夕張駅

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夕張駅
駅舎(2017年7月)
駅舎(2017年7月)
ゆうばり
Yūbari
Y24 鹿ノ谷 (1.3km)
所在地 北海道夕張市末広二丁目
駅番号 Y25
所属事業者 北海道旅客鉄道(JR北海道)
所属路線 石勝線(夕張支線)
キロ程 16.1km(新夕張起点)
電報略号 ユウ
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
乗車人員
-統計年度-
62人/日(降車客含まず)
-1998年-
開業年月日 1892年明治25年)11月1日[1]
備考 1985年昭和60年)10月13日移転[1]
1990年平成2年)12月26日再移転[1]
簡易委託駅
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初代夕張駅跡(2003年8月)
1976年の国鉄夕張線(当時)夕張駅(初代)と周囲約1km範囲。左下が鹿ノ谷方面。客扱いとしては駅舎前の単式ホーム1面1線である。駅裏北側に北炭夕張炭鉱の選炭場と積込み施設が接していて、沢山の留置線を有している。駅裏南側には転車台が残されている。国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)を基に作成

夕張駅(ゆうばりえき)は、北海道夕張市末広2丁目にある北海道旅客鉄道(JR北海道)石勝線(夕張支線)のである。駅番号Y25電報略号ユウ事務管コードは▲132107[2]。2016年(平成28年)8月にはJR北海道が夕張支線について単独維持が困難であるとし、2019年3月に廃止する意向を示した[3]

歴史[編集]

大正時代(1918年)の駅構内
駅スタンプ(1933年)

主要産業の変化に伴い、駅は路線を短縮する形で2度移転された[1]。以前は石炭の運び出しの便を図るため、市の奥地である、夕張市福住の現在の石炭の歴史村付近に駅があった。その当時は夜間滞泊も行われていた。相次ぐ炭鉱閉山の影響により過疎化が急速に進行、夕張市は観光を主要産業に位置付け開発に乗り出し、1985年(昭和60年)に市の中心部夕張市本町4丁目の夕張市役所及び夕張市民会館裏の夕張鉄道夕張本町駅構内跡地に移転した。これが2代目夕張駅である。

初代夕張駅の駅舎はその後、株式会社石炭の歴史村観光と夕張観光開発株式会社の本社屋である、石炭の歴史村の管理事務所(石炭の歴史村管理ステーション)に転用されていた。道道38号夕張岩見沢線の切り替え工事にあたり、同事務所は2006年(平成18年)10月4日に旧「ファミリースクールふれあい」へ移転。これは、閉校した市立旭小学校校舎を転用した宿泊研修施設が、市の財政再建問題の関係で同年9月18日限りで閉鎖となったものである。旧駅舎は同年10月10日より解体された。

2代目夕張駅の駅舎は3両の貨車を改装し連結したものであった。貨車はワフ29500形のワフ29756、ワフ29900とワム80000形のワム86579の3両で、車輪を付けたまま駅舎に改造された珍しい例であった[4]

その後、リゾート開発に伴い、鹿ノ谷 - 夕張間、夕張市末広2丁目のホテルマウントレースイ前に新駅を設置する構想が浮上した。しかし、勾配と駅間距離の短さから実現せず、1990年(平成2年)に夕張駅自体が新駅の予定地点へと移転することになった。これが3代目夕張駅である。2代目旧駅舎は「キハ69900」とペイントされ、「石炭の歴史村」のSL館と遊園地「アドベンチャーファミリー」の間に長らく設置されていた。近況は不明である。

年表[編集]

  • 1892年(明治25年)11月1日 - 北海道炭礦鉄道追分 - 夕張間の開通に伴い、現在の石炭の歴史村付近に開業(初代)[1]一般駅
  • 1900年(明治33年)上期 - 駅舎本屋移築。
  • 1906年(明治39年)10月1日 - 北海道炭礦鉄道の鉄道路線国有化により、官設鉄道国鉄)に移管[1]
  • 1913年(大正2年)6月2日 - 夕張機関庫設置(北海道鉄道管理局の事務上制定)。
  • 1923年(大正12年):駅舎改築。
  • 1930年(昭和5年)6月1日 - 夕張機関庫廃止。
  • 1978年(昭和53年)5月1日 - 貨物取扱い廃止。
  • 1981年(昭和56年)10月1日 - 夕張線が石勝線に改称[1]。同時に夕張支線の終着駅となる。
  • 1984年(昭和59年)
  • 1985年(昭和60年)10月13日:夕張市役所及び夕張市民会館裏の夕張鉄道旧夕張本町駅跡地に移転(2代目)[1]。営業キロ1.3km短縮[1]
  • 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により北海道旅客鉄道(JR北海道)に承継[1]
  • 1990年(平成2年)12月26日 - ホテルマウントレースイ前に駅を移転(3代目)[1]。営業キロ0.8 km短縮[1]
  • 1998年(平成10年)3月20日 - キヨスク閉店に伴い簡易委託廃止、無人化。
  • 2006年(平成18年)10月 - トイレを閉鎖。夕張市財政再建問題の関係で、紙代、上下水道料金など維持費の支払いが困難なため。
  • 2007年(平成19年)4月1日 - トイレを再開放。岐阜県大垣市の情報技術関連会社「サイエンスネット」から維持費の援助を受けた。
    • 月日不明:ホテルマウントレースイフロントで、乗車券発売を開始し、簡易委託業務再開。
  • 2009年(平成21年)
    • 7月17日 - 駅舎を全面改修し、イタリアンカフェ「ルーチェ・ソラーレ」をオープン。改修は小樽市のログハウスメーカー「トベックス」が維持管理とともに無償で受託した[5]
    • 9月9日 - 駅の隣に「トベックス」が建設した「ゆうばり屋台村」(愛称:バリー屋台)が開業[6][7][8]
  • 2013年(平成25年)12月10日 - イタリアンカフェ「ルーチェ・ソラーレ」閉店。「ルーチェ・ソラーレ」側は、「トベックス」側の杜撰な建物の管理が原因と主張している[9]
  • 2018年(平成30年)
    • 3月9日 - 清水沢 - 鹿ノ谷間の斜面崩壊により夕張支線全線で運転見合わせとなる。3月31日に運転再開。[10][11]
    • 8月11日 - 地元有志の「ありがとう夕張支線実行委員会」の要望により、当面の間、2本の列車の出発時刻が数分繰り下げられる[12]
  • 2019年(平成31年)4月1日 - 新夕張駅 - 夕張駅間(夕張支線)廃止に伴い、廃駅になる予定[13][14]

駅構造[編集]

石勝線夕張支線の終着駅。単式ホーム1面1線の地上駅である。1998年(平成10年)頃に一度無人化された。2007年(平成19年)以降、簡易委託化され総販システムの前出し券に日付を押印する方法で発売している。ただし、駅構内ではなく駅舎の背後にあるホテル「マウントレースイ」のフロントにおいて取り扱っている。新夕張駅が管理している。

駅周辺[編集]

隣の駅[編集]

北海道旅客鉄道
石勝線(夕張支線)
鹿ノ谷駅 (Y24) - 夕張駅 (Y25)

脚注[編集]

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l 曽根悟(監修) 『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』24号 石勝線・千歳線・札沼線、朝日新聞出版分冊百科編集部(編集)、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2009年12月27日、14-15頁。
  2. ^ 日本国有鉄道旅客局(1984)『鉄道・航路旅客運賃・料金算出表 昭和59年4月20日現行』。
  3. ^ 石勝線夕張支線、2019年3月に廃止か 夕張市がJR北海道と「交渉」へ 乗りものニュース 2016年8月9日
  4. ^ 斉藤幹雄「レジャー施設に健在の二代目夕張駅舎」、『鉄道ジャーナル』第467号、鉄道ジャーナル社、2005年9月、 105頁。
  5. ^ 【北海道】夕張駅舎に再興の芽 イタリアンカフェ開店”. 2009年8月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年7月16日閲覧。
  6. ^ 2009.9.9 ゆうばり屋台村 オープン!!”. トベックス (2009年9月9日). 2018年8月30日閲覧。
  7. ^ トピックスブログ - ゆうばり屋台村”. JA夕張市 (2009年9月9日). 2018年8月30日閲覧。
  8. ^ “「民活」夕張再生担う 新計画始動から3カ月”. 日本経済新聞. (2010年6月26日). https://www.nikkei.com/article/DGXNASFC2500C_V20C10A6L41000/ 2018年8月30日閲覧。 
  9. ^ 支える珈琲 - ルーチェ・ソラーレ夕張からのお知らせ
  10. ^ “石勝支線 新夕張〜夕張間の運転再開について” (PDF) (プレスリリース), 北海道旅客鉄道, (2018年3月20日), https://www.jrhokkaido.co.jp/press/2018/180320-2.pdf 2018年8月30日閲覧。 
  11. ^ “石勝線夕張支線の運行再開は3月31日以降に…線路の盛土崩壊抑止に目途”. レスポンス. (2018年3月20日). https://response.jp/article/2018/03/20/307460.html 2018年8月30日閲覧。 
  12. ^ 夕張駅、もう少しいられます 11日から出発時間遅く”. 北海道新聞. 2018年8月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年8月30日閲覧。
  13. ^ “石勝線(新夕張・夕張間)の鉄道事業廃止について” (PDF) (プレスリリース), 夕張市、北海道旅客鉄道, (2018年3月23日), https://www.jrhokkaido.co.jp/press/2018/180323-1.pdf 2018年3月23日閲覧。 
  14. ^ “JR北 夕張支線の廃止、正式に合意 19年3月いっぱい”. 毎日新聞. (2018年3月23日). https://mainichi.jp/articles/20180324/k00/00m/040/162000c 2018年8月30日閲覧。 

関連項目[編集]

外部リンク[編集]