shuji

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shuji
出生名 末松秀二
生誕 (1974-11-21) 1974年11月21日(49歳)
出身地 日本の旗 日本 兵庫県神戸市
学歴 大阪府立枚方西高等学校
ジャンル ロック
J-POP
職業 ドラマー
担当楽器 ドラムス
活動期間 Janne Da Arc
1996年 - 2019年
共同作業者 yasu
you
ka-yu
kiyo
X JAPANLOUDNESS

shuji(しゅうじ、本名:末松秀二(すえまつ しゅうじ)、1974年11月21日 - )は、日本ミュージシャンで、ロックバンドJanne Da Arcドラマー兵庫県神戸市出身。大阪府立枚方西高等学校卒業。血液型はO型。

概要[編集]

  • 1996年、Janne Da Arcに正式に加入。最後に加入したメンバー。すでに就職していたが、前任のドラムが抜けた際にオーディション等もやったが、ka-yuが「知らんヤツとやるよりよく知っているshujiがいい」と言い出したところ、yasu、you、kiyoも納得し、yasuとka-yuが誘いに来た。その際悩んだが、ka-yuの「一緒に夢見ようや」という言葉に惹かれ、加入を決意。ただ「25歳になるまでになんの結果も出せなかったらきっぱりやめる」という条件付きだった。
  • 中学生の頃に、yasu、you、ka-yuと地元のスタジオで出会う。3人は『結膜炎』と言うX JAPANのコピーバンドをしていて、shujiは違うバンドだった。後に高校でkiyoと出会う。その後も加入前のJanne Da Arcのライブを当時の彼女と見に行っていた(客がその2人だけの時もあった)。
  • 元々はギターをやっていたが、「F」のコードが押さえられず、やめた。
  • スタッフに「人間シーケンサー」とまで呼ばれる程、しっかりとした曲中の演奏とはまた違い、手数が多い変則的なドラムプレイも得意とする。また、「Live Dearly」でのメンバーのソロコーナーは、you、ka-yu、kiyoの3人が、誰か1人が演奏した「お題」を他の2人も弾くという形で、その間の約15分間、shujiは常にドラムを叩き続けていた。
  • 本人曰く「僕はロックしか叩けなくて他のジャンルは得意ではない」。
  • 実家は自営業。おもちゃ屋などを経営。自身もプロミュージシャンになるまではガソリンスタンド、電気関係の営業職などを勤めていたサラリーマンであった。
  • 2007年3月に、自身初の教則DVD『ジャンヌダルクshuji直伝 Pleasure of Drumming』を発売。同年6月には、自身のオフィシャルホームページも開設。そのすぐ後、kiyo風呂の影響か、アメブロで『まっぱでブログ』を始める。kiyo風呂がグルメ音楽を中心の記事なのに対して、ドラム、パチンコの記事が多い。kiyoは、このブログを『裸ブログ』と呼んでいる。また、よくお互いのブログを通して交流している(kiyoが課題を出して、shujiがそれに答えたり)。
  • Janne Da Arcメンバーの中で唯一継続的なソロの音楽活動を行っておらず、ドラムクリニックを行ったり他のメンバーのライブにサポートとして参加したりしている。2008年5月28日に、渋谷O-EASTで行われたイベント「MIX JUICE」では、ゲストとしてyouとkiyoが参加。終盤では、shujiがボーカルに挑戦するシーンも見られた。
  • 2010年にはka-yuのソロプロジェクト「DAMIJAW」のシングル「無力な自分が許せない」のPVに参加、さらにライブツアーにサポートとして参加している。また同年にはゴールデンボンバーのシングル『また君に番号を聞けなかった』にゲストミュージシャンとして参加、初めてJanne Da Arcメンバー以外のサポートを務める。

影響[編集]

音楽好きな兄の影響で、14歳でドラムを始める。XLOUDNESS等を好んでコピーしていた。今でもX JAPANとLOUDNESSを影響を受けたアーティストとしてあげている[1]。また、LOUDNESSのドラマー樋口宗孝を尊敬しており、実際に師弟関係は無かったが、弟子と噂されることもあった。音源のSpecialThanksでは、しばしば名前が挙がる程であり、2008年6月に行われたレイジーの復活ライブでは、病気静養中だった樋口の代役を務めた。

好きな音楽のジャンルは、ハードロックヘヴィメタル[2]

ドラムセット[編集]

  • 彼のドラムセットで特徴的と言えるのは、いわゆる『要塞セット』と呼ばれるシェルやシンバルの多いドラムセットであること。13枚のシンバルハイハットは2枚で1枚と数えた場合)と12のシェルがドラムラックと呼ばれる金属の骨組みと共に構成されている。13枚のシンバルのうち、4枚がチャイナシンバル、3枚はクラッシュシンバル、2枚はスプラッシュシンバル、2組のハイハットとライドシンバルが1枚、そしてRocktagonと呼ばれるセイビアン独特の8角形のクラッシュが1枚で、クラッシュシンバルやチャイナシンバルなどは対称にセットに設置されている。
  • パール楽器のMasters Custom MMX を使い、タム2つ、フロアタムを2つ、スネアを大小1つずつ、左のハイハットの左側にロートタムを3つ並べている。バスドラムは稀なスリー・バスという配置で26インチ径を2つメインとして使い、右のバスドラの隣にもう1つ20インチ径のバスドラを設置。3つ目を設置したきっかけは、26インチを使うと音が目立ってしまう曲があるとのこと。メインを26インチにしたのは樋口宗孝の影響。ヘッドは、AQUARIANのパワー・シンを使用。これは彼曰く「音の一粒一粒がクリアに聴こえるから」である。ちなみに、樋口と同じメーカーである。カウベル、も2つのフロアタムの間の上部に設置。彼のメインスネアドラムは、パールのウルトラキャストで、ヘッドの張りはきつめ。彼のこのスネアドラムに対する印象は「音がでかい!」とのこと。木胴の音が好きな彼でも気に入った、アルミのスネアドラムである。
  • ライブドラムソロがある際は、セットの後ろに銅鑼を設置。2005年の武道館公演では、ドラを叩いた後セットに戻る際につまずき、後のメンバー挨拶でそれをネタにしてトークしている。
  • ヴィジュアル重視の彼は、ブリリアント仕様のカラーリングに、真矢と同じ必要最低限の点数で、yasuやyou等の「こういう音がほしい」という要求に応じて増えていったとのこと。

ドラムスティック[編集]

彼のドラムスティックは、パールのアーティストモデルである。長さが410mm、太さの直径が14.5mm。パール楽器は、「適度な太さとスケールでバランスをとりながら、パワーを重視したモデル。ビギナーにもおすすめのオールマイティーなスティック」と説明している。青い龍のデザインが施されており、Janne Da Arcとshujiのロゴが書いてある。使用の木はヒッコリー。shujiが初心者にスティックを選ぶ際のポイントとして、まず好きなアーティストのスティックを使ってみて、それを基準に自分に合ったものを選ぶか、楽器店の棚においてある全てのスティックを使って試打させてもらう、とアドバイスしている。

ディスコグラフィー[編集]

映像作品[編集]

『ジャンヌダルクshuji直伝 Pleasure of Drumming』(2007年3月26日)

脚注[編集]

  1. ^ Janne Da Arc プロフィール”. 2015年6月7日閲覧。
  2. ^ PROFILE”. 2015年6月7日閲覧。

外部リンク[編集]