カービィのピンボール
ジャンル | ピンボール |
---|---|
対応機種 | ゲームボーイ (GB) |
開発元 | ハル研究所 |
発売元 | 任天堂 |
プロデューサー | 岩田聡 |
音楽 | 池上正 |
シリーズ | 星のカービィシリーズ |
人数 | 1人 |
メディア | 2メガビットロムカセット |
発売日 |
1993年11月27日 1993年11月30日 1993年12月1日 |
対象年齢 |
CERO:A(全年齢対象) ESRB:E(6歳以上) PEGI:3 |
売上本数 |
出荷本数112万本 219万本[1] |
その他 |
型式: DMG-K9J DMG-K9-USA DMG-K9-UKV |
『カービィのピンボール』は、1993年11月27日に日本の任天堂から発売されたゲームボーイ用コンピュータピンボール。
同社による『星のカービィシリーズ』の第3作目。同シリーズの主人公であるカービィをボールとして使用するピンボールゲーム。ファンタジー的要素を含む一方、台を揺らすことができる要素があるなど、実際のピンボールに近い部分も持つ。
開発はハル研究所が行い、プロデューサーはファミリーコンピュータ用ソフト『星のカービィ 夢の泉の物語』(1993年)を手掛けた岩田聡、音楽は後にゲームボーイ用ソフト『星のカービィ2』(1995年)を手掛けた池上正が担当している。
2000年にニンテンドウパワーの書き換え用ソフトとして発売された他、2012年にニンテンドー3DS用のバーチャルコンソール対応ソフトとして配信された。
ゲーム内容
[編集]最初の場面の大砲でボールのカービィを発射して、3つのステージの中から1つを選ぶ。左のステージのボスがウィスピーウッズ(WHISPY WOODS)、真ん中のステージのボスがクラッコ(KRACKO)、右のステージのボスがポピーブラザーズシニア(POPPY BROS. Sr.)。いずれもこのソフトの前作で出てきたボスキャラクターである。いずれのステージも『星のカービィシリーズ』のイメージやキャラクターがふんだんに使われたステージになっている。
全ステージ共に3つの層に分かれており、ボールがピンボール台から落ちると下の層のピンボール台に移る。ただし、最下層の台から落ちると残機が減る(上手くいけば復帰できる)。 各層には条件を満たすことで最下層には別ステージへの、中段にはボーナスステージへの、上段にはボスステージへの(これだけ黒色をしている)ワープスターがそれぞれのステージにある。
前述の3ボスをすべて倒すとデデデ大王(KING DEDEDE)の待つステージへ行くことができる。デデデ大王を倒すと高得点が得られたあと、短いエンディングデモが現れ、最初のステージ選択に戻る。
ランキングのデフォルト名は1位「ZEPHYRA(ゼフィランサス)」、2位「PHYSALI(サイサリス)」、3位「DENDROB(デンドロビウム)」、4位「GERBERA(ガーベラ)」と全てOVA『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』(1991年 - 1992年)の「GPシリーズ」から引用されている。
移植版
[編集]No. | タイトル | 発売日 | 対応機種 | 開発元 | 発売元 | メディア | 型式 | 備考 | 出典 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | カービィのピンボール | 2000年3月1日 |
ゲームボーイ | ハル研究所 | 任天堂 | フラッシュロムカセット (ニンテンドウパワー) |
- | ||
2 | カービィのピンボール Kirby's Pinball Land Kirby's Pinball Land |
2012年7月12日 2012年7月26日 2012年8月29日 |
ニンテンドー3DS | ハル研究所 | 任天堂 | ダウンロード (バーチャルコンソール) |
- | [2] |
- ニンテンドー3DS版
- 2012年に日本国外では先行して配信されていたが、日本国内での配信予定報告は一切されなかった。同年8月29日から正式に日本国内においても配信が開始され、これによりゲームボーイで発売されたカービィのゲームソフトは全てVCで配信される形となった。
スタッフ
[編集]評価
[編集]評価 | ||||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
|
ゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」では、7・6・7・7の合計27点(満40点)[5]、『ファミリーコンピュータMagazine』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通り、23.3点(満30点)となっている[6]。
項目 | キャラクタ | 音楽 | お買得度 | 操作性 | 熱中度 | オリジナリティ | 総合 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
得点 | 4.3 | 3.6 | 4.1 | 3.8 | 3.8 | 3.8 | 23.3 |
関連作品
[編集]- 『カービィのおもちゃ箱 ピンボール』
- スーパーファミコンのサテラビュー配信ソフト。画面の見た目は本作に近いものであるが、ピンボール台は3つの層に分かれておらず、普通のピンボールと同様1つである。
- 『カービィのたいけつ!ピンボール』
脚注
[編集]- ^ 2021CESAゲーム白書 (2021 CESA Games White Papers). コンピュータエンターテインメント協会. (2021). ISBN 978-4-902346-43-5
- ^ “【Nintendo Direct】『カービィのピンボール』、舞台はゲームボーイ!今夜サプライズ配信” (日本語). iNSIDE. イード (2012年8月29日). 2020年11月29日閲覧。
- ^ “Kirby's Pinball Land for Game Boy”. GameRankings. October 20, 2014時点のオリジナルよりアーカイブ。17 October 2014閲覧。
- ^ a b c d e f “Kirby's Pinball Land for Game Boy (1993)” (英語). MobyGames. Blue Flame Labs. 2020年11月29日閲覧。
- ^ a b “カービィのピンボール まとめ [ゲームボーイ]” (日本語). ファミ通.com. KADOKAWA CORPORATION. 2020年11月29日閲覧。
- ^ a b 「超絶 大技林 '98年春版」『PlayStation Magazine』増刊4月15日号、徳間書店/インターメディア・カンパニー、1998年4月15日、468頁、ASIN B00J16900U。
関連項目
[編集]- ピンボール66匹のワニ大行進 - 1989年にハル研究所から発売されたゲームボーイ用ピンボールゲーム。このゲームのプログラムは、本ゲームへ継承されている。
- 神谷明 - テレビCMのナレーションを担当した[要出典]。