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葛葉駅

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葛葉駅
くずは
Kuzuha
地図
所在地 福岡県北九州市門司区西海岸
北緯33度56分4.71秒 東経130度56分44.2秒 / 北緯33.9346417度 東経130.945611度 / 33.9346417; 130.945611 (葛葉駅)
所属事業者 日本国有鉄道
駅構造 地上駅
開業年月日 1930年昭和5年)4月1日
廃止年月日 1986年(昭和61年)11月1日
乗入路線 2 路線
所属路線 鹿児島本線
キロ程 1.9 km(門司港起点)
門司港 (1.9 km)
(3.6 km) 門司[注 1]
所属路線 鹿児島本線貨物支線
キロ程 0.0 km(葛葉起点)
(1.6 km) (貨)門司埠頭
当駅から門司埠頭駅まで貨物支線が分岐していた。
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葛葉駅(くずはえき)は、かつて福岡県北九州市門司区西海岸にあった、日本国有鉄道(国鉄)鹿児島本線貨物駅廃駅)である。1986年(昭和61年)11月1日に廃駅となった[1]

歴史

構造

門司港駅から門司駅に向かって下り列車進行方向に対し、本線の右側(西側)に駅設備を有していた。門司港駅と葛葉駅の間には、複線の本線以外に独立した単線の小運転線が設けられており、票券閉塞で保安されていた。門司駅側からも、本線から分岐して葛葉駅構内に進入できる配線となっていた。この葛葉駅構内を通り抜けて門司埠頭方面への本線が通っていた[2]

葛葉駅には石炭荷役設備が設けられていた。筑豊炭田の石炭の積み出しは、多くが若松駅に占められており、門司地区からは石炭を燃料とする船に供給する目的が主であった[3]。1929年(昭和4年)に石川島造船所製の大型ガントリークレーンを設置していた[4]

一方葛葉駅から出荷される貨物は、浅野セメント門司工場から出荷されるセメントが主であった。1931年(昭和6年)当時の記録では、門司工場の年間生産量の多くは輸出用で、国内用のものも船舶で発送されるものが多く、鉄道で発送されるのは九州内向けなど限られた量で、年間5万3000トン程度であった[5]

隣の駅

日本国有鉄道
鹿児島本線
門司港駅 - 葛葉駅 - 門司駅[注 1]

脚注

注釈

  1. ^ a b 廃止当時小森江駅は未開業。

出典

  1. ^ a b c d 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』JTB、1998年、673頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  2. ^ 大塚孝「北九州・筑豊地区で見た信号・連動・閉そくの興味」『鉄道ピクトリアル』第1007号、電気車研究会、2023年1月、40 - 43頁。 
  3. ^ 筑豊石炭鉱業会 編『筑豊石炭鉱業会五十年史』筑豊石炭鉱業会、1935年10月、130頁。doi:10.11501/1234647 
  4. ^ 坂本種芳「半世紀前のわが国における石炭水陸連絡設備の概況について」『荷役と機械』第27巻第11号、1980年10月、doi:10.11501/2379545 
  5. ^ 『貨物情報』第7巻第2号、鉄道省運輸局、1931年2月、117頁、doi:10.11501/1536563 

関連項目