アクション俳優

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アクション俳優とは、主にアクション映画に数多く出演する俳優のことである。

歴史[編集]

1930年代から1960年代にかけて西部劇が流行し、ジョン・ウェインユル・ブリンナーなどが人気を博した。

1960年代から1970年代には、スティーブ・マックイーンチャールズ・ブロンソンクリント・イーストウッドなどが人気となった。この頃は時代的に西部劇上がりの俳優が多い。香港映画では、ブルース・リーが人気を博していた。

1977年には、ハリソン・フォードが『スターウォーズ』で注目される。1979年公開の『マッドマックス』では近未来の暴走族と闘うメル・ギブソンが知名度を上げ、1980年代までシリーズ化された。

1980年代に入ると、ハリソン・フォード主演の「インディ・ジョーンズ シリーズ」が人気となった。『ロッキー』(1976)で注目されていたシルヴェスター・スタローンは『ランボー』(1982)で不動のアクション・スターとなり、同時期にはボディビルチャンピオンから俳優になったアーノルド・シュワルツェネッガーも『コナン・ザ・グレート』(1982)や『ターミネーター』(1984)などで人気のアクションスターとなった。特にシュワルツェネッガーは、ハリウッド映画界に本格的な肉体改造や筋肉トレーニングを持ち込み、「肉体派俳優」という存在価値をスクリーン上で認識させた。また同時期には空手のチャンピオンであるチャック・ノリスもアクション映画に連続して出演し人気となった。香港映画ではのちにハリウッド進出を果たすジェット・リーが登場した。

1980年代後半には格闘家武道家であるドルフ・ラングレンジャン・クロード・ヴァンダムスティーブン・セガールが登場した。この1980年代から1990年代前半には、一般俳優が格闘やアクションに挑戦することはほとんどなく、アスリート武道格闘経験のある体育会系出身者が「アクション俳優」として主役を演じることが多かった。ドルフラングレンも「昔(1980年代)は実際のアスリートや格闘家でなければアクションを演じられなかった」と答えている[1]。事実、後に多数のアクション映画に出演することになるトム・クルーズもこの時期には一切アクション映画には出演していない。一方で1988年には、それまでアクション専門ではなかったテレビドラマ出身のブルース・ウィリスが『ダイ・ハード』をヒットさせ、一般俳優のアクションへの門戸を開いた。

1990年代半ば以降になると状況がさらに一変する。キアヌ・リーブスの『スピード』(1994年)や、オスカー受賞経験のあるニコラス・ケイジの『ザ・ロック』(1996年) 、『フェイス/オフ』(1998年)などが成功し、一般俳優主演のアクション大作が徐々に増え始めた。また、香港のカンフー俳優のジャッキー・チェンが『レッドブロンクス』(1995)をヒットさせ、『ラッシュアワー』(1998)で念願の全米進出を果たしている。トム・クルーズも1996年の『ミッションインポッシブル』のヒット以降、アクション映画に多数出演するようになった。このように元来格闘・アクション専門ではなかった俳優がアクション映画に立て続けに進出し、『トランスポーター』のジェイソン・ステイサムなども人気を博した。

CGワイヤーを使用したキアヌ・リーブス主演『マトリックス』(1999)が大ヒットして以降、CGの普及によりアクション映画出演へのハードルは更に下がり、大がかりなワイヤーアクションやグリーンバック合成によるスタントなど多様な表現が可能となった。そのため、ミラ・ジョボビッチアンジェリーナ・ジョリーといったアクション映画に出演する女優も増えることとなった。またこの頃になると、ボーン・アイデンティティー』(2002)のマット・デイモン、『96時間』(2008)のリーアム・ニーソンなど、一般俳優が肉体改造や武術格闘技を習いアクション映画に出演することが一般的になり、キャリア上でのステップアップにもなっている。2022年現在では、CGや映像技術の発達により、アクション俳優以外のアクション映画への出演が非常に多くなっている。

また2010年代以降、1980年代から1990年代にかけて活躍したアクション・スターを集めた『エクスペンダブルズ』シリーズも作られている。

脚注[編集]

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  1. ^ [1]

関連項目[編集]