開通。
- 1954年(昭和29年):中新町交差点 - 栗林公園前交差点間開通により、全線開通。
- 1955年(昭和30年):中新町交差点の通行方式がロータリー式から信号機式に変更。
- 1965年(昭和40年)12月7日:四国初となる横断歩道照明灯が設置される。
- 1974年(昭和49年)
- 1976年(昭和51年)
- 2月15日:上り線バス優先レーン延長。
- 同年、鍛冶屋町交差点に信号機設置。
- 1977年(昭和52年)7月1日:上り線バス優先レーン再延長。
- 1982年(昭和57年)
- 2月24日:寿町一丁目 - 中央公園南交差点間の約1,250mにおいて下り線バス優先レーン設置。
- 同年、景観を損なうという理由から、中央分離帯のクスノキの丸刈り剪定を廃止。
- 1983年(昭和58年)2月23日:中新町交差点 - 室新町交差点間の約1,450m区間において下り線バス優先レーン設置。
- 1986年(昭和61年):日本の道100選に選定される。
- 1999年(平成11年)2月23日:バス優先レーンのカラー舗装。
- 2002年(平成14年)
- 2004年(平成16年)
- 2月10日:7:00 - 9:00と17:00 - 19:00に全線で公共車両優先システムを導入。
- 6月10日:中央分離帯の開口部のうち、香川銀行本店前を封鎖。中央公園南交差点上り線に右折レーン設置。それに伴い、中央分離帯のクスノキ5本を裁判所前、美術館交差点前、中央公園前、NTTドコモ前、中新町交差点北へそれぞれ移植。
- 2006年(平成18年)6月1日 - 市条例によりサンポート高松地区、高松中央商店街の大部分と共に全線が歩きタバコ禁止区域に指定される。
- 2007年(平成19年)11月12日 - 12月9日 - 高松築港バス停 - 高松高等裁判所間と中央公園東の歩道それぞれ約200m区間で歩行者・自転車分離柵の通行実験。
- 2008年(平成20年)
- 2010年(平成22年)1月:中新町交差点 - 栗林公園交差点間と室新町交差点 - 東紙町交差点間で歩行者・自転車分離柵の運用を開始。
路線データ
- 起点:香川県高松市寿町一丁目・サンポート高松玉藻交差点
- 終点:香川県高松市栗林町一丁目・栗林公園前交差点
- 総延長:2.4km
- 幅員:36m、33m(中新町交差点-終点)
- 車線数:6車線
- 制限速度:50km/h
- 道路構造令による規格:第4種第1級
通行規制
- バス優先レーン(路線バス、通学通園バス、通勤送迎バス):上り全線(7:30-8:30)、下り中央公園南交差点〜中新町交差点を除く全線(17:00-18:00)
バス優先レーン適用時間帯は駐停車禁止となる。除外車は上記対象車両に加え、緊急自動車・郵便収集車。タクシーは乗降時のみ停車可。なお下り線のうち、中央公園南交差点〜中新町交差点が規制されていないのは、各交差点が瓦町駅への流入・流出路となっているため、全便が同駅を経由している一般路線バスは同区間を通らないからである(高速バスと高松空港行きリムジンバスの一部は経由しないため同区間を通る[2])。
路線区分
- サンポート高松玉藻交差点 - 番町交差点 国道30号(国道436号重複)
- 番町交差点 - 中新町交差点 国道11号(国道30号・国道436号重複)
- 中新町交差点 - 栗林公園前交差点 国道11号(国道32号・国道193号・国道492号重複)
交通量
地点 | 平日24時間 | 休日24時間 | 休日率 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
交通量 | 混雑率 | ピーク時 | 交通量 | 混雑率 | ピーク時 | ||||
時間 | 旅行速度 | 時間 | 旅行速度 | ||||||
高松市磨屋町8番1 | 3万1946台 | 129% | 14時 | 19.8km/h | 3万222台 | 126% | 14時 | 18.3km/h | 98% |
高松市亀井町6番1 | 4万1955台 | 104% | 14時 | 16.4km/h | 3万5138台 | 90% | 14時 | 7.8km/h | 87% |
高松市藤塚町一丁目3番28号 | 5万1732台 | 116% | 17時 | 16.4km/h | 4万3087台 | 100% | 16時 | 26.3km/h | 87% |
都市計画道路指定
都市計画道路高松港岩崎線は当道路と空港通りの各全線からなる。かつては高松市寺井町を境に以北が高松港寺井線、以南が岩崎寺井線と別々に指定されていたが、2006年(平成18年)6月2日の香川県告示第457号によって統合されて現路線名に改名された。高松港寺井線は1946年6月5日[5]、戦災復興院告示第39号により指定。車線数・名称の変更などを除く最終決定日は1992年(平成4年)12月11日[6]。岩崎寺井線は1984年(昭和59年)9月1日、香川県告示第655号により指定。車線数・名称の変更などを除く最終決定日は2001年(平成13年)3月30日。
- 都市計画道路高松港岩崎線
通過する自治体
交差・接続する主な道路
接続する道路 西← <中央通り> →東 |
交差点 | ||
---|---|---|---|
↑臨港道路(サンポート高松・高松港方面) | |||
- | <水城通り> 国道30号 |
サンポート高松玉藻 | 高松市 |
県道173号高松停車場栗林公園線 | - | 高松駅前 | |
<瀬戸大橋通り> 市道高松海岸線 |
寿町 | ||
市道寿町扇町線 | 県道159号高松港線 | 裁判所前 | |
<兵庫町商店街> 市道兵庫町西通町線 |
<兵庫町商店街> 市道片原町沖松島線 |
兵庫町 | |
<美術館通り> 市道二番町築地線 |
紺屋町 | ||
市道五番町西宝線 | 国道11号高松北バイパス | 番町 | |
<菊池寛通り> 市道天神前瓦町線 |
中央公園南 | ||
<丸亀街道> 県道33号高松善通寺線 |
<観光通り> 県道43号中徳三谷高松線 (県道155号牟礼中新線重複) |
中新町 | |
<八幡通り> 市道馬場田町線 |
市道馬場田町線 | 旅篭町 | |
- | 市道中野町御坊川線 | ||
- | 市道栗林上福岡線 | 栗林公園北 | |
- | 県道280号高松香川線 | 栗林公園前 | |
↓国道11号高松南バイパス(上天神方面) |
脚注
- ^ 2006年(平成18年)に高松空襲直後に米軍が撮影した損害評価のための航空写真の公開により判明
- ^ かつては琴平参宮電鉄(現在の琴参バスとは異なる)の高松線の一部が経由しており、「国税局前」というバス停もあった。またコトデンバスも琴平線だけは瓦町を通らず、同区間を経由していた。
- ^ 四国地方整備局・国道30号交通量(香川県内)
- ^ 四国地方整備局・国道11号交通量(香川県内)
- ^ 香川県・土木部都市計画課「IV都市施設」
- ^ 高松市・都市計画道路の指定状況