板野郡

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徳島県板野郡の位置(1.松茂町 2.北島町 3.藍住町 4.板野町 5.上板町 薄緑・水色:後に他郡から編入した区域)

板野郡(いたのぐん)は徳島県阿波国)の

人口97,653人、面積110.05km²、人口密度887人/km²。(2017年10月1日、推計人口

以下の5町を含む。

郡人口は四国地方で1位のほか、中国地方を含めると広島県安芸郡に次ぐ2位、近畿地方まで広げても5本の指に入るほどである。中心の町である藍住・北島両町は過疎地徳島県の中でも年々人口が増えており、また郡内の町に周辺合併の話も出ていないため、このままいくと再び(吉野町・土成町離脱以前以来)人口10万人超の郡になる。

郡域[編集]

1879年明治12年)に行政区画として発足した当時の郡域は、下記の区域にあたる。

  • 鳴門市・松茂町・北島町・藍住町・板野町の全域
  • 上板町の大部分(瀬部・高瀬・高磯・上六條・下六條・佐藤塚・第十新田を除く)
  • 徳島市の一部(吉野川以北)
  • 吉野川市の一部(鴨島町牛島のうち字先須賀ノ一・先須賀ノ二・先須賀ノ三・先須賀ノ四・四ツ屋)
  • 阿波市の一部(吉野町西条吉野町五条・土成町宮河内・土成町吉田・土成町高尾)

歴史[編集]

鎌倉時代初期から寛文4年(1664年)までは板東郡板西郡に分かれていた。

近世以降の沿革[編集]

西条村、宮河内村、高尾村、引野村、鍛治屋原村、吉田村、五条村、大谷村、姫田村、東馬詰村、牛屋島村、高畠村、中馬詰村、西馬詰村、市場村、松村、池谷村、三俣村、唐園村、川端村、檜村、萩原村、川崎村、津慈村、板東村、中窪村、黒谷村、泉谷村、神宅村、東中富村、奥野村、徳命村、住吉村、笠木村、竹瀬村、成瀬村、本村、乙瀬村、矢上村、七条村、矢武村、西分村、椎本村、堂浦、小島田村、中島田浦[1]、大島田村、北泊浦、室村、撫佐村、櫛木村、湊谷村、粟田村、大浦村、宿毛谷村、明神村、鳥ヶ丸村、折野村、大須村、碁浦村、松谷村、那東村、古城村、犬伏村、下庄村、西中富村、大坂村、吹田村、大寺村、東貞方村、西貞方村、高房村、太郎八須村、北村、新喜来村、鯛浜村、江尻村、中村、吉成村、勝瑞村、古川村、中原村、別宮浦村、金岡新田、長岸村、笹木野村、豊中新田、豊岡新田、豊久新田、長原浦、広島浦、中喜来浦、満穂新田、住吉新田、段関村、大幸村、大代村、備前島村、木津野村、木津村、吉永村、徳永村、矢倉野村、長江新田、林崎浦、立岩村、北浜村、岡崎村、弁財天村、南浜村、小桑島村、里浦、大桑島村、三ツ石村、土佐泊浦[2]、高島村、斎田村、粟津浦、黒崎村、中島浦、榎瀬村、沖島村、竹須賀村、小松新田、米津新田、松岡新田、富吉新田、富久新田[3]、鶴島浦、鈴江村、大松村、加賀須野村、宮島浦、平石村

町村制以降の沿革[編集]

1.撫養町 2.里浦村 3.鳴門村 4.瀬戸村 5.大津村 6.堀江村 7.松茂村 8.北島村 9.川内村 10.応神村 11.住吉村 12.板東村 13.藍園村 14.板西村 15.栄村 16.松坂村 17.大山村 18.一条村 19.松島村 20.御所村 21.北灘村(紫:徳島市 桃:鳴門市 赤:阿波市 水色:吉野川市 橙:藍住町 黄:板野町 緑:上板町 青:合併なし)
  • 明治22年(1889年10月1日 - 町村制の施行により、以下の町村が発足。(1町20村)
    • 撫養町 ← 南浜村、木津村、斎田村、黒崎村、大桑島村、小桑島村、林崎浦、岡崎村、弁財天村、北浜村、立岩村(現・鳴門市)
    • 里浦村 ← 里浦、粟津浦(現・鳴門市)
    • 鳴門村 ← 高島村、三ツ石村、土佐泊浦、撫佐村[一部](現・鳴門市)
    • 瀬戸村 ← 明神村、堂浦、北泊浦、湊谷村、大島田村、中島田浦、小島田村、室村、撫佐村[大部分](現・鳴門市)
    • 大津村 ← 大幸村、大代村、段関村、備前島村、木津野村、吉永村、長江新田、徳永村、矢倉野村(現・鳴門市)
    • 堀江村 ← 姫田村、牛屋島村、市場村、大谷村、東馬詰村、中馬詰村、西馬詰村、松村、高畠村、池谷村、三俣村[一部](現・鳴門市)
    • 松茂村 ← 中喜来浦、長岸村、広島浦、笹木野村、豊中新田、豊岡新田、長原浦、住吉新田、満穂新田、豊久新田(現・松茂町)
    • 北島村 ← 鯛浜村、高房村、江尻村、中村、北村、新喜来村、太郎八須村(現・北島町)
    • 川内村 ← 大松村、加賀須野村、中島浦、榎瀬村、竹須賀村、沖島村、平石村、米津新田、富久新田、宮島浦、鶴島浦、鈴江村、別宮浦村、小松新田、松岡新田、富吉新田、金岡新田、金沢新田(現・徳島市)
    • 応神村 ← 東貞方村、西貞方村、古川村、中原村、吉成村(現・徳島市)
    • 住吉村 ← 住吉村、矢上村、勝瑞村、笠木村、乙瀬村(現・藍住町)
    • 板東村 ← 板東村、萩原村、津慈村、川崎村、檜村、三俣村[大部分](現・鳴門市)
    • 藍園村 ← 奥野村、徳命村、東中富村、本村、成瀬村、竹瀬村(現・藍住町)
    • 板西村 ← 吹田村、大坂村、川端村、大寺村[大部分]、犬伏村[一部](現・板野町)
    • 栄村 ← 下庄村、西中富村、中窪村、唐園村、古城村、大寺村[一部](現・板野町)
    • 松坂村 ← 矢武村、那東村、黒谷村、松谷村、犬伏村[大部分]、大寺村[一部](現・板野町)
    • 大山村 ← 西分村、椎本村、神宅村(現・上板町)
    • 一条村 ← 西条村(現・吉野川市、阿波市)、五条村(現・阿波市)
    • 松島村 ← 七条村、鍛冶屋原村、引野村、泉谷村(現・上板町)
    • 御所村 ← 宮河内村、吉田村、高尾村(現・阿波市)
    • 北灘村 ← 鳥ヶ丸村、折野村、大須村、碁浦村、櫛木村、粟田村、大浦村、宿毛谷村(現・鳴門市)
  • 明治24年(1891年4月1日 - 郡制を施行。
  • 明治41年(1908年7月29日 - 板西村が町制施行して板西町となる。(2町19村)
  • 大正4年(1915年11月10日 - 板東村が町制施行して板東町となる。(3町18村)
  • 大正12年(1923年
    • 2月11日 - 一条村が町制施行して一条町となる。(4町17村)
    • 4月1日 - 郡会が廃止。郡役所は存続。
  • 大正15年(1926年7月1日 - 郡役所が廃止。以降は地域区分名称となる。
  • 昭和3年(1928年
    • 10月1日 - 川内村の一部(金沢・向別宮)が徳島市に編入。
    • 11月1日 - 瀬戸村が町制施行して瀬戸町となる。(5町16村)
  • 昭和15年(1940年
    • 2月11日 - 北島村が町制施行して北島町となる。(6町15村)
    • 4月1日 - 鳴門村が町制施行して鳴門町となる。(7町14村)
  • 昭和22年(1947年
    • 3月15日 - 撫養町・鳴門町・里浦村・瀬戸町が合併して鳴南市が発足し、郡より離脱。(4町13村)
    • 11月3日 - 松島村が町制施行して松島町となる。(5町12村)
  • 昭和28年(1953年)4月1日 - 堀江村が町制施行して堀江町となる。(6町11村)
  • 昭和29年(1954年3月20日 - 一条町の一部(西条のうち字先須賀・四ツ屋)が麻植郡牛島村に編入。
  • 昭和30年(1955年
  • 昭和31年(1956年9月30日 - 北灘村が鳴門市に編入。(8町2村)
  • 昭和32年(1957年)3月31日 - 一条町が阿波郡柿島村の一部(柿原)と合併して吉野町が発足。(8町2村)
  • 昭和34年(1959年)4月1日 - 堀江町・板東町が合併して大麻町が発足。(7町2村)
  • 昭和36年(1961年8月1日 - 松茂村が町制施行して松茂町となる。(8町1村)
  • 昭和41年(1966年)10月1日 - 応神村が徳島市に編入。(8町)
  • 昭和42年(1967年1月1日 - 大麻町が鳴門市に編入。(7町)
  • 平成17年(2005年)4月1日 - 吉野町・土成町が阿波郡市場町阿波町と合併して阿波市が発足し、郡より離脱。(5町)

変遷表[編集]

脚注[編集]

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  1. ^ 記載は中島田村。
  2. ^ 記載は土佐泊村。
  3. ^ 記載は富吉新田のうち。
  4. ^ 布達は前年12月6日だが、本項では実施日とした。

参考文献[編集]

先代:
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行政区の変遷
- (不明) (第1次)
次代:
板東郡板西郡
先代:
板東郡・板西郡
行政区の変遷
1664年 - (第2次)
次代:
(現存)