Tマネー

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Tマネー
各種表記
ハングル 티머니
漢字 -
発音 ティモニ
英語 T-money
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韓国スマートカード株式会社
Korea smart card Co., Ltd
種類 {{{種類}}}
市場情報 非上場
略称 KSCC
本社所在地 大韓民国の旗 韓国
ソウル市中区厚岩路110(南大門路5街)ソウルシティタワー10階
設立 2003年10月6日
業種 電子金融業
従業員数 213人(2014年)
主要株主 ソウル特別市、LG CNS
外部リンク http://www.t-money.co.kr
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Tマネー カードの一例

Tマネー(ティーマネー) とは、大韓民国ソウル特別市が出資・設立した株式会社韓国スマートカードが発行しているストアードフェアシステムカードである。またTマネー加盟店では電子マネーとして使用できる。

概要[編集]

2004年7月にソウル特別市が大衆交通運賃体系改編に伴う新交通カード切り替えを行うこととなり、この時に最初に投入されたカードである。運用開始当初は首都圏電鉄路線バス乗車カードのみの利用しかできなかったが、2004年12月電子マネーに対応した「スマートTマネー」を投入して、コンビニなどの加盟店で電子マネーとして使用できるようになった。

2005年5月には「モバイルTマネー」が開始された。モバイルTマネーとは、NFCを利用して携帯電話に従来のSIMカードの代わりに、Tマネーに対応するSIMカード(以下チップ)を差し込み、対応プログラムをダウンロードして使用する。このSIMカードは、自身の利用する携帯電話キャリアから提供を受ける。日本のモバイルSuica等(おサイフケータイ)は、事前に携帯電話内にFeliCaチップが内蔵されており、それに対応したアプリケーションインストールして使う方式であり、韓国のモバイルTマネーとは仕様が異なっている。

技術[編集]

採用されている技術はオランダフィリップス社の「Mifare(マイフェア)」という技術[1]。「Mifare」はロンドン、北京、モスクワの公共交通システムでも採用されている[2]。日本のFelica技術とは直接的な互換性はない。

歴史[編集]

Tマネーの利用方法[編集]

韓国鉄道公社(広域電鉄)/地下鉄
乗車・降車の際、自動改札機のカードリーダーにタッチする。地下鉄の場合、Tマネーを使うと乗車料金が割引される。
バス
乗車・降車の際、運転席横及び中扉付近に設置されたカードリーダーにタッチする。降車の際にタッチを忘れると次回乗車時に反則金(初乗り運賃の2倍)が引かれてしまう。空港リムジンバスの場合、乗車時にのみタッチする。
タクシー
降車時、カードリーダーにタッチする。
Tマネー加盟店(オンライン・オフライン)
ロッテワールド、教保文庫コンビニエンスストア
ロッカー
ロッカーに荷物を保管する前、画面の操作でTマネーによる決済を選択し、Tマネーをタッチした後、荷物を保管する。ロッカーから荷物を取り出す前、画面の操作を行いTマネーをタッチすると、ロッカーが解錠される。

購入とチャージ方法[編集]

地下鉄駅窓口、カード自動販売機、加盟店のコンビニエンスストア、バス停付近の売店にて販売されている。 購入時にはTマネーカード本体の代金のみなので、希望チャージ金額を1000ウォン単位以上で支払う必要がある。Tマネーカードには1回1,000ウォン~9万ウォンまでチャージでき、上限は50万ウォンである。

青少年、子供用カードの場合、カード購入後10日以内にTマネーサイトで登録手続きをしないと、割引運賃が適用されない。チャージ金額を使い切った際には、上記販売所にて1,000ウォン単位でチャージ(韓国語では「充填(チュンジョン、충전)」)し、引き続き使用することができる。また、駅の自動券売機でも窓口と同じく再チャージが可能である。

運賃[編集]

一般(カード:1,050ウォン,現金:1,150ウォン) 青少年(カード:720ウォン,現金:1,000ウォン) 児童(カード:450ウォン,現金:450ウォン)

  • 循環 (Yellow)

一般(カード:850ウォン,現金:950ウォン) 青少年(カード:560ウォン,現金:800ウォン) 児童(カード:350ウォン,現金:350ウォン)

  • 広域 (Red)

一般(カード:1,850ウォン,現金:1,950ウォン) 青少年(カード:1,360ウォン,現金:1,800ウォン) 児童(カード:1,200ウォン,現金:1,200ウォン)

  • マウルバス (Green)

一般(カード:750ウォン,現金:850ウォン) 青少年(カード:480ウォン,現金:550ウォン) 児童(カード,現金:300ウォン)

  • 地下鉄+バス、バス+バスを30分以内に乗り換える際には、乗り継ぎ割引が適用され、運賃は始発点からの通算乗車キロにより算出される。10kmまで900ウォン。10kmをこえて5kmごとに100ウォン加算。ただし広域バスとの乗り換えの場合、30kmまで1,700ウォン、30kmを超過した場合、5kmにつき100ウォン加算。
  • 青少年カード利用の場合、上記運賃からさらに2割引、子供用カードの場合、上記運賃の半額となる(ただし、広域バス(Red Bus)は1,200ウォン)。

種類とデザイン[編集]

普及型Tマネーカード[編集]

運用開始当初販売されたカードで、既存の交通カードとサービスが同じであった。現在は販売していない。なお、首都圏以外の互換他地域での利用は出来ない。

スマートTマネーカード[編集]

ICを搭載したカードで電子マネーとして加盟店で使用できる。現在販売されているのはこの種類のカードである。Tマネーの番号をホームページで登録しておくと、Tマイレージサービスとインターネットチャージのサービスを受けられる。大人・青少年・子供用があり、普通のカード型の他に、チップの小型性を生かした携帯ストラップ型・腕時計など多様な種類の形状がある。

  • 形状
    • カード型(大人・青少年・子供)
    • ミニカード型(子供)
    • ネックレス型(子供)
    • 携帯ストラップ型(大人・青少年)
      • I型
      • T型
      • 円型
      • ハート型
      • HUMANIMAL
      • T-STRAP
      • ハンドコーン
      • T-Sleek
      • T-Glass
    • バンド型(大人・青少年・子供)
      • T-band
      • Color T-band
    • Tウォッチ(大人・青少年)

Tマネープラスカード[編集]

スマートTマネーカードのサービスの他、国税庁のホームページにカード番号を登録をすると領収書カードとして使用することができる。 大人・青少年用がある。

Tマネーマイナスカード[編集]

Tマネープラスカードの機能に加え、カード残額が不足している場合、1回に限り乗車できるカード。 大人・青少年用がある。 2015年4月1日をもって廃止予定。

インターネットTマネー[編集]

USBが搭載されているTマネーで、それをコンピュータに接続しインターネットを通じて、チャージやオンラインゲーム・音楽ダウンロードなど決済ができる。

モバイルTマネー[編集]

Tマネー対応のSIMカードを携帯電話に装着して使う。携帯電話を通じて、チャージやオンライン決済が可能。

形状[編集]

  • カード型(大人・青少年・子供)
  • ミニカード型(子供)
  • ネックレス型(子供)
  • 携帯ストラップ型(大人・青少年)
    • I型
    • T型
    • 円型
    • ハート型
    • HUMANIMAL
    • T-STRAP
    • ハンドコーン
    • T-Sleek
    • T-Glass
  • バンド型(大人・青少年・子供)
    • T-band
    • Color T-band

このほかに、後払い方式のクレジットカード一体型カードや、学生証と一体となったカードなどがある。

セキュリティ・不正利用[編集]

2008年前後に発覚していたMIFAREクラシックの脆弱性を突いた偽造(無限チャージ)方法がネット上で出回っており、[4]クラシック版は2007年以降新規発行が停止されたが、回収されず市中に出回っているものが相当数あるとされている。[5]しかし当局の対応が遅れている。

導入事業者・加盟店など[編集]

交通[編集]

電子マネー加盟店[編集]

など

参考資料・脚注[編集]

  1. ^ 1枚で地下鉄から美術館まで~ソウル市交通カード「T-money」 ITmediモバイル 2005年1月24日
  2. ^ Mifare【まいふぇあ】 ITmediモバイル 2004年5月18日
  3. ^ 但し、ハイパスのように、カードを車両端末機に挿入して使用することはできず(ハイパス専用レーンは利用不可)、有人レーンにてカードをタッチする方式で利用する
  4. ^ (朝鮮語)MBCニュース|2010年3月15日 해킹 무방비 '교통카드'(偽造に無防備な「交通カード」)
  5. ^ (朝鮮語)中央日報|2012年8月4日 나 몰래 16억 충전된 교통카드 썼다가…헉!

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

Iccard-icon.svg
株式会社韓国スマートカード 発行
ICカード乗車券

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