沼ノ沢駅
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沼ノ沢駅 | |
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駅舎(2017年7月) | |
ぬまのさわ Numanosawa | |
◄K20 新夕張 (2.7 km) (4.0 km) 南清水沢 Y22► | |
所在地 | 北海道夕張市沼ノ沢 |
駅番号 | ○Y21 |
所属事業者 | 北海道旅客鉄道(JR北海道) |
所属路線 | ■石勝線(夕張支線) |
キロ程 | 2.7 km(新夕張起点) |
電報略号 | ヌサ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面1線 |
乗車人員 -統計年度- |
74人/日(降車客含まず) -1998年- |
開業年月日 | 1905年(明治38年)11月15日[1] |
廃止年月日 | 2019年(平成31年)4月1日 |
備考 | 路線廃止に伴う廃駅 |
沼ノ沢駅(ぬまのさわえき)は、北海道夕張市沼ノ沢にあった北海道旅客鉄道(JR北海道)石勝線(夕張支線)の駅(廃駅)である。駅番号はY21。事務管理コードは▲132104[2]。
歴史
[編集]北海道炭礦鉄道が1905年(明治38年)8月に頭山満、金子元三郎より真谷地の鉱区を譲り受け、同炭鉱開発が始まると共に、貨物駅として開設されたことが当駅のはじまりであった[3]。
年表
[編集]- 1905年(明治38年)11月15日:北海道炭礦鉄道の貨物駅として開業[1][4][3]。
- 1906年(明治39年)10月1日:北海道炭礦鉄道の鉄道路線国有化により、官設鉄道(国鉄)に移管[1]。
- 1909年(明治42年)10月12日:線路名称制定により、夕張線の駅となる[1]。
- 1910年(明治43年)8月16日:旅客営業を開始、一般駅となる[1][3]。
- 1911年(明治44年):北海道炭礦汽船により真谷地砿開鉱。貯炭場より当駅まで馬車軌道敷設。
- 1913年(大正2年)12月:北海道炭礦汽船真谷地炭鉱専用鉄道が開業。馬車軌道廃止。
- 1981年(昭和56年)10月1日:路線の改編に伴い、石勝線の駅となる。
- 1986年(昭和61年)11月1日:無人駅化[5]。
- 1987年(昭和62年)
- 1990年(平成2年)4月1日:日本貨物鉄道の駅が廃止され、貨物取扱が終了。
- 2019年(平成31年)4月1日:新夕張駅 - 夕張駅間(夕張支線)廃止に伴い廃駅[6]。
- 2023年(令和5年)11月1日:旧駅舎が解体[7]。
駅名の由来
[編集]駅付近の沢に沼があり、付近を「沼の沢」と呼んでいたことからの命名とされる[8]。
廃止時の駅構造
[編集]単式ホーム1面1線を有する地上駅であった。新夕張駅管理の無人駅であった。旧事務室部分にテナント「レストランおーやま」が入居していたが、2020年6月に閉店した。交換を行っていた時代は駅舎側の単式ホームの他、島式ホーム1面を有し、2本のホームは千鳥式に置かれて構内踏切で結ばれていた[9]
かつては、東部の真谷地地区へ向かって北海道炭礦汽船真谷地炭鉱専用鉄道が分岐していたため、多数の側線を有した[注釈 1]。跨線橋を渡った国鉄駅舎の反対側に真谷地炭鉱沼ノ沢連絡所があり、この専用鉄道の乗降場となっていた。
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ホーム(2017年7月)
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駅名標(2017年7月)
駅周辺
[編集]周辺は農業地帯で、夕張メロンの主産地でもある。駅前には若干の商店が道路沿いに並んでいる。
- 国道452号
- 栗山警察署沼ノ沢駐在所
- 沼ノ沢郵便局
- 夕張市農業協同組合(JA夕張市)
- 夕張市沼ノ沢ふれあいサロン
- 夕張鉄道(夕鉄バス)「沼の沢駅前」停留所 ※鉄道廃止直後(2019年4月1日)のダイヤ改正にて「沼ノ沢」に改称[10]。
隣の駅
[編集]脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d e f 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 24号 石勝線・千歳線・札沼線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2009年12月27日、14-15頁。
- ^ 日本国有鉄道営業局総務課 編『停車場一覧 昭和41年3月現在』日本国有鉄道、1966年、227頁。doi:10.11501/1873236 。2022年12月10日閲覧。
- ^ a b c 夕張市史編さん委員会 編『改訂増補 夕張市史 下巻』夕張市、1981年3月1日、288頁。doi:10.11501/9570406 。
- ^ 『官報』 1905年11月24日 逓信省彙報「停車場設置」(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ 「通報 ●飯田線三河川合駅ほか186駅の駅員無配置について(旅客局)」『鉄道公報号外』日本国有鉄道総裁室文書課、1986年10月30日、12面。
- ^ 『石勝線(新夕張・夕張間)の鉄業事業廃止届の提出について』(PDF)(プレスリリース)北海道旅客鉄道株式会社、2018年3月26日。オリジナルの2018年8月31日時点におけるアーカイブ 。2018年8月31日閲覧。
- ^ “さよなら沼ノ沢駅 夕張発展支えた駅舎解体開始 住民「歴史消えるよう」 :北海道新聞デジタル”. 北海道新聞デジタル. 2024年1月6日閲覧。
- ^ 札幌鉄道局 編『駅名の起源』北彊民族研究会、1939年。NDLJP:1029473。
- ^ 小学館『国鉄全線各駅停車・1 北海道690駅』p.97
- ^ “2019年4月1日ダイヤ改正のお知らせ”. 夕張鉄道 (2019年3月25日). 2019年4月2日閲覧。