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2023年11月18日 (土) 05:12時点における版
よしかわ そうじ 吉川 惣司 | |
---|---|
生年月日 | 1947年2月22日(77歳) |
出生地 | 日本・東京都 |
職業 |
アニメ監督 脚本家 演出家 アニメーター |
活動期間 | 1963年 - |
主な作品 | |
総監督 『星のカービィ』 監督・脚本・絵コンテ 『ルパン三世 ルパンVS複製人間』 |
吉川 惣司(よしかわ そうじ、1947年2月22日 - )は、東京都出身の日本のアニメ監督、脚本家、演出家、アニメーター、舞台演出家。
変名は「高橋和美」、「京春香」、「小田経堂」。
略歴
手塚治虫作品のファンだった吉川は、高校2年生の時に「虫プロ第1期生アニメーター募集」の記事を見て応募したのがきっかけでアニメ業界に入る。美大に進学するつもりだったが虫プロダクションに誘われ、高校を辞めて虫プロへ入社。『鉄腕アトム』の1作目からアニメーターとして参加する。1964年には杉井ギサブロー、出崎統、奥田誠治らとともにアートフレッシュの創設に参加。アートフレッシュが参加した虫プロ作品『悟空の大冒険』でもアニメーターとして活動後、フリーを経て、現(株)ダイナメソッド(旧 ア・ウンエンタテインメント)取締役シニアディレクター。
演出・絵コンテ・脚本・キャラクターデザインのほか、監督もする。『天才バカボン』『巨人の星』『あしたのジョー』『ムーミン』『ルパン三世 (TV第1シリーズ)』『ルパン三世 ルパンvs複製人間』『無敵超人ザンボット3』『無敵鋼人ダイターン3』『ガンバの冒険』『未来少年コナン』『シティーハンター』『装甲騎兵ボトムズ』『星のカービィ 』などに参加。現在もアニメ界の第一線で活動する。
また、アニメ以外でも、劇団飛行船にて『スターガーディアン』で原作・脚本・総監督を、『楽しいムーミン一家』・『白雪姫と7人のこびと』で脚本を、『オズの魔法使い』で脚本・演出を手がける。きっかけは、TVアニメ『ムーミン』の仕事をしていた際に、監督のおおすみ正秋に劇団飛行船の『アラジン』のスクリーン映像の手伝いを頼まれたことである。その他、CF、イベント、ステージ、小説活動もする。少年時代に講談社の『少年少女世界科学冒険全集』を読んで以来、SFファン。
『星のカービィ』の第100話「飛べ! 星のカービィ」で話の筋道や展開などにいくつかの問題・矛盾点・強引さが散見された背景には、最終回の脚本を務めた監督の吉川が当時「今日明日が峠」と言われた妻の危篤を知らされ、今際の際に立ち会うため急ぎ足で脚本を不完全のまま出さざるを得なかったという事情がある。
fusion product(ふゅーじょんぷろだくと)の『世界と日本のアニメーションベスト150』の監督ランキングベスト100で吉川は94位にランクインしている。
宝島社の『別冊宝島737号完全保存版ルパン三世PERFECT BOOK』のインタビューで大塚康生は日本のアニメ界を代表するメンバーとして宮崎駿、高畑勲、出崎統、吉川惣司を挙げている。
受賞歴
- 1978年「東南アジア映画祭」批評家賞受賞 『ルパン三世 ルパンVS複製人間』(パックス・アメリカーナ<アメリカによる世界支配構造>への痛烈な風刺に対し)
- 1984年「第6回アニメグランプリ」脚本部門 『装甲騎兵ボトムズ』の脚本において(五武冬史(鈴木良武)、鳥海尽三と共に)
作品歴
長編映画 監督作品
主なTVシリーズ などの演出(実質的な監督)・監督作品
- 天才バカボン (1971年、よみうりテレビ 東京ムービー) 監督 (途中降板)
- アニメドキュメント ミュンヘンへの道 (1972年、TBS 日本テレビ動画) アニメーション監督
- 白い牙 ホワイトファング物語(1982年、TBS 日本サンライズ〈現:バンダイナムコフィルムワークス〉) TVスペシャル番組 監督・脚本・絵コンテ
- スペースオズの冒険(1992年、テレビ東京 エノキフィルム) 総監督・キャラクター監修・シリーズ構成
- 星のカービィ(2001年、CBC/TBS ア・ウンエンタテインメント〈現:ダイナメソッド〉) 総監督・シリーズ構成・脚本・絵コンテ
- ガロン(2013年、手塚プロダクション・大阪芸術大学)監督・脚本
主なTVシリーズ 各話演出
- ファイトだ!!ピュー太(1968年、毎日放送、放送動画制作)第5話演出(演出デビュー作)
- あしたのジョー(1970年、フジテレビ 虫プロダクション) 各話演出
- 国松さまのお通りだい(1972年、フジテレビ 虫プロダクション) 各話演出
- ワンサくん(1973年、関西テレビ、虫プロダクション)各話演出
主なTVシリーズ 絵コンテ・ストーリーボード
- ムーミン(1969年、フジテレビ 虫プロダクション) 絵コンテ
- ルパン三世 (TV第1シリーズ)(1971年、読売テレビ 東京ムービー) 高橋和美名義
- 荒野の少年イサム(1973年、フジテレビ 東京ムービー ) 絵コンテ
- ドラえもん(1973年、日本テレビ 日本テレビ動画 )絵コンテ
- 侍ジャイアンツ(1973年、日本テレビ 読売テレビ 東京ムービー ) 絵コンテ
- エースをねらえ!(1973年、NETテレビ〈現:テレビ朝日〉 東京ムービー ) 絵コンテ
- ベルサイユのばら(1979年、日本テレビ 東京ムービー) オープニングの絵コンテ
- 太陽の牙ダグラム(1981年、テレビ東京 日本サンライズ) 京春香名義
- 装甲騎兵ボトムズ(1983年、テレビ東京 日本サンライズ) 京春香名義
主なTVシリーズ 脚本
- ゼロテスター(1973年、関西テレビ 東北新社)
- 星の子チョビン(1974年、TBS スタジオ・ゼロ)
- ガンバの冒険(1975年、日本テレビ 東京ムービー)
- タイムボカン(1975年、フジテレビ タツノコプロ)
- ラ・セーヌの星(1975年、フジテレビ ユニマックス)
- 勇者ライディーン(1975年、NETテレビ 東北新社)
- UFO戦士ダイアポロン(1976年、TBS エイケン)
- ブロッカー軍団IVマシーンブラスター(1976年、フジテレビ 日本アニメーション 葦プロダクション)
- ポールのミラクル大作戦(1976年、フジテレビ タツノコプロ)
- ろぼっ子ビートン(1976年、TBS 東北新社)
- 大空魔竜ガイキング(1976年、フジテレビ 東映動画)
- おれは鉄兵(1977年、フジテレビ 日本アニメーション シンエイ動画)
- 惑星ロボ ダンガードA(1977年、フジテレビ 東映動画)
- 超合体魔術ロボ ギンガイザー(1977年、朝日放送 日本アニメーション 葦プロダクション)
- 無敵超人ザンボット3(1977年、名古屋テレビ/テレビ朝日 日本サンライズ)
- 無敵鋼人ダイターン3(1978年、名古屋テレビ/テレビ朝日 日本サンライズ)
- 未来少年コナン(1978年、NHK総合 日本アニメーション)
- ザ☆ウルトラマン(1979年、TBS 円谷プロ)
- サイボーグ009(1979年、テレビ朝日 東映 日本サンライズ)
- マルコ・ポーロの冒険(1979年、NHK総合 エムケイ)
- 太陽の牙ダグラム(1981年、テレビ東京 日本サンライズ)
- 名犬ジョリィ(1981年、NHK総合 東宝)
- ゲームセンターあらし(1982年、日本テレビ シンエイ動画)
- 戦闘メカ ザブングル(1982年、名古屋テレビ/テレビ朝日 日本サンライズ)
- 太陽の子エステバン(1982年、NHK総合 スタジオぴえろ〈現:ぴえろ〉)
- 子鹿物語(1983年、NHK総合 エムケイ)
- 装甲騎兵ボトムズ(1983年、テレビ東京 日本サンライズ)
- 機甲界ガリアン(1984年、日本テレビ 日本サンライズ)
- ワンダービートS(1986年、TBS 虫プロダクション)
- ボスコアドベンチャー(1986年、読売テレビ/日本テレビ 日本アニメーション)
- シティーハンター(1987年、よみうりテレビ サンライズ〈現:バンダイナムコフィルムワークス〉)
- ビット・ザ・キューピッド(1995年、テレビ東京 グループ・タック、サテライト)
- モンキーマジック(1999年、テレビ東京 ビー・ファクトリー) 脚本/シリーズ構成
主な劇場用映画・スペシャル・ビデオ作品 脚本
- ザブングル グラフィティ(1983年、配給:松竹 製作:日本サンライズ) 劇場作品
- SF新世紀レンズマン(1984年、配給:東宝東和 製作:講談社) 劇場長編
- 装甲騎兵ボトムズ ザ・ラストレッドショルダー(1985年、日本サンライズ アニメ・フェスティバル」(1986年)で劇場公開 配給:松竹 製作:東芝映像ソフト 日本サンライズ) OVA、劇場公開
- 装甲騎兵ボトムズ(発売:東芝映像ソフト 製作:サンライズ) ビデオシリーズ(再編集)
- 装甲騎兵ボトムズ レッドショルダードキュメント 野望のルーツ(1988年、発売:東芝映像ソフト 製作:サンライズ) OVA作品
- 装甲騎兵ボトムズ 赫奕たる異端(1994年、発売:ユーメックス、バンダイビジュアル 製作:サンライズ) OVA作品
- 機甲界ガリアン(発売:東芝映像ソフト 製作:サンライズ) ビデオシリーズ(再編集) 構成・演出
- PART I 大地の章(1986年)
- PART II 天空の章(1986年)
- マザー 最後の少女イヴ(1993年、配給:マザープロジェクト) 劇場長編
- 沈黙の艦隊(1995年 - 1998年、発売:バンダイビジュアル 製作:サンライズ) ビデオシリーズ(3本)
- 装甲騎兵ボトムズ ペールゼン・ファイルズ(2007年、発売:バンダイビジュアル 製作:サンライズ) 脚本/シリーズ構成 OVA作品
海外公開作品
この節の加筆が望まれています。 |
- ?年(米)、1995年(日) 「BiT the CUPID」(テレビ東京 グループ・タック、サテライト) 脚本/シリーズ構成 アメリカ放映
- 1998年(米)、1999年(日) 「MONKEY MAGIC」(テレビ東京 ビー・ファクトリー) 脚本/シリーズ構成 アメリカ放映
- ?年(米)、?年(日) 「キシファー」(米NBCテレビエムケイ) 日本側監督
- ?年(米)、?年(日) 「スター・ストリート」(蘭米合作) 日本側監督
作画担当作品
- 鉄腕アトム(1963年、フジテレビ 虫プロダクション)
- 孫悟空が始まるよー 「黄風大王の巻」(パイロット)(1966年、フジテレビ 虫プロダクション) 手塚治虫原作の『ぼくの孫悟空』を元にしたテレビ用アニメーションのパイロット版
- 悟空の大冒険(1967年、フジテレビ 虫プロダクション)
キャラクターデザイン
著作
- 『装甲騎兵ボトムズ ザ・ファーストレッドショルダー』(アニメージュ文庫)徳間書店 1988年
- 『装甲騎兵ボトムズ ザ・ラストレッドショルダー』(アニメージュ文庫)徳間書店 1988年
- 『最後の少女イヴ・オリジナルストーリー』マナメッセ 1993年
- 『メアリー・アニングの冒険 恐竜学をひらいた女化石屋』(矢島道子共著、朝日選書)2003年
- 『愛蔵版 装甲騎兵ボトムズ ザ・ラストレッドショルダー』(徳間書店) 2005年
- アニメージュ文庫刊の2作品に加筆・修正を行ったものをまとめ、単行本化したもの
- 『装甲騎兵ボトムズペールゼン・ファイルズ』矢立肇,高橋良輔原作 ホビージャパン 2009
- 『メアリー・アニングの冒険 恐竜学をひらいた女化石屋』(2003年)著者:吉川惣司、矢島道子
- E・E・スミス[2]『SF新世紀レンズマン』講談社X文庫)1984
- E・E・スミス『GALACTIC PATROL レンズマン2 バレリア星救出作戦』講談社X文庫)1984
メディア出演
テレビ
- ルパン三世 ルパンVS複製人間 【アニメ術】(2020年、WOWOWプラス 映画・ドラマ・スポーツ・音楽) - インタビュー[3]
脚注
注釈
- ^ 脚本は大和屋竺と吉川惣司の連名であるが、実際は吉川一人の執筆である。打ち合わせは2人で重ねていたものの、吉川一人で書き上げたものが初稿としてプロデューサーに提出された。その後、吉川は大和屋に直しを打診したがそのままでいいと了解を得たため、吉川の大和屋への敬意から連名クレジットとなった。
出典
- ^ a b 『ルパン三世officialマガジン』vol.7、双葉社、2007年。吉川惣司インタビューより
- ^ 原作から大幅に改変されたアニメ作品のノベライズであり翻訳では無い
- ^ “ルパン三世 ルパンVS複製人間 【アニメ術】”. WOWOWプラス 映画・ドラマ・スポーツ・音楽. 2020年12月7日閲覧。