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2009年12月17日 (木) 05:58時点における版
種類 | 株式会社 |
---|---|
市場情報 | |
本社所在地 |
日本 本社:東京都豊島区南池袋1-28-2 本部:東京都渋谷区神泉町8-16 渋谷ファーストプレイス |
設立 | 1953年(昭和28年)2月13日 |
業種 | 小売業 |
法人番号 | 6013301010215 |
事業内容 | 都市型ファッションビルの開発・運営 |
代表者 |
代表執行役会長 伊東勇 代表執行役社長 平野秀一 |
資本金 |
268億6,738万円 (2009年2月末日現在) |
売上高 |
単体2,617億円、連結2,825億円 (2009年2月期) |
純資産 |
単体760億円、連結756億円 (2009年2月末日現在) |
総資産 |
単体1,871億円、連結1,916億円 (2009年2月末日現在) |
従業員数 |
単体521名、連結1,909名 (2008年2月末日現在) |
決算期 | 毎年2月末 |
主要株主 | 森トラスト株式会社(24.06%) |
主要子会社 | 関連会社の項目を参照 |
関係する人物 | 堤清二、増田通二 |
外部リンク | http://www.parco.co.jp/ |
株式会社パルコ(PARCO Co.,LTD)は、衣料品やアクセサリーなどを取り扱う日本国内大手の大型ファッションビル店およびその運営会社。森トラストグループとして、パルコ以外の商業施設開発・運営も行っている。
概要
国内外で「パルコ」の名称の商業施設を22店舗展開している。他に、PARCO劇場、CLUB QUATTRO、Studio PARCO、ル テアトル銀座 by PARCO、TOKYO FM渋谷スペイン坂スタジオ、radio drive plusなどの劇場やライブハウス、ラジオ番組など、文化・ソフト事業も幅広く手がけている。
かつて堤清二が率いた西武百貨店を中核としたセゾングループの一角を成したが、パルコについては直接関与せず、全面的に増田通二に託し自由を与えた経緯から、独特の個性が出来上がった。セゾン系本流とは別にパルコ独自の劇場や出版社を持ち、広告手法も異なった。パルコは若年層、西武百貨店は中高年層を主な顧客ターゲットにして棲み分けがなされているが、西武百貨店がない地域にある一部のパルコでは、ターゲット層をやや上の年齢層まで広げている。
1970年辺りまでは、若者の街、若者文化の発信地といえば、新宿だった。しかし、1973年に渋谷でPARCOの開店があり、日本における若者文化の歴史が大きく変化。その流れは「新宿から渋谷へ」と移り変わっていく。
沿革
池袋ステーションビルからパルコへ
旧国鉄・池袋駅の駅ビル開発を目的に設立された「池袋ステーションビル」が前身。当初はホテルを核テナントとする予定だったが、途中で方針を転換。京都の百貨店丸物(後の近鉄百貨店)から出資を受け入れ、1957年(昭和32年)「東京丸物」の店名でオープンした。
1969年(昭和44年)、業績低迷を理由に丸物が撤退し、西武百貨店の資本参加を仰ぐことになった。同年、池袋でパルコ1号店が開店した。
なお、丸物傘下から西武百貨店の傘下になった百貨店として豊橋丸物(豊橋市)があり、2003年まで営業していた。現在は建て替えられココラフロントとなっている。
セゾングループ解体後
セゾングループの解体後は森トラストグループが筆頭株主となり、旧セゾングループではクレディセゾンが主要株主になっている。また、同社は子会社であったCDショップ運営会社のWAVEをタワーレコードに売却(その後転売され現在はノジマ傘下)、書店チェーンのLIBROを日本出版販売株式会社に売却し、各事業から撤退している。森トラスト資本参加後はリニューアルを強化、売り場のテーマ性を明確にし、収益性は高まりつつある。
現在、「中期経営5カ年計画」を推進中であり、主に政令指定都市への連続出店を展開している。その第1弾として、2007年(平成19年)3月15日に新規出店としては10年ぶりとなる「静岡パルコ」を静岡市の西武百貨店静岡店跡に開店した。同年10月10日にはさいたま市に「浦和パルコ」、2008年(平成20年)8月23日には東北地方の拠点都市である仙台市に「仙台パルコ」を開店した。2010年(平成22年)春には、九州地方の拠点都市である福岡市にも出店を予定している。
年表
- 1953年(昭和28年)2月 - 「池袋ステーションビル株式会社」として設立。
- 1954年(昭和29年)10月 - 株式会社丸物(現・近鉄百貨店)が出資。
- 1957年(昭和32年)5月 - 商号を「株式会社東京丸物」に変更。
- 1957年(昭和32年)12月 - 百貨店「東京丸物」が開店。
- 1963年(昭和38年)7月 - 株式を店頭登録。
- 1969年(昭和44年)6月 - 百貨店「東京丸物」が閉店。
- 1969年(昭和44年)11月 - 1号店「池袋パルコ」が開店。
- 1970年(昭和45年)4月 - 商号を「株式会社パルコ」に変更。
- 1987年(昭和62年)1月 - 東京証券取引所市場第二部に鞍替え。
- 1988年(昭和63年)8月 - 東京証券取引所市場第一部指定。
- 2005年(平成17年)10月11日 - 本部を東京都渋谷区宇田川町4-3より移転。
特徴
文化戦略
- セゾングループも参照
パルコが頭角を現すのは渋谷進出からだといわれる。1960年代以降、セゾン系は拠点を渋谷に求めた。だが、当時の繁華街といえば新宿・銀座であり、異質な文化を求める若者は六本木に集った。渋谷は坂に囲まれた複雑な地形にあり、当時としては商業集積地に適さないと予想され、渋谷進出を危惧する声は根強かった。そうした予測に反し、パルコは若者カルチャーやアートとクロスオーバーさせた斬新な展開で挑み、大変大きな反響を呼んだ。セゾングループ時代の斬新なテレビ広告はしばしば話題になった。
ダイハツとのタイアップ
ダイハツ工業と提携し、1988年にミラの特別仕様車が発売され、その後、1995年にはオプティ、2001年にはムーヴ、YRVにパルコ仕様グレードが設定された。しかし、2002年にはセゾングループの経営再建とムーヴのフルモデルチェンジに伴い提携解消。
渋谷公園通り
尾崎豊、竹内まりや、中島みゆき、山下達郎、B'zら、数多くのミュージシャンの歌詞にも使われている「渋谷公園通り」は、「PARCO」がイタリア語で公園を意味することから名付けられたものである。
スペイン坂
パルコなど、かつてのセゾングループの極めて計画的なイメージ戦略の下、井の頭通りから渋谷パルコへ通じる坂道が1975年に「スペイン坂」と命名され、南欧風の街づくりが進められた。通りには多くの店が立ち並ぶ。パルコPART1の1Fには、通りの名を付けた「TOKYO FM 渋谷スペイン坂スタジオ」が1993年に開設している(2005年リニューアル)。
店舗一覧
パルコ
- フラグシップ(旗艦店)は渋谷店とされ、渋谷地区にミニ店舗を含め9店舗・施設が集中するが、売上高は名古屋店や池袋店のほうが多い。
- 池袋店、渋谷店、札幌店、調布店、名古屋店、広島店の6店舗が基幹店として位置づけられている。
- (仮称)福岡PARCOが、福岡市中央区の岩田屋旧本店ビルを耐震補強・改装し、2010年に開業することが正式に決定した。
- 閉鎖した店舗は、背景が灰色。
名称 |
画像 |
所在地 |
開店日 |
備考 |
---|---|---|---|---|
札幌PARCO | 札幌市中央区 | 1975年8月 | ||
札幌PARCO新館 | 札幌市中央区 | 2005年3月 | ||
仙台PARCO | 仙台市青葉区 | 2008年8月 | 仙台マークワンの地下1階から地上9階部分 | |
宇都宮PARCO | 栃木県宇都宮市 | 1997年3月 | ||
千葉PARCO | 千葉市中央区 | 1976年12月 | 旧田畑百貨店 | |
津田沼PARCO | 千葉県船橋市 | 1977年7月 | ||
浦和PARCO | さいたま市浦和区 | 2007年10月 | ストリームの地下1階~5階に入居。 単体ビルではパルコ最大の規模。 | |
新所沢PARCO | 埼玉県所沢市 | 1983年6月 | ||
新所沢PARCO Let's館 | 埼玉県所沢市 | 1983年6月 | ||
池袋PARCO | 東京都豊島区 | 1969年11月 | パルコの本店 | |
池袋P'PARCO (ピーダッシュパルコ) |
東京都豊島区 | 1994年3月 | ||
渋谷PARCO part1 | 東京都渋谷区 | 1973年6月 | 当初は株式会社東京パルコ 1974年3月吸収合併 | |
渋谷PARCO part2 | 東京都渋谷区 | 1975年12月 | ビルの耐震不足から2007年末に閉鎖 | |
渋谷PARCO part3 | 東京都渋谷区 | 1981年9月 | ||
CLUB QUATTRO | 東京都渋谷区 | 1988年6月 | QUATTROはイタリア語で4の意味のため、 PARCO PART4と呼ぶ事もある | |
ZEROGATE | 東京都渋谷区 | 2002年4月 | ||
PARCO UP's-4 | 東京都渋谷区 | |||
PARCO SR6 | 東京都渋谷区 | |||
PARCO CITY | 東京都渋谷区 | 2000年4月 | ||
Studio PARCO | 東京都渋谷区 | |||
NOS VOS by PARCO (ノボ・バイ・パルコ) |
東京都練馬区 | 1990年9月 | 大泉学園駅北口 | |
ひばりが丘PARCO | 東京都西東京市 | 1993年10月 | ||
調布PARCO | 東京都調布市 | 1989年5月 | 緑屋(月賦百貨店)跡地
東京都下のPARCOでは売上1位(吉祥寺、ひばりが丘の両店舗の合計にほぼ匹敵) | |
吉祥寺PARCO | 東京都武蔵野市 | 1980年9月 | ||
厚木PARCO | 神奈川県厚木市 | 1994年3月 | 2008年2月24日閉店 | |
静岡PARCO | 静岡市葵区 | 2007年3月 | 西武百貨店静岡店跡地 | |
松本PARCO | 長野県松本市 | 1984年8月 | ||
名古屋PARCO西館 | 名古屋市中区 | 1989年6月 | パルコ系列内で店舗面積、売上共にトップ。 (西・東・南館合わせて) | |
名古屋PARCO東館 | 名古屋市中区 | 1989年6月 | ||
名古屋PARCO南館 | 名古屋市中区 | 1998年11月 | ||
岐阜PARCO | 岐阜県岐阜市 | 1976年9月 | 2006年8月20日閉店。PARCO前は山勝 | |
大津PARCO | 滋賀県大津市 | 1996年11月 | ||
心斎橋PARCO | 大阪市中央区 | 1971年5月 | ||
心斎橋PARCO-2(デュエ) | 大阪市中央区 | 1992年9月 | ||
広島PARCO | 広島市中区 | 1994年4月 | ||
広島PARCO新館 | 広島市中区 | 2001年9月 | ||
熊本PARCO | 熊本県熊本市 | 1986年5月 | ||
大分PARCO | 大分県大分市 | 1977年4月 |
このテンプレートは廃止により使われていません。{{Commonscat}}に張り替えてください。 このテンプレートは廃止により使われていません。{{Commonscat}}に張り替えてください。
文化・ソフト施設・事業
- PARCO劇場(PARCO PART1)
- CLUB QUATTRO(渋谷・名古屋・心斎橋・広島)
- Studio PARCO(渋谷区)
- TOKYO FM渋谷スペイン坂スタジオ(1993年オープン、2005年リニューアル。PARCO PART1 1F)]
- PARCO FACTORY、LOGOS GALLERY(PARCO PART1 6,7F)
- radio drive plus
- ル テアトル銀座 by PARCO
その他の施設
- 「Pedi汐留(ペディ汐留)」(港区) - ファッション以外の複合専門店。
- ホテルニュークレストン(2003年)
関連会社
- 株式会社ヌーヴ・エイ
- 株式会社パームガーデン
- 株式会社パルコスペースシステムズ
- 株式会社パルコ・シティ
- 株式会社ホテルニュークレストン
名称 |
所在地 |
備考 |
---|---|---|
ひばりが丘パームガーデン | 東京都西東京市 | パルコ地下1階 九州屋などから商品供給→退店→クイーンズ伊勢丹 |
大泉NOSVOSパームガーデン | 東京都練馬区 | |
西荻窪パームガーデン | 東京都杉並区西荻南 | 閉店→建物存続→美容室 |
調布PARCOフードマーケット | 東京都調布市 |
外部リンク
- PARCO
- PARCO FACTORY、LOGOS GALLERY(公式サイト)