黒部駅

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黒部駅*
駅舎(2009年12月)
駅舎(2009年12月)
くろべ - Kurobe
魚津 (6.3km)
(4.0km) 生地
所在地 富山県黒部市天神新5
所属事業者 Ainokaze Toyama Railway logo.png あいの風とやま鉄道
JR logo (freight).svg日本貨物鉄道(JR貨物)
所属路線 あいの風とやま鉄道線
キロ程 73.4km(倶利伽羅起点)
金沢から91.2km
米原から267.8km
電報略号 クロ
ミチ(三日市駅時代)
駅構造 地上駅
ホーム 2面3線
乗車人員
-統計年度-
1,311**人/日(降車客含まず)
-2014年-
開業年月日 1910年明治43年)4月16日
備考 直営駅
みどりの窓口
* 1956年に三日市駅から改称。
**2014年度は2015年3月13日までの集計。
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黒部駅(くろべえき)は、富山県黒部市天神新にある、あいの風とやま鉄道日本貨物鉄道(JR貨物)のである。

なお、本項ではかつて隣接して存在していた富山地方鉄道(地鉄)黒部駅についても述べる。

あいの風とやま鉄道との乗り継ぎは、魚津駅新魚津駅で可能。黒部市内での乗り継ぎは出来ない。

歴史[編集]

開通当初の三日市駅(現:黒部駅)

駅構造[編集]

ホーム南端より望む(2008年1月)

単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、合計2面3線のホームを持つ地上駅。単式ホーム(1番のりば)は駅舎に接し、島式ホーム(2・3番のりば)とは跨線橋で連絡している。エレベーターやエスカレーターは設置されていない。ホーム西側には廃止された側線が数本残っている。駅舎内には待合室のみがある。かつては売店もあったが現在は閉鎖されている。

JR西日本時代は富山地域鉄道部管理の直営駅で、みどりの窓口を有し、マルス端末やみどりの券売機を備えた。あいの風とやま鉄道への経営移管後も、同社の直営駅として運営されており[13]、みどりの窓口も引き続き設置されている[14]

のりば[編集]

のりば 路線 方向 行先[15] 備考
1 あいの風とやま鉄道線 上り 富山金沢方面 当駅始発などの一部列車は2番のりば
2・3 下り 糸魚川方面 2番のりばは一部列車のみ
  • 列車運転指令上では、1番のりばが「上り本線」、2番のりばが「中線」、3番のりばが「下り本線」となっている。このほか、ホーム南端の0番線にあたる場所に留置線がある。
  • 2015年3月13日(JR駅としての営業最終日)までは、2番のりばは当駅折り返しのほかに特急列車の待避線としても使われていた。翌14日(あいの風とやま鉄道としての営業初日)からは、折り返し以外にはレール磨きのみの使用となっている。

貨物取扱[編集]

近年廃止された日本通運事務所跡(2010年11月撮影)

JR貨物の駅は車扱貨物の臨時取扱駅となっているが、貨物列車の発着は無く、貨物設備や専用線も当駅には接続していない。

1995年(平成7年)10月ごろまで、側線から分岐し南下し日鉱亜鉛三日市製錬所(現・日鉱三日市リサイクル)へ接続する専用線があった。敦賀駅から当駅まで輸送されてきた亜鉛焼鉱を製錬所へ輸送するために使用されていたが、製錬所の亜鉛精製中止に伴い廃止されレールも撤去されている。また、1994年(平成6年)12月から専用線が廃止されるまではコンテナ輸送も行っていた。

国鉄分割民営化前は、駅舎の南側に有蓋車用の貨物ホームが存在していた。

利用状況[編集]

1日の平均乗車人員は以下の通りである[16]。2014年度は2015年3月13日までの集計[16]

年度 1日平均
乗車人員
1997年 1,644
1998年 1,648
1999年 1,704
2000年 1,688
2001年 1,683
2002年 1,655
2003年 1,603
2004年 1,584
2005年 1,615
2006年 1,612
2007年 1,590
2008年 1,584
2009年 1,491
2010年 1,442
2011年 1,455
2012年 1,501
2013年 1,499
2014年 1,311

駅周辺[編集]

市営駐輪場パークアンドライド駐車場が整備されている。

市街地の中心からはやや外れており、南側は工場、北側には以前田畑であった住宅地となっている。

地鉄本線電鉄黒部駅は当駅から1kmほど離れている。

隣の駅[編集]

※「あいの風ライナー」(平日のみ運転)の隣の停車駅は、あいの風ライナーの項を参照のこと。

Ainokaze Toyama Railway logo.png あいの風とやま鉄道
あいの風とやま鉄道線
魚津駅 - 黒部駅 - 生地駅

富山地方鉄道 黒部駅(廃止)[編集]

開業当初の黒部鉄道三日市駅
旧黒部鉄道三日市駅の記念駅名標。180°ずれているので、正しくは右方向が「にしみっかいち」である。
黒部市鉄道100年記念の駅標の裏。簡単な歴史を表示している。

歴史[編集]

  • 1922年大正11年)11月5日 - 黒部鉄道の三日市 - 下立駅間開業に伴い、省線三日市駅に隣接する三日市駅が開業する[17][18]
  • 1930年昭和5年)4月10日 - 黒部鉄道の三日市 - 石田港間(1.7粁)が開業する[17][18]
  • 1939年(昭和14年)12月8日 - 黒部鉄道が富山電気鉄道に対し三日市 - 石田港駅間の譲渡申請を行う[18]
  • 1940年(昭和15年)
    • 2月29日 - 富山電気鉄道が黒部鉄道石田港線の譲渡申請を認可する[18]
    • 3月27日 - 富山電気鉄道線と並走する黒部鉄道線の石田港駅 - 三日市駅間を富山電気鉄道に譲渡する[18][19]
    • 5月23日 - 富山電気鉄道石田港線の廃止許可を受ける[18]
    • 5月31日 - 富山電気鉄道が石田港線を廃止する[18]
  • 1943年(昭和18年)1月1日 - 会社統合により、富山県内の全ての鉄道会社が富山電気鉄道を中心とする富山地方鉄道(地鉄)に統合され、旧黒部鉄道は黒部線となる[18]。同時に三日市駅から西三日市駅までが富山地方鉄道本線の支線となり、三日市 - 宇奈月駅間を黒部線とする[19]
  • 1943年(昭和18年)11月11日 - 旧黒部鉄道の路線の600Vから1500Vへの昇圧およびプラットホーム改修などの工事が完了し、電鉄富山駅 - 宇奈月駅間において直通運転が開始される[18]。それに伴い、国鉄線から地鉄線で宇奈月温泉方面へ向かう乗客の乗換駅となったほか、後に地鉄のバスターミナルとして発展する西三日市駅への乗換駅ともなった。
  • 1956年(昭和31年)4月10日 - 黒部駅に改称する[19]
  • 1969年(昭和44年)8月17日 - 地鉄の電鉄桜井駅(現在の電鉄黒部駅) - 黒部駅間(黒部支線)と地鉄黒部駅が廃止[18]

隣の駅[編集]

富山地方鉄道
黒部支線
電鉄桜井駅 - 黒部駅

脚注[編集]

  1. ^ 明治43年4月14日鉄道院告示第30号(『官報』、1910年(明治43年)4月14日、内閣印刷局)
  2. ^ 黒部の鉄道史~電源開発の軌跡~(平成22年(2010年)7月31日、黒部市教育委員会、黒部市歴史民俗資料館発行)7ページ
  3. ^ 昭和31年4月3日日本国有鉄道公示第119号(『官報』、1956年(昭和31年)4月3日、大蔵省印刷局)
  4. ^ a b c d 旧黒部市年表- 黒部市
  5. ^ 黒部の鉄道史~電源開発の軌跡~(平成22年(2010年)7月31日、黒部市教育委員会、黒部市歴史民俗資料館発行)8ページ
  6. ^ 昭和44年9月5日日本国有鉄道公示第251号(『官報』、1969年(昭和44年)9月5日、大蔵省印刷局)
  7. ^ 昭和49年9月12日日本国有鉄道公示第208号(『官報』、1974年(昭和49年)9月12日、大蔵省印刷局)
  8. ^ 昭和59年1月30日日本国有鉄道公示第174号(『官報』、1984年(昭和59年)1月30日、大蔵省印刷局)
  9. ^ 昭和60年3月12日日本国有鉄道公示第181号(『官報』、1985年(昭和60年)3月12日、大蔵省印刷局)
  10. ^ 昭和62年2月5日日本国有鉄道公示第210号(『官報』、1987年(昭和62年)2月5日、大蔵省印刷局)
  11. ^ 「県民の足」新たな船出 あいの風鉄道も開業 - 北日本新聞(2016年(平成28年)7月19日閲覧)
  12. ^ “ICカードサービス開始日について” (プレスリリース), あいの風とやま鉄道株式会社, (2015年1月30日), http://ainokaze.co.jp/727 2015年7月10日閲覧。 
  13. ^ あいの風とやま鉄道 利用の手引き - あいの風とやま鉄道(2015年3月16日閲覧)
  14. ^ 黒部 ご利用案内 | あいの風とやま鉄道株式会社 - あいの風とやま鉄道(2016年(平成28年)7月20日閲覧)
  15. ^ 黒部駅発車時刻表 - あいの風とやま鉄道(2015年4月14日閲覧)
  16. ^ a b 統計年鑑 - 富山県(2016年(平成28年)7月20日閲覧)
  17. ^ a b 鉄道省編、『昭和十二年十月一日現在 鉄道停車場一覧』、1937年(昭和12年)12月、川口印刷所出版部
  18. ^ a b c d e f g h i j 富山地方鉄道株式会社編、『富山地方鉄道五十年史』、1983年(昭和58年)3月、富山地方鉄道
  19. ^ a b c 寺田祐一、『私鉄の廃線跡を歩くIII 北陸・上越・近畿編 この50年間に廃止された全私鉄の現役時代と廃線跡を訪ねて』、2008年(平成20年)4月、 JTBパブリッシング

関連項目[編集]

外部リンク[編集]