越中大門駅

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越中大門駅
駅前(2005年10月)
駅前(2005年10月)
えっちゅうだいもん
Etchū-Daimon
高岡 (3.7km)
(3.7km) 小杉
所在地 富山県射水市北野1442
所属事業者 Ainokaze Toyama Railway logo.png あいの風とやま鉄道[1]
JR logo (freight).svg日本貨物鉄道(JR貨物)
所属路線 あいの風とやま鉄道線
キロ程 26.5km(倶利伽羅起点)
金沢から44.3km
米原から220.9km
電報略号 エモ
駅構造 地上駅
ホーム 2面3線
乗車人員
-統計年度-
911人/日(降車客含まず)
-2016年-
開業年月日 1923年大正12年)10月15日
備考 業務委託駅
1日2本のみJR城端線も乗り入れ
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越中大門駅(えっちゅうだいもんえき)は、富山県射水市北野にある、あいの風とやま鉄道日本貨物鉄道(JR貨物)のである。

歴史[編集]

  • 1912年明治45年・大正元年)
    • 2月2日 - 大門町長蓮田作兵衛等二町八村の町村長が連署した大門駅新設請願書が、上埜安太郎の紹介により、衆議院請願委員会に提出される[2]
    • 2月6日 - 大門駅新設請願書が、同委員会において採択され、また本会議においても可決される[2]
  • 1923年(大正12年)10月15日 - 北陸本線高岡駅 - 小杉駅間の射水郡大島村一般駅として開業する[3][4][5]山陽本線に既に大門駅があったので、越中大門と号したという[2]
  • 1934年昭和9年)7月11日 - 同年7月10日来の大雨により北陸本線庄川橋梁上流約4粁附近の堤防が決潰し、当駅構内も軌条上より1米が浸水する[6]。当駅駅前ロータリーには当時の水位を示す石碑が残っている[7]
  • 1944年(昭和19年)10月 - 金属類回収令により当駅跨線橋を供出する[8]
  • 1953年(昭和28年)11月6日 - 跨線橋及びホーム上屋が竣工する[8]
  • 1963年(昭和38年)9月27日 - 当駅 - 高岡駅間が複線化する[9]
  • 1964年(昭和39年)8月24日 - 金沢駅 - 富山操車場間が交流電化する[9]
  • 1965年(昭和40年)7月5日 - 当駅 - 小杉駅間が複線化する[9]
  • 1969年(昭和44年)10月1日 - 営業範囲を改正し、手荷物及び小荷物の配達取扱を廃する[10]
  • 1974年(昭和49年)10月1日 - 営業範囲を改正し、旅客、荷物及び車扱貨物を取扱う駅となる[11]
  • 1976年(昭和51年)10月1日 - 初めて当駅に快速列車が停車することとなり、同日当駅にてその紀念式典を挙行する[8]
  • 1981年(昭和56年)11月20日 - 営業範囲を改正し、車扱貨物一般の取扱を廃して、専用線発着車扱貨物に限り取扱を開始する[12]
  • 1985年(昭和60年)3月14日 - 営業範囲を改正し、荷物の取扱を廃止する[13]
  • 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道(JR西日本)・日本貨物鉄道(JR貨物)の駅となる[5]。日本貨物鉄道(JR貨物)の駅は、専用線発着の車扱貨物に限り取扱を行う[5]
  • 1992年平成4年)11月 - みどりの窓口営業開始[14]
  • 2015年(平成27年)

駅構造[編集]

東西に通る路線の南側に単式ホーム1面1線、北側に島式ホーム1面2線、計2面3線がある地上駅である[17][18]。上りホーム(単式側、1番のりば)の中央部に接して駅舎があり、ホーム間は跨線橋で連絡している[19]。島式ホームの北側に側線が1本敷設され、そこから専用線が分岐している[18]

JR北陸本線時代末期は富山地域鉄道部が管轄し、ジェイアール西日本金沢メンテックが駅務を受託する業務委託駅であった[20][21]。あいの風とやま鉄道への移管後も業務委託駅の形態は維持されたが[22]みどりの窓口は経営移管に合わせて営業を終了した[23]

のりば[編集]

のりば 路線 方向 行先[24] 備考
1 あいの風とやま鉄道線 上り 高岡金沢方面 一部2番のりば
2・3 下り 富山魚津方面 2番のりばは一部列車のみ
  • 2015年(平成27年)3月14日時点のダイヤにおいて2番のりばを使用する定期旅客列車は、1日につき上下1本ずつである[24]

到着メロディ[編集]

2017年(平成29年)3月の新旅客案内システム導入に伴い、小杉駅と共通で、射水ブランドを推進するイメージソング「イミズムズムズ♪」を射水市在住のシンセサイザー奏者・滝沢卓がアレンジしたものが到着メロディとして使用開始された[25][26]

貨物取扱[編集]

1975年(昭和50年)当時の当駅周辺航空写真

JR貨物の駅は、専用線発着車扱貨物の取扱駅となっている[5]

側線から分岐する専用線は、本線北側に沿って東進、電気化学工業富山サービスステーションへ至っている[18]。専用線の終端部分にセメント荷役施設が設置されており、この路線は富山サービスステーション向けのセメント輸送で使用されていたが、現在定期列車の運行はない[18]。貨物ホームや上屋、倉庫も現存している[17]

1953年(昭和28年)10月10日付『鉄道公報』第1254号通報専用線一覧別表掲載中、当駅接続の専用線は次の通りであった[27]

  • 大門土石線(動力:手押及び国鉄機関車、作業粁程:0.6粁、備考:国鉄砂利線発送に限る)
  • 日本電気冶金線(第三者使用:日本通運、動力:日本通運所有機関車及び手押、作業粁程:0.2粁)
  • 呉羽紡績線(動力:日本通運所有機関車、作業粁程:0.8粁)

1970年(昭和45年)10月1日現在における当駅接続の専用線は以下の通りであった[28]

  • 日本電工線(通運事業者:日本通運、動力:日本通運所有機関車及び手押、作業粁程:0.2粁、総延長粁程:0.4粁)
  • 日本電工二号線(通運事業者:日本通運、動力:日本通運所有機関車及び手押、作業粁程:0.2粁、総延長粁程:上掲に同じ)
  • 東洋紡績線(真荷主:大島砕石、通運事業者:日本通運、動力:日本通運所有機関車、作業粁程:0.8粁、総延長粁程:1.0粁)
  • 電気化学工業及び橋本産業共用線(通運事業者:デンカセメント北陸サービス(但し電気化学工業に限る)及び日本通運(但し橋本産業に限る)、動力:日本通運所有機関車、作業粁程:0.3粁、総延長粁程:0.7粁)

1983年(昭和58年)4月1日現在における当駅接続の専用線は以下の通りであった[29]

  • 日本電工線(通運事業者等:日本通運、動力:日本通運所有機関車及び手押、作業粁程:0.2粁、総延長粁程:0.4粁)
  • 東洋紡績線(真荷主:大島砕石、通運事業者等:日本通運、動力:日本通運所有機関車、作業粁程:0.8粁、総延長粁程:0.9粁)
  • 電気化学工業及び橋本産業共用線(通運事業者等:デンカセメント北陸サービス(但し電気化学工業に限る)及び日本通運(但し橋本産業に限る)、動力:デンカセメント北陸サービス所有機関車及び日本通運所有機関車、作業粁程:0.3粁、総延長粁程:0.7粁)

利用状況[編集]

「富山県統計年鑑」、「射水市統計書」及びあいの風とやま鉄道発表資料によると、1日の平均乗車人員は以下の通りである[30][31][32]

年度 1日平均
乗車人員
1995年 1,098
1996年 1,098
1997年 1,028
1998年 994
1999年 941
2000年 915
2001年 889
2002年 849
2003年 785
2004年 787
2005年 770
2006年 771
2007年 760
2008年 779
2009年 785
2010年 820
2011年 790
2012年 782
2013年 811
2014年 768[33]
2015年 903
2016年 911

駅周辺[編集]

その他[編集]

「越中大門」という駅名であるが、所在地は開業当初から旧大島町(当時は大島村)である[34]。大島町よりも旧大門町の中心地の方が近いためこのような駅名になったのであるが、「大島の大と大門の門を取って大門(おおもん)とした」という説もある[2][34]

隣の駅[編集]

Ainokaze Toyama Railway logo.png あいの風とやま鉄道
あいの風とやま鉄道線
高岡駅 - 越中大門駅 - 小杉駅

脚注[編集]

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  1. ^ a b 高島碧(2015年3月19日). “1両増で混雑軽減 「あいの風」通勤ルポ”. 北陸中日新聞 (中日新聞社)
  2. ^ a b c d 大門町教育委員会編、『大門町史』、1981年(昭和56年)11月、大門町
  3. ^ 大正十二年鉄道省告示第二百二十五号(『官報』、1923年(大正12年)10月9日、内閣印刷局)
  4. ^ 鉄道省編、『昭和十二年十月一日現在 鉄道停車場一覧』、1937年(昭和12年)12月、川口印刷所出版部
  5. ^ a b c d 石野哲輔、『停車場変遷大事典 国鉄・JR編Ⅱ』、1998年(平成10年)10月、JTB
  6. ^ 鉄道省工務局保線課編、『最近国有鉄道災害記録』、1936年(昭和11年)4月、鉄道技術者新聞社
  7. ^ 天地人 - 2016年(平成28年)9月2日、北日本新聞
  8. ^ a b c 大門町町史編集室、『大門町史 続巻』、2005年(平成17年)9月、大門町
  9. ^ a b c 日本国有鉄道編、『日本国有鉄道百年史年表』、1972年(昭和47年)10月、日本国有鉄道
  10. ^ 昭和四十四年日本国有鉄道公示第三百九号(『官報』、1969年(昭和44年)10月1日、大蔵省印刷局)
  11. ^ 昭和四十九年日本国有鉄道公示第二百八号(『官報』、1974年(昭和49年)9月12日、大蔵省印刷局)
  12. ^ 昭和五十六年日本国有鉄道公示第百二号(『官報』、1981年(昭和56年)11月19日、大蔵省印刷局)
  13. ^ 昭和六十年日本国有鉄道公示第百八十一号(『官報』、1985年(昭和60年)3月12日、大蔵省印刷局)
  14. ^ JR時刻表1992年11月号・12月号
  15. ^ 広田和也、田嶋豊(2015年3月15日). “あいの風鉄道 3セク再出発 県内19駅「生活路線の役割果たす」”. 北陸中日新聞 (中日新聞社)
  16. ^ “ICカードサービス開始日について” (プレスリリース), あいの風とやま鉄道株式会社, (2015年1月30日), http://ainokaze.co.jp/727 2015年7月10日閲覧。 
  17. ^ a b 郡司武編、『週刊朝日百科 JR全駅・全車両基地』43号、2013年(平成25年)6月、朝日新聞出版
  18. ^ a b c d 川島令三編、『中部ライン 全線・全駅・全配線第6巻 加賀温泉駅 - 富山エリア』、2010年(平成22年)9月、講談社
  19. ^ 越中大門 各駅情報 - あいの風とやま鉄道
  20. ^ 営業エリア - ジェイアール西日本金沢メンテック
  21. ^ 金沢支社エリア - 西日本旅客鉄道
  22. ^ あいの風とやま鉄道 利用の手引き - あいの風とやま鉄道(2015年3月16日閲覧)
  23. ^ 『コンパス時刻表』平成27年2月号・3月号、交通新聞社、2015年(3月号より「みどりの窓口のある駅」から除外)
  24. ^ a b 越中大門駅発車時刻表 - あいの風とやま鉄道(2015年4月14日閲覧)
  25. ^ あいの風とやま鉄道 (2016年12月14日). “新指令システム稼動に伴う利便性の向上について”. 富山県. 2016年12月30日閲覧。
  26. ^ あいの風とやま鉄道 (2016年12月14日). “各駅の到着メロディの制作状況等について”. 富山県. 2016年12月30日閲覧。
  27. ^ 名取紀之・瀧澤隆久編、『RM POCKET 11 トワイライトゾ~ン・マニュアルⅣ』、1995年(平成7年)10月、ネコ・パブリッシング
  28. ^ 日本国有鉄道貨物局編、『専用線一覧表 昭和45年10月1日』、1970年(昭和45年)、日本国有鉄道貨物局
  29. ^ 名取紀之編、『トワイライトゾ~ン・マニュアル6』(『Rail Magazine』別巻)第14巻第17号(313頁)、1997年(平成9年)10月、ネコ・パブリッシング
  30. ^ 統計年鑑 - 富山県
  31. ^ 統計書 - 射水市
  32. ^ あいの風とやま鉄道 平成28年度 利用状況等 (PDF)”. あいの風とやま鉄道 (2017年6月14日). 2017年7月1日閲覧。
  33. ^ 2014年度は2015年3月13日までの347日間における1日平均乗車人員は768人、3月14日から3月31日までの18日間における1日平均乗車人員は764人
  34. ^ a b 大島村編、『大島村史』、1963年(昭和38年)、大島村

関連項目[編集]

外部リンク[編集]