ESP (ゲーム会社)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索

ESPはかつて存在した日本コンピューターゲーム会社。Entertainment Software Publishingの略。1997年、中堅ゲーム会社の技術交換ネットワーク「GD-NET」を母体にして設立された。

概要[編集]

設立当時の出資会社は、GD-NET加盟のゲームアーツトレジャーアルファ・システムクインテットスティングネバーランドカンパニーCSK総合研究所 (CRI)、ビッツラボラトリー、日本アートメディア、オニオンエッグと、角川書店メディアワークスバンダイ、CSKベンチャーキャピタルの計13社。 宮路洋一が社長を勤めた。

歴史[編集]

ESPが設立された背景には2つの事情がある。

「次世代機」と呼ばれたセガサターンプレイステーションの登場以降、画像の精緻化や音楽の質の向上が叫ばれた結果、制作費は高騰していくが、これは中規模の資本しか持たないメーカーには負担となっていた。そこで、ゲーム会社自身は制作に専念させ、共通の資金調達窓口(及び営業・広報セクション)を設けるという構想が、GD-NET加盟各社の間で出されていた。

もうひとつはセガサターン陣営側の苦境である。ESPは設立に際し、「サターンをプラットフォームに、オリジナル作品を供給する」という方針を示したが、ここには、スクウェアのプレイステーション参入や、エニックス参入の頓挫(『七ツ風の島物語』、『忍ペンまん丸』を出したのみに終わった)、さらにタイムワーナー・インタラクティブの解散に象徴される有力サードパーティーの撤退などにより、窮地に立たされたサターンの立場が色濃く反映されていた。

1997年冬に発表した『グランディア』(開発はゲームアーツ)は、サターンのサードパーティーとしては初の50万セールスを達成。その後も『機動戦士ガンダム ギレンの野望』(バンダイ)、『バロック』(スティング)などの話題作をリリース。さらにドリームキャストプレイステーション2にも足場を拡げ、『暴れん坊プリンセス』(PS2 開発:アルファ・システム)、『ロードス島戦記 邪神降臨』(DC 開発:ネバーランドカンパニー)などを発売している。

セガが家庭用ゲーム機から撤退し、またCSKグループもセガの売却に動いたことから、2002年6月にゲームアーツが全株式を買収。自社名義でのゲーム制作も開始した。

2006年8月ディースリー・パブリッシャーが全株式を買収、子会社化し、2010年4月にディースリー及びディースリー・パブリッシャーと合併した。

主な作品[編集]

外部リンク[編集]