親愛なる僕へ殺意をこめて

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親愛なる僕へ殺意をこめて。
ジャンル 青年漫画サスペンス
漫画
原作・原案など 井龍一
作画 伊藤翔太
出版社 講談社
掲載誌 週刊ヤングマガジン
コミックDAYS
レーベル ヤンマガKCスペシャル
発表期間 2018年23号 - 2019年36・37合併号(ヤングマガジン)
2019年8月5日 - 2020年9月7日(コミックDAYS)
巻数 全11巻
話数 全97話
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親愛なる僕へ殺意をこめて』(しんあいなるぼくへさついをこめて)は、原作:井龍一、作画:伊藤翔太による日本漫画作品。『週刊ヤングマガジン』(講談社)にて2018年23号から2019年36・37合併号まで連載[1][2]。その後、ウェブコミック配信サイト『コミックDAYS』(同社)に移籍し、2019年8月5日から2020年9月7日まで全97話が配信・連載された[3]

連続殺人犯の父をもつ主人公が、知らぬ間に殺人事件に関係していることから展開していくサスペンス作品。

あらすじ[編集]

20歳の大学生・浦島エイジは、ある朝目覚めると、同じ大学でミスキャン候補と噂される美女・雪村京花が隣で寝ていた。京花がいうには、エイジから告白されて、二人は付き合っているのだという。エイジには直前の数日間の記憶がなく、まるで日付が飛んだような感覚に陥る。付き合い始めた経緯こそよくわからないものの、エイジは京花との関係を受け入れ、彼女と交際することにした。
数日後、自宅に帰りついたエイジたちを、エイジの過去につきまとう雑誌のライターが待ち伏せていた。ライターは、エイジが15年前の女子大生連続猟奇殺人事件の犯人である「殺人鬼LL」・八野衣真の息子であるという秘密を、京花にバラしてしまう。だが、京花は「お父さんはお父さん、エイジ君はエイジ君」と、その事実さえも受け入れてくれたのだった。そして、童貞のエイジが京花と初めて結ばれようというまさにその時、エイジは思いがけない言葉を彼女の口から聞く。「何言ってんの、昨日も“した”じゃん。」……そう、日付が飛ぶ現象が、またしてもエイジの身に起きていたのだ。この出来事と前後して、周囲の友人たちから、身に覚えのない自分のおかしな行動を次々と指摘されるようになり、エイジは不安を感じ始めるようになっていく。
そんなある日、エイジは、同じ授業を受けている無口な女子・真明寺麗から、自身に「二重人格」の疑いがあることを指摘される。困惑するエイジに、麗はエイジがこのまま殺人鬼の息子である事実に立ち向かおうとせず、そこから目を逸らして逃げ続ければ、いずれ取り返しのつかない大変なことが起こるだろうと警告する。
すると、その麗の警告が的中するかのように、エイジの部屋の押し入れからは、数千万円もの大金と血まみれの金属バットが見つかる。そして、まるでエイジの父・「殺人鬼LL」の起こした凶悪事件を模倣したかのような、女子大生・畑中葉子が惨殺される事件が起こる……。

登場人物[編集]

主要人物[編集]

浦島 エイジ(うらしま エイジ)
本作の主人公。大学生。自分の記憶が数日飛んでいたことをきっかけに、自分を二重人格者ではないかと疑う。実の父親が連続猟奇殺人事件の容疑者であり、周囲にその事実を隠している。
B一(びーいち) / 八野衣 エイジ(はちのい エイジ)
エイジのもう一人の人格。「B一」という呼び名は、エイジの名前をもじって麗が名付ける(A→B、2→1)。父である八野衣真の冤罪を信じて独自に調査を進めている。エイジとは正反対に冷静で喧嘩に強い。
雪村 京花(ゆきむら きょうか)
本作のヒロイン。大学生。今年度の大学のミスコンテストに、候補者としてエントリーするほどの美人。エイジの過去を受け入れて彼女になる。
真明寺 麗(しんみょうじ れい)
本作のもう一人のヒロイン。大学生。無口で、いつも一人でいる。エイジが二重人格者であることを見抜く。LL事件に何らかの関係があり、エイジ・B一に協力する。
八野衣 真(はちのい まこと)
エイジの実の父親。15年前、LL事件の容疑者として追われた末に焼死を遂げる。それ以前にも少年事件で殺人を犯しており、保護司である浦島亀一に世話をされていた。
柏木(かしわぎ)
大学生。エイジの親友。コンビニでアルバイトをしている。
佐井 社(さい やしろ)
半グレ集団SKALLのリーダー。LLを信奉している殺人鬼。表向きのクラブ経営を隠れみのに、管理売春等の犯罪を仕切っている。
白菱 正人(しらびし しょうと)
大学教授。娘をLL事件の最後の被害者として惨殺されている。B一に協力している。
浦島 亀一(うらしま きいち)
小説家・テレビドラマの脚本家。ボランティアで始めた保護司として、真と知り合う。LL事件の後、養父としてエイジを引き取って育てる。
浦島 乙(うらしま おと)
亀一の娘。エイジの義姉。ひきこもり。
畑中 葉子(はたなか ようこ)
佐井が仕切る管理売春で働かされている売春婦。B一に協力していたが何者かに殺される。
桃井(ももい)
警部。エイジを追う女刑事。駆け出しの頃に、LL事件の捜査本部に参加していた。
猿渡 敬三(さるわたり けいぞう)
桃井の上司、警視。畑中葉子殺害事件を捜査する管理官。かつて桃井と組んでおり、LL事件でも一緒に真を追っていた。

書誌情報[編集]

  • 井龍一(原作)、伊藤翔太(作画) 『親愛なる僕へ殺意をこめて』 講談社〈ヤンマガKCスペシャル〉、全11巻
    1. 2018年9月6日発売[4]ISBN 978-4-06-512807-7
    2. 2018年12月6日発売[5]ISBN 978-4-06-513845-8
    3. 2019年2月6日発売[6]ISBN 978-4-06-514558-6
    4. 2019年5月7日発売[7]ISBN 978-4-06-515468-7
    5. 2019年8月6日発売[8]ISBN 978-4-06-516729-8
    6. 2019年10月4日発売[9]ISBN 978-4-06-517293-3
    7. 2020年1月8日発売[10]ISBN 978-4-06-518219-2
    8. 2020年3月11日発売[11]ISBN 978-4-06-518838-5
    9. 2020年6月10日発売[12]ISBN 978-4-06-519990-9
    10. 2020年9月9日発売[13]ISBN 978-4-06-520687-4
    11. 2020年11月11日発売[14]ISBN 978-4-06-521378-0

脚注[編集]

  1. ^ “「私の少年」移籍、「夫のちんぽが入らない」マンガ版、花沢健吾新作がヤンマガで”. コミックナタリー (ナターシャ). (2018年5月7日). https://natalie.mu/comic/news/281033 2020年3月11日閲覧。 
  2. ^ 伊藤翔太の2019年8月5日のツイート2020年3月11日閲覧。
  3. ^ 伊藤翔太の2020年9月7日のツイート2020年9月14日閲覧。
  4. ^ 『親愛なる僕へ殺意をこめて(1)』(井龍一,伊藤翔太)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2020年3月11日閲覧。
  5. ^ 『親愛なる僕へ殺意をこめて(2)』(井龍一,伊藤翔太)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2020年3月11日閲覧。
  6. ^ 『親愛なる僕へ殺意をこめて(3)』(井龍一,伊藤翔太)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2020年3月11日閲覧。
  7. ^ 『親愛なる僕へ殺意をこめて(4)』(井龍一,伊藤翔太)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2020年3月11日閲覧。
  8. ^ 『親愛なる僕へ殺意をこめて(5)』(井龍一,伊藤翔太)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2020年3月11日閲覧。
  9. ^ 『親愛なる僕へ殺意をこめて(6)』(井龍一,伊藤翔太)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2020年3月11日閲覧。
  10. ^ 『親愛なる僕へ殺意をこめて(7)』(井龍一,伊藤翔太)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2020年3月11日閲覧。
  11. ^ 『親愛なる僕へ殺意をこめて(8)』(井龍一,伊藤翔太)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2020年3月11日閲覧。
  12. ^ 『親愛なる僕へ殺意をこめて(9)』(井龍一,伊藤翔太)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2020年6月10日閲覧。
  13. ^ 『親愛なる僕へ殺意をこめて(10)』(井龍一,伊藤翔太)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2020年9月9日閲覧。
  14. ^ 『親愛なる僕へ殺意をこめて(11)』(井龍一,伊藤翔太)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2020年11月11日閲覧。

外部リンク[編集]