「華麗なるギャツビー (宝塚歌劇)」の版間の差分

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脚本・演出は[[小池修一郎]]{{Sfn|80年史|1994|p=347、349、357}}<ref name="2008guide"/>。作曲・編曲は[[吉崎憲治]]と[[甲斐正人]]。
脚本・演出は[[小池修一郎]]{{Sfn|80年史|1994|p=347、349、357}}<ref name="2008guide"/>。作曲・編曲は[[吉崎憲治]]と[[甲斐正人]]。

[[1991年]]初演。原作の世界初のミュージカル化だった


== 公演データ ==
== 公演データ ==
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:原作の世界初のミュージカル化。
:雪組トップ娘役、[[鮎ゆうき]]の宝塚退団公演となった{{Sfn|100年史(舞台)|2014|p=167}}。
:雪組トップ娘役、[[鮎ゆうき]]の宝塚退団公演となった{{Sfn|100年史(舞台)|2014|p=167}}。
:上演当時、[[NHK]]([[衛星放送]])で実況中継され、後に宝塚歌劇専門CSチャンネル“[[TAKARAZUKA SKY STAGE]]”で再放送された。実況録音[[CD]]も発売されていた(現在廃盤)。
:上演当時、[[NHK]]([[衛星放送]])で実況中継され、後に宝塚歌劇専門CSチャンネル“[[TAKARAZUKA SKY STAGE]]”で再放送された。実況録音[[CD]]も発売されていた(現在廃盤)。
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:形式名は「ミュージカル<ref name="2008guide"/>」。2幕<ref name="2008guide"/>。
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:初演の脚本に推敲・加筆、規模を拡充し一本立て作品として上演。
:初演の脚本に推敲・加筆、規模を拡充し一本立て作品として上演。
:実況[[DVD]]が発売(2008年11月発売)された(発売:TCA・現在廃盤)。
:実況[[DVD]]が発売(2008年11月発売)された(発売:[[宝塚クリエイティブアーツ|TCA]]・現在廃盤)。
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== スタッフ ==
== スタッフ ==

2020年5月12日 (火) 14:43時点における版

華麗なるギャツビー』(かれいなるギャツビー)は宝塚歌劇団ミュージカル作品。

原作はF・スコット・フィッツジェラルドの小説『グレート・ギャツビー[1][2]』。

脚本・演出は小池修一郎[1][2]。作曲・編曲は吉崎憲治甲斐正人

1991年初演。原作の世界初のミュージカル化だった。

公演データ

1991年雪組
1991年8月8日から9月17日[3](新人公演:9月6日[4])に宝塚大劇場で、同年12月3日から12月26日[5](新人公演:12月10日[6])に東京宝塚劇場で上演。併演(本公演のみ)はショー『ラバーズ・コンチェルト[7]』。
形式名は「ミュージカル[7]」。17場[7]
雪組トップ娘役、鮎ゆうきの宝塚退団公演となった[8]
上演当時、NHK衛星放送)で実況中継され、後に宝塚歌劇専門CSチャンネル“TAKARAZUKA SKY STAGE”で再放送された。実況録音CDも発売されていた(現在廃盤)。
1992年・雪組
1992年2月2日から2月17日[9]中日劇場で上演。併演は『ラバーズ・コンチェルト[9]』。
2008年月組
2008年9月1日から9月23日に日生劇場[2]で上演。『グレート・ギャツビー』に改題。
形式名は「ミュージカル[2]」。2幕[2]
初演の脚本に推敲・加筆、規模を拡充し一本立て作品として上演。
実況DVDが発売(2008年11月発売)された(発売:TCA・現在廃盤)。

スタッフ

1991年(スタッフ)

出演者一覧

2008年(出演者)

※宝塚公式ページ[10]を参照。

汝鳥伶専科所属)
磯野千尋(専科所属)
梨花ますみ(専科所属)
瀬奈じゅん越乃リュウ一色瑠加遼河はるひ涼城まりな
青樹泉城咲あい憧花ゆりの妃鳳こころ美夢ひまり
綾月せり羽咲まな光月るう夏月都彩央寿音
華央あみり紗蘭えりか美翔かずき沢希理寿宇月颯
琴音和葉彩星りおん瑞羽奏都紫門ゆりや白雪さち花
咲希あかね春咲ころん華那みかり舞乃ゆか煌月爽矢
風凛水花鳳月杏花陽みら星輝つばさ真凜カンナ

主な配役

1991年(配役)

本公演
新人公演

1992年(配役)

  • ギャツビー - 杜けあき[9]
  • デイジー - 紫とも[9]
  • ニック - 一路真輝[9]
  • トム - 海峡ひろき[9]
  • ジョーダン - 小乙女幸[9]
  • ウィルソン - 古代みず希[9]
  • マートル - 早原みゆ紀[9]
  • ヘンリー - 岸香織[9]
  • ウルフシェイム - 高嶺ふぶき[9]
  • ビロクシー - 轟悠[9]
  • ラウル - 香寿たつき[9]
  • エリザベス - 京三紗[9]
  • アンソニー - 飛鳥裕[9]
  • ジュディ - 純名里沙[9]

2008年(配役)

  • ジェイ・ギャツビー - 瀬奈じゅん[11]
  • デイジー・ブキャナン - 城咲あい[11]
  • 警視総監/ヘンリー・C・ギャッツ - 汝鳥伶[11]
  • ジョージ・ウィルソン - 磯野千尋[11]
  • エリザベス・フェイ/セイヤー夫人 - 梨花ますみ[11]
  • マイヤー・ウルフシャイム - 越乃リュウ[11]
  • アンソニー・フェイ/スラッグル/カーター - 一色瑠加[11]
  • ニック・キャラウェイ - 遼河はるひ[11]
  • ジョーダン・ベイカー - 涼城まりな[11]
  • トム・ブキャナン - 青樹泉[11]
  • マートル・ウィルソン - 憧花ゆりの[11]
  • ヒルダ - 妃鳳こころ[11]
  • サリー/マーゴット・ニコルソン - 美夢ひまり[11]
  • ユーイング・クリフスプリンガー/サム - 綾月せり[11]
  • ジュディ・フェイ - 羽咲まな[11]
  • ビロクシー - 光月るう[11]
  • キャサリン - 夏月都[11]
  • ラウル - 彩央寿音[11]
  • ニコルソン市長/ビル - 華央あみり[11]
  • ミニー - 紗蘭えりか[11]
  • ボブ - 美翔かずき[11]
  • レクエルドの歌手 - 沢希理寿[11]
  • ディック - 宇月颯[11]
  • ギャツビー(少年時代)- 彩星りおん[11]
  • エディ・ニコルソン - 紫門ゆりや[11]
  • ジャッキー - 白雪さち花[11]
  • ニッキー - 咲希あかね[11]

エピソード

  • 『ギャツビー』は小池が演出家デビューの際、デビュー作品候補として企画を提出した作品の一つだった。結局共に提出していた『ヴァレンチノ』がデビュー作となった(1986年初演)が、5年後に念願の『ギャツビー』上演が実現。当作については、受賞の他、長く歌劇団を取材してきた記者・宇佐見正も「ロバート・レッドフォード主演の映画版より出来が良い」と絶賛していた。

脚注

  1. ^ a b 80年史 1994, p. 347、349、357.
  2. ^ a b c d e 2008年・日生案内(宝塚歌劇・公式ページ) 2017年12月29日閲覧。
  3. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae 80年史 1994, p. 347.
  4. ^ a b c d e f g h i j k l 80年史 1994, p. 350.
  5. ^ a b c 80年史 1994, p. 349.
  6. ^ 80年史 1994, p. 351.
  7. ^ a b c d 80年史 1994, p. 347、349.
  8. ^ 100年史(舞台) 2014, p. 167.
  9. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p 80年史 1994, p. 357.
  10. ^ 2008年・日生出演者(宝塚歌劇・公式ページ) 2017年12月29日閲覧。
  11. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa 2008年・日生配役(宝塚歌劇・公式ページ) 2017年12月29日閲覧。

参考文献

  • 企画・構成・執筆:橋本雅夫 著、編集統括:北川方英 編『夢を描いて華やかに―宝塚歌劇80年史―』宝塚歌劇団、1994年9月9日。ISBN 4-924333-11-5 
  • 監修・著作権者:小林公一『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡りつづけて(舞台編)』阪急コミュニケーションズ、2014年4月1日。ISBN 978-4-484-14600-3 

外部リンク