実話ナックルズ

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実話ナックルズ
愛称・略称 実ナ・ナックルズ・JN
ジャンル 実話誌
刊行頻度 隔月刊 → 月刊(末日発売)
発売国 日本の旗 日本
言語 日本
出版社 ミリオン出版大洋図書
編集長 比嘉健二→久田将義→中園努→久田将義→中山智喜→宮市徹
刊行期間 2001年(Vol.1) -
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実話ナックルズ』(じつわナックルズ)は、大洋図書の発行する実話誌。2019年1月号まではミリオン出版から発行されていた。

概要[編集]

『GON!』『ダークサイドJAPAN』の後継誌として2001年10月創刊。Vol.1からVol.13まで隔月刊だったが、2003年2月号から月刊となる。2007年10月号から誌名が『実話GON!ナックルズ』から『実話ナックルズ』となった。略称は「実ナ」「ナックルズ」「JN」。B5判変形中綴じ、毎月末日発売。

表紙イラストはイラストレータータカミトモトシが創刊より手がけていたが、2009年9月号の表紙リニューアルに伴い同号の表紙イラストを漫画家子原こう小原康弘)が執筆。2009年10月号を再びタカミトモトシが手がけるが、その後、2009年11月号から2010年7月号までは写真コラージュを使用。2010年8月号からは写真が使用されている。2017年9月号の表紙リニューアル以降はタカミトモトシが3度目の担当となっている。web版にPROJECTNOAHが運営する『覚醒ナックルズ』があり、2018年7月6日に始動した。

特徴[編集]

主な連載記事[編集]

連載中[編集]

  • 犯罪者ビフォーアフター(斎藤充功
  • ヨイショ中山潜入マンガルポ(小原こう
  • 実録・暴走族列伝(岩橋健一郎
  • 姫乃たまのアイドル病(姫乃たま
  • 東京ヤな街ヤバい街(本橋信宏
  • パリピギャル・ちゃんナナのうんこ映画批評(ちゃんナナ
  • 暴排家族 ヤクザの子供と呼ばれて(石井光太
  • サルでも分かるニュースワード
  • 刺青美女図鑑

過去の連載[編集]

姉妹誌[編集]

刊行中[編集]

『実話ナックルズSPECIAL』『実話ナックルズ極ベスト』『臨増ナックルズDX』
不定期刊。『実話ナックルズ』の再録記事で構成。
『実話ナックルズGOLD』
2018年3月創刊。奇数月中頃刊。
『実話ナックルズウルトラ』
2019年2月創刊。ミリオンムック内のムックとして発刊。
『封印発禁TV』
不定期刊。
『昭和の不思議101』『昭和の謎99』
不定期刊。
『衝撃!陰謀G-File』
2018年4月創刊。1・4・7・10月下旬頃刊。
MEN'S KNUCKLE
男性ファッション誌。派生誌に『HOST KNUCKLE』『BOY'S KNUCKLE』等がある。

廃刊・休刊[編集]

『ノンフィクスナックルズ』
2005年に創刊され、Vol.4まで刊行。隔月刊。『実話ナックルズ』の増刊コードを取得したことに伴い誌名を『THE HARD COREナックルズ』に変更。「政治」「文壇」など本誌と比較して硬派寄りの記事傾向。表紙に記されたキャッチコピーは「世の中の理不尽に喧嘩を売る雑誌」。
『THE HARD COREナックルズ』
2006年に『ノンフィクスナックルズ』の誌名変更により創刊、Vol.4まで刊行。隔月刊。編集長・久田将義ミリオン出版退社に伴い休刊。大塚英志河村たかしなどが連載。
『実話ナックルズRARE』
2008年、久田将義のミリオン出版復帰に伴い創刊されるが創刊号にて休刊[1]。表紙に記されたキャッチコピーは「時代を直視するグラフ総合情報誌」。
実話ナックルズX
2007年に創刊され、Vol.7まで刊行。隔月刊。本誌と比較して軟派寄りの記事傾向。表紙に記されたキャッチコピーは「日本の暗部をえぐるエンターテイメントマガジン」。
『激撮ナックルズ』
ストリートスクープ写真中心の構成。『実話ナックルズ』の増刊として、Vol.4まで刊行。不定期刊。2009年に内容を引き継いだネオ写真実話誌『激撮ブラッド』が創刊されるが創刊号にて休刊。
『ナックルズEX』
セクシーグラビア」「性風俗」に特化。EX系雑誌のひとつ。
怖い噂
怪談」「都市伝説」「心霊」「廃墟」「未解決事件」などオカルトに特化。季刊。旧誌名は『不思議ナックルズ』。
漫画実話ナックルズ
記事内容は本誌と同傾向だが、短編漫画で構成されている。月刊。
『封印発禁 Gfile』
年4回刊(1・4・7・10月中旬頃)。主に都市伝説を取り上げている。2014年1月に創刊し、2015年7月のVol.7で休刊。
『実話ナックルズ増刊 レベル9』
不定期刊。
『実話裏歴史SPECIAL』
不定期刊。
『激撮!』
不定期刊。
『封印発禁ダークゾーン』
後述する『封印発禁 Gfile』の後継誌。2015年10月 - 2018年5月。1・4・7・10月下旬頃刊。
『芸能X-FILE』
コンビニ限定。発行・ブレインハウス、発売・メディアソフト。2016年11月 - 2018年9月。3・6・9・12月下旬頃刊。

増刊[編集]

シリーズ[編集]

『ナックルズBOOKS』
再録記事を中心にワンテーマで構成。不定期刊行。B6判のコンビニ本形態。
Vol.01『死の真相』、Vol.02『実録裏稼業の教科書』、Vol.03『芸能界 黒い噂の真相』、Vol.04『恐怖の都市伝説』、Vol.05『日本アウトロー伝説』、Vol.06『消えた殺人者たち』、Vol.07『スポーツのタブー』、Vol.08『お笑い芸人の黒い噂の手帖』、Vol.09『こわい話』、Vol.10『死の真相 完全版』、Vol.11『恐怖の都市伝説 ファイナル』
『別冊ナックルズ』
再録記事を中心にワンテーマで構成。A5もしくはB5判のムック形態。現在新規刊行は無く、ナックルズBOOKSに切り替わっている。
Vol.01『歌舞伎町の黒幕』、Vol.02『スポーツ裏ネタ編』、Vol.03『アイドル闇の事件史』、Vol.04『昭和3大事件史』、Vol.05『テレビスキャンダル』、Vol.06『日本怪伝説』

単発[編集]

『潜入!日本裏社会』 ISBN 4813050166
裏社会への潜入をテーマにした実録漫画を中心に構成。2005年10月刊。
『DVDナックルズ』 ISBN 4813061354
裏社会の動画を収録。2006年9月刊。
『本当にあったアウトローの話』
裏社会への潜入をテーマにした実録漫画を中心に構成。2007年3月刊。
『WORLD STREET NEWS』
海外記事のみで構成。2007年10月刊。
『ナックルズ GOLD』
「成り上がり」をテーマに構成。2008年6月刊。
『SPORTSナックルズ』
スポーツ記事のみで構成。2008年7月刊。
『芸能ナックルズ』
芸能記事の再録を中心に構成。2008年9月刊。

実話ナックルズおよび姉妹誌が関係した主な事件[編集]

  • 2008年5月下旬、毎日新聞社が運営するインターネット上のニュースサイトのコラム「WaiWai」において長期にわたり不正確・猥雑な記事が配信されているとして、日本語のインターネット・コミュニティ(掲示板など)で批判が高まり、毎日デイリーニューズWaiWai問題が表面化し、後に毎日新聞社は関係者の処分を発表した問題で、同誌が一部のニュースの「情報源」だったことで話題になる。

関連書籍[編集]

ナックルズ選書[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 名物編集長の鳴り物入り雑誌が1号で休刊!

関連項目[編集]

外部リンク[編集]