「電影少女」の版間の差分

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{{Infobox animanga/Movie
{{Infobox animanga/Movie
| 監督 = [[金田龍]]
| 監督 = [[金田龍]]
| 制作 = スタッフ東京=ムーン・<br />エンターテインメント・ピクチャーズ
| 制作 = スタッフ東京<br />ムーン・エンターテインメント・<br />ピクチャーズ
| 封切日 = 1991年6月29日
| 封切日 = 1991年6月29日
| 上映時間 = 95分
| 上映時間 = 95分
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| アニメーション制作 = [[Production I.G|I.G.TATSUNOKO]]
| アニメーション制作 = [[Production I.G|I.G.TATSUNOKO]]
| 話数 = 6話
| 話数 = 6話
| リリース日 = [[1992年]]3月27日、4月24日、5月22日、<br/>6月26日、7月24日、8月28日
| リリース日 = [[1992年]]3月27日、4月24日、<br/>5月22日、6月26日、<br/>7月24日、8月28日
}}
}}
{{Infobox animanga/Novel
{{Infobox animanga/Novel
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== 概要 ==
== 概要 ==
読み切りとして書かれた『'''ビデオガール'''』([[#ビデオガール(読切り)|後述]])を元に「[[週刊少年ジャンプ]] (WJ) 」([[集英社]])誌上で[[1989年]]51号から[[1992年]]31号まで連載し、最終回のみ増刊号である「週刊少年ジャンプ1992年[[赤マルジャンプ|ウインタースペシャル]]」に掲載。『[[プレゼント・フロム LEMON]]』終了後、2年振りの連載となった桂正和4作目の連載作品であり、2編に別れてはいるものの『[[I"s]]』と並び単行本全15巻と最長になった代表作の一つ。単行本は[[ジャンプコミックス]] (JC) より全15巻。[[1997年]]には愛蔵版、[[2003年]]には文庫版がそれぞれ全9巻で発売されている。
読み切りとして書かれた『'''ビデオガール'''』([[#ビデオガール|後述]])を元に「[[週刊少年ジャンプ]] (WJ) 」([[集英社]])誌上で[[1989年]]51号から[[1992年]]31号まで連載し、最終回のみ増刊号である「週刊少年ジャンプ1992年[[赤マルジャンプ|ウインタースペシャル]]」に掲載。『[[プレゼント・フロム LEMON]]』終了後、2年振りの連載となった桂正和4作目の連載作品であり、2編に別れてはいるものの『[[I"s]]』と並び単行本全15巻と最長になった代表作の一つ。単行本は[[ジャンプコミックス]] (JC) より全15巻。[[1997年]]には愛蔵版、[[2003年]]には文庫版がそれぞれ全9巻で発売されている。


本作の連載開始前、桂は「WJ」において好評であった短編『[[ZETMAN 桂正和短編集#SHIN-NO-SHIN 愛と憎しみのタイムスリップ|SHIN-NO-SHIN 愛と憎しみのタイムスリップ]]』(『[[ZETMAN 桂正和短編集]]』に収録)を元に次の連載を開始するつもりであったが、当時「WJ」副編集長の職にあり、恩師として慕っていた[[鳥嶋和彦]]の鶴の一声により今作が連載される事となる。
本作の連載開始前、桂は「WJ」において好評であった短編『[[ZETMAN 桂正和短編集#SHIN-NO-SHIN 愛と憎しみのタイムスリップ|SHIN-NO-SHIN 愛と憎しみのタイムスリップ]]』(『[[ZETMAN 桂正和短編集]]』に収録)を元に次の連載を開始するつもりであったが、当時「WJ」副編集長の職にあり、恩師として慕っていた[[鳥嶋和彦]]の鶴の一声により今作が連載される事となる。
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[[コンパクトディスク|CD]]、[[映画]]、[[OVA]]、[[小説]]、[[コンピューターゲーム|ゲーム]]と様々な形でのメディアミックスがなされている。
[[コンパクトディスク|CD]]、[[映画]]、[[OVA]]、[[小説]]、[[コンピューターゲーム|ゲーム]]と様々な形でのメディアミックスがなされている。


== タイトルの読み ==
=== タイトルの読み ===
『電影少女』の読みは単行本の中で「'''でんえいしょうじょ'''」と[[ルビ]]が振られており、これが正式な読みであるが、「'''ビデオガール'''」と読まれる事も多い。これは単に副題から呼ばれている他、タイトルに副題が併記された事によって『電影少女』と書いて「ビデオガール」と読む物だと思った読者が多かった為だと推測される。また、『[[D・N・A² 〜何処かで失くしたあいつのアイツ〜]]』や『[[I"s]]』等後の作品の単行本では、作者のコメント内の『電影少女』に「ビデオガール」とルビが振られている物もあり、「ビデオガール」という読みも、正式、もしくはそれに準ずる読み方として扱われている。
『電影少女』の読みは単行本の中で「'''でんえいしょうじょ'''」と[[ルビ]]が振られており、これが正式な読みであるが、「'''ビデオガール'''」と読まれる事も多い。これは単に副題から呼ばれている他、タイトルに副題が併記された事によって『電影少女』と書いて「ビデオガール」と読む物だと思った読者が多かった為だと推測される。また、『[[D・N・A² 〜何処かで失くしたあいつのアイツ〜]]』や『[[I"s]]』等後の作品の単行本では、作者のコメント内の『電影少女』に「ビデオガール」とルビが振られている物もあり、「ビデオガール」という読みも、正式、もしくはそれに準ずる読み方として扱われている。


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激しく傷ついたヒロムと彼を心から心配するトシキの前に突然と'''NEO GOKURAKU'''が現れる。まだ試作品だというテープを無理矢理借り出し、ヒロムの自宅で再生すると、彼らの前にビデオガール'''桃乃恋'''が現れる。再生時間は「あなたが本当の恋に出会うまで」。
激しく傷ついたヒロムと彼を心から心配するトシキの前に突然と'''NEO GOKURAKU'''が現れる。まだ試作品だというテープを無理矢理借り出し、ヒロムの自宅で再生すると、彼らの前にビデオガール'''桃乃恋'''が現れる。再生時間は「あなたが本当の恋に出会うまで」。


==登場人物==
== 登場人物 ==
===あい編===
=== あい編 ===
'''※は恋編にも登場する人物'''
'''※は恋編にも登場する人物'''
==== 主要人物 ====
==== 主要人物 ====
150行目: 150行目:
; 島田 礼子(しまだ れいこ)
; 島田 礼子(しまだ れいこ)
: 4年前にヒロムに告白された際に酷い振り方をしてトラウマを与えた女の子。回想でのみの登場。
: 4年前にヒロムに告白された際に酷い振り方をしてトラウマを与えた女の子。回想でのみの登場。
{{ネタバレ終了}}


== その他 ==
== その他 ==
161行目: 162行目:
** CHAPTER45の中で、あいともえみが温泉に入っているシーンで、お湯の量が増やされ、下腹部が隠されている。
** CHAPTER45の中で、あいともえみが温泉に入っているシーンで、お湯の量が増やされ、下腹部が隠されている。
* 「恋編」は「あい編」に比べると極端に連載期間が短い。短期間で終了したことについて作者がJC版14巻にて「いろいろな事情」と語っており、15巻で「トシキについてもっと描きたかった」ことを述べていることから、不人気による連載打ち切りで最後を迎えたようである。
* 「恋編」は「あい編」に比べると極端に連載期間が短い。短期間で終了したことについて作者がJC版14巻にて「いろいろな事情」と語っており、15巻で「トシキについてもっと描きたかった」ことを述べていることから、不人気による連載打ち切りで最後を迎えたようである。
* 後の『[[D・N・A² 〜何処かで失くしたあいつのアイツ〜|D・N・A²]]』のDATE2(第2話)「つき合ってください」の1シーンに天野あいと神尾まいが出演しているが、その役はエロ本の表紙モデルであった。
* 後の『[[D・N・A² 〜何処かで失くしたあいつのアイツ〜|DNA²]]』のDATE2(第2話)「つき合ってください」の1シーンに天野あいと神尾まいが出演しているが、その役はエロ本の表紙モデルであった。


== ビデオガール(読切) ==
== ビデオガール ==
{{Infobox animanga/Header
{{Infobox animanga/Header
| タイトル = ビデオガール
| タイトル = ビデオガール
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}}{{Infobox animanga/Footer}}
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連載作品『電影少女』の元となった読み切り作品。「[[週刊少年ジャンプ]]」[[1989年]][[赤マルジャンプ|特別編集ウインタースペシャル]]に掲載。短編集『'''[[桂正和コレクション]]'''』の2巻(扉含め6ページまでカラー)及び、『電影少女』15巻に収録されている。
『'''ビデオガール'''』 (VIDEO GIRL) は連載作品『電影少女』の元となった読み切り作品。「[[週刊少年ジャンプ]]」[[1989年]][[赤マルジャンプ|特別編集ウインタースペシャル]]に掲載。短編集『'''[[桂正和コレクション]]'''』の2巻(扉含め6ページまでカラー)及び、『電影少女』15巻に収録されている。


「主人公と家族が同居している」という本編との決定的な違いはあるものの、
「主人公と家族が同居している」という決定的な違いはあるものの、
* ビデオを再生する事によって女の子が飛び出してくる。
* ビデオを再生する事によって女の子が飛び出してくる。
* 再生時のトラブルで女の子の性格が変わる。
* 再生時のトラブルで女の子の性格が変わる。
185行目: 186行目:
* ビデオガールが人間になって主人公と結ばれる。
* ビデオガールが人間になって主人公と結ばれる。


といったあい編の大枠は既にこの作品で出来上がっている。
といったあい編の大枠は既にこの作品で出来上がっている。


当時担当であった[[鳥嶋和彦]]から「描きたい女の子を描いてこい」と言われ、男の子っぽいキャラクターの「はるの」が誕生。その後「SFが入らないと自分が面白くない」桂に対し、「『アメージング・ストーリー』のビデオの『薬品がかかった雑誌から男が出てくる話(注)』の女版で行こう」との提案が出された。そこで「[[裏本]](注:リンク先18禁記事)に薬品がかかり、液が裏まで染みて裏のページの男の性格になる」話にしようとするも、さすがに少年誌で裏本は問題があると判断され、当時人気の高かった[[レンタルビデオ]]屋から着想を得て、ビデオを再生したら少女が飛び出してくると言う「ビデオガール」の概念が誕生した。(同時に録画ボタンによって男の性格になる設定も誕生。)
当時担当であった[[鳥嶋和彦]]から「描きたい女の子を描いてこい」と言われ、男の子っぽいキャラクターの「はるの」が誕生。その後「SFが入らないと自分が面白くない」桂に対し、「『アメージング・ストーリー』のビデオの『薬品がかかった雑誌から男が出てくる話(注)』の女版で行こう」との提案が出された。そこで「[[裏本]](注:リンク先18禁記事)に薬品がかかり、液が裏まで染みて裏のページの男の性格になる」話にしようとするも、さすがに少年誌で裏本は問題があると判断され、当時人気の高かった[[レンタルビデオ]]屋から着想を得て、ビデオを再生したら少女が飛び出してくると言う「ビデオガール」の概念が誕生した。(同時に録画ボタンによって男の性格になる設定も誕生。)
191行目: 192行目:
注・『[[世にも不思議なアメージングストーリー]]3』第3話「キス・ミー(MISCALCULATION)」だと思われる。
注・『[[世にも不思議なアメージングストーリー]]3』第3話「キス・ミー(MISCALCULATION)」だと思われる。


{{ネタバレ}}
=== あらすじ ===
=== あらすじ ===
昨日まで空き地だったはずのところに突如現れたレンタルビデオショップ。
昨日まで空き地だったはずのところに突如現れたレンタルビデオショップ。
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; 浩子(ひろこ)
; 浩子(ひろこ)
: クラスで一番可愛い、宗洋の同級生で憧れの女の子。[[ウエイトレス]]のアルバイトをしている。
: クラスで一番可愛い、宗洋の同級生で憧れの女の子。[[ウエイトレス]]のアルバイトをしている。
{{ネタバレ終了}}


== CD ==
== CDブック ==
『'''電影少女 集英社CDブック'''』のタイトルで[[1991年]]に発売。CDと同時にカセットブックも発売された。脚色は後にノベライズも担当した[[富田祐弘]]。
3枚のオリジナルCDが発売されている。


{|width="100%"
=== 電影少女 集英社CDブック ===
|valign="top" width="50%"|
[[1991年]]発売で、本作のみCDと同時にカセットブックも発売された。脚色は後にノベライズも担当した[[富田祐弘]]。

<table width="100%"><tr><td valign=top width="50%">
==== 収録曲 ====
==== 収録曲 ====
# 電影少女 VIDEO GIRL AI
# 電影少女 VIDEO GIRL AI
# VIDEO GIRL
# VIDEO GIRL


<td><td valign=top width="50%">
|valign="top" width="50%"|
==== キャスト ====
==== キャスト ====
* 弄内洋太:[[佐々木望]]
* 弄内洋太:[[佐々木望]]
223行目: 224行目:
* 謎の男:[[若本規夫]]
* 謎の男:[[若本規夫]]
* ゴクラク店長:[[青野武]]
* ゴクラク店長:[[青野武]]
|}
</td></tr></table>

=== 電影少女 オリジナル・サウンドトラック ===
[[1992年]]発売。桂が長年ファンである事を公言していた、[[酒井法子]]が参加している。また桂本人も参加。

==== 収録曲 ====
<table width="100%"><tr><td valign=top width="50%">
# うれし涙(酒井法子)
# あの日に…([[木村真紀]])
# 明日は明日(桂正和)
# メッセージ([[Nav Katze]])
# 硝子MOON([[須藤まゆみ]])

<td><td valign=top width="50%">
<ol start="6">
<li>Theme of TAKASHI</li>
<li>悲しみの魂をつむぐもの</li>
<li>Master of GOKURAKU</li>
<li>Searching for AI 幻〜闘〜再会</li>
<li>好きなんです(木村真紀)</li>
</ol>
</td></tr></table>

=== 電影少女 2nd イメージ・サウンドトラック -Memories- ===
[[1992年]]発売。前作に引き続き桂が自ら参加。

==== 収録曲 ====
<table width="100%"><tr><td valign=top width="50%">
# Prologue:Answering Phone I
# AI LOVE YOU([[TECHIE POO]])
# Scene1:長電話1
# 晩夏の降る庭([[新居昭乃]])
# Scene2:長電話2
# 心の水たまり(桂正和)
# Scene3:長電話3
# Takashi's Theme II
# Scene4:長電話4

<td><td valign=top width="50%">
<ol start="10">
<li> まだ見ぬ夢(桂正和) </li>
<li> Scene5:長電話5 </li>
<li> Frozen Flower(Nav Katze) </li>
<li> Scene6:Answering Phone II </li>
<li> u・re・shi・na・mi・da </li>
<li> Scene7:ナ・グ・サ・メ・テ・ア・ゲ・ル </li>
<li> 君の虹(須藤まゆみ) </li>
<li> あいともえみの留守電メッセージ </li>
</ol>
</td></tr></table>

==== キャスト ====
<table width="100%"><tr><td valign=top width="50%">
* 天野あい:[[林原めぐみ]]
* 弄内洋太:[[草尾毅]]
* 早川もえみ:[[天野由梨]]
<td><td valign=top width="50%">
* 新舞貴志:[[辻谷耕史]]
* 留守番電話:[[本郷保]]
</td></tr></table>


== 映画 ==
== 映画 ==
『'''電影少女'''』のタイトルで[[1991年]]に実写映画化されている。同時上映は『[[ふしぎの海のナディア]]』。
『'''電影少女'''』のタイトルで[[1991年]]に実写映画化されている。同時上映は『[[ふしぎの海のナディア]]』。


<table width="100%"><tr><td valign=top width="50%">
{|width="100%"
|valign="top" width="50%"|
=== スタッフ ===
=== スタッフ ===
* 監督:[[金田龍]]
* 監督:[[金田龍]]
303行目: 246行目:
: 作詞:[[宇都美慶子]] / 作曲:[[折原彩]] / 歌:宇都美慶子
: 作詞:[[宇都美慶子]] / 作曲:[[折原彩]] / 歌:宇都美慶子


<td><td valign=top width="50%">
|valign="top" width="50%"|
=== キャスト ===
=== キャスト ===
* 弄内洋太:[[大沢健]]
* 弄内洋太:[[大沢健]]
320行目: 263行目:
* オヤジ:[[ポール牧]]
* オヤジ:[[ポール牧]]
* 謎の男:[[岸部一徳]]
* 謎の男:[[岸部一徳]]
|}
</td></tr></table>


== OVA ==
== OVA ==
『'''電影少女 -VIDEO GIRL AI-'''』のタイトルで[[1992年]]に制作。[[VHS]]で全6巻。[[2001年]]には全2巻の[[DVD]]として、単品、BOXで販売されている。
『'''電影少女 -VIDEO GIRL AI-'''』のタイトルで[[1992年]]に制作。[[VHS]]で全6巻。[[2001年]]には全2巻の[[DVD]]として、単品、BOXで販売されている。


<table width="100%"><tr><td valign=top width="50%">
{|width="100%"
|valign="top" width="50%"|
=== 主なスタッフ ===
=== 主なスタッフ ===
* 制作:[[Production I.G|I.G.TATSUNOKO]]
* 制作:[[Production I.G|I.G.TATSUNOKO]]
333行目: 277行目:
* 音楽:[[岡田徹]]
* 音楽:[[岡田徹]]


<td><td valign=top width="50%">
|valign="top" width="50%"|
=== 主題歌 ===
=== 主題歌 ===
; うれし涙(オープニング)
; うれし涙(オープニング)
339行目: 283行目:
; あの日に…(エンディング)
; あの日に…(エンディング)
: 作詞:桂正和 / 作曲:[[松浦有希]] / 歌:[[木村真紀]]
: 作詞:桂正和 / 作曲:[[松浦有希]] / 歌:[[木村真紀]]
|}
</td></tr></table>


=== 声優 ===
=== 声優 ===
<table width="100%"><tr><td valign=top width="50%">
{|width="100%"
|valign="top" width="50%"|
* 天野あい:[[林原めぐみ]]
* 天野あい:[[林原めぐみ]]
* 弄内洋太:[[草尾毅]]
* 弄内洋太:[[草尾毅]]
352行目: 297行目:
* 女子生徒:[[佐久間純子]] / [[南杏子]] / [[須呂智美]] / [[根谷美智子]]
* 女子生徒:[[佐久間純子]] / [[南杏子]] / [[須呂智美]] / [[根谷美智子]]
* 男子生徒:[[石野竜三]] / [[相沢正輝]]
* 男子生徒:[[石野竜三]] / [[相沢正輝]]
<td><td valign=top width="50%">
* 男A:[[吉田信幸]]
* 男A:[[吉田信幸]]

|valign="top" width="50%"|
* 女の子:[[真柴摩利]]
* 女の子:[[真柴摩利]]
* 従業員:相沢正輝
* 従業員:相沢正輝
362行目: 308行目:
* 店員:石野竜三
* 店員:石野竜三
* カップルの男:長島雄一
* カップルの男:長島雄一
* 留守番電話:[[本郷保]](イメージ・サウンドトラック)
</td></tr></table>

|}


=== サブタイトル ===
=== サブタイトル ===
<table width="100%"><tr><td valign=top width="50%">
{|width="100%"
|valign="top" width="50%"|
# なぐさめてあげる
# なぐさめてあげる
# プレゼント
# プレゼント
# 洋太がくれた服を着て初めてデートした記念日
# 洋太がくれた服を着て初めてデートした記念日
<td><td valign=top width="50%">
|valign="top" width="50%"|
<ol start="4">
<ol start="4">
<li> 告白 </li>
<li> 告白 </li>
<li> あいが消える! </li>
<li> あいが消える! </li>
<li> 哀・あい・愛 </li>
<li> 哀・あい・愛 </li>
</ol>
</ol>
|}
</td></tr></table>


==小説==
=== 関連CD ===
; 電影少女 オリジナル・サウンドトラック
『'''電影少女 -VIDEO GIRL AI-'''』のタイトルで[[富田祐弘]]によってノベライズがなされている。[[1993年]]に[[ジャンプ j-BOOKS]]より発売(ISBN 4087030083)。
: [[1992年]]3月27日に『[[ビクターエンタテインメント]]から発売されたOVAのサウンドトラック。桂が長年ファンである事を公言していた、[[酒井法子]]が参加している。また桂本人も参加。
: 収録曲
:# うれし涙(酒井法子)
:# あの日に…([[木村真紀]])
:# 明日は明日(桂正和)
:# メッセージ([[Nav Katze]])
:# 硝子MOON([[須藤まゆみ]])
:# Theme of TAKASHI
:# 悲しみの魂をつむぐもの
:# Master of GOKURAKU
:# Searching for AI 幻〜闘〜再会
:# 好きなんです(木村真紀)
; 「電影少女 2nd」イメージ・サウンドトラック -Memories-
: [[1992年]]3月27日に『ビクターエンタテインメントから発売されたイメージサウンドトラック。前作に引き続き桂が自ら参加。
: 収録曲
:# Prologue:Answering Phone I
:# AI LOVE YOU([[TECHIE POO]])
:# Scene1:長電話1
:# 晩夏の降る庭([[新居昭乃]])
:# Scene2:長電話2
:# 心の水たまり(桂正和)
:# Scene3:長電話3
:# Takashi's Theme II
:# Scene4:長電話4
:# まだ見ぬ夢(桂正和)
:# Scene5:長電話5
:# Frozen Flower(Nav Katze)
:# Scene6:Answering Phone II
:# u・re・shi・na・mi・da
:# Scene7:ナ・グ・サ・メ・テ・ア・ゲ・ル
:# 君の虹(須藤まゆみ)
:# あいともえみの留守電メッセージ

== 小説 ==
『'''電影少女 -VIDEO GIRL AI-'''』のタイトルで[[富田祐弘]]によって[[小説化|ノベライズ]]がなされている。[[1993年]]に[[ジャンプ j-BOOKS]]より発売。


オリジナル編2話を含めた3編が収録され、あいの他に「影取ゆう」、「香山ゆめ」が初登場する。おまけとして、この作品までに登場したビデオガール全員(登場順に「はるの」・「あい」・「恋」・「ゆう」・「ゆめ」)が集合した「ビデオガールたちの休日」が収録されている。
オリジナル編2話を含めた3編が収録され、あいの他に「影取ゆう」、「香山ゆめ」が初登場する。おまけとして、この作品までに登場したビデオガール全員(登場順に「はるの」・「あい」・「恋」・「ゆう」・「ゆめ」)が集合した「ビデオガールたちの休日」が収録されている。


==ゲーム==
== ゲーム ==
『'''電影少女 -Virtual Girl Lun-'''』のタイトルで[[1999年]]に販売された[[恋愛シミュレーション]]ゲーム。主人公が手にした[[CD-ROM]]から飛び出した「バーチャルガールるん」に助けられながら本当の恋人を見つける事が目的。あい編に出てきたもえみなどの他、ゲームオリジナルの女の子が登場。
『'''電影少女 -Virtual Girl Lun-'''』のタイトルで[[1999年]]に販売された[[恋愛シミュレーション]]ゲーム。主人公が手にした[[CD-ROM]]から飛び出した「バーチャルガールるん」に助けられながら本当の恋人を見つける事が目的。あい編に出てきたもえみなどの他、ゲームオリジナルの女の子が登場。


==関連項目==
== 書誌情報 ==
発行は全て[[集英社]]。小説のみ著者が[[富田祐弘]]で、その他の著者は[[桂正和]]。

{|width="100%"
|valign="top" width="50%"|
* [[ジャンプコミックス]]
*# 1990年7月15日発行 ISBN 4088718011
*# 1990年9月15日発行 ISBN 408871802X
*# 1990年11月15日発行 ISBN 4088718038
*# 1991年1月15日発行 ISBN 4088718046
*# 1991年3月15日発行 ISBN 4088718054
*# 1991年6月15日発行 ISBN 4088718062
*# 1991年8月12日発行 ISBN 4088718070
*# 1991年10月15日発行 ISBN 4088718089
*# 1991年12月8日発行 ISBN 4088718097
*# 1992年2月15日発行 ISBN 4088718100
*# 1992年5月13日発行 ISBN 4088717015
*# 1992年7月8日発行 ISBN 4088717023
*# 1992年9月9日発行 ISBN 4088717031
*# 1992年11月8日発行 ISBN 408871704X
*# 1993年3月8日発行 ISBN 4088717058
* 愛蔵版
*# 1997年4月発行 ISBN 4087827364
*# 1997年5月発行 ISBN 4087827372
*# 1997年6月発行 ISBN 4087827380
*# 1997年7月発行 ISBN 4087827399
*# 1997年9月発行 ISBN 4087827402
*# 1997年10月発行 ISBN 4087827410
*# 1997年11月発行 ISBN 4087827429
*# 1997年12月発行 ISBN 4087827437
*# 1998年1月発行 ISBN 4087827445
|valign="top" width="50%"|
* 文庫版
*# 2003年1月発行 ISBN 408618012X
*# 2003年1月発行 ISBN 4086180138
*# 2003年3月発行 ISBN 4086180146
*# 2003年3月発行 ISBN 4086180154
*# 2003年4月発行 ISBN 4086180162
*# 2003年4月発行 ISBN 4086180170
*# 2003年5月発行 ISBN 4086180189
*# 2003年5月発行 ISBN 4086180197
*# 2003年5月発行 ISBN 4086180200
* 小説版 / 1993年6月発行 ISBN 4087030083
* 桂正和コレクション vol.2 / 1989年4月15日発行 ISBN 4420137185
|}

== 関連項目 ==
* [[プレゼント・フロム LEMON]] - 前作となる連載作品。
* [[プレゼント・フロム LEMON]] - 前作となる連載作品。
* [[SHADOW LADY]] - 「[[Vジャンプ]]」で連載された次の連載作品。
* [[SHADOW LADY]] - 「[[Vジャンプ]]」で連載された次の連載作品。
392行目: 422行目:
* [[桂正和コレクション]] - 読切版『ビデオガール』を収録。
* [[桂正和コレクション]] - 読切版『ビデオガール』を収録。


==外部リンク==
== 外部リンク ==
* [http://www.jvcmusic.co.jp/m-serve/ova/videogirl/top.html OVA・DVDの公式ページ]
* [http://www.jvcmusic.co.jp/m-serve/ova/videogirl/top.html OVA・DVDの公式ページ]
* [http://www.banpresto.co.jp/japan/house/softb/s42/s42.htm ゲーム公式ページ]
* [http://www.banpresto.co.jp/japan/house/softb/s42/s42.htm ゲーム公式ページ]
* [http://www.k2r-union.jp/index.html 桂正和同盟<<KATURA MASAKAZU UNION>>] - 桂正和公認ファンサイト
* [http://www.k2r-union.jp/index.html 桂正和同盟<<KATURA MASAKAZU UNION>>] - 桂正和公認ファンサイト

== リダイレクトの所属カテゴリ ==
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2007年9月16日 (日) 10:13時点における版

電影少女
ジャンル ラブコメディSF少年漫画
漫画
作者 桂正和
出版社 集英社
掲載誌 週刊少年ジャンプ
レーベル ジャンプコミックス
発表期間 1989年51号 - 1992年31号
1992年ウインタースペシャル
巻数 15巻(JC
9巻(愛蔵版・文庫版)
映画
監督 金田龍
制作 スタッフ東京
ムーン・エンターテインメント・
ピクチャーズ
封切日 1991年6月29日
上映時間 95分
OVA:電影少女 -VIDEO GIRL AI-
監督 西久保瑞穂
アニメーション制作 I.G.TATSUNOKO
話数 6話
小説:電影少女 -VIDEO GIRL AI-
著者 富田祐弘
イラスト 桂正和
出版社 集英社
刊行期間 1993年 - 1993年
巻数 1巻
ゲーム:電影少女 -Virtual Girl Lun-
ゲームジャンル 恋愛シミュレーション
対応機種 Windows 95/98
必要環境 CPU: i486SX以上
メモリ: 8MB以上
HDD: 10MB以上の空き容量
発売元 バンプレスト
メディア CD-ROM
プレイ人数 1人
発売日 1999年2月14日
CD
  • 電影少女 集英社CDブック
  • 電影少女 オリジナル・サウンドトラック
  • 電影少女 2nd イメージ・サウンドトラック
    -Memories-
テンプレート - ノート

電影少女』(でんえいしょうじょ、ビデオガール)は、桂正和による恋愛SF漫画作品、及びこれを原作とする様々なメディアミックス作品。

概要

読み切りとして書かれた『ビデオガール』(後述)を元に「週刊少年ジャンプ (WJ) 」(集英社)誌上で1989年51号から1992年31号まで連載し、最終回のみ増刊号である「週刊少年ジャンプ1992年ウインタースペシャル」に掲載。『プレゼント・フロム LEMON』終了後、2年振りの連載となった桂正和4作目の連載作品であり、2編に別れてはいるものの『I"s』と並び単行本全15巻と最長になった代表作の一つ。単行本はジャンプコミックス (JC) より全15巻。1997年には愛蔵版、2003年には文庫版がそれぞれ全9巻で発売されている。

本作の連載開始前、桂は「WJ」において好評であった短編『SHIN-NO-SHIN 愛と憎しみのタイムスリップ』(『ZETMAN 桂正和短編集』に収録)を元に次の連載を開始するつもりであったが、当時「WJ」副編集長の職にあり、恩師として慕っていた鳥嶋和彦の鶴の一声により今作が連載される事となる。

JC1〜13巻の「あい編」と14・15巻の「恋(れん)編」との二部構成となっており、副題(兼英題)は『VIDEO GIRL AI』(ビデオガール あい)、『VIDEO GIRL LEN』(- れん)と部に合わせて2種存在する。ただし一般的に知られているのは「あい編」のみであり、様々なメディアミックス作品も「あい編」のみを原作としている。

後に愛蔵版・文庫版として再度販売されている事から分かる様に、多くの支持を受けている本作だが、その主な原因としては「過激な性描写」と「リアルな心理描写」の二つが上げられる。

過激な性描写
連載時に少年として過ごした人には「ドキドキしながら人に隠れて読んでいた。」と当時を振り返る人が多く、少年誌としては過激な性描写はその画力の高さもあり当時の少年達の心をとらえ、『合法的に買えるエロ本』として支持された一面がある。
しかしこうした性描写により、「単行本に収録される際の修正」、「単行本発行後の修正」(3、5、6巻では初版と重版で異なる部分がある)、「一部地方自治体での有害図書指定」と、当時強まっていた漫画に対する表現規制の動きのあおりを直接受けることになってしまった。しかし、現在は古本として修正前の初版が普通に販売されている場合がある。
なお、このような過激な描写は、作者自身があい編の途中で「普通にありがちな恋愛漫画にはしたくない。実際の高校生ならありえるシーンは入れるべきだ」と意識するようになり、伸子が登場したあたりから「少年誌」の枠を超えた表現を求めるようになったためである。この為、少年誌としての規制に引っかかり編集部によって却下されたネタも存在している。こうした規制との戦いの中、洋太のベッドシーンに代表されるような全裸にせず裸体を押さえながらも過激度を上げるというギリギリの表現を追求して行く事となり、それが後の『エム』や『I"s』などに発展していくことになる。
リアルな心理描写
それまでの恋愛漫画で多用されていた「間や表情から登場人物の気持ちを読者に読み取ってもらう」方法とは逆に、「登場人物の心理描写を丁寧かつリアルに書き出す」方法をとり、「WJ」上に恋愛漫画のひとつの形を作り出したとして高く評価されている。こうしたリアルな心理描写は見事に読者の共感を得る事となり、男女を問わず多くの読者を魅了する事となった。

CD映画OVA小説ゲームと様々な形でのメディアミックスがなされている。

タイトルの読み

『電影少女』の読みは単行本の中で「でんえいしょうじょ」とルビが振られており、これが正式な読みであるが、「ビデオガール」と読まれる事も多い。これは単に副題から呼ばれている他、タイトルに副題が併記された事によって『電影少女』と書いて「ビデオガール」と読む物だと思った読者が多かった為だと推測される。また、『D・N・A² 〜何処かで失くしたあいつのアイツ〜』や『I"s』等後の作品の単行本では、作者のコメント内の『電影少女』に「ビデオガール」とルビが振られている物もあり、「ビデオガール」という読みも、正式、もしくはそれに準ずる読み方として扱われている。


注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。


あらすじ

あい編

舞台は東京の武蔵野に位置する三鷹市。冴えないが気持ちの優しい高校生弄内洋太は同級生の美少女早川もえみに密かな恋心を抱いていた。しかし彼女は洋太の親友新舞貴志に憧れ、洋太の恋の行方は雨模様。そんな彼の前にあらわれた不思議なビデオショップGOKURAKUは、ビデオガール天野あいとの出会いをもたらした。あいと洋太は同居するも、二人の仲は一度引き裂かれる。その後、洋太は後輩の仁崎伸子と付き合うが、あいやもえみへの想いに悩まされる。

恋編

あい編から7年後の下北沢などが舞台。過去のトラウマから「自分は女性を好きになってはいけない」と思い込む高校2年生田口広夢は、同じ絵画教室に通う白川あゆみに一目惚れをする。しかし彼女にはある悪い噂があった。親友刈川俊騎の後押しもあり白川をデートに誘い出したヒロムだったが、白川が噂通りの行動をとるのを目の当たりにしショックを受け逃げ出してしまう。 激しく傷ついたヒロムと彼を心から心配するトシキの前に突然とNEO GOKURAKUが現れる。まだ試作品だというテープを無理矢理借り出し、ヒロムの自宅で再生すると、彼らの前にビデオガール桃乃恋が現れる。再生時間は「あなたが本当の恋に出会うまで」。

登場人物

あい編

※は恋編にも登場する人物

主要人物

弄内 洋太(もてうち ようた)※
私立貫大高等学校1年。思春期真っ盛りの冴えない高校生。幼くして母親を亡くし、デザイナーである父親も殆ど家にいないため一人暮らし同然。当初は男性向けファッション誌をバイブルにモテたい一心で学生生活を送っていたのだが、ビデオガールとの出会いからやがて心の成長を見せていく。仲間達からは姓をひねって“モテナイヨータ”と揶揄されている。過去の失恋経験から恋愛にトラウマがある。父親の影響を受けて絵を描くことを特技とし、絵本作家として才能を開花させる。実際の設定とは裏腹に、かなりもてていて、あい、伸子、もえみの三人からも好かれていた。
「恋編」では肩書きが絵本作家であり副業として絵画教室を開いている。
天野 あい(あまの -)※
洋太がGOKURAKUから借りてきたビデオテープ『なぐさめてあげる♥』(のちに『応援するぜ』に改題)より現れたビデオガール。洋太のビデオデッキが壊れていたため、がさつで男っぽい性格になり、胸が縮み、得意なはずの料理も苦手となる。また、ビデオガールにはあるまじき、人を愛する心を持ってしまう。一度は洋太の前から消されるが、クラスメイトとして再び洋太の前に姿を現す。以前の記憶は消えていながらも、洋太に惹かれ、「洋太と結ばれれば、人間にしてやる(ただし洋太に知られれば無効)」というローレックとの約束から、再び洋太を振り向かせようとするが、いずれ消える運命である自分に、洋太が振り向きそうにも無いと分かると、自ら身を引き運命を受け入れようとする。最終的には、ビデオパッケージ通りの設定の本来のあいに戻されることを不幸と感じた洋太に、デッキを壊され、消えていくが、洋太の愛の奇跡によって、人間になる。人のいいところを見つけるのが得意。洋太への必殺技は「コバンザメ」、「フライングプレッシャー」、「あいちゃんダイナミック」など多彩。
「恋編」では直接の登場はないものの、洋太の会話の中で元気である事が語られており、またあいが発したと思われるセリフも描かれている。
早川 もえみ(はやかわ -)
洋太の同級生で、清楚で可憐な典型的な美少女。所謂「汚れた心」「計算」と言った考えはないが、それを本人は気付いておらず、結果的に周囲の人を振り回してしまっている一面も。洋太は彼女に恋心を寄せるが、彼女は新舞貴志が好きであり、その相談を洋太にしていた。物語中盤のある事件をきっかけに、貴志と別れ、洋太と付き合う事になるが、消え行くあいを前に結局洋太はあいを選び振られてしまう。父親の仕事の都合で、外国に行く予定だったが、最終話では学校もやめて日本で一人暮らしをすることに。
新舞 貴志(にいまい たかし)
洋太の親友で、校内のバンドで活躍する好青年。洋太とは対照的にモテることにはあまり関心がないストイックな人物で、その甘いマスクもあってもえみをはじめ多数の女子生徒を惹きつけている。洋太の気持ちを汲み、気がないながらももえみと付き合いはじめるが、後に彼女の事を意識し始める。しかしとある事件をきっかけとして、もえみと洋太の事を思い、自らを悪役とする事によってにもえみと破局し、さらには洋太とも絶縁状態となる。後に学校を辞め、清水と共に岡山に引っ込んでバンド活動をするようになる。
仁崎 伸子(にざき のぶこ)※
洋太の後輩。中学生の時に在籍していた美術部で洋太に憧れ、洋太を追って同じ高校に入学し、留年した洋太と同じクラスとなる。他の女子生徒とは好みの男のタイプが少し違う。ポジティブ思考の持ち主で、時々洋太をビックリさせる大胆発言をする。洋太に想いを告白し付き合いだすものの、洋太があいのことを想っているために長続きせず、夏休みになってから致命的なすれ違いが生じた末に破局する。
「恋編」には最終回直前にさりげなく登場してる。
山口 夏美(やまぐち なつみ)
幼い頃、洋太の家の近くに住んでいたが、引っ越して以来音信不通となっていた少女。伸子と別れた洋太が失意のままに乗った電車(中央線)の車内で、座っていた座席を強奪した謎の女として登場。その後、彼氏に振られた腹いせに、新宿の路上で洋太を殴っていたヤンキーたちを一気に倒し、洋太を助ける。家出中(実際には両親と死別し、親類から絶縁された)で洋太の家に転がり込むも追い出され、公園でテント暮らしをしていたが、持病の心臓病が悪化し、入院。そして危篤状態になり、あい・洋太・清水が駆けつけるも、全員に見守られて短い生涯を終える。格闘に長け、あいを消すため送り込まれた刺客のビデオガール・神尾まいと互角に渡り合う程の力があるが、前述の持病が原因で長持ちしない。強気な言動とは裏腹にピュアな心を持ち、あいがビデオガールである事を知りながらも口外せず。疎遠状態であった洋太とあいを再会させ、息を引き取る。

GOKURAKU

ピュアな心の持ち主にだけ見える不思議なレンタルビデオショップを営む組織。おじいさんが「わしらの時代は……」という発言をしている事から、未来の組織であるものと推測出来る。

おじいさん※
名前は不明。レンタルビデオショップGOKURAKUの店主として洋太にあいのビデオを貸し出した人間。高い技術力を買われ、ローレックの元で働いており、GOKURAKUの組織の中では下層に位置する。組織の中で唯一の洋太とあいの味方であり、あいの身元引受人となり、あいを人間にするために試行錯誤したりと、自分の身を省みずに二人の力になる。
「あい編」最終話で次元の狭間に飛ばされかけたが、「恋編」では心のあるビデオガールを貸し出し、GOKURAKUに敵対するNEO GOKURAKUの店主として、洋太と数年ぶりの再会を果たした。
ローレック
ビデオガールを作った男で、季節に関係なくいつもコートを着ている事から通称「コートの男」で完全な人工人間。GOKURAKU店主は「あのお方」と呼んでいる。冷酷な性格で、特定の男に恋をしたあいを失敗作とみなし、洋太のもとから回収・処分しようとする。
バルテック
おじいさんが「上の方」と呼びGOKURAKUにおいてローレックの上に位置する人物。
神尾 まい(かみお -)
あいに代わり完璧なビデオガールとして「再生」された少女。ビデオのタイトルは『元気を出して♡』。仁崎伸子に振られたことをローレックにつけ込まれた松井直人によって再生された。当初は直人の言うことに盲目的に従う人形のような美少女として振る舞っていたが、理性をなくした直人に1週間も視聴覚室に監禁され、壊されかけた。その後、修理されローレックにより様々な特殊装備を施してパワーアップし、あいの消去を命じられてからは非常にサディスティックな性格に豹変。GOKURAKUの設立目的である「愛という感情の否定および消滅」という設定を体現したキャラクターの一人で、愛を信じ、人を愛する「不完全な」ビデオガールであるあいを敵視する。自らの体に流れるあいとは違う型の磁力を武器にし、あいを葬り去ろうとするが、二度の襲撃のいずれも失敗。最後はあいの磁力によって逆に自分が消滅してしまった。外見のモデルとなったのは『ビートルジュース』のリディアであると桂正和自身が発言(単行本第5巻のコメントより)している。

その他

空山 高夫(そらやま たかお)
洋太と同学年で同じ高校に通う高校生。美術部に所属している。電車の中では痴漢行為を働くなどと非常にスケベで女好きな性格をしており、さらには女性の前では猫をかぶりかわいこ振るなどと陰湿な面も持つ。可愛いと思ったあいと洋太が仲がいい事が気に食わない事を理由として洋太からあいを奪おうとする。父の作三はPTAの会長を務めている。
美加(みか)
洋太が小学校の頃に好きだった女の子で、告白し振られた初恋の相手。回想でのみの登場。
ひろこ
洋太が中学校の頃に好きだった女の子。洋太が絵を描く事をやめ、恋愛マニュアル通りの行動を取る様になったきっかけを与えた人物。
友子(ともこ)
伸子の事を「ノーチン」と呼ぶ伸子の友達。
松井 直人(まつい なおと)
伸子と同学年の高校生で、以前から伸子の事が好きであった。通学中の電車内で伸子が洋太のことでもめていることを聞きつけ隙に付け入り告白するも振られ、GOKURAKUを利用出来る人格ではないながらも特例として神尾まいのビデオを与えられる。学校の視聴覚室で再生し、そのまま一週間飲まず食わずで視聴覚室に籠りきって衰弱し、記憶を消す劇薬を飲まされ倒れている所を発見される。自分が振ったせいでこのような事態になったと思った伸子が看病に付き、洋太とすれ違う原因を作る。しかし伸子が洋太と別れた後は登場していない。
清水 浩司(しみず こうじ)
ディスコK2Rでダンサーをしている夏美の彼氏で初登場時21歳。岡山出身。金が貯まったら必ず呼ぶと約束をして東京へ行き、1ヶ月後には連絡が途絶えていた。夏美を助ける為の大金を手に入れるためディスコのオーナーの娘に近づき、契約金で大金を掴む直前まで行くも夏美の体がもたなかった。もえみを襲った人間がK2Rの店員であった事をきっかけとして貴志と知り合い、後には共にバンドとして活動している。

恋編

田口 広夢(たぐち ひろむ)
マンガ家を目指す、私立楽歓高等学校の2年生。洋太の開く絵画教室に通っている。仕事上の理由で北海道へ行った兄の部屋で、留守中の管理のために一人暮らしをしている。性格は生真面目。女性に対して幻想を抱いており、トシキからは「対女性潔癖性」と言われている。過去、恋した少女に手酷く振られたトラウマから恋をする事を拒み続けていたが、白川との出会い、恋と出会った事によって徐々に変わって行く。四字熟語慣用句など少し難しい言葉を使いたがるが間違える事も多い。
桃乃 恋(ももの れん)
ビデオショップ「NEO GOKURAKU」のビデオテープ『恋をしようよ♡』から現れたビデオガール。再生時間は「あなたが本当の恋に出会うまで」。あいとは異なり最初から心を持っている。ヒロム達がNEO GOKURAKUを訪れた時はまだ出来たばかりのプロトタイプで、テストをなされていない状態であった。素直で朗らかな性格であり、役目を果たそうとかなり一生懸命ではあるが、ドジでおっちょこちょい。料理は苦手。初対面時にヒロムが「ボク」と言ったのを気に入り、自身でも一人称として「ボク」を用いる。
白川 あゆみ(しらかわ あゆみ)
ヒロムと同じ絵画教室に通う、神瀬高校の2年生。兄がいたが他界している。ヒロムのトラウマの原因となった島田礼子に似ている。誰が見ても可愛らしい美少女だが、「男と二人きりになるといきなりパンツを脱ぎ『このままでもできるでしょ』『あとは好きにして』と言う」という噂が流れている。後にはヒロムと付き合う。
刈川 俊騎(かるかわ としき)
ヒロムの幼なじみであり親友であり同級生。恋が登場してからはヒロムの家に泊まり込み3人で生活していた。料理が得意で喧嘩が強い。非常にモテる上に「来る者は拒まず」なために、とっかえひっかえで女の子と付き合うが、誰と付き合っても本気になれないという悩みを持つ。ヒロムの事を心から心配しており、どうにか彼のトラウマを消そうと一生懸命尽くしている。ヒロムと恋との生活の中で今までの自分の問題点と自分が梢子の事が好きな事に気付き、クリスマスに告白して付き合う事となる。
小沢 梢子(おざわ しょうこ)
ヒロムとトシキの幼なじみであり同級生。トシキと同じくヒロムの過去を知っており、心配している。ヒロムが彼女の事を女として見ていない事を知りつつも密かに思い続けていたが、ヒロムが白川と付き合い始めた事によってその思いにけりを着けた。クリスマスにトシキからの告白を受け、付き合いはじめる。
克也(かつや)
白川と同じ高校に通う白川の元彼氏。白川の噂を流した張本人。
里子(さとこ)
白川と同じ高校に通う白川の友達で、噂に苦しむ白川のことを心配している。
島田 礼子(しまだ れいこ)
4年前にヒロムに告白された際に酷い振り方をしてトラウマを与えた女の子。回想でのみの登場。

以上で物語・作品・登場人物に関する核心部分の記述は終わりです。


その他

  • 実在する街が描かれているが、これは桂正和のこだわりであり、登場人物以外でも「リアルさ」を求めた結果(空想上ではなく実際の街中でストーリーが繰り広げられることを求めたため)である。これは後々の作品にも引き継がれている。
    • あい編では三鷹駅周辺が主な舞台となっておりよく登場する。特に北口が登場する場面が多いが、設定上洋太の家は駅の南口が最寄であると思われる(北口付近で駅以外に登場したのは玉川上水のみ。三鷹駅の北口が武蔵野市内に入り、南口が三鷹市下連雀に位置し、井の頭公園にも近いため。また、CHAPTER31・32であいが洋太に電話をかけていた公衆電話(その後も何度か登場している)は南口の駅前に今も実在している。)。その他、吉祥寺(パルコや北口商店街)や新宿(主に東口)も実在する施設が多い(武蔵境駅も連載当時は「実物そのもの」であったが、現在は中央線の高架化工事で駅舎が移転したため全く異なっている)。その後のOVAでは渋谷が登場したほか、千葉県市川市江戸川放水路東西線妙典駅近く)に非常によく似た場所が登場した。
    • また恋編では下北沢渋谷が描かれており、作品を通じ京王井の頭線沿線が主な舞台となっていると思われる。
  • 概要の中でも触れている第5巻の2版以降の差し替えはこの作品の象徴的な出来事とも言われている。差し替えられているのは確認できるだけで以下の通り
    • 2版以降は目次の次の2ページが黒で塗り潰されている。これは初版の19・20ページが全てカットされているため。スカートをたくし上げ、下着を露出する神尾まい。まいの下腹部に手を伸ばし、愛撫する松井。さらに、顔を押し付け崩れ落ちる、という2ページが削除。下着を見せることへの恥じらいを確認した後、すぐに見つめ合うシーンへ移る。
    • CHAPTER38・39にかけて、神尾まいが全裸であったため、パンツが追加された。手書き修正、コピーしたような画質に変わっている。初版では、トイレに行こうとする際に下着を履きなおすのだが、既に履いているために不自然な流れになってしまっている
    • CHAPTER41の2ページ目1コマ目は当初「あいの尻のアップ」であったが、過激なため「洋太の顔のアップ」に差し替え。
    • CHAPTER45の中で、あいともえみが温泉に入っているシーンで、お湯の量が増やされ、下腹部が隠されている。
  • 「恋編」は「あい編」に比べると極端に連載期間が短い。短期間で終了したことについて作者がJC版14巻にて「いろいろな事情」と語っており、15巻で「トシキについてもっと描きたかった」ことを述べていることから、不人気による連載打ち切りで最後を迎えたようである。
  • 後の『DNA²』のDATE2(第2話)「つき合ってください」の1シーンに天野あいと神尾まいが出演しているが、その役はエロ本の表紙モデルであった。

ビデオガール

ビデオガール
ジャンル ラブコメディSF少年漫画
漫画
作者 桂正和
出版社 集英社
掲載誌 週刊少年ジャンプ
発表期間 1989年
特別編集ウインタースペシャル - 読切
その他 ・65ページ
収録:
桂正和コレクションvol.2
・電影少女15巻|-
テンプレート - ノート

ビデオガール』 (VIDEO GIRL) は連載作品『電影少女』の元となった読み切り作品。「週刊少年ジャンプ1989年特別編集ウインタースペシャルに掲載。短編集『桂正和コレクション』の2巻(扉含め6ページまでカラー)及び、『電影少女』15巻に収録されている。

「主人公と家族が同居している」という決定的な違いはあるものの、

  • ビデオを再生する事によって女の子が飛び出してくる。
  • 再生時のトラブルで女の子の性格が変わる。
  • 主人公とビデオガールが恋に落ちる。
  • ビデオガールが人間になって主人公と結ばれる。

といった「あい編」の大枠は既にこの作品で出来上がっている。

当時担当であった鳥嶋和彦から「描きたい女の子を描いてこい」と言われ、男の子っぽいキャラクターの「はるの」が誕生。その後「SFが入らないと自分が面白くない」桂に対し、「『アメージング・ストーリー』のビデオの『薬品がかかった雑誌から男が出てくる話(注)』の女版で行こう」との提案が出された。そこで「裏本(注:リンク先18禁記事)に薬品がかかり、液が裏まで染みて裏のページの男の性格になる」話にしようとするも、さすがに少年誌で裏本は問題があると判断され、当時人気の高かったレンタルビデオ屋から着想を得て、ビデオを再生したら少女が飛び出してくると言う「ビデオガール」の概念が誕生した。(同時に録画ボタンによって男の性格になる設定も誕生。)

注・『世にも不思議なアメージングストーリー3』第3話「キス・ミー(MISCALCULATION)」だと思われる。


注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。


あらすじ

昨日まで空き地だったはずのところに突如現れたレンタルビデオショップ。 「特殊ビデオ」の文字にスケベ心を刺激された山川宗洋はふらりと立ち寄り好みの女の子のビデオを借りていく。 家に帰り着き、早速そのビデオを再生してみると、突然女の子がテレビ画面から飛び出してきて……。

主な登場人物

山川 宗洋(やまかわ むねひろ)
同級生の浩子に恋する高校2年生。連載版の洋太にあたる。
はるの
ビデオガール。本来は「清純」・「可憐」・「淑やか」な性格のはずが、宗洋が再生時に間違えて録画ボタンを押してしまったため、その時にテレビに映っていた男性が上書きされてしまい、ボーイッシュな性格になってしまった。
浩子(ひろこ)
クラスで一番可愛い、宗洋の同級生で憧れの女の子。ウエイトレスのアルバイトをしている。

以上で物語・作品・登場人物に関する核心部分の記述は終わりです。


CDブック

電影少女 集英社CDブック』のタイトルで1991年に発売。CDと同時にカセットブックも発売された。脚色は後にノベライズも担当した富田祐弘

収録曲

  1. 電影少女 VIDEO GIRL AI
  2. VIDEO GIRL

キャスト

映画

電影少女』のタイトルで1991年に実写映画化されている。同時上映は『ふしぎの海のナディア』。

スタッフ

主題曲

抱きしめて -シュールな恋-
作詞:宇都美慶子 / 作曲:折原彩 / 歌:宇都美慶子

キャスト

OVA

電影少女 -VIDEO GIRL AI-』のタイトルで1992年に制作。VHSで全6巻。2001年には全2巻のDVDとして、単品、BOXで販売されている。

主なスタッフ

主題歌

うれし涙(オープニング)
作詞:遠藤京子 / 作曲:遠藤京子 / 歌:酒井法子
あの日に…(エンディング)
作詞:桂正和 / 作曲:松浦有希 / 歌:木村真紀

声優

サブタイトル

  1. なぐさめてあげる
  2. プレゼント
  3. 洋太がくれた服を着て初めてデートした記念日
  1. 告白
  2. あいが消える!
  3. 哀・あい・愛

関連CD

電影少女 オリジナル・サウンドトラック
1992年3月27日に『ビクターエンタテインメントから発売されたOVAのサウンドトラック。桂が長年ファンである事を公言していた、酒井法子が参加している。また桂本人も参加。
収録曲
  1. うれし涙(酒井法子)
  2. あの日に…(木村真紀
  3. 明日は明日(桂正和)
  4. メッセージ(Nav Katze
  5. 硝子MOON(須藤まゆみ
  6. Theme of TAKASHI
  7. 悲しみの魂をつむぐもの
  8. Master of GOKURAKU
  9. Searching for AI 幻〜闘〜再会
  10. 好きなんです(木村真紀)
「電影少女 2nd」イメージ・サウンドトラック -Memories-
1992年3月27日に『ビクターエンタテインメントから発売されたイメージサウンドトラック。前作に引き続き桂が自ら参加。
収録曲
  1. Prologue:Answering Phone I
  2. AI LOVE YOU(TECHIE POO
  3. Scene1:長電話1
  4. 晩夏の降る庭(新居昭乃
  5. Scene2:長電話2
  6. 心の水たまり(桂正和)
  7. Scene3:長電話3
  8. Takashi's Theme II
  9. Scene4:長電話4
  10. まだ見ぬ夢(桂正和)
  11. Scene5:長電話5
  12. Frozen Flower(Nav Katze)
  13. Scene6:Answering Phone II
  14. u・re・shi・na・mi・da
  15. Scene7:ナ・グ・サ・メ・テ・ア・ゲ・ル
  16. 君の虹(須藤まゆみ)
  17. あいともえみの留守電メッセージ

小説

電影少女 -VIDEO GIRL AI-』のタイトルで富田祐弘によってノベライズがなされている。1993年ジャンプ j-BOOKSより発売。

オリジナル編2話を含めた3編が収録され、あいの他に「影取ゆう」、「香山ゆめ」が初登場する。おまけとして、この作品までに登場したビデオガール全員(登場順に「はるの」・「あい」・「恋」・「ゆう」・「ゆめ」)が集合した「ビデオガールたちの休日」が収録されている。

ゲーム

電影少女 -Virtual Girl Lun-』のタイトルで1999年に販売された恋愛シミュレーションゲーム。主人公が手にしたCD-ROMから飛び出した「バーチャルガールるん」に助けられながら本当の恋人を見つける事が目的。あい編に出てきたもえみなどの他、ゲームオリジナルの女の子が登場。

書誌情報

発行は全て集英社。小説のみ著者が富田祐弘で、その他の著者は桂正和

関連項目

外部リンク

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