北海道炭礦汽船真谷地炭鉱専用鉄道

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真谷地炭鉱専用鉄道
北炭真谷地炭鉱専用鉄道(1987年)
北炭真谷地炭鉱専用鉄道(1987年)
概要
現況 廃止
起終点 起点:沼ノ沢駅
終点:真谷地
運営
開業 1913年12月15日 (1913-12-15)[1][2]
廃止 1987年10月13日 (1987-10-13)[1]
所有者 北海道炭礦汽船
使用車両 車両の節を参照
路線諸元
路線総延長 4.4 km (2.7 mi)[3][4]
軌間 1,067 mm (3 ft 6 in)
最小曲線半径 300 m (980 ft)
最急勾配 25
テンプレートを表示
停車場・施設・接続路線
eABZq+r
STRq
JR北石勝線
exSTRlf
exSTRlg
0.0 沼ノ沢
exBHF
 ? 真栄町(6区) -1966
exBHF
 ? 清真台(5区) -1966
exKBHFe
4.4[4] 真谷地

北海道炭礦汽船真谷地炭鉱専用鉄道(ほっかいどうたんこうきせんまやちたんこうせんようてつどう)は、北海道空知支庁管内夕張市北海道旅客鉄道(JR北海道)石勝線沼ノ沢駅から、東方の真谷地炭鉱までの4.4kmを結んでいた北海道炭礦汽船専用鉄道で、同炭鉱の閉山に伴い1987年(昭和62年)10月13日廃止された。一時期「沼ノ沢」「真栄町」(6区)「清真台」(5区)「真谷地」の乗降場が設置され、便乗扱いで客車が運行された時期もあり、「勘合証」と呼ばれる乗車券が発行された。

石炭輸送は1966年(昭和41年)まで日本国有鉄道(国鉄)機が乗り入れ、8100形は客車牽引、入換に使用された。その後4110形9600形などが石炭輸送に従事した。

歴史[編集]

  • 1913年大正2年)
  • 1915年(大正4年)12月14日 : 便乗扱いで客車運行開始。真栄町(6区)駅、清真台(5区)駅新設。
  • 1932年昭和7年)5月 : 客車連結を廃止。旅客は夕張自動車会社に転換。
  • 1936年(昭和11年) : 燃料統制によりバス運休、客車連結を再開。
  • 1966年(昭和41年)9月3日 : 国鉄の運転管理終了。旅客取り扱い廃止。真栄町(6区)駅、清真台(5区)駅廃止。
  • 1977年(昭和52年)3月1日 : 夕張運送に運行管理委託[3]
  • 1987年(昭和62年)10月13日 : 真谷地炭鉱の閉山に伴い、専用鉄道廃止。

駅一覧[編集]

沼ノ沢 - 真栄町(6区) - 清真台(5区) - 真谷地

  • 国鉄駅舎の反対側に沼ノ沢連絡所があり、専用鉄道の乗降場となっていた。

車両[編集]

機関車[編集]

  • 5 - 1900年、ボールドウィン車軸配置0-6-0(C)形タンク機関車。1940年1月、北海道炭礦汽船継立専用鉄道から転入(旧日本製鋼所 9 ← 鉄道院 1181)。1951年4月廃車。
  • 5051 - 1897年、米ボールドウィン製車軸配置2-6-0(1C)形テンダー機関車。1950年、国鉄から譲受。旧番 8118。1966年、北星炭礦美流渡礦業所に譲渡。
  • 5052 - 1897年、米ボールドウィン製車軸配置2-6-0(1C)形テンダー機関車。1951年、国鉄から譲受。旧番 8106。1966年廃車。
  • 5055 - 1919年、三菱重工業製車軸配置0-10-0(E)形過熱式タンク機関車。1965年11月、三菱鉱業美唄鉄道 3(国鉄4110形同形機)を譲受。1971年5月廃車。
  • 5056 - 1917年、川崎造船所製車軸配置0-10-0(E)形過熱式タンク機関車。1966年、三菱鉱業美唄鉄道 4142(旧鉄道省)を譲受。1969年廃車。
    • 5055・5056は牽引力不足のため追分機関区の9600形を借り入れることもしばしばあり、また先輪がないためレールを痛めることから夕張鉄道 24を譲り受けることになったという[5]
  • 24 - 1914年、川崎造船所製車軸配置2-8-0(1D)形過熱式テンダー機関車。1969年5月、夕張鉄道 24を譲受。旧国鉄9645。1977年廃車後、深川市で保存。
  • 22 - 1915年、川崎造船所製車軸配置2-8-0(1D)形過熱式テンダー機関車。1971年6月、夕張鉄道 22を譲受。旧国鉄9682。1975年廃車。
  • 01 - 1974年、日立製作所製45トン級ディーゼル機関車。北海道炭礦汽船新鉱専用鉄道から転入。
  • DD1002 - 1969年、日立製作所製56トン級ディーゼル機関車。1975年4月、夕張鉄道から譲受。

客車[編集]

  • コハフ1 - 1941年夕張鉄道コハ1を譲受。1960年に車体改造。
  • ホハ1 - 1952年国鉄ホハ2210(1899年新橋工場製)を譲受。1956年に車体改造。

脚注および参考文献[編集]

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  1. ^ a b c 今尾 (2008)
  2. ^ a b 民鉄要覧は12月14日『民鉄要覧 昭和54年』147頁
  3. ^ a b c 『民鉄要覧 昭和54年』147頁
  4. ^ a b 今尾 (2008) では沼ノ沢 - 真谷地4.5km
  5. ^ 白土貞夫「北海道の私鉄」『RAILFAN』No.188、3-4頁
  • 宮脇俊三 「北海道炭礦汽船真谷地炭鉱専用鉄道」『鉄道廃線跡を歩く』5、JTBパブリッシング、1998年ISBN 4-533-03002-5
  • 今尾恵介(監修) 『日本鉄道旅行地図帳 - 全線・全駅・全廃線』1 北海道、新潮社2008年ISBN 978-4-10-790019-7
  • 澤内一晃・星良助「北海道の専用鉄道車両」『鉄道史料』No.120 2008年

関連項目[編集]