馬雲

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馬雲
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生誕 (1964-09-10) 1964年9月10日(57歳)
中華人民共和国の旗 中国浙江省杭州市
国籍香港の旗 香港 中華人民共和国の旗 中国
出身校杭州師範大学
長江商学院
純資産390億ドル(2018年)[1]
配偶者張瑛
Ma Yun
簡体字 马云
繁体字 馬雲
発音記号
標準中国語
漢語拼音Mǎ Yún

馬 雲(ば うん、簡体字中国語: 马云英語: Jack Ma、ジャック・マー、1964年9月10日 - )[2]は、中国の起業家。アリババグループアントグループの創業者・元CEO・元董事長(会長)、ソフトバンクグループ元取締役[3]浙江省杭州市出身。中国本土の起業家で初めて『フォーブス』に名前が掲載された[4]

来歴[編集]

  • 小さい頃から英語を学ぼうと、朝早くから自転車で近くのホテルに行って外国人と話した。9年間このような生活が続いた後、互いに文通をしあう外国人の友達と出会い、彼女からJackと呼ばれるようになる[5]
  • 中学・高校と進学校ではなく、本人も優秀な成績ではなかった。全国普通高等学校招生入学考試(高考)を2度受験したが、数学の成績は1度目が1点、2度目が31点だったため、大学進学を諦め三輪自動車の運転手となった。劣等生・落第生だったことは対照的に優等生(高考状元)「成績第1位の首席合格者」だった百度創業者李彦宏と比較されることが多い[6]。その後『人生』(著者:路遥)という本に出会い再度、大学進学を志す[7]
  • 1988年、杭州師範学院(現杭州師範大学)英語科卒業。同年より1995年まで杭州電子工業大学(現杭州電子科技大学)にて講師として英語、国際経済貿易を教える。
  • 1995年、アメリカで出会ったインターネットにヒントを得て、中国初のビジネス情報発信サイト「中国イエローページ」を開設する。
  • 1998年から1999年にかけて政府機関の中国対外経済貿易合作部中華人民共和国商務部の前身)の下部組織である中国国際電子商務中心に所属し、同部公式サイトおよび同国インターネット商品取引市場を開発する。
  • 1999年、同商務中心を辞職し、杭州に研究開発センターを設立。9月に香港を本部とするアリババネットを創業する。同社はeコマース、特にB2Bを開拓、現在、アリババは世界最大のB2Bサイトの一つである。
  • 2003年、淘宝網を開設。
  • 2005年8月、アリババは中国ヤフーを買収し馬は会長に就任する。
  • 2006年、香港の大富豪である李嘉誠が設立した長江商学院CEOプログラムを受講。
  • 2007年、ソフトバンク(現・ソフトバンクグループ)取締役に就任[8]
  • 2016年、ビル・ゲイツらとともにブレイクスルー・エネルギー・コアリションの設立に加わる。
  • 2017年、トランプタワーを訪れ、ソフトバンクの孫正義に続いて海外のIT企業経営者としては2人目のドナルド・トランプ次期アメリカ合衆国大統領の会談相手となる。馬はトランプの側近ジャレッド・クシュナーと親しかったことから実現し、孫の会談の際も仲介を行ったとされる[9]
  • 2018年9月10日、アリババ会長の職を翌2019年に退き、張勇英語版(ダニエル・チャン)CEOを後継に据えると表明[10]
  • 2019年9月10日、55歳の誕生日にアリババグループの会長職を退任[11]
  • 2020年6月25日、ソフトバンクグループの取締役を退任[12]
  • 2020年9月30日、アリババグループの取締役を退任[13]

人物・その他[編集]

関係書籍[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 2018年版フォーブス世界長者番付トップ20』 2018年3月8日 Onebox News
  2. ^ Alibaba's Jack Ma gets special gifts for his 50th birthday CNBC.com
  3. ^ “役員一覧”. ソフトバンクグループ. http://www.softbank.jp/corp/about/officer/ 2017年4月16日閲覧。 
  4. ^ フォーブス ジャックマーのプロフィール 英語サイト
  5. ^ How I Did It: Jack Ma, Alibaba.com
  6. ^ “盘点大佬高考:马云数学考1分李彦宏系高考状元- 地方联播”. 新華網. (2013年6月9日). http://news.xinhuanet.com/local/2013-06/09/c_124837111.htm 2016年7月18日閲覧。 
  7. ^ 「数学1点」劣等生から奮起 アリババ・馬雲
  8. ^ “ソフトバンクの07年3月期、携帯電話事業が寄与し増収増益”. ロイター. (2007年5月9日). https://jp.reuters.com/article/idJPJAPAN-25876320070508 2019年5月31日閲覧。 
  9. ^ トランプ、恫喝ツイッター恐怖政治の代償…米中軍事衝突の懸念、企業がご機嫌取り合戦”. ビジネスジャーナル. 2017年1月15日閲覧。
  10. ^ “【全文掲載】1年後の引退表明、アリババ創業者ジャック・マーの手紙——アリババの文化は継承できる”. ビジネスインサイダー. (2018年9月10日). https://www.businessinsider.jp/post-174880 2019年2月6日閲覧。 
  11. ^ 55歳になったジャック・マー氏、アリババ会長退く-創業から20年”. bloomberg. 2019年9月10日閲覧。
  12. ^ ソフトバンクG、ジャック・マー氏が取締役退任: 日本経済新聞
  13. ^ アリババ馬氏、取締役を退任 創業者の影響力は維持: 日本経済新聞
  14. ^ 馬雲氏、新たにアジア1の富豪となる”. 新華網 (2016年4月29日). 2019年12月12日閲覧。
  15. ^ アジア長者番付、2位に印リライアンス会長”. 日本経済新聞 (2017年8月5日). 2019年12月12日閲覧。
  16. ^ Billionaire Mukesh Ambani topples Jack Ma as Asia's richest person”. Times of India (2018年7月14日). 2019年12月12日閲覧。
  17. ^ アリババ・馬雲氏は共産党員、中国紙が報道”. ロイター (2018年11月27日). 2018年11月29日閲覧。
  18. ^ アリババ・馬会長、北京の大気汚染に孫正義氏譲りの自虐ネタ「本当に宇宙人だったら・・・」”. サーチナ (2015年12月7日). 2018年4月19日閲覧。
  19. ^ “ソフトバンク 買収と投資でグループ成長 一方で失敗も”. 毎日新聞. (2017年5月13日). https://mainichi.jp/articles/20170513/k00/00m/020/108000c 2019年1月20日閲覧。 
  20. ^ “ソフトバンクの07年3月期、携帯電話事業が寄与し増収増益”. ロイター. (2007年5月9日). https://jp.reuters.com/article/idJPJAPAN-25876320070508 2019年9月27日閲覧。 
  21. ^ 清华大学经济管理学院-顾问委员会名单”. 清華大学経済管理学院. 2017年11月24日閲覧。
  22. ^ 「数学1点」 劣等生から奮起 馬雲・アリババ社
  23. ^ アリババ会長は「マオラー」? ドン小西が「センスはお金じゃ買えない」とチェック”. AERA dot. (2014年10月6日). 2018年4月19日閲覧。
  24. ^ https://www.recordchina.co.jp/b141697-s0-c20-d0035.html”. Record China (2016年6月26日). 2018年9月1日閲覧。
  25. ^ 天安門事件にまつわる中国著名人の「黒歴史」を辿ってみた
  26. ^ 中国政府、外交に人工知能やビッグデータ導入で競争力向上へ”. ニューズウィーク (2018年7月31日). 2019年1月2日閲覧。
  27. ^ デジタル・レーニン主義、ビッグデータとAI活用、中国で構築進む壮大な社会管理システム”. Record China (2018年5月26日). 2019年1月2日閲覧。
  28. ^ Will Artificial Intelligence Bring Karl Marx's Ideas to Life?”. Sputnik (2018年5月13日). 2019年1月2日閲覧。
  29. ^ What is Taiji Zen?”. 2014年2月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年4月15日閲覧。
  30. ^ ジェット・リー、世界中に太極拳を!発信拠点を設立=不眠やストレスに効果―浙江省”. Record China (2013年3月28日). 2019年8月21日閲覧。
  31. ^ アリババ会長が映画デビュー アクションスターに”. 日本経済新聞 (2017年11月7日). 2017年11月15日閲覧。
  32. ^ 中国の俳優ジェット・リー「映画『功守道』はジャック・マーへの回答」”. AFPBB (2017年11月12日). 2017年11月15日閲覧。
  33. ^ ジャック・マー財団、1億元を拠出しチベットに教育基金”. AFP (2019年7月1日). 2019年7月1日閲覧。
  34. ^ アリババのジャック・マー会長、初恋の人は日本人!スポ根ドラマで心を奪われた女優とは”. Record China(2014年11月18日). 2021年1月4日閲覧。
  35. ^ 孫正義が認めたアリババ創業者"ジャック・マー"のチャンスをつかむ哲学

関連項目[編集]

外部リンク[編集]