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カービィのピンボール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
カービィのピンボール
Kirby's Pinball Land
ジャンル ピンボール
対応機種 ゲームボーイ (GB)
開発元 ハル研究所
発売元 任天堂
プロデューサー 岩田聡
音楽 池上正
シリーズ 星のカービィシリーズ
人数 1人
メディア 2メガビットロムカセット
発売日 日本 199311271993年11月27日
アメリカ合衆国 199311301993年11月30日
ヨーロッパ 199312011993年12月1日
対象年齢 日本 CEROA(全年齢対象)
アメリカ合衆国 ESRBE(6歳以上)
ヨーロッパ PEGI3
売上本数 日本 出荷本数112万本
世界 219万本[1]
その他 型式:日本 DMG-K9J
アメリカ合衆国 DMG-K9-USA
ヨーロッパ DMG-K9-UKV
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カービィのピンボール』は、1993年11月27日に日本の任天堂から発売されたゲームボーイコンピュータピンボール

同社による『星のカービィシリーズ』の第3作目。同シリーズの主人公であるカービィをボールとして使用するピンボールゲーム。ファンタジー的要素を含む一方、台を揺らすことができる要素があるなど、実際のピンボールに近い部分も持つ。

開発はハル研究所が行い、プロデューサーはファミリーコンピュータ用ソフト『星のカービィ 夢の泉の物語』(1993年)を手掛けた岩田聡、音楽は後にゲームボーイ用ソフト『星のカービィ2』(1995年)を手掛けた池上正が担当している。

2000年ニンテンドウパワーの書き換え用ソフトとして発売された他、2012年ニンテンドー3DS用のバーチャルコンソール対応ソフトとして配信された。

ゲーム内容

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主人公カービィピンボールのボールとして登場する作品。

最初の場面の大砲でボールのカービィを発射して、3つのステージの中から1つを選ぶ。左のステージのボスがウィスピーウッズ(WHISPY WOODS)、真ん中のステージのボスがクラッコ(KRACKO)、右のステージのボスがポピーブラザーズシニア(POPPY BROS. Sr.)。いずれもこのソフトの前作で出てきたボスキャラクターである。いずれのステージも『星のカービィシリーズ』のイメージやキャラクターがふんだんに使われたステージになっている。

全ステージ共に3つの層に分かれており、ボールがピンボール台から落ちると下の層のピンボール台に移る。ただし、最下層の台から落ちると残機が減る(上手くいけば復帰できる)。 各層には条件を満たすことで最下層には別ステージへの、中段にはボーナスステージへの、上段にはボスステージへの(これだけ黒色をしている)ワープスターがそれぞれのステージにある。

前述の3ボスをすべて倒すとデデデ大王(KING DEDEDE)の待つステージへ行くことができる。デデデ大王を倒すと高得点が得られたあと、短いエンディングデモが現れ、最初のステージ選択に戻る。

ランキングのデフォルト名は1位「ZEPHYRA(ゼフィランサス)」、2位「PHYSALI(サイサリス)」、3位「DENDROB(デンドロビウム)」、4位「GERBERA(ガーベラ)」と全てOVA機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』(1991年 - 1992年)の「GPシリーズ」から引用されている。

移植版

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No. タイトル 発売日 対応機種 開発元 発売元 メディア 型式 備考 出典
1 カービィのピンボール 日本 200003012000年3月1日
ゲームボーイ ハル研究所 任天堂 フラッシュロムカセット
ニンテンドウパワー
-
2 日本 カービィのピンボール
アメリカ合衆国 Kirby's Pinball Land
ヨーロッパ Kirby's Pinball Land
アメリカ合衆国 201207122012年7月12日
ヨーロッパ 201207262012年7月26日
日本 201208292012年8月29日
ニンテンドー3DS ハル研究所 任天堂 ダウンロード
バーチャルコンソール
- [2]
ニンテンドー3DS版
  • 2012年に日本国外では先行して配信されていたが、日本国内での配信予定報告は一切されなかった。同年8月29日から正式に日本国内においても配信が開始され、これによりゲームボーイで発売されたカービィのゲームソフトは全てVCで配信される形となった。

スタッフ

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  • 清水隆雄
  • 池上正
  • 宮本茂
  • 中島圭
  • 望月哲也
  • 岩田聡
  • 鈴木義樹
  • 下村真一

評価

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評価
集計結果
媒体結果
GameRankings70%[3]
レビュー結果
媒体結果
エレクトロニック・ゲーミング・マンスリー29/40点[4]
ファミ通27/40点[5]
GamePro5/5点[4]
IGN8/10点[4]
ファミリーコンピュータMagazine23.3/30点[6]
Game Players88%[4]
Aktueller Software Markt10/12点[4]
Power Unlimited8/10点[4]

ゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」では、7・6・7・7の合計27点(満40点)[5]、『ファミリーコンピュータMagazine』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通り、23.3点(満30点)となっている[6]

項目 キャラクタ 音楽 お買得度 操作性 熱中度 オリジナリティ 総合
得点 4.3 3.6 4.1 3.8 3.8 3.8 23.3

関連作品

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『カービィのおもちゃ箱 ピンボール』
  • スーパーファミコンのサテラビュー配信ソフト。画面の見た目は本作に近いものであるが、ピンボール台は3つの層に分かれておらず、普通のピンボールと同様1つである。
『カービィのたいけつ!ピンボール』

脚注

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  1. ^ 2021CESAゲーム白書 (2021 CESA Games White Papers). コンピュータエンターテインメント協会. (2021). ISBN 978-4-902346-43-5 
  2. ^ 【Nintendo Direct】『カービィのピンボール』、舞台はゲームボーイ!今夜サプライズ配信” (日本語). iNSIDE. イード (2012年8月29日). 2020年11月29日閲覧。
  3. ^ Kirby's Pinball Land for Game Boy”. GameRankings. October 20, 2014時点のオリジナルよりアーカイブ。17 October 2014閲覧。
  4. ^ a b c d e f Kirby's Pinball Land for Game Boy (1993)” (英語). MobyGames. Blue Flame Labs. 2020年11月29日閲覧。
  5. ^ a b カービィのピンボール まとめ [ゲームボーイ]” (日本語). ファミ通.com. KADOKAWA CORPORATION. 2020年11月29日閲覧。
  6. ^ a b 「超絶 大技林 '98年春版」『PlayStation Magazine』増刊4月15日号、徳間書店/インターメディア・カンパニー、1998年4月15日、468頁、ASIN B00J16900U 

関連項目

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  • ピンボール66匹のワニ大行進 - 1989年にハル研究所から発売されたゲームボーイ用ピンボールゲーム。このゲームのプログラムは、本ゲームへ継承されている。
  • 神谷明 - テレビCMのナレーションを担当した[要出典]

外部リンク

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